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宮・工 三2)マチネ・ポエティクによる四つの歌曲 《さくら横ちょう》(1962!昭和37)
作曲者:中田喜直 作詞者:加藤周一
形式 詩行 フレーズ 小節番号 調
(モテイーフ)
前奏1〜4 b−mo11
A
1 a(M1+M2) 5〜9 b一血。1I2 b(M3+M4) 一P0〜13
14〜15 eS−m011
3,4 c(M5+M6+M7) 16〜i8 eS・㎞0u
18J22
b・mo1123〜24 C−dLur
間奏25
B・dur蛇 C・duγ
27 B・d山 28 b−mo11
B
5,6 d(lM18+M9+M1O) 29〜34 b・血。11 35 C・dur F・dur 間奏36〜38 b・㎞o11A 7 a(M1+M2) 39〜43 b一血。11
8 b (Mま十M4 )
44
B・d−ur45〜47 b・血。11 47 B・dur 間奏 B・aur 48〜50
b
9,10 e(NI11+M12+N工1 51〜53 B・dLu■3) 』T4〜57 b・血。11
11,12 f(M14+M15) 5き〜69 B・dur
U0〜65 b・血。11
A 13 a(M1+M2) 66〜70 b・血。11
14 b(M3+M4) 71〜75
75〜76
Bdur
後奏 B−dur 77〜79
楽曲の特徴
1.形式
・ロンド形式
2.モティ』フの特徴
・M1からM2へは、上行して1オクターブ以上の音程の幅があり、エネルギ 一が非常に大きくなり、それをM3,M4が受けて6度下行している。
・モティーフの長さが、日本語の歌詞により2〜4小節と変化している。
3 フレーズの特徴
・歌詞を重視してフレーズが構成されている。
・上記の理由からフレーズ。(22−24小節目),d(33・35小節目)には延長句がある。
・フレーズeには、延長句が後ではなく、フレーズの最初に延長句的な
M11(51・53/』・節目)がある。
・延長句のあるフレーズを除けば、小楽節、大楽節が整然と構成されている。
4.和声の特徴
・完全終止があまり使われていない。
・同主調の転調を短い周期で反復しているので、調性が流動的になっている。
5.歌詞とメロディーとの対応
・1,2,7,8,13,14詩行は、詩の作者の現実の部分であり、メロ
ディーは四分音符、二分音符、付点音符二分音符が中心となっている。・上記以外の作者の回想部分はパルランド(par1ando)風であり,メロディーが 一定の音域で、音程の幅がせまく、音価も短い。
・メロディーで、現実と回想の区別をつけている。
・M15は、M11からの歌詞に反映した詩の作者の落胆の気持ちを、音の下行 で表現している。
・ソネット形式の詩だが、1,2詩行目(5−14小節目)、7,8詩行目(39−47 小節目)、13,14詩行目(66・76小節目)は、歌詞とメロディーが同一であ り、強調されている。
6.ピアノ伴奏の特徴
・前奏から曲全体に流れる、上行のアルペジオと、そのリズム(歌舞伎の「な がし」のリズム)が、ヨーロッパ的な曲でありながら、日本的な要素も含み、
それが効果的に曲の雰囲気を表出している。この対比により、作者が以前 に、恋人と過ごしていたころと、現在の状況を表している。
・前奏、間奏、後奏ともに、アルペジオだけである。
さくら横ちょう
春の宵 さくらが咲くと 想い出す 恋の昨日 あ㌧ いつも 花の女王 春の宵 さくらが咲くと 会い見るの時はなかろ 言ったってはちまらないと 春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう 君はもうこ㌧にゐないと
ほ㌧えんだ夢のふるさと 花ばかり さくら横ちょう
「その後どう」「しぱらくねえ」と 心得て花でも見よう
花ばかり さくら横ちょう 加藤周一 作詞 中田 喜直作曲
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