消費税はすべての取引に課されるのではなく、取引によっては非課税取引など消費税が課 されないものもあります。そのため、同じ勘定科目を使用する取引であっても、消費税が課 される取引と課されない取引があります。こういった取引の場合には注意が必要です。
たとえば、次のような取引がこのケースに該当します。
<取引例>
① 接待の飲食代金 30,000 円を現金で支払った
(飲食代金は消費税が課される取引)
② 取引先に対する慶弔費 30,000 円を現金で支払った
(慶弔費は消費税が課されない取引)
どちらも仕訳にすると以下のとおりです。
ただし、同じ仕訳ですが消費税法上の取扱いが異なります。
<取引に対する消費税法上の取扱いの違い>
借方 貸方
接待交際費 30,000 現金 30,000
接待交際費 消費税法上
の取扱い
課税対応仕入
対象外 課税取引
課税対象外 慶弔に関する費用
例:祝儀、祝い金など
接待に関する費用
例:飲食費、手土産など
税区分
同じ接待交際費であっても消費税法上の取扱いが 弥生会計では、
弥生会計
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■ 仕訳の税区分を変更する
弥生会計では、仕訳の税区分の設定から自動的に消費税を計算するため、前述した取引例 のように取引内容によって科目の税区分が異なる場合は、税区分を変更する必要がありま す。
消費税の税区分の変更は、帳簿や伝票へ仕訳を入力するときに、税区分欄(または相手税区 分欄)をクリックして、該当する税区分に変更します。たとえば、前述した取引例②の慶弔 費に当たるものは消費税の課税対象外取引です。自動で表示される「課対仕入」の税区分を
「対象外」に変更します。
※ ここでは[科目設定]メニューで「接待交際費」勘定に「課税仕入」の税区分が設定されていることと します。
仕訳の入力時に表示される税区分
帳簿や伝票などに科目を入力すると、仕訳の税区分欄(または相手税区分欄)には[科目設定]メ ニューの[税区分]の設定が自動で表示されます。科目設定の初期設定では、使用頻度の高い税区 分が設定されています。
新しく科目を追加して税区分を設定する場合には、使用頻度の高い税区分を設定されることを お勧めします。
ヒ ヒント ヒント
[科目設定]メニューで設定した税区分が、
帳簿や伝票などに科目を入力すると、自動 で設定されます。
異なる消費税の税区分を管理する方法【応用編】
同じ勘定科目で複数の消費税の税区分を仕訳で利用する場合には、前述した仕訳の入力時に税 区分を変更する方法以外にも、いくつかあります。ここでは次の2つの方法を紹介します。使いや すい方法で運用されることをお勧めします。
● 仕訳辞書を使用して運用する方法
あらかじめ仕訳辞書に例外的な税区分の取引を登録します。仕訳の入力時には、設定した辞書を 選択します。辞書を使用すると摘要などの一部の項目を入力するだけで済みます。
● 補助科目を使用して運用する方法
あらかじめ勘定科目に例外的な税区分の補助科目を登録します。仕訳の入力時には、登録した補 助科目を選択することで例外的な税区分の仕訳を簡単に登録できます。また、補助科目別の集計 表を使用すれば、例外的な税区分の取引のみを確認することもできます。
ヒ ヒント ヒント
仕訳辞書に例外的な税区分の取引を 登録しておきます。
仕訳の入力時に設定した辞書を選択 して、必要な項目を入力します。
<辞書の登録>
<仕訳の登録>
※ 辞書の登録や入力方法はヘルプ
「仕 訳 辞 書・伝 票 辞 書・摘 要 辞 書・
簡単取引辞書の概要」を参照して ください。
<補助科目の登録>
勘定科目に例外的な税区分の補助 科目を登録しておきます。
※ 補助科目の登録方法は P37 を参 照してください。
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月次操作
この章では、毎月の経理の仕事で作成する残高試算表について 説明しています。残高試算表の確認や印刷方法を記載していま す。
1 残高試算表の作成と印刷 ……… 101 2 残高試算表を確認しよう ……… 103