Measurement Filter Shape
1. Select column to edit サイド・キーを押します。
2. ロータリ・ノブまたは矢印キーを使用して、リミットを編集する列(A〜L)を 選択します。
3. Enableサイド・キーを押して、選択したゾーンのリミット設定を有効にするか
無効にするかを設定します。
4. 必要に応じて他の項目を設定します(表4-3参照)。
5. Rescale Graphサイド・キーを押すと、設定したリミット・マスクに合わせて、
グラフのスケールが調整されます。
元のスケールに戻すときは、Return To Original Scaleサイド・キーを押します。
表4-3にリミット・エディタの設定項目を示します。
表4-3:リミット設定メニュー項目
項 目 説 明 リミット設定範囲
Enable 各周波数ゾーン(A、B、C、... L)で、マスクが有効(Yes)か無効(No)かを選択
します。
−
Beginning Frequency 各ゾーンの開始周波数を設定します。 −8〜8 GHz
Ending Frequency 各ゾーンの終了周波数を設定します。 −8〜8 GHz
Resolution Bandwidth 分解能帯域幅(RBW)を設定します。
RBWフィルタ形状は、RBW/FFT→RBW Filter Shape...で選択します:
Rect(矩形)、Gaussian、Nyquist、またはRootNyquist。
NyquistとRootNyquistについては、ロールオフ比 (Rolloff Ratio)を設定。
詳細は、4-169ページの「FFTとRBW」を参照してください。
測定フィルタ形状は、Meas Setup→Measurement Filter Shape...で選択します。
10Hz〜10MHz
Offset from Carrier1 各ゾーンで、有効にする周波数領域を指定します:
Upper(上側領域)、Lower(下側領域)、またはBoth(両側) −
Fail if signal exceeds 合否判定でフェイルを検出する方法を選択します。
次の選択項目があります。
HAbsolute
各ゾーンの絶対測定結果のどれかがBeginning Absolute LimitとEnding
Abso-lute Limitを直線補間した値より大きいときにフェイルが検出されます。
HRelative
各ゾーンの相対測定結果のどれかがBeginning Relative LimitとEnding Relative
Limitを直線補間した値より大きいときにフェイルが検出されます。
HRel OR Abs
各ゾーンの相対測定結果のどれかがBeginning Relative LimitとEnding
Rela-tive Limitを直線補間した値より大きいとき、または、絶対測定結果のどれかが
Beginning Absolute LimitとEnding Absolute Limitを直線補間した値より大きい ときにフェイルが検出されます。
HRel AND Abs
各ゾーンの相対測定結果のどれかがBeginning Relative LimitとEnding Relative
Limitを直線補間した値より大きいとき、および、絶対測定結果のどれかが
Be-ginning Absolute LimitとEnding Absolute Limitを直線補間した値より大きいとき にフェイルが検出されます。
−
Beginning Absolute
Limit 開始周波数でのリミット・レベルを絶対値で設定します。 −200〜200 dBm
Ending Absolute Limit 終了周波数でのリミット・レベルを絶対値で設定します。 −200〜200 dBm
Begining Relative Limit 開始周波数でのリミット・レベルを相対値で設定します。 −200〜200 dBc
Ending Relative Limit 終了周波数でのリミット・レベルを相対値で設定します。 −200〜200 dBc
1 この項目は、Meas SetupメニューのMeasurementでOffset From Channelを選択したときに有効です。
リミット・マスクの保存と読み出し
スペクトラム解析(S/Aモード)
RSA3408B型 ユーザ・マニュアル 4-19
DPX スペクトラム表示
当社独自のDPXスペクトラム表示技術によって、信号の時間的変化が容易に観測 でき、従来の掃引式スペクトラム・アナライザでは見られなかった過渡現象や間欠 現象を捕らえることができます。DPXスペクトラム表示は、信号発生頻度(信号 密度)を色階調で表すカラー・グレーディングと、信号波形を一定時間だけ画面上 に残しておくパーシスタンス(残像)の 2つの方法で信号の変化を示します。
DPXスペクトラム表示では、2次元配列を使用して、表示上のポイントが処理され ます。図4-18に示したように、A/D変換された入力信号データからDPXエンジン
で毎秒50000回のFFTを実行してスペクトラムが生成 され、ピクセル・バッ ファ・
メモリに書き込まれます。1つのポイントに波形データが書き込まれるごとに配列 内のカウンタの値が増加します。カウンタの値によって表示上の各ポイントに色が 割り当てられます。入力信号の取り込みが繰り返し行われ、データが表示ポイント に書き込まれた回数を表すカラー・ビットマップが表示されます。
DPXエンジン
FFT ピクセル
バッファ メモリ
カラー グレーディング 表示
A/D変換後の 時間領域入力データ
Σ
毎秒50000のスペクトラム生成 ピクセル単位のヒストグラム
図4-18:DPX処理の流れ
DPX スペクトラムを表示する
次の手順で DPXスペクトラムを表示します。
1. 前面パネルのDPXキーを押します。
(または、S/A>DPX Spectrumを選択します。)
2. Trace/Avg>Select Trace を押して、1(トレース1)を選択します。
3. Trace 1 Type...サイド・キーを押して、トレース1の種類を選択します。
トレース1は、デフォルトでBitmapに設定されています。
H Bitmap⎯取り込んだデータの密度を表示します。
ピクセルごとにデータの発生頻度が色分け表示されます。
ResetBitmapサイド・キーを押すと、処理が再スタートします。
H +Peak⎯各周波数ごとに波形の最大振幅値を保持します。
波形は、画面更新ごとに書き替えられます。
H MaxHold⎯各周波数ごとに波形の最大振幅値を保持します。
波形は、ResetMaxHoldサイド・キーを押すまで累積されます。
H −Peak⎯各周波数ごとに波形の最小振幅値を保持します。
波形は、画面更新ごとに書き替えられます。
H MinHold⎯各周波数ごとに波形の最小振幅値を保持します。
波形は、ResetMinHoldサイド・キーを押すまで累積されます。
H Average⎯画面更新ごとに各周波数ビン内の振幅平均値を計算して波形を
生成し、さらにNumber Of Averagesサイド・キーで設定した回数で波形の 平均をとって表示します。
ResetAverageサイド・キーを押すと、処理が再スタートします。
トレースの詳細については 4-179ページの「トレースの比較表示とアベレージ 機能」を参照してください。
4. Select Trace を押して、2(トレース2)を選択します。
5. Trace 2 Type...サイド・キーを押して、トレース2の種類を選択します。
選択項目は、トレース1と同じです。
トレース2は、デフォルトで +Peakに設定されています。
6. 必要に応じ、Scale/Lines>View Scale...を押して、スケールを設定します。
スケールの詳細については 4-191ページ「ビューのスケールとフォーマット」
を参照してください。
Trace/AvgメニューのSave Trace 1/2およびLoad Trace 1/2サイド・キーを使用して 波形をファイルに保存し、読み出すことができます。ファイル拡張子は、ビット マップ・トレースが.dpt、その他が.trcです。詳細は、4-237ページの「ファイルの 操作」を参照してください。
スペクトラム解析(S/Aモード)
RSA3408B型 ユーザ・マニュアル 4-21
パーシスタンス表示
ビットマップ(Bitmap)トレースを選択した場合、パーシスタンス(残像)モード が選択できます。画面表示は通常一定時間ごとに更新され、その都度、波形が書き 替えられますが、パーシスタンス・モードにすれば、一度表示されたデータ・ポイ ントを画面上に残しておくことができます。単発信号や過渡信号の波形が目で確認 できるように徐々に消えて行くため、時間と共に変動する信号の観測に有効です。
残像時間を調整して、動的なRF実信号から単発信号まで様々な信号状態に対して 波形表示を最適化できます。
時間 パーシスタンス表示では、単発信号や過渡信号の観測を容易にするため、波形は
徐々に消えて行きます。消えるまでの時間は、ゼロから無限大まで設定できます。
図4-20:パーシスタンス表示
次の手順でパーシスタンス表示を設定します。
1. 前面パネルのTrace/Avgキー を押します。
2. サイド・キーでTrace 1(または2)Type>Bitmapを選択します。
3. Dot Persistenceサイド・キーを押して、パーシスタンス・モードを選択します。
H Off⎯パーシスタンス・モードをオフにします。
ヒストグラムは、画面更新ごとにリセットされます。
H Variable⎯可変パーシスタンス・モードを選択します。
Persistence Valueサイド・キーで、残像時間(表示ポイントが画面上に現
れてから消えるまでの時間)を設定します。
H Infinite⎯無限パーシスタンス・モードを選択します。
残像時間は無限大に設定されます。一度表示されたポイントは消えずに残 ります。
パーシスタンス表示を再スタートするときは、Reset Bitmapサイド・キーを押 します。
4. 可変パーシスタンス・モードを選択した場合、Persistence Value サイド・キー を押して、残像時間を設定します。
設定範囲:1〜1000(無次元数、デフォルト:10)
5. Intensityサイド・キーで輝度を調整します。
輝度を上げるほど、単発現象や間欠現象が観測しやすくなります。
設定範囲:1〜100%(デフォルト:25%)。
スペクトログラム表示
S/A>S/A with Spectrogramを選択すると、入力信号のスペクトラム波形と同時に スペクトログラムが表示されます。スペクトログラムでは、横軸は周波数、縦軸は フレーム番号、色軸は振幅を表し、スペクトルの時間的変化が容易に観測できます。
表示の一番下が最新のフレームです。
スペクトログラムを表示する
次の手順でスペクトログラムを表示します。
1. 前面パネルのS/Aキーを押します。
2. S/A with Spectrogramサイド・キーを押します。
3. 前面パネルのRun/Stopキーを押して、データを取り込みます。
図4-21のように、スペクトラムとスペクトログラムが同時に表示されます。
スペクトラム
スペクトログラム
スペクトラム解析(S/Aモード)
RSA3408B型 ユーザ・マニュアル 4-23
表示の仕方を変える
必要に応じて表示の仕方を変えます。
1. 前面パネルのView:Defineキーを押します。
2. ビューの配置を変える場合
View Orientationサイド・キーで、WideまたはTallを選択します。
Wide表示
スペクトラムとスペクトログラム を縦に並べて表示します。
Tall表示
スペクトラムとスペクトログラム を横に並べて表示します。
3. スペクトラムまたはスペクトログラムのどちらかを表示する場合 a. 前面パネルのView:Selectキーで、表示するビューを選択します。
選択したビューは、白い枠で囲まれます。
b. Show Views サイド・キーで、Singleを選択します。
Single表示
選択したビューを1画面に表示します。
図4-22:表示スタイル
4. スペクトログラムを消す場合
Spectrogram サイド・キーで、Offを選択します。
ビューのスケールとフォーマットの設定 についての詳細は、4-191ページの「ビュー のスケールとフォーマット」を参照してください。