同じ VirtualCenter サーバによって現在管理されているホスト(管理ホスト)と、そ のサーバによって現在管理されていないホストとでは、クラスタにホストを追加する 場合の手順が異なります。 ホストを追加したあと、そのホストに導入されている仮想 マシンは、クラスタの一部になります。
クラスタへの管理ホストの追加
VirtualCenter のインベントリ パネルには、その VirtualCenter サーバによって管理さ れているすべてのクラスタとすべてのホストが表示されます。 VirtualCenter サーバへ のホストの追加については、『ESX Server 構成ガイド』を参照してください。
クラスタに管理ホストを追加するには
1 インベントリまたはリスト ビューからホストを選択します。
2 ホストをターゲット クラスタ オブジェクトにドラッグします。
クラスタにホストを追加すると、ホスト上で [HAの構成(Configuring HA)] シス テム タスクが生成されます。 このタスクが完了したあと、ホストが HA サービスに含 まれます。
クラスタへの非管理ホストの追加
同じ VirtualCenter サーバによって現在クラスタとして管理されていない(したがっ て、表示されない)ホストを追加することができます。
クラスタに非管理ホストを追加するには
1 ホストの追加先のクラスタを選択して、右クリック メニューから [ ホストの追加
(Add Host)] を選択します。
2 ホスト名、ユーザー名、およびパスワードを入力して、[ 次へ(Next)] をク リックします。
ホストがクラスタに追加されます。 クラスタにホストを追加すると、ホスト上でシス テム タスク [HAの構成(Configuring HA)] が生成されます。 このタスクが完了した あと、ホストが HA サービスに含まれます。
互換性のないネットワーク構成をもつホストの追加
VMware HA クラスタにホストを追加する場合、そのホストのネットワーク構成が、
すでにクラスタに存在するホストのネットワーク構成と互換性があることが必要で す。 互換性がない場合、次のセクションで説明する詳細な構成オプションを使用して ホストを追加できます。
VMware HA クラスタ内のホストは、1 つ以上のネットワークを使用して相互に通信 します。 ESX Server ホストでは、デフォルトのネットワークはサービス コンソール ネットワークです。 ESX Server 3i ホストでは、定義されたネットワークが 1 つだけで、
それが VMotion ネットワークでないかぎり、デフォルトで VMotion 以外のネット ワークを使用します。 クラスタの通信では、特に指定しない限り、VMotion ネット ワークは除外されます。
VMware HA の構成では、クラスタの通信で使用する仮想 NIC を指定し、仮想 NIC アレ イが構成用としてホストに渡されます。 クラスタの最初のノードが、あとで追加される ホストに必要なネットワークを指定します。 仮想 NIC の IP アドレスにサブネット マス クを適用することによって、ネットワークが指定されます。 これはネットワーク参照値 を生成し、クラスタに追加されるほかノードもこれに一致する必要があります。
たとえば、HostA と HostB という名前の、2 つのホストがあると仮定します。 HostA に 2 つのサービス コンソール ネットワークがあり(多重にすることを推奨)、その 2 つのネットワークが 10.10.10.0 と 192.168.10.0 である場合、HostB を追加すると、
HostB もクラスタ通信でこの 2 つのネットワークを使用できる場合を除いて、構成の 障害が発生します。
使用するネットワークを制御するには(デフォルトが一致しない場合)は、詳細構成 オプションdas.allowNetwork[...]を使用してください。詳細は「HA の詳細オプ ションの設定 (P.128)」を参照してください。
たとえば、クラスタでは次のように詳細オプションを設定できます。
● das.allowNetwork1 "Service Console"
●
どちらの場合でも、両方のホストは、前述の文字列に一致するポート グループ名の 仮想 NIC を渡すだけです。 das.allowNetwork[...]の値は、必要な数だけ指定でき ます(必要に応じてdas.allowNetworkConsole1と定義することも可能 )。
クラスタへのホストの追加の結果
HA クラスタにホストが追加されると、
そのホストのリソースを、クラスタがただちにクラスタのルート リソース プー ル内で使用できるようになります。
クラスタで DRS が有効に設定されていない場合、すべてのリソース プールが、ク ラスタの最上位レベルの(非表示の)リソース プールに畳み込まれます。
実行中の各仮想マシン用に必要なまたは保証された分を超えるホスト上の容量 が、クラスタ プール内の予備の容量として使用可能になります。 この予備の容量 は、ホスト障害時に別のホスト上で仮想マシンを起動するために使用します。
実行中のいくつかの仮想マシンを持つホストを追加し、その追加のために、クラ スタがすでにフェイルオーバー要件を満たさない場合、警告が表示され、クラス タが赤で表示されます。
デフォルトでは、追加されたホスト上のすべての仮想マシンは、クラスタのデフォ ルトの仮想マシン再起動優先順位(指定されていない場合、[ 中(Medium)])、 およびクラスタのデフォルトのホスト隔離時の対応(指定されていない場合、[ 仮 想マシンをパワーオンのままにする(Leave VM powered on)])に設定されま す。 オプションの詳細については、「HA オプションの選択 (P.97)」を参照してく ださい。
システムは、各ホスト上の HA サービスの状態も監視し、構成の問題に関する情 報を [ 概要(Summary)] ページに表示します。
ホストがクラスタから削除された場合(または切断されるか、メンテナンス モードに入れられた場合)、HA サービスは構成解除されます。 システムによって 生成され、完了しなければならない [HAの構成解除(Unconfiguring HA)] シ ステム タスクがホストに表示される場合があります。
注意 ESX Server 3i ホストでのクラスタ通信に VMotion ネットワークの使用を許可す る場合は、das.allowVmotionNetworks詳細オプションを使用します。 「HA の詳細 オプションの設定 (P.128)」を参照してください。
注意 リソース プール階層が失われます。 あとでクラスタからホストを削除して も、リソース プール階層は使用可能になりません。
ホスト上での HA の構成と構成解除
HA クラスタにホストを追加すると、システム タスク [HAの構成(Configuring HA)] が生成されます。 ホストを HA 用に準備完了にする前に、このタスクを正常に完了する 必要があります。 HA 用にホストが構成または構成解除されている間、ホストの状態は 黄色であり、保留中の可能性がある操作が [ 概要(Summary)] ページに表示されます。
ホストは次の場合に HA 用に構成されます。
クラスタの HA を有効にした場合
HA クラスタ内のホストに接続した場合
ホスト上でメンテナンス モードを終了した場合 ホストは次の場合に HA 用に構成解除されます。
クラスタの HA を無効にした場合
ホストを切断した場合
ホスト上でメンテナンス モードに入った場合
システム タスク「HAの構成解除(Unconfiguring HA)」が生成される場合がありま す。 切断またはメンテナンス モードに入る場合、それぞれのタスクの一部として構成 解除が行われ、別個のシステム タスクは生成されません。 また、各ホストで HA サー ビスが監視され、エラーがある場合、ホストの [ 概要(Summary)] ページにエラー が示されます。 ホストには赤のマークが付きます。
構成または構成解除のタスクが失敗した場合、そのタスクの関連するイベントで追加 の情報を受け取ることができます。 ホスト上のログも調べなければならないかもしれ ません。 エラーを修正する場合は、障害が起きたホスト上で、HA の再構成をする [HA の再構成(Reconfigure HA)] タスクが発生します。
注意 ホストを HA クラスタから切断すると、フェイルオーバー処理用に使用可能な リソースが少なくなります。 クラスタのフェイルオーバー キャパシティが、構成され たフェイルオーバー キャパシティ以下の場合に、ホストを切断する処理を開始する と、クラスタのフェイルオーバーの警告が出ます。 切断を完了した場合、構成済みの フェイルオーバー レベルをクラスタが維持できないことがあります。
注意 HA を構成するとき、DNS サーバがホスト名を特定できる必要があります。 ただ し、構成後は、HA が名前の特定をキャッシュするため、フェイルオーバー操作を実