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<個人事業者が立て替えた場合:立替払いの流れ>
■ 入力タイミング
< 立替払いの流れ>(P63)(P64)で次の業務を行ったときに仕訳を入力します。
• 経費を立て替えたとき(または、経費精算書の提出があったとき)
法人もしくは個人事業者の従業員が立て替えた場合:②経費精算書の提出 個人事業者が立て替えた場合:①経費の支払い
仕訳例は「仕訳入力(経費を立て替えたとき)」(P65)を参照してください。
• 後日精算したとき
法人もしくは個人事業者の従業員が立て替えた場合:④個人の口座に振込(または現金 手渡し)
個人事業者が立て替えた場合:②経費の精算
仕訳例は「仕訳入力(後日精算したとき)」(P67)を参照してください。
①経費の支払い
(個人の財布から立て替え)
個人事業者
事業用のお金
②経費の精算 経費を立て替えたとき
後日(精算)
個人(事業者)のお金 お店
仕訳入力
弥生会計
仕訳入力
弥生会計
■ 仕訳入力(経費を立て替えたとき)
経費を立て替えたときには、経費精算書や領収書を基に仕訳を「振替伝票」から入力しま す。
<仕訳例>
5 月 15 日に取引先を接待し、食事代 50,000 円を個人のお金で支払った。
• 法人もしくは個人事業者の従業員が立て替えた場合
• 個人事業者が立て替えた場合
メモ :「接待交際費」勘定のほかに「交際費」を使用する場合もあります。
ここでは、「法人もしくは個人事業者の従業員が立て替えた場合」を例に手順を説明しま す。
借方 貸方 摘要
接待交際費 50,000 未払金 50,000 得意先接待 立て替え分
借方 貸方 摘要
接待交際費 50,000 事業主借 50,000 得意先接待 立て替え分 必要な情報
• 日付
• 金額(消費税額)
• 商品名など
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簡単取引入力では対応していません。
仕訳の入力は、「帳簿を中心とする入力形式の場合」を参照してください。
1. クイックナビゲータの[取引]カテゴリから[振替伝票]をクリックします。
振替伝票が表示されます。
2. 次の手順で伝票を入力します。
メモ :未払金勘定科目の補助科目に社員の氏名などを設定しておくと、社員ごとに未払金の金額を 管理できます。補助科目の登録方法は、P37 を参照してください。
3.[登録]ボタンをクリックします。入力した伝票が登録されます。
簡単取引入力を中心とする入力形式の場合
帳簿を中心とする入力形式の場合
[借方 勘 定科 目]から「接 待 交 際 費」も し く は「交 際 費」を 選 択します。
サ ー チ キ ー1:[SETTAIKO]
もしくは[KOUSAI]
②
[摘要]に取引が具体的にわかる ような内容を入力します。
⑥
[貸方勘定科目]から「未払金」を選択します。
サーチキー1:[MIHARAIK]
※ 補助科目を登録している場合は、[貸方補助科 目]に該当する補助科目を選択します。
④
[日付]に立て替えた 日付を入力します。
①
[貸方金額]に金額 を入力します。
⑤
[借 方 金 額]に 金 額を入力します。
③
■ 仕訳入力(後日精算したとき)
立て替えたお金を個人の預金口座へ振込んで精算したときには、預金通帳を基に仕訳を
「預金出納帳」から入力します。現金で精算したときには、経費を立て替えたときの経費精 算書や領収書などを基に仕訳を「現金出納帳」から入力します。
精算方法に応じて、「預金出納帳」または「現金出納帳」から仕訳を入力する帳簿を選択して ください。
<仕訳例:法人もしくは個人事業者の従業員が立て替えた場合>
5 月 25 日に立て替え分 50,000 円を個人の口座へ振り込んだ。
<仕訳例:個人事業者が立て替えた場合>
5 月 25 日に立て替え分 50,000 円を事業用レジから現金を引き出した。
メモ :「事業主借」勘定科目により個人事業者が自ら立て替えた経費は、実際に現金で精算せ ず、次年度への繰越時に元入金勘定と相殺する場合もあります。その場合には、上記の 立て替え払いの精算に関する仕訳は発生しません。
借方 貸方 摘要
未払金 50,000 普通預金 50,000 立て替え分精算
借方 貸方 摘要
事業主借 50,000 現金 50,000 立て替え分精算 普 通 預 金 明 細
1
年 月 日 お支払金額(円) お預り金額(円) 差引残高(円)
2 3 4 5 6 7 8
X X - 4 - 4 X X - 4 - 2 0 X X - 4 - 2 0 X X - 4 - 2 5
*50,000
*30,000
*20,000
*3,000 ATM
カ)ナガシマシヨウジ デンワ リースガイシヤ
X X - 5 - 1 5
ヤヨイタロウ
*7,000 X X - 5 - 2 5 *50,000
スイドウ
X X - 6 - 1 0 X X - 6 - 1 0
カ)カトウサンギヨウ *50,000
*50,000 ATM
*1,200,000
*1,150,000
*1,200,000
*1,207,000
*1,177,000
*1,197,000
*1,200,000
*1,150,000
必要な情報(預金通帳の場合)
• 振込先
• 日付
• 金額
68
1. クイックナビゲータの[取引]カテゴリの[簡単取引入力]をクリックします。
[簡単取引入力]ウィンドウが表示されます。
2. 次の手順で操作します。
メモ :預金勘定科目の補助科目には、あらかじめ銀行名や支店名などの補助科目を設定しておく必 要があります。補助科目の登録方法は、P37 を参照してください。
メモ :未払金勘定科目の補助科目に社員の氏名などを設定しておくと、社員ごとに未精算の金額を 把握できます。補助科目の登録方法は、P37 を参照してください。
3. 登録の確認メッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
取引が登録されます。
4.[入力確認]ボタンをクリックすると[仕訳日記帳]が表示され、本日入力した取引の仕訳を 確認できます。
簡単取引入力を中心とする入力形式の場合
[取引タイプ]から
「入 出 金・振 替」を 選択します。
③
[摘要]に取引が具体 的にわかるような内 容を入力します。
⑥
金額を電卓で入力、また は直接入力します。
⑧ 通帳の日付を選択す
る か、直接 入 力し ま す。
⑦
預金の勘定科目を選択します。
補助科目がある場合は、該当す る補助科目を選択します。
②
[預金取引]ボタンを クリックします。
①
[登 録]ボ タ ン を クリックします。
⑨
[取引名]から該当 する取引を選択し ます。
④
補 助 科 目 が あ る 場 合 は 選択します。
⑤
1. クイックナビゲータの[取引]カテゴリから[預金出納帳]をクリックします。
預金出納帳が表示されます。
2. 次の手順で仕訳を入力します。
メモ :預金勘定科目の補助科目には、あらかじめ銀行名や支店名などの補助科目を設定しておく必 要があります。補助科目の登録方法は、P37 を参照してください。
メモ :未払金勘定科目の補助科目に社員の氏名などを設定しておくと、社員ごとに未精算の金額を 把握できます。補助科目の登録方法は、P37 を参照してください。
3. 次の行をクリックすると、入力した仕訳が登録されます。
帳簿を中心とする入力形式の場合
[相手勘定科目]から「未払金」を選択します。
サーチキー1:[MIHARAIK]
※ 補助科目を登録している場合は、[相手補助科目]
に該当する補助科目を選択します。
③
[日付]に通帳に記載さ れている日付を入力し ます。
② [引出金額]に支払った
金額を入力します。
⑤
振込手続きをした預金口座の[勘定 科目]と[補助科目]を選択します。
①
[摘要]に取引が具体的にわかる ような内容を入力します。
④