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ボリュームグループの共有

ドキュメント内 F03-10.book (ページ 131-136)

(2) HBA

3.11  ボリュームグループの共有

クラスタ構成の場合に,LVMのボリュームグループを新たにホスト間で共有するとき は,次の作業が必要です。

デバイスファイル名の対応の確認

ボリュームグループの作成

ボリュームグループの配布

それぞれの作業手順を次に説明します。手順は,クラスタソフトウェアにServiceGuard を使用している場合,HAモニタを使用している場合,Oracle RACを使用している場合 で共通です。

クラスタシステムを構成するための手順については,各クラスタソフトウェアのマニュ アルを参照してください。

3.11.1 デバイスファイル名の対応の確認

HDLMデバイスのデバイスファイル名は,ホストによって異なることがあります。した がってホスト間で共有するHDLMデバイスのデバイスファイル名を,すべてのホストに ついて調べてください。

host1とhost2でクラスタシステムを構成している場合の手順を例にします。

1. dlnkmgr view -path -item dn lu hdコマンドを実行して,ストレージサブシ ステム名,LU番号,ホストデバイス名を表示します。

host1での結果

host2での結果

この例では,host1のch16t0d0は,host2のch24t0d0に対応していることがわか ります。

3.11.2 ボリュームグループの作成

ボリュームグループを作成して,ボリュームグループを配布する準備をします。

次の手順は,一つのホストでだけ行ってください。

host1での実行例を次に示します。

1. pvcreateコマンドにHDLMデバイスのデバイスファイルを指定して実行し,物理 ボリュームを作成します。

# pvcreate -f /dev/rdsk/ch16t0d0

Physical volume "/dev/rdsk/ch16t0d0" has been successfully created.

2. mknodコマンドを実行して,vgデバイスファイルを作成します。

mknodコマンドにファイルのタイプにc,メジャー番号には論理ボリュームマネー ジャのメジャー番号を指定します。

# mkdir /dev/vg10

# mknod /dev/vg10/group c 64 0x040000

ボリュームグループ名は,すべてのホストで同一にしてください。

mknodコマンドに指定するマイナー番号には,すべてのホストで共通のマイナー番号

を指定してください。

この例では,ディレクトリ/dev/vg10およびvgデバイスファイル/dev/vg10/

groupを作成しています。

3. vgcreateコマンドにHDLMデバイスのデバイスファイルを指定して,ボリューム グループを作成します。

# vgcreate /dev/vg10 /dev/dsk/ch16t0d0

Volume group "/dev/vg10" has been successfully created.

Volume Group configuration for /dev/vg10 has been saved in /etc/

lvmconf/vg10.conf

4. lvcreateコマンドを実行して,論理ボリュームを作成します。

# lvcreate -L 1000 /dev/vg10

Logical volume "/dev/vg10/lvol1" has been successfully created with

character device "/dev/vg10/rlvol1".

Logical volume "/dev/vg10/lvol1" has been successfully extended.

Volume Group configuration for /dev/vg10 has been saved in /etc/

lvmconf/vg10.conf

この例では,ボリュームグループ/dev/vg10内に1000MB(メガバイト)のサイズ の論理ボリュームを作成しています。

5. vgdisplay -vコマンドを実行して,作成したボリュームグループを確認します。

# vgdisplay -v /dev/vg10 Volume groups

---VG Name /dev/vg10 VG Write Access read/write VG Status available :

Logical volumes

LV Name /dev/vg10/lvol1 :

Physical volumes

PV Name /dev/dsk/ch16t0d0 PV Status available

Total PE 446 Free PE 196 Autoswitch On

6. vgchange -a nコマンドを実行して,ボリュームグループを非活性化します。

# vgchange -a n /dev/vg10

Volume group "/dev/vg10" has been successfully changed.

7. vgexport -p -mコマンドにマップファイル名を指定して実行し,ボリュームグルー プのマップファイルを作成します。

このとき,-sオプションは指定しないでください。

# vgexport -p -m /tmp/vg10.map /dev/vg10

3.11.3 ボリュームグループの配布

次の手順は,すべてのホストで行ってください。このとき,pvcreateコマンドなどは,

配布先のホストでは実行しないでください。

host2での実行例を次に示します。

1. rcpコマンドを実行して,マップファイルをhost1から転送します。

# rcp host1:/tmp/vg10.map /tmp/vg10.map

rcpのほかに,ftpなども使用できます。

2. mknodコマンドを実行して,vgデバイスファイルを作成します。

mknodコマンドにファイルのタイプにc,メジャー番号には論理ボリュームマネー ジャのメジャー番号を指定します。

# mkdir /dev/vg10

# mknod /dev/vg10/group c 64 0x040000

ボリュームグループ名は,すべてのホストで同じボリュームグループ名にしてくださ い。

mknodコマンドに指定するマイナー番号には,すべてのホストで共通のマイナー-番 号を指定してください。

この例では,ディレクトリ/dev/vg10およびvgデバイスファイル/dev/vg10/

groupを作成しています。

3. vgimportコマンドを実行して,ボリュームグループをインポートします。

vgimportコマンドに,手順1で求めた配布元ホストのHDLMデバイスのデバイス ファイル名と対応する,配布先ホストのHDLMデバイスのデバイスファイル名を指 定します。このとき,vgimportコマンドに-sオプションは指定しないでください。

この例でのデバイスファイル名の対応関係は,次のとおりです。

配布元ホスト:/dev/dsk/ch16t0d0 配布先ホスト:/dev/dsk/ch24t0d0

# vgimport -m /tmp/vg10.map /dev/vg10 /dev/dsk/ch24t0d0 vgimport: Warning: Volume Group belongs to different CPU ID.

Can not determine if Volume Group is in use on another system.

Continuing.

Warning: A backup of this volume group may not exist on this machine.

Please remember to take a backup using the vgcfgbackup command after activating the volume group.

4. vgchange -a yコマンドを実行して,ボリュームグループを活性化します。

# vgchange -a y /dev/vg10 Activated volume group

Volume group "/dev/vg10" has been successfully changed.

5. vgdisplay -vボリュームグループ名コマンドを実行して,インポートが成功したこ とを確認します。

# vgdisplay -v /dev/vg10 Volume groups

---VG Name /dev/vg10 VG Write Access read/write

VG Status available :

Logical volumes

LV Name /dev/vg10/lvol1 :

Physical volumes

PV Name /dev/dsk/ch24t0d0 PV Status available

Total PE 446 Free PE 196 Autoswitch On

6. vgchange -a nコマンドを実行して,ボリュームグループを非活性化します。

# vgchange -a n /dev/vg10

Volume group "/dev/vg10" has been successfully changed.

3.12 ボリュームグループの移行(SCSI デバ

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