JP1/AJS2 は,SAP R/3 や Oracle E-Business Suite などの ERP システムと連携できます。ここでは,ERP システムと連 携して,ERP システムの処理を JP1/AJS2 のジョブとして定 義する方法について説明します。
7.1 ERPシステム連携の概要
7.2 SAP R/3システム,またはSAP BWシステム連携時のセットアップ 7.3 Oracle E-Business Suite連携時のセットアップ
7.4 ERP連携ジョブの定義
7.1 ERP システム連携の概要
SAP R/3システムやOracle E-Business Suiteシステムの処理を,JP1/AJS2を使って自 動運用できます。JP1/AJS2のカレンダー機能やジョブスケジュール機能を活用すること で,ERPシステムの業務を細かくスケジューリングして運用できます。
ERPシステムの業務は,ERPシステム用のカスタムジョブとして,ジョブネットに定義 します。カスタムジョブとほかのジョブとを関連づけることで,何らかの事象を契機に ERPの業務を実行したり,ERPの業務に障害があったときにリカバリージョブを自動的 に実行させたりという処理ができます。
JP1/AJS2は,下記のERPシステムと連携できます。
• SAP R/3システム
• SAP BWシステム
• Oracle E-Business Suite
SAP R/3システムまたはSAP BWシステムとJP1/AJS2を連携して使うには,JP1/
AJS2 for Enterprise Applicationsが必要です。JP1/AJS2 for Enterprise Applications は,カスタムジョブを実行するJP1/AJS2 - AgentまたはJP1/AJS2 - Managerと同じホ ストにインストールします。JP1/AJS2 for Enterprise Applicationsは,JP1 Version 6 のJP1/Application Manager for R/3(R)を名称変更したものです。
また,Oracle E-Business SuiteとJP1/AJS2を連携して使うには,JP1/AJS2 for Oracle E-Business Suiteが必要です。JP1/AJS2 for Oracle E-Business Suiteも,カスタム ジョブを実行するJP1/AJS2 - AgentまたはJP1/AJS2 - Managerと同じホストにインス トールします。JP1/AJS2 for Oracle E-Business Suiteは,JP1 Version 6のJP1/
Application Manager for Oracle E-Business Suiteを名称変更したものです。
7.2 SAP R/3 システム,または SAP BW シス テム連携時のセットアップ
SAP R/3システム,またはSAP BWシステム用のカスタムジョブを定義・実行する場
合,カスタムジョブを実行するホストにJP1/AJS2 for Enterprise Applicationsが必要で す。また,JP1/AJS2 - Viewを使ってカスタムジョブを定義する場合は,JP1/AJS2 for Enterprise Applicationsが提供するJP1/AJS2用の定義プログラムをJP1/AJS2 - View ホストにコピーする必要があります。
SAP R/3システムと連携するときのシステム構成例を次の図に示します。
図7-1 SAP R/3システム連携時のシステム構成例
SAP R/3システムと連携するときのセットアップ手順を次の図に示します。
図7-2 SAP R/3システム連携時のセットアップ手順
カスタムジョブアイコンの登録方法については,「5.2 標準カスタムジョブの登録」を参 照してください。
7.3 Oracle E-Business Suite 連携時のセット アップ
Oracle E-Business Suite用のカスタムジョブを定義・実行する場合,カスタムジョブを 実行するホストにJP1/AJS2 for Oracle E-Business Suiteが必要です。また,JP1/AJS2 - Viewを使ってカスタムジョブを定義する場合は,JP1/AJS2 for Oracle E-Business Suiteが提供するJP1/AJS2用の定義プログラムをJP1/AJS2 - Viewホストにコピーする 必要があります。
Oracle E-Business Suiteと連携するときのシステム構成例を次の図に示します。
図7-3 Oracle E-Business Suite連携時のシステム構成例
Oracle E-Business Suiteと連携するときのセットアップ手順を次の図に示します。
図7-4 Oracle E-Business Suite連携時のセットアップ手順
カスタムジョブアイコンの登録方法については,「5.2 標準カスタムジョブの登録」を参 照してください。
7.4 ERP 連携ジョブの定義
ここでは,ERP用のカスタムジョブをジョブネットに定義する手順を説明します。
1. 編集するジョブネットを[ジョブネットエディタ]ウィンドウで開く。
編集したいジョブネットを開き,[排他編集]をチェックしてください。
2. アイコンリストから,カスタムジョブのアイコンをドラッグし,マップエリアにド ロップする。
連携するERPシステムによってアイコンが異なります。
アイコンをドロップすると,[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスが表 示されます。
3. ユニット名などの属性を定義する。
4.[詳細]ボタンをクリックする。
ジョブの詳細情報を設定するダイアログボックスが表示されます。表示されるダイア ログボックスは連携するプログラムによって異なります。設定する情報については,
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 for Enterprise
Applications」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 for Oracle E-Business Suite」を参照してください。
5. 実行するジョブの詳細情報を定義し,[OK]ボタンをクリックする。
6.[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックする。