9 CODESYS による PFC のプログラミング
9.6 IEC プログラムのコントローラへの転送
9.6.1 シリアルサービスポートによる転送
使用注意
コントローラにアクセスするときは、モード選択スイッチの位置に注意してくださ い!
フィールドバスコントローラにアクセスするためには、コントローラの動作モードスイ ッチが中央または上端位置にあることが必要となります。動作モードスイッチはコント ローラのカバーの内側で、サービスインタフェースの隣にあります。
シリアルサービスポートによって物理的接続を行うためには、ワゴ通信ケーブルを使用 してください。このケーブルはCoDeSysプログラミングツール(型番759-333)パッケ ージに含まれています。一方、アクセサリ品の型番750-920としてご購入することもで きます。
通告
通電中に750-920通信ケーブルを接続しないでください!
通信インタフェースの損傷を防ぐために、通電中は 750-920 通信ケーブルの接続また は切断をしないでください。これを行うときは、フィールドバスコントローラの電源は OFFにしなければなりません。
1. コントローラのモード選択スイッチが、中央または上端位置にセットされているこ とを確認してください。
もし上記の位置に置かれていなかった場合は、モード選択スイッチを中央または上 端位置に移動してください。
2. ワゴ通信ケーブルを使用して、PCのCOMポートとコントローラの通信ポートを接 続してください。
シリアルデータ転送をするためには通信ドライバが必要になります。このドライバとパ ラメータは、CoDeSys 内のダイアログボックス“Communication parameter“にて入力 しなければなりません。
3. スタートメニューから、すべてのプログラム>WAGO Software>CoDeSys for Automation Alliance>CoDeSys V2.3>CoDeSys V2.3を順にクリックし、CoDeSys を起動します。
4. メニューからOnlineをクリックし、Communication parametersを選択します。
ここでダイアログボックス“Communication parameters“が表示されます。現在接続し ているゲートウェイサーバのチャンネルがダイアログボックスの左側に、また既にイン ストールされている通信ドライバが下側に表示されます。この画面はデフォルト設定で は空の状態です。
5. 通信リンクを設定するためにNewをクリックし、名前(例:RS-232 Connection)
を入力します。
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図62:ダイアログボックス“Communication parameters“
6. 選択画面にて、ウィンドウの右側で必要なドライバを指定します。PCとコントロー ラ間にシリアルリンクを構成するためには、“Serial(RS-232) 3S Serial RS-232 driver“を選びます。
シリアルポートに対しては、以下のプロパティが中央のダイアログボックスに表示され ます。
• Port: COM1
• Baud rate: 19200
• Parity: Even
• Stop-bits: 1
• Motorola byte order: No
7. 必要ならば各々の値の所でクリックし、編集をすることにより上記の値を変更して ください。
8. OKをクリックして上記の設定を確認してください。
ここでRS-232ポートはアプリケーションの転送用に構成されます。
9. Onlineを選択し、メニューからLoginをクリックするとコントローラにログインし
ます。
CoDeSysサーバはオンライン動作中アクティブになっています。通信パラメータはこの
期間中呼び出すことができません。
プログラムが既にコントローラに存在するかどうかによって、プログラムをロードすべ きかどうかを尋ねるウィンドウが現れます。
10. 現在のプログラムをロードするためには、Yesを押して応答します。
11. メニューからOnlineを選択し、Create Boot projectをクリックします。
コントローラを再スタートした場合、または電源断が起きた場合、コンパイルしたプロ ジェクトもまた実行されます。
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12. プログラムがロードされたならば、メニューからOnlineを選び、項目Startをクリ ックしてプログラム処理をスタートしてください。
このコマンドにより、制御システムまたはシミュレーションにおけるプログラムの処理 を開始します。
“ONLINE“および“RUNNING“メッセージがステータスバーの右側に表示されます。
13. オンライン動作を終了するときは、メニュー上のOnlineを選択し、項目Log offを クリックします。
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