前のセクションでは、単一ホストのリソースを共有する 2 つのリソース プールを セットアップしました。 クラスタは、ホストのセットで構成されます。 VMware DRS
(Distributed Resource Scheduler)が有効な場合、クラスタは共有リソース プールを サポートし、クラスタ内の仮想マシンの配置と動的ロード バランシングを実行しま す。 試験的な分散電源管理機能も、DRS で有効にできます。 これは、十分に余分な容 量が存在するときに、ホストをスタンバイ電源モードにすることを推奨してクラスタ の電源消費を減らします。 VMware HA(High Availability)が有効な場合、クラスタは フェイルオーバーをサポートします。 ホストに障害が発生した場合、関連付けられて いるすべての仮想マシンが、別のホスト上で再起動されます。
このセクションでは、クラスタの作成について順を追って説明し、基本的なクラスタ 注意 クラスタ機能を使用するには、ライセンスが必要です。
3 つの物理ホストからなるクラスタがあると仮定します。 各ホストは 3 GHz と 1.5 GB を提供し、合計で 9 GHz と 4.5 GB が使用可能です。 クラスタで DRS を有効にする場 合、異なる予約またはシェアを持つリソース プールを作成して、部門、プロジェク ト、ユーザーなどによる仮想マシンのグループに対する統合的な割り当てを管理でき ます。
DRS が有効なクラスタの場合、システムは、仮想マシンのパワーがオンにされる時 点で、仮想マシンを最適な物理ホスト上に配置します(または配置の勧告を行いま す)。 正確な動作は、クラスタのデフォルトの自動化レベル、または特定の仮想マシ ンの自動化モードによって異なります。
クラスタを作成およびカスタマイズするには
1 VI Client を起動し、VirtualCenter サーバに接続します。
2 左側のインベントリ パネルでデータ センターを右クリックし、[ 新規クラスタ
(New Cluster)] を選択します。
3 クラスタの名前を指定し、HA と DRS を有効にします。
4 DRS については、完全自動化のデフォルトをそのまま使用します。
5 HA については、ホスト障害と許可制御のデフォルトをそのまま使用します。
6 [ 仮想マシンのスワップファイル ポリシー(Swapfile Policy for Virtual Machines)]
の適切なオプションを選択します。
7 [ 終了(Finish)] をクリックします。指定した属性を使用して、VirtualCenter サーバが新しいクラスタを作成します。
DRS、HA、および使用可能な属性の詳細については、「第 5 章 VMware クラスタの作 成 (P.91)」を参照してください。
次は、いくつかのホストをクラスタに追加します。 DRS が有効に設定されているクラ スタの使用は、クラスタ内にホストが 2 つしかない場合でも有用です。
HA を有効にしたクラスタでは、最大 4 つの同時ホスト障害をサポートできます。 次 の各方法では、同じ VirtualCenter サーバによって管理されるクラスタにホストを追 加します。
クラスタにホストを追加するには
1 VI Client の左側のパネルでホストを選択し、そのホストをクラスタのアイコンに ドラッグします。
DRS が有効に設定されているクラスタの場合、ホストの仮想マシンをクラスタ の(非表示の)ルート リソース プールに直接追加するのか、ホストを表す新規 リソース プールを作成するのかを指定するよう求めてきます。 ルート リソース プールは最上位レベルにあり、クラスタによってリソースが所有されるので表示 されません。
DRS が有効に設定されていないクラスタの場合、すべてのリソース プールが削 除されます。
2 適切なオプションを選択します。 最初のオプションを選択すると、クラスタに追 加するホスト上にあったリソース プール階層が削除され、すべてのリソースが クラスタによって管理されるようになります。 ホスト用にリソース プールを作成 した場合は、2 番目のオプションを選択します。
3 クラスタを選択し、[ リソース割り当て(Resource Allocation)] タブを選択し て、ホストを追加し、クラスタのリソース割り当て情報を確認します。
注意 HA が有効に設定してあるクラスタを使用している場合は、指定したフェ イルオーバー キャパシティを満たすのに十分なホストを追加するまで、赤の警 告アイコンがクラスタに付く場合があります。 「有効なクラスタ、黄色のクラス タ、赤のクラスタ (P.82)」を参照してください。
本章の内容は次のとおりです。