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リソース プールについて

ドキュメント内 Resource Management Guide (ページ 44-47)

リソース プールを使用して、使用可能な CPU リソースとメモリ リソースを階層的に パーティション分割します。 

各スタンドアロン ホストと各 DRS クラスタには、(非表示の)ルート リソース プー ルがあり、そのホストまたはクラスタのリソースがグループ分けされています。 ホス ト(またはクラスタ)とルート リソース プールは常に同じであるため、ルート リ ソース プールは表示されません。 

子リソース プールを作成しない場合は、ルート リソース プールだけが存在します。 

ユーザーは、ルート リソース プールの子リソース プール、またはユーザーが作成し た任意の子リソース プールの子リソース プールを作成できます。 それぞれの子リ ソース プールは、親のリソースの一部を保持し、これによって、連続した小さな単 位のコンピュータ機能を表す子リソース プールの階層構造が形成されます。 

リソース プールには、子リソース プール、仮想マシン、またはその両方を格納でき ます。 共有リソースの階層を形成できます。 より上位にあるリソース プールを親リ ソース プールと呼びます。 同じレベルにあるリソース プールと仮想マシンを兄弟と 呼びます。 クラスタ自体は、ルート リソース プールを表します。 

図 3-1  リソース プール階層での親、子、および兄弟

図 3-1 の RP-QA は、RP-QA-UI の親リソース プールです。 RP- マーケティングと RP-QA  は兄弟です。 RP- マーケティングのすぐ下にある 3 台の仮想マシンは兄弟です。 

各リソース プールに対し、予約、制限、シェア、予約拡張の可否を指定します。 リソー ス プールのリソースは、その子リソース プールと仮想マシンからも使用できます。

注意   VMware DRS は、仮想マシン間でリソースのバランスを取るのに役立ちま す。 これについては、「VMware DRS について (P.64)」に説明があります。

ルート リソース  兄弟

兄弟

子リソース プール 親リソース プール

リソース プールを使用する理由

リソース プールを使用すると、ホスト(またはクラスタ)のリソース管理を委任す ることができます。特にリソースプールを使用して、クラスタ内のすべてのリソース を区分化する場合に利点があります。 ホストまたはクラスタの直接の子として、複数 のリソース プールを作成し、構成できます。 そのあと、リソース プールの管理をほ かの個人または組織に委任できます。 

リソース プールを使用すると、次の利点を得られる場合があります。 

„ 柔軟な階層型編成 必要に応じて、リソース プールを追加、削除、再編成し、

リソース割り当てを変更します。 

„ プール間での隔離とプール内での共有 最上位レベルの管理者は、リソース  プールを部門レベルの管理者が使用できるようにすることができます。 1 つの部 門のリソース プールの内部的な割り当ての変更が、ほかの無関係なリソース  プールに不当な影響を及ぼすことはありません。 

„ アクセス制御と委任 最上位レベルの管理者が、リソース プールを部門レベル の管理者が使用できるようにした場合、部門レベルの管理者は、現在の設定

(シェア、予約、制限)によってリソース プールに割り当てられるリソースの限 度内で、すべての仮想マシンの作成と管理を実行できます。 一般に、委任は権限 の設定とともに行われます。これについては、『製品の概要』に説明があります。 

„ リソースとハードウェアとの隔離 DRS が有効に設定されているクラスタを使用 している場合、すべてのホストのリソースは、常にそのクラスタに割り当てられ ます。 これは、リソースを提供する実際のホストと無関係に管理者がリソース管 理を実行できることを意味します。 たとえば 3 つの 2 GB ホストを 2 つの 3 GB ホ ストに置き換える場合、リソース割り当てを変更する必要はありません。 

このように切り離して考えることで、管理者は個々のホストというより、コン ピュータ容量全体に注意を払えるようになります。 

„ 多層サービスを実行する仮想マシンのセットの管理 各仮想マシンに対してリ ソースを設定する必要がありません。 代わりに、それらの仮想マシンを含むリ ソース プールに対する設定を変更することで、仮想マシンのセットに対するリ ソースの全体的な割り当てを制御することができます。

たとえば、ホストに多数の仮想マシンがあるとします。 マーケティング部門は 3 つの 仮想マシンを使用し、QA 部門は 2 つの仮想マシンを使用します。 QA 部門は、より多 くの CPU とメモリを必要とするため、管理者は、グループごとに 1 つのリソース  プールを作成します。 QA 部門のユーザーは自動化されたテストを実行するため、管 理者は QA 部門のプールの [CPU シェア(CPU Shares)] を [ 高(High)] に設定し、

マーケティング部門のプールを [ 標準(Normal)] に設定します。 CPU とメモリのリ ソースがより少ない 2 番目のリソース プールでも、マーケティング スタッフの軽い 負荷には十分です。 QA 部門が割り当て分のすべてを使用していない場合、マーケ ティング部門はいつでも使用可能リソースを使用することができます。

このシナリオを図 3-2に示します。 数値は、リソース プールに対する実際の割り当て を示しています。 

図 3-2  リソース プールへのリソースの割り当て

ホスト リソース プールとクラスタ リソース プール

スタンドアロン ESX Server ホストまたは DRS クラスタの子リソース プールを作成で きます。 

„ スタンドアロン ESX Server ホストの場合は、ホストの子としてリソース プールを 作成および管理できます。 各ホストは、自身のリソース プール階層をサポートし ます。

„ DRS が有効に設定されていないクラスタにホストを追加する場合、ホストのリソー ス プール階層は破棄され、リソース プール階層を作成することはできません。

„ DRS が有効に設定されているクラスタの場合、すべてのホストのリソースは、ク ラスタに割り当てられます。 

リソース プールを持つホストを DRS クラスタに追加する場合、リソース プール の配置を決定するよう求められます。 デフォルトでは、リソース プール階層は破 棄され、仮想マシンと同じレベルでホストが追加されます。 ホストのリソース  プールをクラスタのリソース プール階層に継ぎ足すことを選択でき、最上位レ ベルのリソース プールの名前を選択できます。 「リソース プールとクラスタ 

(P.57)」を参照してください。

すべてのリソースが統合されるので、個々のホストのリソースを管理するのではな く、クラスタ レベルですべてのリソースを管理することになります。 仮想マシン は、事前定義された特性を持つリソース プールに割り当てます。 あとでホストの追 加、削除、またはアップグレードによって容量を変更する場合、リソース プール に対して行ったリソース割り当てを変更する必要が生じる可能性があります。 

VirtualCenter サーバが使用不能になった場合は、ESX Server ホストに接続した VI  Client を使用して変更します。 ただし、VirtualCenter サーバが再び使用可能に なった時点でクラスタが黄色(オーバーコミット)または赤(無効)になること があります。 「有効なクラスタ、黄色のクラスタ、赤のクラスタ (P.82)」を参 照してください。 クラスタが自動モードの場合、VirtualCenter サーバが再び使用 可能になった時点で、VirtualCenter は、記憶している最後のクラスタ構成を再適 用します(加えた変更が取り消されることがあります)。 

ドキュメント内 Resource Management Guide (ページ 44-47)