BootP サーバによる IP アドレスの割り当て

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8 コミッショニング

8.2 IP アドレスのフィールドバスノードへの割り当て

8.2.3 BootP サーバによる IP アドレスの割り当て

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101      コミッショニング    ワゴ I/O システム 750  ETHERNET プログラマブルフィールドバスコントローラ 750-880、750-880/025-000  以降では以下の各手順の説明を行います:

• MAC IDの記録

• IPアドレスの記録

• IPアドレスの割り当てとBootPの有効化

• BootPの無効化 8.2.3.1 MAC IDの記録

1. コントローラのMACアドレス(ラベルまたは剥離式紙片に印刷)を書きとめてく ださい。もしフィールドバスを既に設置していた場合、コントローラの稼動電源を 切り、コントローラをフィールドバスノードのアセンブリから取り外してからコン トローラのMAC IDを記録します。

MAC IDはフィールドバスコントローラの右側面に印刷されており、また左側面に貼ら

れた剥離式紙片にも印刷されています。

コントローラのMAC IDのフォーマット: 00:30:DE:__:__:__

2. コントローラをフィールドバスノードのアセンブリに差し込みます。

3. フィールドバスケーブルを使用して、機械的、電気的両面でアセンブリしたフィー ルドバスノードのフィールドバスコネクタと使用コンピュータのオープンインタフ ェースを接続します。

クライアントPCは、この接続のためにネットワークカードを装備していなければな りません。ここでコントローラの通信スピードは、使用するクライアントPCのネッ トワークカードによって決まります。

4. マスタおよびBootPサーバの機能を持ったクライアントPCを起動します。

5. コントローラの電源(DC24V電源ユニット)をONしてください。

電源をONにした後、フィールドバスコントローラは初期化されます。コントローラは、

I/O モジュールの構成を識別してプロセスイメージを作成します。立ち上げ中は I/O

LED(赤色)が高速で点滅します。一時休止の後I/O LEDは緑色に点灯し、コントロー

ラが動作可能な状態になったことを示します。

立ち上げ中にエラーが起きた場合、I/O LEDは赤色で点滅し、エラーコードとエラー引 数が表示され、これによりエラー内容が分かります。

詳細情報 LED表示に関する詳細情報:

LED表示を認識するための正確な説明は、第 11.1節「LED 表示」に記載されていま す。

エラーコードとエラー引数は、1回の LED 点滅シーケンスにおける点滅回数によって 表示されます。

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たとえばI/Oランプが6回点滅(エラーコード=6)したあとで4回点滅(エラー引数

=4)した場合、「IPアドレスが未設定」という意味になります。

8.2.3.2 IPアドレスの決定

1. クライアントPCがすでにIPネットワークに組み込まれていた場合、スタートメニ ューの中からコントロールパネルをクリックして、クライアントPCのIPアドレス を決定することができます。

2. ネットワーク接続アイコンをダブルクリックします。

ネットワーク接続ダイアログボックスが現れます。

Windows NT:

• Protocolタブを選択

• TCP/IPプロトコル項目にマークを入れる

Windows 2000/XP:

• LANまたは高速インターネットを選択します。

• ここで表れるダイアログボックスでローカルエリア接続をクリックし、プロパティ 画面を開きます。

• インターネットプロトコル(TCP/IP)項目にマークを入れます。

使用注意

必要ならばTCP/IPコンポーネントを再インストールします!

インターネットプロトコル(TCP/IP)項目がない場合、対応するTCP/IP コンポーネ ントをインストールして使用コンピュータを再起動してください。

3. 次にプロパティボタンをクリックします。

4. IPアドレス、サブネットマスクと必要に応じクライアントPCのゲートウェイアド レスがプロパティウィンドウに表れます。以下の値を記録してください。

クライアントPCアドレス: ___:___:___:___

サブネットマスク: ___:___:___:___

ゲートウェイ: ___:___:___:___

5. ここで使用フィールドバスノードに対する目的のIPアドレスを選択します。

使用注意

クライアントPCに固定IPアドレスを割り当て、また共通サブネットに注意してくだ さい!

BootPサーバが適用されるクライアントPCは、固定IPアドレスを持っていなければ

なりません。またフィールドバスノードとクライアントPCは、同じサブネットになけ ればならないことにご注意ください。

103      コミッショニング    ワゴ I/O システム 750  ETHERNET プログラマブルフィールドバスコントローラ 750-880、750-880/025-000  6. 選択したIPアドレスを記録してください。

フィールドバスノードIPアドレス: ___:___:___:___

8.2.3.3 IPアドレスの割り当てとBootPの有効化

1. 操作手順(BootPプログラムの種類による)に基づいて、使用フィールドバスノー ドに対し、必要なIPアドレスを割り当てます。

2. 操作手順(BootPプログラムの種類による)に基づいてBootPプロトコルの問い合 わせ/応答の方式を有効にします。

3. 新しいIPアドレスを適用するために、ハードウェアリセットを用いて使用フィール ドバスノードを再スタートしてください(約2秒間電源を遮断)。

8.2.3.4 BootPの無効化

BootPプロトコルを起動したときは、コントローラはBootPサーバが常に存在するもの

と期待します。しかし電源ONでのリセット後にBootPサーバが存在しないと、ネット ワークは起動しないままとなります。

一方、コントローラが EEPROM からコンフィグレーション済みの IPアドレスを使用 するためには、BootPプロトコルを無効にする必要があります。この場合はBootPサー バが常に存在する必要性がなくなります。

使用注意

アドレスを恒久的に割り当てるときはBootPを無効化しなければなりません!

フィールドバスコントローラに新しい IP アドレスを恒久的に割り当てるためには、

BootPを無効化しなければなりません。

無効化することにより、フィールドバスコントローラは新たに BootP 要求を受け取る のを防ぐことができます。

使用注意

BootPプロトコルが無効化されてもIPアドレスは失われません!

アドレスが割り当てられた後 BootP プロトコルを無効化した場合、電源の遮断が続い た後やコントローラが取り除かれたときでも、格納されたIPアドレスは保持されます。

BootPはWEBベース管理システム上で無効化できます。

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WEBベース管理システムによるBootPの無効化

1. クライアントPC上で、HTMLページを表示するためWEBブラウザ(例:MS Internet Explorer)を開きます。

2. ブラウザのアドレス行に使用フィールドバスのIPアドレスを入れ、[Enter]を押し ます。

ダイアログボックスが表示され、パスワードが要求されます。これはアクセスの安全性 保証のために設けられており、次の3種類の異なったユーザグループがあります:

admin、guest、user

3. アドミニストレータとしては、ユーザ名:“admin“とパスワード“wago“を入力しま す。

このときスタートページには、使用フィールドバスコントローラに関する情報がブラウ ザ画面に表示されます。画面左側にはハイパーリンクを伴ったナビゲーションバーがあ り、他の情報を得るためにリンク先をクリックすることができます。

51:WBMページ“Information“

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使用注意

WEBベース管理システムを表示するときはプロキシサーバを無効化してください!

ローカルでフィールドバスノードにアクセスする際に、前記のページが表示されない場 合、WEBブラウザのプロパティで、例外として、「プロキシサーバがノードIPアドレ ス用に使われることはない」ということを定義しなければなりません。

使用注意

コントローラ IP はネットワーク上で DHCP サーバによって変更することができま す!

BootPが起動されず、ネットワークにISDN/DSLルータが設置されていた場合(工場

出荷デフォルト設定でDHCPサーバは起動)、電源遮断(コントローラへのDC24V電

源断)後ISDN/DSL用のアドレス範囲からアドレスが自動的に割り当てられることに

なります。結果として、全てのコントローラは新しいIPアドレスを割り当てられます。

4. 画面左側のナビゲーションバーでPortをクリックして、プロトコル選択用のHTML ページを開きます。

52WBMページ“Port“

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この画面では、コントローラがサポートする全てのプロトコルのリストが示されていま す。

5. 項目“DHCP“または“use IP from EEPROM“を選択します。

ここではBootPプロトコルを無効化しています。

同様にして、もはや必要のない他のプロトコルも無効化することができます。一方、必 要なプロトコルを選択して、それを明確に有効化することもできます。

各プロトコルの通信は異なったポートを介して行われるので、数種類のプロトコルを同 時に有効にすることができます。通信は各々のプロトコルを用いて行われます。

6. SUBMITボタンをクリックしてコントローラの電源をOFF(ハードウェアリセッ

ト)するか、またはモード選択スイッチを押し下げます。このときプロトコル設定 が保存され、コントローラは動作可能となります。

例えばMODBUS/TCPプロトコルを起動した場合、MODBUSマスタを使用して必要な

MODBUS 機能を選択し、実行することもできます。すなわち、レジスタ 0x2030 によ

ってモジュールコンフィグレーションを問い合わせることなどが挙げられます。

また、CoDeSysを起動した場合、IEC-61131-3仕様に基づいたCoDeSysを使用して、

Ethernet回線経由でコントローラをプログラムすることもできます。

8.2.3.5 IPアドレス割り当てが失敗する要因

• コントローラのMACアドレスが“bootstrap.txt“ファイルに入っている項目と一致し ない。

• BootPサーバが稼動しているクライアントPCが、コントローラと同じサブネット

にない(IPアドレスが一致しない)。

例:クライアントIP:192.168.0.10、コントローラIP:10.1.254.5

• クライアントまたはコントローラがEthernetにつながっていない。

• 低品質の信号(スイッチまたはハブの使用)

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