山i1王2
221487
i
F1112 26i483
針{10G
Pi135
25 Q5
496 S61
窓い33 22 壕66
容i100 17 504
と,同じ類の二つの語がいつも同じようなアクセ ントの現われを示しているわけではない。
各語の点数,0点,2点,4点(満点)におけ
る人数の分布を概観すると,表掛麗の通りであ る。第1類(庭,箱),第2類(音,歌),第3類(山,色),第4類(針,傘),第5類(群肝)そ れぞれの組は,霞と色の0点の場合,針と傘の2 点の場合を除いて,各点数における人数が一致し ないが,とくに針と傘,窓と春の組の0点と4点
で差が大きいことが昌をひく。針と春の2語は0 点が少なく,4点が多い。ということは,これら 2語を東京式の頭高型で発音した被調査者が,
傘,窓に比べて多かったということである。
これはAkE体の得点が低い方の被調査者だけにつ
4.1. 東京のアクセント 187 衰4一隠.針.傘.窓.春の得点図入数
0 点 2 点 4 点
金i一 99/L 20ゐ 16人
傘 113 13 9
窓 113 16 6
春い9
王3 23いて見ても岡じ傾向が看取される。全体の得点0〜26点のものについて見た結 果は表を団の通りである。この得点の範囲には,先に述べた非東京型および中 間型で得点が低い方が含まれるわけだが,それらの人たちの問でも針と春のア クセントはいわば東京化が他と比べてある程度進んでいるということができよ
う。
このような語ごとのアクセントのちがいをもたらしている要因にはいろいろ なものがあると思われる。類または語によっては,話考の出身地のアクセント に基づく場合もあるであろうが,今上で問題にした針や春については,個々の 語の日常の言語生活における使われ方に関係があるのではないかと想像され
る。しかし,それを断定するだけの根拠は今のところない。
4.1.4.個別語彙のアクセント
これは,東京式アクセントの申でもゆれがあると思われる語のいくつかを選 んで調べたものであることは,前に述べた通りである。ここでは,東京出身者
(5歳から15歳までの聞,もっとも長い期間を東京で過ごした者)283名だけ について見た結果を示す。なお,個別語彙の資料については,類別語彙のとき に行なったような補正処理をしていないので,東京出身者の人数は類別語彙の 場合と一致しない。
(1)概観
各項目に現われたアクセントの型とそれぞれを発音した人数は表4一囮の通
りである。
これらの語の中には,大多数の被調査者が同じアクセントの型で発音したも のがいくつかある。そうした語は,アクセントにゆれがあるだろうという予測
188 4. アクセントの実態
表4一蔑 欄別語彙のアクセント(東京出身283入)
語 一Zガ 一〇ガ 不明
1拍語 帆巣 45
X7
236 P83
23
○高義〇σガ σ○ガi
不明2拍語
坂熊213
172P34
101 P33
83
○○○ガ }宦宦寃K 一 . 宦宦寃K Z〇〇ガ一 凶 一 不明
3 粕 語 苺朝日林口卵頭鋏電車 14王
@1
Q46
?16
W0
@3
@3
Q11
26 Q0
@1
@9
P95 W8
、30
@2
21
@3
R4 P47
@5
P90
奄S8
@3
91 Q58
@0
@7
@0
@G
@O
U5
屡1243222
○○○○ガ }宦宦宦寃K , 一 } 一Z〇〇〇ガ ○○○○ガ 一〇〇〇〇ガ 不明
4 拍 語
雷 Hべもの ヌんぐり
70
V27 1373
149奄№R
P0
58 S1 Q
0
@0
Q39
562
○○○○○ガ 一Z〇〇〇〇ガ … 一Z〇〇〇〇ガ ○○○○○ガ一〇〇〇〇〇ガ 不明
5難語
赤とんぼ 1 7 257 3 工2 3
があまり当たっていなかったということにもなる。申でも,90%以上の人が 同じ型で発音したものは,朝目と赤とんぼであって,前者はアサヒ(ガ)が多 く,後者はアカトンボ(ガ)が多い。かつて,アカトンボと1抽醤を高く発音 するのが東京式のようにいわれたこともあったが,いまやその型はここの資料
では12人,4.2%に過ぎない。
次いで,80%以上が同じ型のものには帆,林,どんぐりがある。それぞれホ
(ガ),ハヤシ(ガ),ドングリ(ガ)が優勢である。また,電;車も平板型が2!1 入,74.8%を占め,このグループに準ずるものと考えることができるだろう。
ある型が70%には達しないが半数以上を占めるものは,あとの大部分,巣,
坂,苺,柱,卵,頭,鋏,雷,食物であった。
残ったのは熊一語だが,これはわずかな平板型を除くと,あとは尾高型か頭
4.1. 東京のアクセント 18g 三型であって,薗者ほぼ同数を示す。このうちのどちらを使うかには,話者の 年齢のちがいが関係しているようである。
上にあげた巣以下熊にいたるまでの諸語は,アクセントのゆれの程度が比較 的大きいものということができるであろう。どんなアクセントが現われるかに ついては,話者の年齢その他さまざまな社会言語学的属性がいろいろなかたち で関係していると想像される。ただし,この調査で調べた諸属性すべてについ て明らかな関係がわかっているわけではない。このあと,そうした問題を簡単 に取り上げる。
(2)社会言語学的属性との 表4一鵬 fクマ(ガ)」のアクセン}(東京出身283人,年齢別)
関係
比較的はっきりした特徴 が児られるのは,年齢との 関係である。それでここで はもっぱらそれを取り上げ る。もっとも,これも全:部 の語についてではない。
年齢によって明らかなち がいを見せるのは,前にも ふれた熊である。40歳代以
上はクマ(ガ)が多いのに対して,30歳代以下ではクマ(ガ)が多い。若い人た ちの問に頭高型で発音する人が多くなっていることがわかる(表撫圃参照)。
こうした年齢に関する類似の現象は,3拍語の林,柱,鋏にも見られる。林 は,前に免た通り全体としては平板型が多いのだが,それでも40手代以上に なるとハヤシ(ガ)型がやや多くなっている。柱は逆で,45歳以上に平板型が 多い傾向があり,それより若い方ではハシラ(ガ)型が多い。鋏の場合は大ざ っぱにいって30歳代より若い方はハサミ(ガ),40歳代より上はン・サミ(ガ)が 多い傾向が見られる。
また,前にあまりゆれがないとした電車,どんぐりについても,年齢と関係 がありそうな現象を指摘することができる。電車は大多数が平板型だが,デン
} …宦寃K …○○ガ …○○ガ 不 明
人
% 人 % 人 %
人 %
15〜19歳 1 22◆ 11 24.4 32 71.Σ 1 23曾
20〜24 3 8.3 11 30.6 22 6H ・ 0 o 25〜29 1 210 20 42.6 26 55.3 0 o
3◎〜34 1 3β 9 346 16 6三5 0 o
35〜39 0 o 5 2ス8 13 72.2 0 o 40〜44 1 2β 22 6H ◎ 12 333 1 2β 45〜49 0 0 23 82エ o 5 1ア.9 0 O 50〜54 3 エ5.o 14 70.0 3 15.o 0 o 55〜59 2 14.3 8 57.1 3 2夏.4 1 7.算 60〜64 1 125 6 フ5.O 1 125 0 o 65〜69 0 o 5 工000 . 0 ◎ 0 o
Igo 4. アクセントの実態
表4一國 「承(ガ)」「アサヒ(ガ)」のアクセント(東京出身283人,学歴別)
帆 朝 沼
一Zガ …○ガ 不明 一Z〇〇ガ 一〇〇〇ガ 一〇〇〇ガ _ 「宦宦寃K 不明
低学歴
?学歴
jw歴
14 P2 P9
42 P22 V2
110 010
10S6 210
45P28 W5
010
シャ(ガ)という型の話者もいくらかいる。これは30歳代から上に比較的多い。
どんぐりは,第1拍が高い型が大多数だが,平板型もある。この平板型がある 程度まとまって現われるのは,40歳代より上である。
巨視的に見ると,こうしたアクセントと年齢との関係で比較的はっきりした 境鷺が認められるのが40歳代であるということは,ちょっと興味ある事実であ る。何が原因でそうなっているのかについては,いろいろ想像をめぐらすこと はできる。たとえば,その年代の入たちは第二次大戦の戦中から戦後にかけて 言語形成期を過ごした人たちであるなど。しかし,今のところ確定的なことが いえる材料はない。
年齢のほかにアクセントとなにか関係がありそうな現象が見られるのは学歴 である。類別語彙のところでも述べたように,学歴がアクセントと直接関係の ある要因となりうるかどうかについては疑問がある。しかし,ある程度まで関 係(間接的なものにしろ)がありそうな現われを示す語がいくらかあることも 事実である。たとえば,帆と朝日がそれだ(表4一⑳参照)。
帆の場合は,中学歴が低学歴,高学歴と比べて異なった性格を示す(ホガが 少なく,天がが多いという程度が大きい)。朝野の場合は,低学歴が中学歴お
よび高学歴と異なった性格を示す(アサヒガが少なく,アサヒガが多いという 程度が小さい)。帆と同じタイプの現われを示すものとしては,林,卵がある。
中学歴でそれぞれタマゴ(ガ),ハヤシ(ガ)の割合が大きくなる。朝日と同じ タイプのものとしては電車がある。低学歴でデンシャ(ガ)の割合が大きくな る。さらに雷と食物もそうで,低学歴において○○○○(ガ)が少なく,○
○○○(ガ)が多い。たぶん,この二つのタイプの意味するところはちがうの であろうが,それぞれがどういう事情によってもたらされたものなのかは今の
4.1. 東京のアクセント Ig1 ところ不明である。他の諸属性との関係もくわしく検討してみる必要があるで あろう。
一般的にいってアクセントにゆれのある語・と社会言語学的属性との閥の関係 は,さらにいろいろな方向から調べなければならない。たとえば,坂をサカ(ガ)
というか,サカ(ガ)というかということは,東京のアクセントのゆれを問題 にするときによく話題になる例だが,この調査で現在までに調べた社会書語学 的属性との関係からははっきりした特徴が認められなかった。これはおそらく 飽の種類の属性一たとえぼ東京の中での地域など一もあわせ て調べていく ことによって,そのちがいをもたらしている要医1を明らかにできるであろう。
それは,他の語についても同様であると思われる。
羅。2.大阪のアクセント
4.2.1.調査の概要と問題点
現代は,電波による放送の影響をことばの上で受け易く,いわゆる標準語と しての東京方言の影響が,日本の方雷を大きく変える趨勢にあると考えられて いる。その中で,西目本で東京都に次ぐ入口を持ち,東京式アクセントとは異 なり,京阪式のアクセント地域にある大都市「大阪」の住民がどのようなアク セントを用いているか,またアクセントの発話の実態と,社会言語学的属性と の関係はどのようであるか,これは興味ある問題の一つと雷えよう。
東京方言は現在標準語とされているが,古来,日本の標準語は近畿方言であ った。従って,藍本語アクセントの型の歴史的な研究,あるいは地域的な分布 に関する研究の上で,近畿方書のアクセントは欠くことのできない重要な位麗 を占めている。大都市大阪におけるアクセント調査について述べるに当たり,
まず,このことを明らかにする必要がある。
そこで,大阪・京都を初め近畿地方に広く用いられている京阪式アクセント について,始めに短い解説を加えることにする。
(1>京阪式アクセントについて
平安時代末期以降の標準語のアクセントについては辞書等に声点(ショウテ ン),簾博士(フシバカセ)等,つまり,アクセント記号の付されたものがあり,
それらの研究と方書アクセントの研究との成果によって吏的変化と地域的変化 との対応関係が明らかにされている(金照一,1943,1974;服部,1931〜1933;
平出,1957)。今回,東京式アクセントの調査に用いられた類別語彙も,この研