決算整理仕訳の入力が終了したら、決算書を作成します。ここでは法人の決算書を例に決算 書の作成について簡単に説明します。
法人の決算書作成の詳細や、個人の青色申告決算書または収支内訳書の作成については、ヘ ルプ「決算処理の流れ」を参照してください。
① 決算書設定を行いましょう
決算書を作成する前に決算書設定を行います。
決算書設定では、決算書の表紙に印字される情報や決算書類のタイトルなどに関す る情報を入力します。また、決算書に関する注記が必要な場合には注記表の情報を入 力できます。
クイックナビゲータの[決算・
申告]カテゴリ−[決算書設定]
タブを切り替えて、各情報を入力 していきます。
<作成準備>
[決算書設定]の詳細については、
[ヘルプ]ボタンをクリックして 表示されるヘルプを参照してく ださい。
② 決算書を作成しましょう
決算書の設定が終わったら、[決算書作成]を 行います。
ク イ ッ ク ナ ビ ゲ ー タ の
[決 算・申 告]カ テ ゴ リ −
[決算書作成]
①[印刷]ボタンをクリックします。
②印刷する用紙を選択して、印刷する帳票 にチェックを入れます。後は必要に応じ て設定を変更します。
[決算書作成]ダイアログ
[印刷]ダイアログ
[印刷プレビュー]
③[OK]ボタンをクリックすると、決算書 を印刷します。[印刷プレビュー]ボタン をクリックすると、印刷イメージを表示 できます。
<決算書作成>
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弥生会計で作成できる決算書
• 法人の場合 「決算書」
• 個人事業者の場合
「青色申告決算書」または「収支内訳書」
法人の決算書
法人の決算書では、次の書類を作成できます。
• 表紙
• 貸借対照表
• 損益計算書
• 製造原価報告書(製造原価科目を使用する設定の場合)
• 株主資本等変動計算書
• 注記表
• 記名押印書
• 前期比較決算書
青色申告決算書の書類
青色申告決算書は、次の 4 枚の書類で構成されています。
※ 青色申告決算書(一般用)の場合 1 枚目 「損益計算書」
2 枚目 「月別売上(収入)金額及び仕入金額」や「給料賃金の内訳」など 3 枚目 「減価償却費の計算」など
4 枚目 「貸借対照表」
ヒ ヒント ヒント
ヒ ヒント ヒント
ヒ ヒント ヒント
決算書の注記表には重要な会計方針を記入しましょう
重要な会計方針とは、損益計算書、貸借対照表の作成において、採用する会計処理や手続き、表示 の方法のことをいいます。
1 つの会計事項に対して複数の選択可能な会計方針がある場合は、採用している会計方針によっ て、決算書の金額が異なることがあります。
例えば、減価償却方法(P93)を見た場合、定額法を使って計算するか、定率法を使って計算する かで減価償却費に大きな違いが生じ、結果として利益や損失にも大きな影響を与えることがあ ります。
このような場合、どのような方法を採用しているか(数値が変動する原因)について開示してい ないと、決算書の利用者が誤解してしまう可能性があるため、決算書の注記表には重要な会計方 針を記入することが義務付けられています。
<注記表の入力方法>
① [決算・申告]メニューの[決算書設定]−[決算書設定]をクリック、またはクイックナビゲータ の[決算・申告]カテゴリの[決算書設定]をクリックします。
② 次の手順で該当する注記を入力します。
ヒ ヒント ヒント
[注記表]タブをクリッ クします。
①
注記を入力します。
③ 入力する注記の種類を
選択します。
②