4 JP1/Power Monitor との連携
4.4 ホストの電源制御を定期的に実行するため の定義例
4.4.2 他ホストの電源制御を定期的に実行する
● 最後のジョブネットの終わりに電源制御ジョブを定義する
図4-8のジョブネット「業務D」に,最後に実行されるジョブとしてローカル電源制御 ジョブを定義します。
なお,ローカル電源制御ジョブの[終了要求種別]に[監視終了]または[制限終了]
を設定すると,電源制御ジョブの実行時にほかのジョブが実行中のとき,ジョブの終了
を待ってJP1/AJS2を停止させ,停止完了を待ってシステムを終了できます。
また,ローカル電源制御ジョブの[終了要求種別]で[強制終了]を設定すると,電源 制御ジョブの実行時にほかのジョブが実行中のとき,実行中のジョブネットを安全に実 行中断した上でJP1/AJS2を停止させ,停止完了を待ってシステムを終了できます。
用の関係で1〜2時間程度変動することを想定します。
(1) Windows の場合
他ホストを電源制御する場合は,次のようなシステム構成になります。
図4-9 他ホストの電源制御を定期的に行うためのシステム構成(Windowsの場合)
(a) ホストの起動時刻の設定
JP1/Power Monitorでホストの起動時刻を設定します。この設定は,MANAGER,
HOST1,およびHOST2で行います。なお,MANAGERで設定したあと,スケジュー
ル情報の退避コマンドや運転スケジュール定義ファイルのエクスポートを実行して
HOST1およびHOST2に配布したあと,スケジュール情報の回復コマンドや運転スケ
ジュール定義ファイルのインポートを実行すれば,HOST1およびHOST2に
MANAGERと同じスケジュール情報を設定することもできます。
JP1/Power Monitorでホストの起動時刻を設定する手順を次に示します。この例では,
ホストの起動時刻を6:00に設定するとします。
1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−
[カレンダー設定]を選択する。
JP1/Power Monitorの[カレンダー設定]ダイアログボックスが表示されます。
2. カレンダーからホストを起動する曜日を選択し,[時刻設定]ボタンをクリックする。
[時刻設定]ダイアログボックスが表示されます。
3.[時刻]にホストの起動時刻を設定する。
ホストを起動したい時刻を設定します。この例の場合,6:00と設定します。
4.[電源オン]ラジオボタンを選択し,[追加]ボタンをクリックする。
[時刻設定リスト]に「6:00 オン」と表示されます。
5.[OK]ボタンをクリックする。
設定した内容が登録されます。
手順2〜5の操作を,日曜日を除くすべての曜日に行います。
(b) ホスト停止の設定
ホストの停止については,JP1/AJS2でホストを停止するジョブネットを定義します。
1日のジョブスケジュールが次のような場合,ジョブネットの定義方法には幾つかのパ ターンがあります。
図4-10 1日のジョブスケジュール
● JP1イベントを使って電源制御ジョブを実行する
図4-10のジョブネット「業務D」の最後に,ジョブネット実行終了時にJP1イベントを 送信するJP1イベント送信ジョブを定義し,そのJP1イベントを受信してから電源制御 ジョブを実行するジョブネット「ローカルオフ」を定義します。
ジョブネット「ローカルオフ」は,次のように定義します。
● 最後のジョブネットの終わりに電源制御ジョブを定義する
図4-10のジョブネット「業務D」に,最後に実行されるジョブとしてローカル電源制御 ジョブを定義します。
なお,ローカル電源制御ジョブの[終了要求種別]に[計画終了]を設定すると,電源 制御ジョブの実行時にほかのジョブが実行中のとき,ジョブの終了を待ってJP1/AJS2 を停止させ,停止完了を待ってシステムを終了できます。
また,ローカル電源制御ジョブの[終了要求種別]で[強制終了]を設定すると,電源 制御ジョブの実行時にほかのジョブが実行中のとき,実行中のジョブネットを安全に実 行中断した上でJP1/AJS2を停止させ,停止完了を待ってシステムを終了できます。
(2) UNIX の場合の設定例
他ホストを電源制御する場合は,次のようなシステム構成になります。
図4-11 他ホストの電源制御を定期的に行うためのシステム構成(UNIXの場合)
(a) ホストの起動時刻の設定
ホストの起動時刻を設定します。ホストの起動時刻の設定には,構成定義ファイルおよ び運転スケジュール定義ファイルを使用します。この例では,構成定義ファイルおよび 運転スケジュール定義ファイルの名称を次のとおりとします。
• 構成定義ファイル: /usr/lib/jp1_aom/conf
• 運転スケジュール定義ファイル: /usr/lib/jp1_aom/sch
この設定は,MANAGER,HOST1,およびHOST2で行います。なお,MANAGERで 定義ファイルを設定したあとに定義ファイルの退避コマンドを実行し,HOST1および
HOST2に配布して定義ファイルの回復コマンドを実行すれば,HOST1およびHOST2
をMANAGERと同じ設定内容にすることもできます。
ホストの起動時刻を設定する手順を次に示します。
1. 自動起動用シェルスクリプトファイル(/usr/lib/jp1_aom/startup)を,viなどのエディ ターで開く。
次のような,自動起動用シェルスクリプトファイルの内容が表示されます。
2.「LANG=」の前の「: #」を削除する。
コメントとして記述されていた「: #」を削除し,OSから呼び出せるように設定しま す。
3.「LANG=」の部分に,イベントを解釈するときに使用する言語種別を設定する。
ここでは「Ja_JP.IBM-932」を設定します。
4.「/usr/lib/jp1_aom/conf」の部分を,使用する構成定義ファイル名に書き換える。
ここでは,標準構成定義ファイルをそのまま使うので,「/usr/lib/jp1_aom/
conf」のままとします。
5. 書き換えた内容を保存し,エディターを終了する。
6. 構成定義ファイル(/usr/lib/jp1_aom/conf)をviなどのエディターで開く。
構成定義ファイルで次のようにパラメーターを設定します。
パラメーターschedule_fileには,運転スケジュール定義ファイル(/usr/lib/
jp1_aom/sch)を指定します。また,JP1/AJS2と連携して運用するため,パラメー ターrestrict_ajs_exec_jobには,「y」を指定します。
7. 書き換えた内容を保存し,エディターを終了する。
これで,構成定義ファイルの設定が完了です。
8. jaomcheccコマンドを実行し,構成定義ファイルで設定した情報の妥当性をチェック する。
次のようにコマンドを実行します。
jaomchecc /usr/lib/jp1_aom/conf
構成定義ファイルで設定した情報に誤りがあった場合は,標準エラー出力ファイルに エラー情報が出力されます。
9. 運転スケジュール定義ファイル(/usr/lib/jp1_aom/sch)をviなどのエディターで開 く。
運転スケジュール定義ファイルで次のようにパラメーターを設定します。
月曜日から土曜日は,同じ時刻に電源オンするので,まとめて設定します。
この設定例では,自動起動用シェルスクリプトファイルに設定した構成定義ファイル
(/usr/lib/jp1_aom/conf)を使って運用するため,構成定義ファイル名の位置に は何も指定しません。
10.書き換えた内容を保存し,エディターを終了する。
11.ホストまたはJP1/Power Monitorを再起動する。
(b) ホスト停止の設定
ホストの停止については,JP1/AJS2でホストを停止するジョブネットを定義します。
1日のジョブスケジュールが次のような場合,ジョブネットの定義方法には幾つかのパ ターンがあります。
図4-12 1日のジョブスケジュール
● JP1イベントを使って電源制御ジョブを実行する
図4-12のジョブネット「業務D」の最後に,ジョブネット実行終了時にJP1イベントを 送信するJP1イベント送信ジョブを定義し,そのJP1イベントを受信してから電源制御 ジョブを実行するジョブネット「ローカルオフ」を定義します。
ジョブネット「ローカルオフ」は,次のように定義します。
● 最後のジョブネットの終わりに電源制御ジョブを定義する
図4-12のジョブネット「業務D」に,最後に実行されるジョブとしてローカル電源制御 ジョブを定義します。
なお,ローカル電源制御ジョブの[終了要求種別]に[監視終了]または[制限終了]
を設定すると,電源制御ジョブの実行時にほかのジョブが実行中のとき,ジョブの終了
を待ってJP1/AJS2を停止させ,停止完了を待ってシステムを終了できます。
また,ローカル電源制御ジョブの[終了要求種別]で[強制終了]を設定すると,電源 制御ジョブの実行時にほかのジョブが実行中のとき,実行中のジョブネットを安全に実 行中断した上でJP1/AJS2を停止させ,停止完了を待ってシステムを終了できます。