(2) HBA
3.16 IVM 環境から HDLM をアンインストール するための準備
3.16 IVM 環境から HDLM をアンインストール
=========================
disk scsi 0 0 0 0 0 lv /dev/vg01/rlvol1
ここで複数の論理ボリュームが確認できた場合,以降の手順5から手順9までをそれ ぞれの論理ボリュームに対して実行してください。
4. OSのvgdisplayコマンドを実行して,ボリュームグループに登録されている HDLMデバイスを確認します。
手順3に示した実行例では,仮想マシン「vmhost1」に割り当てている論理ボリュー ムが属するボリュームグループは「vg01」となっています。このボリュームグルー プ「vg01」に登録されているHDLMデバイスを確認する,vgdisplayコマンドの 実行例を次に示します。
# vgdisplay -v vg01
Physical volumes
PV Name /dev/dsk/ch12t0d0 PV Status available
Total PE 7678 Free PE 178 Autoswitch On
5. HDLMコマンドのview -drvオペレーションを実行し,HDLMデバイスに対応して いるSCSIデバイスを確認します。
HDLMデバイス「ch12t0d0」と対応しているSCSIデバイスを確認する,HDLM コマンドの実行例を次に示します。
# dlnkmgr view -drv | grep ch12t0d0
000074 ch12t0d0 c12t0d0 SANRISE_AMS.77010152.0217 0/2/1/
0.3.2.0.0.0.0
000227 ch12t0d0 c20t0d0 SANRISE_AMS.77010152.0217 0/5/1/
0.3.2.0.0.0.0
6. OSのvgextendコマンドを実行して,SCSIデバイスをボリュームグループに登録 します。
PV-LINKを使用してボリュームグループを冗長化する場合,リンクごとにSCSIデ バイスを複数登録してください。
ボリュームグループ「vg01」にSCSIデバイス「c12t0d0」と「c20t0d0」を追加 する,vgextendコマンドの実行例を次に示します。
# vgextend /dev/vg01 /dev/dsk/c12t0d0 /dev/dsk/c20t0d0 Volume group "/dev/vg01" has been successfully extended.
Volume Group configuration for /dev/vg01 has been saved in /etc/
lvmconf/vg01.conf
7. OSのvgreduceコマンドを実行し,HDLMデバイスをボリュームグループから削除 します。
ボリュームグループ「vg01」から,手順4で確認したHDLMデバイス
「ch12t0d0」を削除する,vgreduceコマンドの実行例を次に示します。
# vgreduce /dev/vg01 /dev/dsk/ch12t0d0
Device file path "/dev/dsk/ch12t0d0" is an primary link.
Removing primary link and switching to an alternate link.
Volume group "/dev/vg01" has been successfully reduced.
Volume Group configuration for /dev/vg01 has been saved in /etc/
lvmconf/vg01.conf
8. OSのvgdisplayコマンドを実行し,ボリュームグループにSCSIデバイスだけが 登録されていることを確認します。
確認した結果,HDLMデバイスが登録されていた場合,手順7を繰り返してすべて のHDLMデバイスを削除してください。
ボリュームグループ「vg01」に登録されているデバイスを確認する,vgdisplayコ マンドの実行例を次に示します。
# vgdisplay -v vg01
Physical volumes
PV Name /dev/dsk/c12t0d0
PV Name /dev/dsk/c20t0d0 Alternate Link PV Status available
Total PE 7678 Free PE 178 Autoswitch On
これでデバイスファイルの移行は完了です。このあと「3.17 HDLMのアンインストー ル」を参照して,HDLMをアンインストールしてください。
また,HDLMをアンインストールしたあと,IVM環境の設定をHDLMのインストール 前の状態に戻す必要があります。詳しくは,「3.16.3 HDLMをアンインストールしたあ とのIVM環境の設定」を参照してください。
3.16.2 仮想マシンに HDLM デバイスを割り当てている場合
IVMの仮想マシンに,直接HDLMデバイスが割り当てられている場合のデバイスファ イルの移行手順について説明します。ここでは,仮想マシン「vmhost2」が構築されて いる場合を例にデバイスファイル移行手順を説明します。
1. IVMのhpvmstopコマンドを実行して,仮想マシンを停止します。
仮想マシン「vmhost2」を停止させる,hpvmstopコマンドの実行例を次に示しま す。
# hpvmstop -P vmhost2
hpvmstop: Stop the virtual machine 'vmhost2'? [n]: y
2. IVMのhpvmmodifyコマンドを実行して,VMホストを起動したとき仮想マシンが自 動的に起動されないように設定します。
仮想マシン「vmhost2」の起動方法を「手動」に変更する,hpvmmodifyコマンドの 実行例を次に示します。
# hpvmmodify -P vmhost2 -B manual
3. IVMのhpvmstatusコマンドを実行して,仮想マシンに割り当てているHDLMデバ イス名やその他の情報を確認します。
hpvmstatusコマンドの実行結果の[Storage Interface Details]から,
HDLMデバイス名を確認してください。またあわせて次に示す情報も確認してくだ さい。
• bus番号
[Storage Interface Details]の「Bus」に表示された値
• device番号
[Storage Interface Details]の「Dev」に表示された値
• target番号
[Storage Interface Details]の「Tgt」に表示された値
仮想マシン「vmhost2」に割り当てているHDLMデバイス名を確認する,
hpvmstatusコマンドの実行例を次に示します。
# hpvmstatus -P vmhost2 [Storage Interface Details]
Guest Physical
Device Adaptor Bus Dev Ftn Tgt Lun Storage Device
======= ========== === === === === === =========
=========================
disk scsi 0 0 0 0 0 disk /dev/rdsk/ch28t0d0 disk scsi 0 0 0 1 0 disk /dev/rdsk/ch29t0d0 disk scsi 0 0 0 2 0 disk /dev/rdsk/ch29t0d1 disk scsi 0 0 0 3 0 disk /dev/rdsk/ch29t0d2
4. HDLMコマンドのview -drvオペレーションを実行し,HDLMデバイスに対応して いるSCSIデバイスを確認します。
手順3で確認できたすべてのHDLMデバイスに対して,対応するSCSIデバイスを 確認してください。
ここでは,手順3で確認できたHDLMデバイス「ch28t0d0」,「ch29t0d0」,
「ch29t0d1」,および「ch29t0d2」と対応しているSCSIデバイスを確認します。
HDLMコマンドの実行例を次に示します。
# dlnkmgr view -drv | grep ch28t0d0
000074 ch28t0d0 c28t0d0 SANRISE_AMS.77010152.0216 0/3/2/
0.4.2.0.0.0.0
000301 ch28t0d0 c30t0d0 SANRISE_AMS.77010152.0216 0/4/1/
0.4.2.0.0.0.0
# dlnkmgr view -drv | grep ch29t0d0
000075 ch29t0d0 c29t0d0 SANRISE_AMS.77010152.0204 0/3/2/
0.4.3.0.0.0.0
000302 ch29t0d0 c31t0d0 SANRISE_AMS.77010152.0204 0/4/1/
0.4.3.0.0.0.0
# dlnkmgr view -drv | grep ch29t0d1
000076 ch29t0d1 c29t0d1 SANRISE_AMS.77010152.0205 0/3/2/
0.4.3.0.0.0.1
000303 ch29t0d1 c31t0d1 SANRISE_AMS.77010152.0205 0/4/1/
0.4.3.0.0.0.1
# dlnkmgr view -drv | grep ch29t0d2
000077 ch29t0d2 c29t0d2 SANRISE_AMS.77010152.0206 0/3/2/
0.4.3.0.0.0.2
000304 ch29t0d2 c31t0d2 SANRISE_AMS.77010152.0206 0/4/1/
0.4.3.0.0.0.2
5. IVMのhpvmmodifyコマンドを実行し,現在登録されているHDLMデバイスを SCSIデバイスに移行します。
手順4で確認したHDLMデバイスには,それぞれHDLMデバイスごとに対応する SCSIデバイスが複数あります。これらのSCSIデバイスのうち,移行先のデバイス としてどれか一つを選んでください。
hpvmmodifyコマンドの-mオプションには,手順3で確認したSCSIデバイスの bus番号,device番号,およびtarget番号を指定してください。これらの指定を誤る と,仮想マシン内に記録されているハードウェアパス情報との差異が発生し,仮想マ シンが起動しなくなるおそれがあります。
仮想マシン「vmhost2」に登録されているHDLMデバイスを,それぞれSCSIデバ イス「c28t0d0」「c29t0d0」「c29t0d1」「c29t0d2」に移行する,hpvmmodify コマンドの実行例を次に示します。
# hpvmmodify -P vmhost2 -m disk:scsi:0,0,0:disk:/dev/rdsk/c28t0d0
# hpvmmodify -P vmhost2 -m disk:scsi:0,0,1:disk:/dev/rdsk/c29t0d0
# hpvmmodify -P vmhost2 -m disk:scsi:0,0,2:disk:/dev/rdsk/c29t0d1
# hpvmmodify -P vmhost2 -m disk:scsi:0,0,3:disk:/dev/rdsk/c29t0d2
6. IVMのhpvmstatusコマンドを実行し,SCSIデバイスが仮想マシンに登録されてい ることを確認します。
仮想マシン「vmhost2」に登録されているデバイスを確認する,hpvmstatusコマン ドの実行例を次に示します。
# hpvmstatus -P vmhost2 [Storage Interface Details]
Guest Physical
Device Adaptor Bus Dev Ftn Tgt Lun Storage Device
======= ========== === === === === === =========
=========================
disk scsi 0 0 0 0 0 disk /dev/rdsk/c28t0d0 disk scsi 0 0 0 1 0 disk /dev/rdsk/c29t0d0 disk scsi 0 0 0 2 0 disk /dev/rdsk/c29t0d1 disk scsi 0 0 0 3 0 disk /dev/rdsk/c29t0d2 これでデバイスファイルの移行は完了です。このあと「3.17 HDLMのアンインストー ル」を参照して,HDLMをアンインストールしてください。
また,HDLMをアンインストールしたあと,IVM環境の設定をHDLMのインストール 前の状態に戻す必要があります。詳しくは,「3.16.3 HDLMをアンインストールしたあ
とのIVM環境の設定」を参照してください。
3.16.3 HDLM をアンインストールしたあとの IVM 環境の設
定
IVM環境からHDLMをアンインストールしたあと,IVMに関する設定をHDLMイン ストール前の状態に戻す手順について説明します。ここでは,仮想マシン「vmhost1」
が構築されている場合を例に,IVM関連の設定手順を説明します。
1. HDLMのインストール時に編集した,IVMの/sbin/init.d/hpvmスクリプトを再 度修正します。
「3.5.6 IVM環境へのHDLMのインストール」の「(1)IVM環境にHDLMを適用 するときの注意事項」に示した/sbin/init.d/hpvmスクリプトの編集で,コメン ト行にした行を元に戻します。
なお,HDLMのインストール時にバックアップを取得していた場合は,そのバック アップファイルを使用して,元に戻してください。
2. IVMのhpvmmodifyコマンドを実行し,VMホストを起動したとき自動的に仮想マシ ンが起動されるように設定します。
VMホストを起動したとき,仮想マシンを自動的に起動させたくない場合,この手順 は不要です。
仮想マシン「vmhost1」の起動方法を「自動」に設定する,hpvmmodifyコマンドの 実行例を次に示します。
# hpvmmodify -P vmhost1 -B auto
3. IVMのhpvmstartコマンドを実行し,仮想マシンを起動します。
仮想マシン「vmhost1」を起動させる,hpvmstartコマンドの実行例を次に示しま す。
# hpvmstart -P vmhost1