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機能の設定

ドキュメント内 F03-10.book (ページ 109-117)

(2) HBA

3.7  HDLM の機能の設定

3.7.2  機能の設定

HDLMの機能のデフォルトと推奨値を「表3-11 各機能のデフォルト値と推奨値」に示 します。

表3-11 各機能のデフォルト値と推奨値

(1) ロードバランスの設定

ロードバランス機能を使用するかどうかを設定します。

ロードバランスを設定する例を,次に示します。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -lb on -lbtype exlio

ロードバランスを使用する場合は,「on」を,使用しない場合は「off」を指定します。

「on」を指定した場合,-lbtypeオプションのあとに,次に示すアルゴリズムを指定し ます。

ラウンドロビンの場合は「rr」

拡張ラウンドロビンの場合は「exrr」

最少I/O数の場合は「lio」

拡張最少I/O数の場合は「exlio」

最少ブロック数の場合は「lbk」

拡張最少ブロック数の場合は「exlbk」

-lbtypeで設定したアルゴリズムは,-lb offを指定してロードバランス機能を無効に しても,記憶されています。そのため,再度ロードバランス機能を有効にし,アルゴリ

機能 デフォルト 推奨値

ロードバランス on

アルゴリズムは拡張最少I/O

on

アルゴリズムの推奨値は運用環境 によって異なります。

パスヘルスチェック on

チェック間隔30(分)

on

チェック間隔の推奨値は運用環境 によって異なります。

自動フェイルバック off off

間欠障害監視 off off

障害ログ採取レベル 3:Informationレベル以上の障害 情報を採取

3:Informationレベル以上の障 害情報を採取

トレースレベル 0:トレースを出力しない 0:トレースを出力しない 障害ログファイルサイズ 9900(KB) 9900(KB)

障害ログファイル数 2 2

トレースファイルサイズ 1000(KB) 1000(KB)

トレースファイル数 4 4

監査ログ採取 off 監査ログを採取したい場合「on」

を設定してください。

監査ログのFacility user local07

ズムを指定しなかった場合,記憶されているアルゴリズムでロードバランスが実行され ます。

(2) パスヘルスチェックの設定

パスヘルスチェック機能を使用するかどうかを設定します。

パスヘルスチェックを設定する例を,次に示します。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -pchk on -intvl 10

パスヘルスチェックを使用する場合は,「on」を,使用しない場合は「off」を指定しま す。「on」を指定した場合,-intvlパラメタでチェック間隔を指定できます。チェック 間隔を指定しない場合は,前回指定した設定値になります。例えば,チェック間隔を15 分に設定して実行したあと,パスヘルスチェックに「off」を設定して実行します。この あと,再度チェック間隔を指定しないでパスヘルスチェックに「on」を設定して実行し た場合,前回指定した設定値の15分を再び使用します。

(3) 自動フェイルバックの設定

自動フェイルバック機能を使用するかどうかを設定します。

間欠障害監視を使用して「障害発生回数」が「2」以上の場合,次の条件が満たされてい る必要があります。

間欠障害の障害監視時間 >=

自動フェイルバックのチェック間隔×間欠障害監視で指定する障害発生回数

この条件が満たされない場合はエラーとなり,KAPL01080-Wのメッセージが表示され ます。

エラーになった場合は,自動フェイルバックのチェック間隔,間欠障害の監視時間,ま たは間欠障害監視で指定する障害発生回数のどれかを変更してください。障害発生回数 に「1」を指定した場合,上記の条件を満たす必要はありません。

自動フェイルバックを設定する例を,次に示します。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -afb on -intvl 10

自動フェイルバックを使用する場合は「on」を,使用しない場合は「off」を指定します。

「on」を指定した場合,-intvlパラメタでパスの状態をチェックする間隔を指定できま す。チェック間隔を指定しない場合は,前回指定した設定値になります。例えば,

チェック間隔を5分に設定して実行したあと,自動フェイルバックに「off」を設定して 実行します。このあと,再度チェック間隔を指定しないで自動フェイルバックに「on」

を設定して実行した場合,前回指定した設定値の5分を再び使用します。

(4) 間欠障害監視の設定

間欠障害監視は,自動フェイルバック機能を使用しているときだけ設定できます。間欠 障害が発生したときのI/O性能の低下を防ぐため,自動フェイルバックを使用する場合 は,間欠障害を監視することをお勧めします。

間欠障害監視を使用した場合,「障害監視時間」および「障害発生回数」で,間欠障害と みなす条件を指定できます。障害監視時間のデフォルト値は「30」,障害発生回数のデ フォルト値は「3」です。

間欠障害の監視が開始されてから指定した時間が経過するまでの間に,指定した回数の 障害が発生した場合に,該当するパスに間欠障害が発生しているとみなします。間欠障 害が発生しているとみなされたパスは,自動フェイルバックの対象外になります。なお,

間欠障害の監視は,自動フェイルバックによってパスが障害から回復した時点で開始さ れます。監視は,パスごとに実施されます。

「障害発生回数」に「2」以上の値を指定した場合,「(3)自動フェイルバックの設定」に 示す条件が満たされている必要があるので,参照してください。

パスが間欠障害とみなされているかどうかは,HDLMコマンドのviewオペレーション の実行結果で確認できます。

間欠障害監視を設定する例を,次に示します。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -iem on -intvl 20 -iemnum 2

間欠障害を監視する場合は「on」を,監視しない場合は「off」を指定します。「on」を 指定した場合,-intvlパラメタおよび-iemnumパラメタで,間欠障害とみなす条件を 指定できます。-intvlパラメタでは障害監視時間を,-iemnumパラメタでは障害発生 回数を指定します。条件の指定を省略すると,30分以内に3回以上障害が発生した場合 に間欠障害とみなします。

(5) 障害ログ採取レベルの設定

障害ログ(HDLMマネージャのログ(dlmmgr[1-16].log))を採取するレベルを設定 します。

障害ログ採取レベルの設定値とその説明を「表3-12 障害ログ採取レベルの設定値」に 示します。

表3-12 障害ログ採取レベルの設定値

設定値 説明

0 障害ログを採取しません。

1 Errorレベル以上の障害情報を採取します。

障害が発生したときは,障害ログ採取レベルに「1」以上を設定してログを採取します。

設定値が大きいほど出力されるログの量が多くなります。ログの出力量が多い場合,古 い障害ログファイルに上書きされるまでの時間が短くなります。

障害ログ採取レベルを設定する例を,次に示します。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -ellv 2

障害ログを採取するレベルを数字で指定します。

(6) トレースレベルの設定

トレースを出力するレベルを設定します。

トレースレベルを設定できるトレースファイルは,hdlmtr[1-64].logです。

トレースレベルの設定値とその説明を「表3-13 トレースレベルの設定値」に示します。

表3-13 トレースレベルの設定値

障害が発生したときは,トレースレベルに「1」以上を設定してログを採取します。設定 値が大きいほど出力されるログの量が多くなります。ログの出力量が多い場合,古い障 害ログファイルに上書きされるまでの時間が短くなります。

トレースレベルを設定する例を,次に示します。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -systflv 1

トレースの出力レベルを数字で指定します。

2 Warningレベル以上の障害情報を採取します。

3 Informationレベル以上の障害情報を採取します。

4 Informationレベル(保守情報も含む)以上の障害情

報を採取します。

設定値 説明

0 トレースを出力しません。

1 エラー情報だけ出力します。

2 プログラムの動作概略を出力します。

3 プログラムの動作詳細を出力します。

4 すべての情報を出力します。

設定値 説明

(7) 障害ログファイルサイズの設定

障害ログファイル(HDLMマネージャのログ(dlmmgr[1-16].log))のサイズを設定 します。

障害ログファイルサイズには,キロバイト単位で100〜2000000の値を指定します。

HDLMマネージャのログには指定値が反映されます。

障害ログファイルが設定サイズに達すると,最も古い障害ログファイルから順に新しい ログ情報が上書きされます。障害ログファイル数の指定と合わせて,採取できる障害ロ グの合計サイズの最大値は32000000KB(約30GB)です。

障害ログファイルサイズを設定する例を,次に示します。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -elfs 1000

障害ログファイルのサイズを,キロバイト単位で指定します。

(8) 障害ログファイル数の設定

障害ログ(HDLMマネージャのログ(dlmmgr[1-16].log))のファイル数を設定しま す。

障害ログファイル数(HDLMマネージャのログファイル数)には,2〜16の値を指定 します。障害ログファイルサイズの指定と合わせて,採取できる障害ログの合計サイズ の最大値は32000000KB(約30GB)です。

障害ログファイル数を設定する例を,次に示します。

# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -elfn 5

障害ログファイルの数を数字で指定します。

(9) トレースファイルサイズの設定

トレースファイルのサイズを設定します。

ファイルサイズを設定できるトレースファイルは,hdlmtr[1-64].logです。トレース ファイルは固定長です。したがって,書き込まれるトレース情報が設定したファイルサ イズに満たない場合でも,出力されるトレースファイル一つ当たりのファイルサイズは 常に固定です。

トレースファイルサイズには,キロバイト単位で100〜16000の値を指定します。設定 されている値よりも小さい値を指定した場合,実行を確認するKAPL01097-Wのメッ セージが表示されてトレースファイルはいったん削除されます。すべてのトレースファ イルにトレースが書き込まれると,最も古いトレースファイルに新しいトレースが上書 きされます。

ドキュメント内 F03-10.book (ページ 109-117)