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消費税を申告する義務がある人とは

ドキュメント内 弥生会計/やよいの青色申告 (ページ 137-143)

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メモ : ※1:個人事業者の場合、その年の前年の 1 月 1 日から 6 月 30 日までの期間   法人の場合、原則として、その事業年度の前事業年度開始の日以後 6 か月の期間

※2:課税売上高に代えて、特定期間中に支払った所得税の課税対象とされる給与、賞与   等の合計額により判定することもできます。

メモ : 課税事業者、免税事業者については、「消費税申告の有無(課税事業者・免税事業者)」

(P139)を参照してください。

メモ : 本則課税、簡易課税については、「課税方式(本則課税・簡易課税)」(P142)を参照してく ださい。

 消費税申告書の提出期限

個人事業者の場合は、翌年 3 月末まで。

法人の場合は、決算日から 2ヶ月後まで。

 課税売上高とは

消費税が課税される取引の売上金額と輸出取引等の免税売上額の合計額をいいます。

 < 消費税の申告有無の簡易チャート > について

< 消費税の申告有無の簡易チャート > では、消費税の申告義務と計算方法を判断するために簡 易的なチャートを紹介しています。このチャートにはない方法で消費税が取り扱われる場合も あります。自社の状況にあった取り扱いについては、税理士や最寄の税務署などに確認してくだ さい。

 課税事業者になった場合

課税事業者になった場合には、弥生会計から日々の取引を帳簿や伝票に入力するときに、経理方 式(税込 / 税抜)や税区分について注意する必要があります。記帳するときの注意事項について は、「消費税の記帳で気をつけたいこと」(P96)を参照してください。

ヒント ヒント

ヒント ヒント

注意 注意 注意

注意 注意 注意

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 消費税の仕組み

私たちは、商品を買ったり、サービスを受けたりした場合には、消費税を支払っています。

消費税は、事業者(法人・個人事業者)が販売する商品やサービス価格に含まれており、商品を 買ったり、サービスを受けたりした消費者が負担しています。事業者は、商品やサービスを売り 上げたときに、その消費税を一時的に消費者から預かり、国庫へ納付しています。

<消費税の負担と納付の流れ>

預かった消費税(=売上とともに受領する消費税)はすべて納付されるのではなく、商品の仕入 や経費の支払い時に消費税を支払っているため、売上げたときに「預かった消費税」から仕入や 経費などで「支払った消費税」を差し引いた金額を納付します。

ヒント ヒント

漁師

(生産者)

売上 消費税①

1,000 50

卸売業

仕入 消費税②

消費税① 売上 1,500

75 1,000 50

魚屋

(小売業)

仕入 消費税③

消費税② 売上 2,500

125 1,500 75

(内消費税 125)

消費者

支払総額 2,625

納付税額 A

①  50

納付税額 B

②−① 25

納付税額 C

③−② 50

申告・納付

・消費税を「負担」する   のは「消費者」。

・預かった消費税を「納付」 

 するのが「事業者」。

消費者が負担した 消費税

125=A+B+C

■ 消費税申告の有無(課税事業者・免税事業者)

次のどちらかに該当する場合には、その年(度)において課税事業者となり、消費税を申告 する義務があります。該当しない場合は、免税事業者となり、原則として申告義務が免除さ れます。

ケース 1

個人事業者はその前々年、法人は原則として前々事業年度の課税売上高が 1,000 万円 を超えた場合

ケース 2

個人事業者は前年の 1 月 1 日、法人は前事業年度開始日から 6 か月間の課税売上高 (※) が 1,000 万円を超えた場合

(※) 課税売上高に代えて、上記期間に支払った所得税の課税対象とされる給与、賞与等       の合計額により判定することもできます。どちらの基準で判定するかは、任意で選       択できます。

<例:会計期間が 1/1 から 12/31 の場合>

当期 前期

前々期

1/1 12/31

12/31 1/1

12/31 1/1

課税事業者 免税事業者 課税売上高

2 年前

6/30 1,000 万円超

1,000 万円以下

1 年前 または

1 月 1 日から 6 か月間

課税事業者 1,000 万円超

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 支払った消費税が多ければ国からお金を返してもらえる

事業者が売上によって預かった消費税よりも、仕入や経費などで支払った消費税が多い場合が あります。この場合には、消費税申告書を提出することによって、事業者は消費税を払い戻して

(還付して)もらうことができます。

ただし、免税事業者の場合は、還付されません。また、課税事業者であっても課税方式が簡易課税 の場合も還付されません。消費税の還付を受けるためには、その年において課税事業者であり、

かつ本則課税を採用している必要があります。

たとえば、店舗の営業を開始するために多額の設備投資をする場合などには、設備投資とともに 多額の消費税の支払いが発生するため、その年度における消費税の申告については、還付の位置 づけになることがあります。このように事業の開始時点などにおいては、課税事業者が有利にな ることがあり、消費税の各種制度選択においては、自社の状況に合わせて慎重に検討する必要が あります。

メモ :課税方式については、「課税方式(本則課税・簡易課税)」(P142)を参照してください。

 免税事業者から課税事業者になるには

免税事業者であっても、「消費税課税事業者選択届出書」を提出すれば課税事業者になることが できます。ただし、課税事業者を選択すると、その後 2 年間は免税事業者に戻れないため、その選 択は慎重に行う必要があります。

ヒント ヒント

ヒント ヒント

 前々事業年度が存在しない法人の場合の特例

新設法人などのように前々事業年度が存在しない場合の法人のうち、事業年度の開始日におけ る資本金額(資本金のみの金額で、資本準備金を除く)が 1,000 万円以上の法人は、当該事業年度 において課税事業者となります。

 前々事業年度が 1 年(12 か月)未満の法人の場合

設立 3 期目の法人や決算期の変更があった場合などのように、前々事業年度が 1 年(12 か月)未 満の場合には、課税売上高を 1 年分に換算して、その金額が 1,000 万円を超えた法人は、当該事 業年度において課税事業者となります。

ヒント ヒント

当期 前期

1/1 12/31

12/31 1/1

12/31 1/1

この年に 法人を新設

12/31 1/1

前々期 翌期

この期間は、設立前のため 前々事業年度がない

資本金:1,200 万円

前々事業年度がないが、期首日の資本金が 1,000 万円 以上ある場合、当期は課税事業者として扱われます。

<例>

ヒント ヒント

当期 前期

1/1 12/31

12/31 1/1

12/31 1/1

7/1

<例>

2 年前の 7/1 に事業を開始

2 年前の 7/1 から 12/31 の課税売上が 700 万円だった場合

前々期

(6 か月)

新設

課税売上:700 万円 1 年分に換算 2 年前

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