2 メールシステムとの連携
2.6 メール送信の定義
メール送信ジョブを実行したときに,どのようなメールを送信するのかを定義します。
2.6.1 メール送信の定義方法
メール送信を実行するために,次の2種類のうちどちらかの方法でジョブを定義します。
• JP1/AJS2 - Viewの[ジョブネットエディタ]ウィンドウでメール送信ジョブを定義 する。
• ユニット定義ファイルに必要な情報を定義し,ajsdefineコマンドで定義する。
メール送信の詳細定義(またはパラメーター)には,次の項目を指定します。
• プラットフォーム
• 宛先
• プロファイル名(Windowsの場合)
このほか,必要に応じて件名や本文などを指定します。
2.6.2 送信するメールの形式
テキスト形式のメールを送信できます。メール本文に入力するか,または本文を書いた テキストファイルを送信します。なお,本文と本文ファイルの両方を定義した場合は,
本文ファイルの内容が優先されます。
また,Windowsの場合は,添付ファイルも送信できます。
2.6.3 送信する添付ファイルのリスト(Windows 限定)
添付ファイルを送信するときに,添付ファイルのリストを作成しておき,そこに書かれ ているファイルを自動的に添付して送信できます。
添付ファイルのリストは,ユーザーがプレーンテキスト形式で作成します。添付ファイ ルのリストの書式を次の表に示します。
表2-7 添付ファイルのリストの書式
場所 書式 内容
1行目 Files:ファイル数 「ファイル数」には2行目以降の添付ファイルの数を記述
します。記述されたファイルが「ファイル数」より多い 場合は,オーバーした数のファイルが無視されます。記 述されたファイルが「ファイル数」より少ない場合は,
記述された分だけが有効になります。
2行目以降 ファイルのフルパス名 1行に一つずつ,添付ファイルのフルパス名を記述しま す。
添付リストファイルの書式例を次に示します。
図2-15 添付リストファイルの書式例
なお,添付ファイルと添付ファイルのリストの両方を定義した場合は,添付ファイルリ ストの内容が優先され,添付ファイルのリストに書かれているファイルが送信されます。
2.6.4 メール送信時の注意事項(Windows 限定)
メール送信時の注意事項を次に示します。
送信済みメールの削除
メール送信ジョブで送信したメールは,Outlookの「送信済みアイテム」に残され ています。メールサーバ上またはメール送信を実行しているコンピュータのディス ク容量を圧迫する要因となりますので,Outlookをメールシステム連携で使用して いるプロファイルで定期的に起動し,「送信済みアイテム」にあるメールを削除して ください。
なお,Outlookの「送信済みアイテム」に格納されているメールを削除する場合に は,削除する前に,JP1/AJS2メール監視プロセスまたはJP1/AJS2 Mailサービス を停止させておいてください。
「メールアドレスマップファイル」の作成(Outlook 2000限定)
Microsoft Mailをメールサーバとしてメールを送信する場合,類似したメールアド レス(例えば,「Hitachi」と「Hitachi2」)が存在するとき,送信先メールアドレス を解決できず,メール送信に失敗することがあります。この場合,次のファイルに ログが出力されます。
ログ格納ファイル
JP1/AJS2インストール先フォルダ¥log¥jpomlapisend[1|2].log ログの内容
Send Address(AMBIGUOUS_RECIPIENT):Hitachi TO:
このような場合に備えて,「メールアドレスマップファイル」を作成しておきます。
このファイルを作成しておくと,ファイルに記載されたアドレスと一致した場合は そのアドレスを使ってメールを送信できます。
「メールアドレスマップファイル」は「JP1/AJS2メールシステム連携メールアドレ スマップツール」を使って作成します。このツールは次のフォルダに格納されてい ます。
JP1/AJS2メールシステム連携メールアドレスマップツール格納フォルダ JP1/AJS2インストール先フォルダ¥bin¥jpomladdress.exe
Microsoft Mailメールサーバにメールを送信する場合は,実際にメールを送信する マネージャーホストまたはエージェントホストで,「JP1/AJS2メールシステム連携 メールアドレスマップツール」を使ってメールアドレスを設定しておいてください。
なお,このツールは,Microsoft Mail以外のメールサーバを使用している場合でも 使用できます。
メール送信失敗時の対策
メールアドレスの不正などによってメール送信に失敗し,サーバから配信不能の メッセージが返された場合に,メール送信に失敗したアドレスの先頭に「=」が付い て表示されていることがあります。
これは送信先メールアドレスを二つの方法で解決しようとしているためです(「=」
が付いているアドレス・付いていないアドレスの両方でアドレス解決を試みていま す)。「=」付きの配信不能メッセージが返された場合には,「JP1/AJS2メールシス テム連携メールアドレスマップツール」を使って「メールアドレスマップファイル」
を作成することをお勧めします。
メール送信ジョブで宛先として指定できる形式
メール送信ジョブで,宛先として指定できる形式を次の表に示します。
表2-8 メール送信ジョブで宛先として指定できる形式
(凡例)
○:指定できる。
×:指定できない。
プロファイル名 形式 指定可否
Exchange Server 表示名 ○
エイリアス ○
アドレス ×
インターネットメール ○
Groupmax ニックネーム ×
日本語名 ×
英語名 ×
インターネットメール ○
インターネットメール インターネットメールアドレス ○
Microsoft Mail 名前 ○
メールボックス ×
2.6.5 メール送信ジョブ定義時の注意事項
メール送信ジョブで「本文ファイル」「添付ファイル」「添付ファイルリスト」を指定す る場合,ファイルはローカルドライブ上に作成してください。ネットワークドライブ上 のファイル(¥¥コンピュータ名¥フォルダ¥の形式で指定したファイルや,ネットワーク ドライブの割り当てをしたドライブのファイル)は使用できません。