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クラスタ構成の場合

ドキュメント内 F03-10.book (ページ 139-143)

(2) HBA

3.12  ボリュームグループの移行(SCSI デバ イスから HDLM デバイスへの移行)

3.12.2  クラスタ構成の場合

Allocation strict IO Timeout (Seconds) default

8. 論理ボリュームのタイムアウト値(lvdisplayコマンドを実行して表示される「IO Timeout」の値)が,次の条件を満たしているかどうかを確認します。

論理ボリュームのタイムアウト値 > = 物理ボリュームのタイムアウト値×HDLM管 理対象デバイスへのパス数

HDLM管理対象デバイスへのパス数は,HDLMコマンドのview -drvオペレー ションを実行することによって確認できます。

例えば,物理ボリュームのタイムアウト値が30秒,パスが2本の論理ボリュームの 場合,タイムアウト値が60秒以上であれば問題ありません。

条件を満たしている場合,ボリュームグループの移行の操作は完了です。

条件を満たしていない場合,次の手順に進んでください。

9. 条件を満たしていない場合,論理ボリュームのタイムアウト値または物理ボリューム のタイムアウト値を設定します。

次の二つの条件を満たすように,論理ボリュームのタイムアウト値または物理ボ リュームのタイムアウト値を設定します。

論理ボリュームのタイムアウト値 > = 物理ボリュームのタイムアウト値×HDLM 管理対象デバイスへのパス数

システムの要件

論理ボリュームに60秒のタイムアウト値を設定する場合のコマンドの実行例を,次 に示します。

# lvchange -t 60 /dev/vg10/lvol1

Logical volume "/dev/vg10/lvol1" has been successfully changed.

Volume Group configuration for /dev/vg10 has been saved in /etc/

lvmconf/vg10.conf

次に手順を示します。

1. cmrunclコマンドを実行して,ボリュームグループを活性化します。

# cmruncl -v

Successfully started $SGLBIN/cmcld on host1.

Successfully started $SGLBIN/cmcld on host2.

cmruncl : Waiting for cluster to form...

cmruncl : Cluster successfully formed.

cmruncl : Check the syslog files on all nodes in the cluster cmruncl : to verify that no warnings occurred during startup.

2. cmviewclコマンドを実行して,起動しているパッケージを確認します。

# cmviewcl

CLUSTER STATUS cluster25 up

NODE STATUS STATE host2 up running

PACKAGE STATUS STATE AUTO_RUN NODE pkg25 up running enabled host2 この例では,パッケージ「pkg25」が起動しています。

3. 起動しているパッケージがある場合,cmhaltpkgコマンドを実行して,パッケージ を終了させます。

パッケージ「pkg25」を終了させる場合のコマンドの実行例を,次に示します。

# cmhaltpkg pkg25

cmhaltpkg : Completed successfully on all packages specified.

4. vgchange -a eコマンドを実行して,ボリュームグループを排他モードで活性化し ます。

# vgchange -a e /dev/vg10

Activated volume group in Exclusive Mode.

Volume group "/dev/vg10" has been successfully changed.

5. ボリュームグループを移行します。

「3.12.1 クラスタ構成でない場合」の手順に従って,HDLMデバイスのデバイス ファイルを指定したボリュームグループへ移行してください。

6. vgchange -a nコマンドを実行して,ボリュームグループを非活性化します。

# vgchange -a n /dev/vg10

Volume group "/dev/vg10" has been successfully changed.

注意事項

ホストとOracle RACの投票ディスク(Voting Disk)を複数のパスで接続している とき,それらのパスの一部でI/Oタイムアウトが発生すると通常のパスと同様に HDLMはフェイルオーバ処理を実行します。

ただし,Oracle RACの設定状態によっては,HDLMのフェイルオーバ処理が完了

する前にOracle RAC側でノード障害が発生したとみなし,クラスタを再構成して しまうおそれがあります。

したがって,Oracle RACの投票ディスクに接続したパスをHDLMが管理する場 合,使用しているOracle RACのバージョンに応じて,次に示す設定値を変更して ください。

Oracle RAC 10g 10.1.0.3.0以降,またはOracle RAC 11gを使用している場合 ストレージサブシステムの種別に応じて,「MISSCOUNT」の値を変更してくだ さい。設定する値は,次に示す表に従って計算してください。算出した値以上に 変更してください。

表3-18 「MISSCOUNT」の計算式

Oracle RAC 10g 10.2.0.2.0以降,またはOracle RAC 11gを使用している場合 上記の「MISSCOUNT」の値の変更に加え,「DISKTIMEOUT」の値も変更して ください。「DISKTIMEOUT」に設定する値は,「MISSCOUNT」の値の変更と 同様,ストレージサブシステムの種別に応じて異なります。設定する値は,次に 示す表に従って計算してください。算出した値以上に変更してください。

表3-19 「DISKTIMEOUT」の計算式

「MISSCOUNT」および「DISKTIMEOUT」の変更方法については,Oracleサポート サービスを契約した会社へお問い合わせください。

なお,上記の構成からHDLMをアンインストールする場合,変更した「MISSCOUNT」

ストレージサブシステム種別 「MISSCOUNT」に設定する値の計算式

Hitachi USP

SANRISE2000シリーズ

SANRISE9900Vシリーズ

Universal Storage Platform V/

VM

投票ディスクへ接続するパスの数×60

Hitachi AMS2000/AMS/TMS/

WMS/SMSシリーズ

SANRISE9500Vシリーズ

投票ディスクへ接続するパスの数×30

ストレージサブシステム種別 投票ディスクへ接 続するパスの数

「DISKTIMEOUT」に設定する値の計算式

Hitachi USP

SANRISE2000シリーズ

SANRISE9900Vシリーズ

Universal Storage Platform V/

VM

3以下 「DISKTIMEOUT」の値を変更する必要 はありません。

4以上 投票ディスクへ接続するパスの数×60

Hitachi AMS2000/AMS/TMS/

WMS/SMSシリーズ

SANRISE9500Vシリーズ

6以下 「DISKTIMEOUT」の値を変更する必要 はありません。

7以上 投票ディスクへ接続するパスの数×30

や「DISKTIMEOUT」の設定値を元の値に戻す必要があるため,変更する前のそれぞれ の設定値を控えておいてください。

(2) HA モニタの場合

ボリュームグループは,同時には一つのホストでしか活性化できません。vgchange -a yコマンドを実行して共有されているボリュームグループを活性化します。

次に手順を示します。

1. vgchangeコマンドを実行して,ボリュームグループを活性化します。

# vgchange -a y /dev/vg10 Activated volume group

Volume group "/dev/vg10" has been successfully changed.

2. ボリュームグループを移行します。

「3.12.1 クラスタ構成でない場合」の手順に従って,HDLMデバイスのデバイス ファイルを指定したボリュームグループへ移行してください。

3. vgchange -a nコマンドを指定して実行し,ボリュームグループを非活性化します。

# vgchange -a n /dev/vg10

Volume group "/dev/vg10" has been successfully changed.

ドキュメント内 F03-10.book (ページ 139-143)