• 検索結果がありません。

Q4 でコア・ミーニングを活用して問いに正解した学習者の認知パターン

第5章 コア・ミーニングの応用における学習者の認知:研究2

5.3 高正答率の問いにおける分析の結果

5.3.4 SPACE の問い(Q4)における分析結果

5.3.4.1 Q4 でコア・ミーニングを活用して問いに正解した学習者の認知パターン

ターンを表5-15に示す。

表5-15 Q4における正解のon選択者の認知パターン(コア・ミーニング使用)

コア・ミーニング使用+正解 回答した

前置詞 自由記述回答 コード 認知パターン on ほっぺにキスをするとい

う接触関係にあるから

ほっぺ, キスをする, 接触関

キスという動作・行為によっ て何か(X)が頬(Y)に接 触している

on キスするということは頬

に触れたため キスする, 頬, 触れた

キスという動作・行為によっ て何か(X)が頬(Y)に接 触している

on キスはくっつくから キス, くっつく キスという動作・行為によっ て接触する

on 彼女のほほに接触してい

るから 接触 何か(X)が頬(Y)に接触

している

on 頬に接触するため 頬, 接触する 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on 頬に接触するから 頬, 接触する 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on 頬に接触しているから 頬, 接触している 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on ほっぺにくっついたイメ

ージだから ほっぺ, くっついた 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on 頬に接触してるから 頬, 接触してる 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on ほっぺに接触 ほっぺ, 接触 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on 頬に接触しているため 頬, 接触している 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on 彼女の頬に接触するから 彼女の頬, 接触している 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on 頬に接触しているため 頬, 接触している 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on 頬に接触したというイメ

ージ 頬, 接触した 何か(X)が頬(Y)に接触 している

on チークという一部に接触

してるから チーク, 一部, 接触している 何か(X)が頬(Y)(の一部)

に接触している

ほっぺからずれないでキ 何か(X)が頬(Y)に接触

111

on 接触しているイメージ 接触している 接触している on 接触しているから 接触している 接触している

on 接触 接触 接触している

on 接触 接触 接触している

on 接触しているから 接触している 接触している

on 接触的だから 接触的 接触している

on 接触しているから 接触している 接触している on 接触しているから 接触している 接触している on 接触の関係があると思っ

たから 接触の関係 接触している

on 接触関係だから 接触関係 接触している on 接触関係が適していると

思ったから 接触関係 接触している

on 接触関係を表しているか

接触関係 接触している

on 触れてるから 触れてる 接触している on 触れているから 触れている 接触している

on 接触するから 接触する 接触する

on 接触だから 接触 接触する

on くっつくから くっつく 接触する

on 接触するから 接触する 接触する

on 「彼女の頬」という特定の

場所だから 彼女の頬, 特定の場所 特定の場所(彼女の頬)

on ほほに面しているという

意味から ほほに面している

漠然とした場所(対象の方向 性)のイメージ

※atのコア・ミーニングと 勘違い

Q4において、コア・ミーニングを使用してonと正答した学習者の認知パターンは次の 6つに分けられた。

① 具体的な2つの対象のうちいずれか(XまたはY)をイメージし、動作行為によって、

それらの物理的な接触関係をイメージしている。

・キスという動作・行為によって何か(X)が頬(Y)に接触している

② 具体的な2つの対象のうちいずれか(XまたはY)をイメージし、それらの物理的な 接触関係をイメージしている。

・何か(X)が頬(Y)に接触している

③ 具体的な2つの対象のうちいずれか(XまたはY)をイメージし、それらの物理的な 接触関係+接触後の位置が固定されている関係をイメージしている。

・何か(X)が頬(Y)に接触している、XとYの位置が固定されている

④ 具体的な対象はイメージしていないが、何かが物理的に接触している(接触する)

関係をイメージしている。

・接触している、接触する

⑤ 特定の場所をイメージしている。

・特定の場所(彼女の頬)

⑥ 他の前置詞のコア・イメージを誤って適用している。

・漠然とした場所(対象の方向性)のイメージ

5.3.4.2 Q4 でコア・ミーニングを活用せずに正解した学習者の認知パターン on と正答したが、コア・ミーニングを使用せずに解答した学習者の認知パターンを表 5-16に示す。

表5-16 Q4における正解のon選択者の認知パターン(コア・ミーニング不使用)

コア・ミーニング不使用+正解 回答した

前置詞 自由記述回答 コード 認知パターン

on 歌詞にある 歌詞 既有の語彙・文法知識

on 知ってるから 知ってる 既有の語彙・文法知識 on

彼女の頬の上でという訳 にしたため、onが適切だ と思いました

頬の上, 訳にした 既有の語彙・文法知識

on ほっぺの上に ほっぺの上 既有の語彙・文法知識 on 場所だから 場所

既有の語彙・文法知識

*at のイメージと混同の可 能性あり

on 彼女のほっぺの上にきす

したという訳から ほっぺの上, きすした, 訳 既有の語彙・文法知識 on 彼が彼女の頬にキスをし

彼, 彼女, 頬, キスをした 既有の語彙・文法知識

on 直観です 直観 直観

コア・ミーニングを使用せずに正解の on を選択した学習者の認知パターンは次の2つ

113

① onに対する既有の語彙・文法知識を適用している。

・歌詞にある, 知っている, 頬の上にキスをしたと訳した,

・場所だから

*atのイメージと混同の可能性あり ② 直観

・直観

5.3.4.3 Q4 でコア・ミーニングを活用したが不正解だった学習者の認知パターン