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2つの借用滅七和音の応用

①」の借用減七の和音は、iネルギーを作り出すために使っそいる。

②L_」の借用減七の和音は、勢いを受けとめるために使っている。

*巻末添付CD

トラックN o4に収録

第3節 創作1伴奏への応用

 第3節では、伴奏傾向3.4に合う詞を探し、詩の分析、メロディーと伴奏 の創作を行い、創作作品を示す。創作の際には、分析結果からわかった伴奏の 傾向やメロディー創作の留意点を参考にする。以下に第3章の楽曲分析より導

き出されたメロディー創作の留意点を示す。

1.メロディー創作の留意点

・日本語の自然なイントネーション(ほとんどの歌曲では、標準語のイントネー  ションによる。)など、言葉の流れを大切にする。

・音域は人声の及ぶ範囲にする。

・歌詞の重要な部分は、高音域にしている歌曲が多くみられる。

・歌詞を歌いあげるのではなく、語らせるのであれば、一定の音域で、音程の  幅をせまくする。

・歌詞の情景、事象、人物などを反映させるように、様々な変化をつける。心  の変化などもメロディーに反映させる。

・メロディーに緊張感が高まれば、その緊張感を受ける部分が必要である。

・同じ歌詞が繰り返される時は、同じメロディーでよいが、伴奏や和声等に、

 変化をつける。

・一?iの中で、メロディーの音価の差はほとんどない。

・一カ字に対して、一音が基本となっている。

・メロディーの冒頭部分は、ほとんどの場合、上行となっている。日本語のイ  ントネーションによって、下行となっている場合も若干ある。

  以上のような留意点に基づき創作をしていく。

2.伴奏傾向3の応用作品

1)《初恋》 作詩 北原白秋   作曲 山田まゆみ 第一連 薄らあかりに あかあかと

    踊るその子は ただひとり 第二連 薄らあかりに 涙して

    消ゆるその子も ただひとり 第三連 薄らあかりに おもひでに     踊るそのひと そのひとり

・七・五調。六行。三連。

・この詩は、詩集《思ひ出》の中の作品である。この詩集は作者の幼少期 から少年時代(15歳まで)の思い出を綴った詩集である。

  この中で、この詩の踊るその子とは、2人考えられる。1人は、7歳 の時に出会った幼馴染の女の子(良家の子女)。もう1人は、14歳頃の、

師走の祭りの時に三味線を弾き、踊っていた芸妓や舞子達の中の小さな 美しい舞子。

  どちらかというと、歌詞のr踊る」という言葉から、後者の美しい舞 子であると思われる。現在ほど明るくはなかった夜の酒宴の席で、踊っ

ている舞子を作者が見ていた。そして、大勢踊っているのだが作者には、

その子しか見えず、いつまでも心に残っているという内容である。

初恋  作詞 北原白秋

作曲・編曲 山田まゆみ

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