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障害管理

ドキュメント内 F03-10.book (ページ 55-60)

2   HDLM の機能

2.11  障害管理

HDLMでは,障害に対処するための情報をログファイルに採取します。障害情報は障害 のレベルごとにフィルタリングして採取できます。HDLMが稼働するホストで障害情報 を採取するときのデータの流れを,「図2-13 障害情報を採取するときのデータの流れ」

に示します。

図2-13 障害情報を採取するときのデータの流れ

SCSIドライバなどのHDLMの下位層でも,ログが採取される場合があります。それら のログについては,HP-UXのマニュアルを参照してください。

2.11.1 採取するログの種類

HDLMが検知した障害情報やトレース情報は,統合トレースファイル,トレースファイ ル,障害ログおよびsyslogに採取されます。これらの障害情報から,障害状況の把握や 原因を解析できます。

それぞれの障害情報について「表2-6 障害情報の種類」で説明します。

表2-6 障害情報の種類

注※

syslogにHDLMのメッセージを出力したい場合,/etc/syslog.confファイルに 定義するシステム機能名は「user」を指定してください。次にシステム機能名が

ログ名 内容 出力先

統合トレースファ イル

HDLMコマンドの動作ログが 採取されます。

デフォルトのファイル名称を,次に示します。

/var/opt/hitachi/HNTRLib2/spool/

hntr2[1-16].log

統合トレースファイルの出力先ディレクトリお よびファイルのプレフィックスは,Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ

(HNTRLib2)のユティリティで指定します。

トレースファイル HDLMマネージャのトレース 情報が,ユーザの設定したレ ベルで採取されます。障害が 発生したときに,設定を変更 してトレース情報を採取する ことがあります。

トレースファイルの名称を,次に示します。

/var/opt/DynamicLinkManager/log/

hdlmtr[1-64].log

障害ログ 検知した障害の中で,ユーザ が設定したレベルの障害情報 が採取されます。デフォルト では,検知したすべての障害 情報が採取されます。

HDLMマネージャのログ

/var/opt/DynamicLinkManager/log/

dlmmgr[1-16].log

HDLMリモートアクセスインタフェースのロ

/var/DynamicLinkManager/log/

dlmwebagent[1-N].log

Nの値は,dlmwebagent.properties ファイルの設定に依存します。

HDLM構成定義ユ ティリティ

(dlmcfgmgr)ロ

dlmcfgmgrユティリティおよ dlmdefpathユティリティ 実行時のログを採取します。

ログファイルの名称を,次に示します。

/var/opt/DynamicLinkManager/log/

dlmcfgmgr.log

syslog ユーザが/etc/syslog.conf

ファイルで設定したレベル以 上のHDLMのメッセージが採 取されます。Information 上の情報の出力を設定するこ とをお勧めします。

syslogは,テキストエディタ で確認できます。

デフォルトのファイル名称を,次に示します。

/var/adm/syslog/syslog.log syslogのファイルパスは,/etc/

syslog.confファイルで設定します。詳細は

HP-UXのマニュアルを参照してください。

「user」で,かつ優先順位レベルが「情報メッセージ」(info)以上のメッセージを /tmp/syslog.user.logファイルに出力する例を示します。

user.info /tmp/syslog.user.log  

障害レベルについては「2.11.2 障害情報のフィルタリング」を参照してください。

2.11.2 障害情報のフィルタリング

HDLMが検知する障害はレベル分けされています。障害レベルを,システムに対する影 響度の高いレベルから低いレベルの順で,「表2-7 障害レベル」に示します。

表2-7 障害レベル

障害情報は,障害レベルごとにフィルタリングされて採取されます。

障害レベルは,HDLMが出力するメッセージのレベルに相当します。メッセージのレベ ルについては,「8.1.1 メッセージIDの出力形式と意味」を参照してください。

syslogには,ユーザが/etc/syslog.confで設定したレベル以上のHDLMのメッ セージが採取されます。LOG_INFO以上の情報の出力を設定することをお勧めします。

なお,HDLMがsyslogにメッセージを出力するときのファシリティはすべて LOG_USERとなります。

障害ログ,トレースファイルには,設定した採取レベルで障害情報が採取されます。採 取レベルは次のとおりです。

障害ログの採取レベル

障害ログを採取しない

Errorレベル以上の障害情報を採取する

Warningレベル以上の障害情報を採取する

Informationレベル以上の障害情報を採取する

Informationレベル(保守情報も含む)以上の障害情報を採取する

障害レベル 意味 syslogに出力するときの

レベル

Critical 致命的な障害です。システム停止のおそれがありま

す。

LOG_ERR

Error システムに与える影響が大きい障害ですが,フェイ

ルオーバなどで回避できます。

LOG_ERR

Warning システムは動作しますが,放置しておくとシステム

が正常に稼働しなくなるおそれがあります。

LOG_WARNING

Information システムが正常に稼働しているときの稼働履歴を示

します。

LOG_INFO

トレースファイルの採取レベル

トレースを出力しない

エラー情報だけ出力する

プログラムの動作概略を出力する

プログラムの動作詳細を出力する

すべての情報を出力する

採取レベルの設定方法については,「3.7.2 機能の設定」を参照してください。

2.11.3 HDLM 障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を 使用した障害情報の収集

HDLMは,HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を提供しています。

DLMgetrasユティリティを実行すると,障害の解析に必要な障害ログ,統合トレース ファイル,トレースファイル,定義ファイル,コアファイル,システムクラッシュダン プファイル,ライブラリなどの情報をまとめて収集できます。収集した情報は,HDLM の購入元会社,または保守会社への連絡時に利用できます。

DLMgetrasユティリティについては,「7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティ リティ」を参照してください。

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