7 機能説明
7.3 データ交換
7.3.3 MODBUS/TCP マスタと I/O モジュール間のデータ交換
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プログラマブルフィールドバスコントローラ(PFC)
MODBUS マスタ
I/O モジュール
入力 出力
入力プロセスイメージ 出力プロセスイメージ PII
PIO
図43:MODBUSマスタとI/Oモジュール間のデータ交換
アドレス0x1000以降にはレジスタ機能があります。.各レジスタ機能は、MODBUSマ
スタからMODBUS機能コード(リード/ライト)を実行することによりアドレス指定
ができます。特定のレジスタアドレスはモジュールのチャンネルアドレスを置き換えて 入れます。
詳細情報 追加情報:
MODBUSアドレス指定の詳細は第12.2.4節「MODBUSレジスタマッピング」を参照
してください。
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7.3.3.1 Ethernet/IPマスタとI/Oモジュール間のデータ交換
EtherNet/IPマスタとI/Oモジュールの間のデータ交換はオブジェクト指向です。ネッ
トワークの各ノードはオブジェクトの集まりとみなされます。
データ転送のためのオブジェクト構造は assembly オブジェクトによって定義します。
assemblyオブジェクトにより、データ(I/Oデータなど)は結合してブロックに(マッ
ピング)され、1 本のメッセージコネクションを使って送信されます。このマッピング により、ネットワークへのアクセスを少なくすることが必要になります。
入力アセンブリと出力アセンブリでは機能が異なります。
入力アセンブリは、ネットワークを介してアプリケーションからデータを読み出すか、
またはネットワークに対してデータをproduce(送信)します。
一方、出力アセンブリはアプリケーションにデータを書き込むか、またはネットワーク から得たデータをconsume(受信)します。
フィールドバスコントローラには各種のアセンブリインスタンスが既存品として予めプ ログラムされています(スタティックアセンブリ)。
電源を投入すると、アセンブリオブジェクトはプロセスイメージにあるデータを組み立 てます。コネクションが確立され次第、マスタは「クラス」「インスタンス」「アトリビ ュート」によりデータをアドレス指定すると共に、I/O コネクションを用いてアクセス するか、またはデータの読み書きを行うことができます。
データのマッピングは、選択したスタティックアセンブリのアセンブリインスタンスに よって異なります。
詳細情報 追加情報:
ス タ テ ィ ッ ク ア セ ン ブ リ の ア セ ン ブ リ イ ン ス タ ン ス に つ い て は 第 12.3 節
「Ethernet/IP」に記載されています
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