• 検索結果がありません。

固定資産とは

ドキュメント内 弥生会計/やよいの青色申告 (ページ 80-84)

80

■ 会計上はどのように取り扱うのか

固定資産に該当する資産は、耐用年数に応じて、原則として複数年をかけて費用計上して いきます。

固定資産は、長期間にわたって使用される資産です。それを使用する過程で減耗や機能低 下等が発生するなど徐々に価値が減少し、法定耐用年数が経過すると当初の購入価額に見 合う価値をほぼ全て使い果たすという前提により会計処理が行われます。

そこで「使い果たす価値」を「資産価値の減少」と捉え、費用として認識する行為を「減価償 却」といいます。

<減価償却費の計算イメージ>

固定資産として処理する場合、「減価償却」の手続きを通じて耐用年数にわたり費用を計上 していきます。一方、固定資産として処理されない(<費用の計上方法>(P79)の「買った とき(使用したとき)に費用として計上」に該当する)場合には、取得価額の全額が資産を取 得して使用した日の属する(事業)年度の費用として計上されることになります。

 耐用年数とは

固定資産の使用可能な期間をいいます。しかし、購入した資産が実際に何年使用できるかは、わ かりません。そこで、実務上では多くの場合、税法で定められた耐用年数を設定しています。

減価償却費の計算上で使用する耐用年数には、「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」の別 表(電子政府の総合窓口(e-gov)で検索できます)に規定された法定耐用年数を使用します。

また、耐用年数は、弥生会計の[ヘルプ]−[マニュアル]−[減価償却資産の耐用年数表]からも参 照できます。判断に迷う場合は、税理士か最寄りの税務署などに確認してください。

100 万円のトラック(耐用年数 4 年)の場合 購入 1 年目

日々の使用による価値の減少を費用として認識することを減価償却といいます。

購入 2 年目 購入 3 年目 購入 4 年目

25 万円 減価償却費

資産の価値

25 万円 25 万円 25 万円

50 万円

75 万円 25 万円 0 円

(減価償却費を定額法で計算した場合)

ヒント ヒント

 固定資産として管理が必要なもの

10 万円以上で 1 年以上使用可能な資産は、固定資産として管理しましょう。

 消費税が税込みか税抜きかで固定資産の判定が変わってくる

「消費税の経理方式」(P96)によって、固定資産の取得価額とされる金額が異なります。税込経理 方式を採用している場合には、消費税を含んだ金額で固定資産として計上すべきかどうかを判 断します。

< 例 >

税抜 98,000 円(税込 102,900 円)の資産を購入したときの取り扱い

 固定資産の勘定科目

固定資産は、会計上でいくつかの勘定科目に区分されます。たとえば、建物、車両運搬具、工具器 具備品などの勘定科目があります。どのような資産が、どのような勘定科目で取り扱われるかに ついての具体例は、仕訳アドバイザーから確認することができます。(P155)

ヒント ヒント

ヒント ヒント

経理方式 取り扱い

税込経理方式の場合

税抜経理方式の場合

10 万円以上であるため、固定資産として 計上します。

10 万円未満であるため、費用として計上 します。

ヒント ヒント

82

 固定資産をリースした場合

固定資産の利用方法には、本書で解説している資産を購入する方法(「固定資産を取得したとき」

(P79))以外にも、資産をリースする方法があります。資産を購入したほうが良いのか、それと も、リースしたほうが良いのかは、一概に決まるものではなく、会社が何を重視するかによって 判断することになります。

< 購入とリースの違い >

以上の違い(特徴)を理解した上で、自社にあった方法を利用すると良いでしょう。

リースした場合の会計処理は、本書で解説している資産を購入した場合の会計処理とは異なり ます。例えば、リース取引で一般的な「所有権移転外ファイナンスリース」の場合、購入したとき の会計処理(売買処理)に準じた方法以外にも、リース料の支払い時に費用を計上する方法(賃貸 借処理)も利用されています。

これらの会計処理の詳細については、税理士か最寄りの税務署などに確認してください。

ヒント ヒント

あり

いつでも処分ができる

なし

自由に処分できない

台帳等により管理が必要 リース会社から台帳等の提供を 受けられるため基本的には不要 まとまった資金が一時的に必要

融資を受けた場合は、融資枠が 少なくなる

まとまった資金の支出が不要 借入によって購入したときと比 較した場合、融資枠を減らさず に済む

必要

減価償却の計算や固定資産の 申告などを行う必要がある

不要

リース会社が実施するため、

事務処理が不要 税金や修繕費のほかは、費用

が発生しない

リース期間中、一定額のリー ス料の支払いが発生する 一定の条件を満たす場合、

税制上、特別償却を利用で きる

経済的な耐用年数に応じた リース期間を設定することが できるため、費用を均等に配 分して計上できる

所有権

固定資産の管理

購入資金

固定資産税の納付

使用期間中の費用

その他

購入の場合 リースの場合

ドキュメント内 弥生会計/やよいの青色申告 (ページ 80-84)