(2) HBA
3.4 環境を構築する場合の注意事項
ここでは,HDLMの環境を構築する場合の注意事項について説明します。
HDLMを運用する場合の注意事項については,「4.1 HDLMを使用する場合の注意事 項」を参照してください。
• HDLMはブートディスクにインストールしてください。
• HDLMをインストールするマシンでの/etc/optおよび/etc/opt/
DynamicLinkManagerディレクトリは,ルートディレクトリ「/」と同じファイル システム上に作成してください。
• HDLMは,マニュアルに記載されているコマンドを使用してインストールしてくださ い。samコマンド,およびGUIを使用したインストールはサポートしていません。
• 05-00以降のDevice Managerエージェントがインストールされているホストに HDLMをインストールする場合,インストール中に次に示すDevice Managerエー ジェントのコマンドを実行しないでください。
また,次のコマンドを実行中に,インストールしないでください。
hbsasrv,HiScan,hdvmagt_account,hdvmagt_schedule,hldutil,TIC
• HDLM 6.1は,04-00から6.1までのバージョンのHDLMに対してアップグレードイ ンストールできます。
• 以下の場合は,ライセンスキー,またはライセンスキーファイルの入力が必要です。
• HDLMを新規インストールする場合
• 05-40より前のバージョンのHDLMをHDLM 6.1にアップグレードインストール する場合
• ライセンスの有効期限が過ぎている場合
ライセンスキーを使用する場合は,ライセンスキーの入力後はインストールを中断し ないでください。ライセンスキーファイルを使用する場合は,インストールを中断し ないでください。なお,ライセンスキーの有効期限が切れている場合,HDLMコマン ドのset -licオペレーションでライセンスを更新することもできます。ライセンス キーの有効期限は,ライセンスキーファイルに記述されているライセンスキーまたは 入力したライセンスキーの種別によって設定されます。ライセンスキーの種別および setオペレーションについては,「6.6 set 動作環境を設定する」を参照してくださ い。
• アップグレードインストールした場合,構成定義情報,HDLM管理対象外のデバイス 定義,HDLMの動作環境情報,ライセンス情報,およびログファイルは引き継がれま す。これらの情報は,次に示すディレクトリ下に格納されています。
• /etc/opt/DynamicLinkManagerディレクトリ
• /var/opt/DynamicLinkManagerディレクトリ
• 05-60より前のHDLMのトレースファイルは,HDLM 05-60以降では統合トレース
ファイルとトレースファイルに分割されます。統合トレースファイルにはHDLMコ マンドの動作ログが出力されます。トレースファイルにはHDLMマネージャのト レース情報が出力されます。ファイルの出力先は次のように変更されます。
HDLM 04-00からアップグレードインストールした場合
アップグレード前のトレースファイル:/opt/hitachi/HNTRLib/spool/
hntrn.log(nはファイルの番号)
アップグレード後の統合トレースファイル:/var/opt/hitachi/HNTRLib2/
spool/hntr2n.log(nはファイルの番号)
アップグレード後のトレースファイル:/var/opt/DynamicLinkManager/
log/hdlmtrn.log(nはファイルの番号)
HDLM 05-02以降05-60より前のHDLMからアップグレードインストールした場合 アップグレード前のトレースファイル:/var/opt/hitachi/HNTRLib2/
spool/hntr2n.log(nはファイルの番号)
アップグレード後の統合トレースファイル:/var/opt/hitachi/HNTRLib2/
spool/hntr2n.log(nはファイルの番号)
アップグレード後のトレースファイル:/var/opt/DynamicLinkManager/
log/hdlmtrn.log(nはファイルの番号)
• HDLM 04-00がインストールされているホストにHDLM 6.1をアップグレードインス トールした場合,HDLM 04-00と一緒にインストールされたHitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib)は残ります。HNTRLibは,
HDLM以外のプログラムが使用していない場合にだけアンインストールしてくださ い。HDLM以外のプログラムがHNTRLibを使用しているかどうかは,各プログラム のマニュアルや添付資料を参照して確認してください。HNTRLibのアンインストー ルについては「3.19 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ
(HNTRLib)のアンインストール」を参照してください。
• 新規インストール中にインストールが中止された場合は,/var/opt/
DynamicLinkManagerディレクトリが存在しているか確認してください。/var/
opt/DynamicLinkManagerディレクトリが存在している場合は,次のコマンドを実 行して,/var/opt/DynamicLinkManagerディレクトリを削除してください。
# rm -rf /var/opt/DynamicLinkManager
アップグレードインストール中にインストールを中断した場合は,このディレクトリ を削除しないでください。
• HDLMは,デフォルトのカーネル(/stand/vmunix)以外では,使用できません。
カーネルは/stand/vmunixを使用してください。
• ストレージサブシステムはホストを起動する前に起動してください。これは,HP-UX がストレージサブシステムを検出できるようにするためです。
• ストレージサブシステムのベンダIDおよびプロダクトIDを変更すると,HDLMが ストレージサブシステムを認識できなくなります。ストレージサブシステムのベンダ
IDおよびプロダクトIDは変更しないでください。
• ホストを再起動した場合は,/var/opt/DynamicLinkManager/log/
dlmcfgmgr.logファイルを参照し,ホストを起動した時刻に対応するメッセージを 確認してください。
• HDLM管理下のディスクをブートディスクとミラーリングする場合は,そのデバイス を,事前に,管理対象外としてください。
• HP-UXでは,ブートinitプロセス用のスクリプトとして/etc/inittabファイルが 用意されています。このスクリプトには,OSが追加したエントリやHDLMが追加し たエントリ※などが定義されています。
誤ってHDLMのエントリを修正または削除した場合,HDLMが正常に動作しなくな るおそれがあります。
/etc/inittabファイルを編集した場合は,編集後にHDLMおよびHDLMの上位 のアプリケーションが正常に動作していることを確認してください。正常に動作しな い場合,編集前の/etc/inittabファイルの内容に戻してください。
注※
HDLMが追加したエントリのidはhdlmです。
• Oracle RAC 10gまたはOracle RAC 11gのOracle Cluster Ready Servicesまたは Oracle Clusterwareを使用する場合,ノード間で共有するHDLMデバイスの名称は 統一しておく必要があります。
この場合は,HDLMが作成したHDLMデバイスへのシンボリックリンクを作成して ください。
ノード間で共有するデバイス名「/dev/ocr1」を,HDLMデバイス「/dev/rdsk/
ch4t0d0」へのシンボリックリンクとして作成する例を次に示します。
# ln -s /dev/rdsk/ch4t0d0 /dev/ocr1
なお,OSのmknodコマンドを使ってHDLMデバイスのスペシャルファイルは作成 しないでください。mknodコマンドで,HDLMデバイスのメジャー番号やマイナー 番号と対応したデバイスファイルを作成すると,そのデバイスと接続しているパスが 閉塞状態でホストを起動した場合に,デバイスファイルへのアクセスがエラーになる ことがあります。
Oracle RAC 10g用およびOracle RAC 11g用のデバイスファイルを作成しているホス トへHDLMを新規インストールする場合は,すでに作成されているOracle RAC 10g 用およびOracle RAC 11g用のデバイスファイルを削除してからHDLMを新規インス トールしてください。そのあとHDLMデバイスへのシンボリックリンクを作成して ください。