4. 金然気にならない
の四つとしてある。全体の結果を無答を 除いて出すと表3一國のようになる。 ・・
結果は大きく見るならば,あまり両都 市での差は大きくないということにな
る。
3.1. 言語意識 II5 表3一置 「慮分のことばが気に なるかJ(全体)〔%)
2. 1 3. 1 4.
上の答えのコード1.と2.と を合わせて「気にする」という ことにして以下いくつかの被調 査者属性によって見てみること にする。
32.9 3r.6
3s.8
41.8 25.4
2Q.4
裏3一園 「霞分のことばが気になるか」
(年齢別)〔%〕
10代 20代 30代 40代 束京
蜚フ
47.6
Q75
4三.9
S4・O 39.1
S0・3
405
S0.8
seie 1 60t℃
1.
2.
3.
4.
東 京 蛛@ 阪
205
嘯W5 36.3
R3.o 36.2
R9.3 ブ.0
W.2
II6 3.言語使用とその意識
表3一図「人前で話ができるか」〔%) 4. できない
である。その他の答えをした者が東京に 一入いたが,これを無答とともに除外す ると,表3−SSのようになる。表によれば,
やや東京ができる方に傾いているがそう 大きな違いではない。
なお,これにはNHKの前述の調査に類似のものがある。間は「あなたは,
人前でも平気で話せるほうですか」であり,答えもわれわれの調査とは少し違 っているが,金体としては,「そう思う」36.6%,「そうは思わない152.6%,
「どちらとも言えない」9.9%,「わからない,無回答」1.0%となっている。
このNHKの結果は,われわれの方でいえば「できない」方に少し傾いてい るようである。これは一つにはNHKの調査が全国調査であるのに対して,わ れわれの調査が東京・大阪だけであったのに関係があろう。このことに関連し ては,NHK:の方の地域別の集計では,東京・大阪区部の「そう思う」は40.4
%となっている。しかし,われわれの調査結果の1.と2.とを合計し,東京・大 阪を合計した「できる」人,549%よりもこれは低い。答えのまとめ方の違い であろう。なお,NHKの地域別集計では,町村というのが「そう思う」34.6
%で一一es低くなっている。
われわれの調査で,1.と2.とを合わせた率を以下出して属性別に少し見てみ
よう。
性別では,東京が男62.2%,女51.9%,大阪が男56,2%,女45.9%とな っている。男女とも東京の方hX 6.0%高いのは偶然ではあろうがおもしろい。
NHKの調査では全国で,男45.0%,女29.4%が「そう思う」と答えており,
表3−pm「人前で話ができるか」(年齢,学歴,世代別)〔%〕
年 齢 学 歴 世 代
10代20代 3G代 40代 5G代 60代 低
中
高 1 世 2世
ネ上
束京 蜊
52.4 U5.o
58.2 T3.6
55.3 S6.2
58.8 Tユ・4
52.9 S3.9
62.0 T4.3
42.1 S2.6
55.8 Tフ.7
71.6 T9.6
54づ S7.2
ラ9.6
T5.3
3.1. 言護嘉意言蔑 1ユ7 性差はわれわれの調査よりもはなはだしい。
さて,われわれの調査で,人前で話せるかについて,年齢・学歴・盤代別に 前と同じように計算すると表 3−paのようになる。
ここでは,年齢では一定の傾向は認められない。学歴別では高くなるにつれ て入前で話せる入が多くなるが,これが低学歴ではほとんど同じ率でありなが
ら,そのあと高学歴へ移るにつれての上がりが大阪では鈍い。すなわち,大阪 では,申と高との差がほとんどない。野饗別では,両都市以外の出身者は自信 が少し足!ない,ということになる。
これらについてNHKの調査ではやはり年齢では一定の傾向がない。ここで は10代の入は比較的話せない方で,高年齢の方が話せるとなっていて,これは われわれの調査の東京の方と似ているとはいえる。しかし,大阪では若い人が
一一ヤ話せると思っているという点で上にも一定の傾向がない,と述べておいた のである。NHKの場合,学歴では高いほど話せる率が高くなることはわれわ れの調査と間様である。一部の数字をあげれば,「中学・旧小学」では,37.9%,
「大学・大学院卒」では,61,0%が話せるとしている。
NHKの調i査にあって,われわれの調査にはないものとしての地域別集計で は,「東京・大阪区部」44.go/o,「東京・大阪周辺」42.2%,「50万以上の市」
45.1%,「10万以上の市」40.1%,「10万未満の市」41。0%,「町村」38.6%
となっていて,多少の変動はあるものの,大体住んでいるところの都会化が進 んでいるほど人前で話せる率が高くなるようである。
(2)近所とのつき合い
次は,ことばとの直接の関係はさらに薄くなるが,
「あなたは御近所の方とどの程度のおつきあいがありますか」
と聞いている。答えは,
19臼345
あいさつをかわす程度の人だけ盤間話する程度の人だけ
親しくつき合っている人が数人いる 親しくつき合っている人がかなりいる ほとんどつき合いがない
i18 3.言語使用とその意識
となっている。ここで,1,から4,までを1点から4点と点を与えて,5.を0点 として,つき合いの程度を近似的にあらわす,ということを考えた。これは便 宜的に考えたものであるから,ただ傾向だけを見るにとどめることにする。
全体では,東京1.97,大阪2.01で大阪の方がつき合いの程度が高いが,大き な差ではない。性別では,東京が男1. 78,女2.14,大阪が男1.87,女2.16と,
Vずれも女性の方がっき合いの程度がいい。以上宴点はいずれもわれわれの常 識と一致する結果である。
年齢別と学歴別との結果は衰 3paに表示する。この表によると,年齢別では,
若い方は両都市ともつき合いがよくないことをまず示している。また,東京で はそれほど著しい傾向ではないが,大阪では(60〜64歳のところを除いて)年 齢が高くなるにつれてつき合いがよくなるという一定の傾向を示しているよう である。学歴別では両都市とも高くなるほどつき合いは悪くなる。これもある 程度常識を裏書きするようである。
表3一飼 つき合いの程度(年齢,学歴別)
來京 大阪
年
1甦
15 2G 25 3◎ 35 40 45
〜 5 〜 〜 〜
5 〜
19, 24 29 34 39 44 49 1.42 1.36 L73 2.14 2.23 2.i5 2.16
L49 1.71 王.86 1.90 2.08 2.31 2.27
齢 se s 54
2.59 2.29
低 学 歴
2.30 2.19
二 高
1.99[1.66
i
1.93 P1.68
以上の数値および以下で示す数値:は,両都市で同じような傾向を示していて,
これらがある事実を反映していると考えられることを思わせる。職業別では次 のようである。経営者が東京で2.41,大阪で2.35といずれもつき合いがいいの もよくわかる。これに対して,給与生活者は,東京1。62,大阪1.88といずれも 低くて,サラリーマンの近所つき合いの薄さを示しているといえよう。家業従 事者は東京2.53,大阪2.38で,これはっき合いがいい。主婦は東京2.43,大 阪2。31である。学生は東京1.40,大阪1.26と極端に低く,近隣の大入とは関 係ない生活をしていることがわかる。
毯代別にはあまりはっきりしたことが繊ない。嵐身地別では,策京で東京が 2.01,大阪で大阪が1。89である。東京では,北海道。北東北出身者が1.79と
低く,この地方の人があまりつき論 いをしないことを示しているようで ある。さらに,南東北から中部まで の出身者は2点台であ.って,東京が これらの人の活躍する舞台であるこ とを示しているようである。これに 対して,近畿以函の出身者は,近畿 1.64,中国1.50,四国1,62,九州・
沖縄1.41というように大変低く,こ れらの人が東日本的な東京で,あま り近所つき合いをせずに暮らしてい ることをうかがわせる。大阪では東日 本出身者があまりいないのではっきり はしないが,やはり,西臼本出身者の 方がよくつき合いをしていて東京とち ょうど反対となっているようである。
(3)三つの相関
このつき合いの程度の点を,自分の ことばが気になるか,人前で話ができ るか,の二つの問での答えごとに出し て,X 3−anとして示しておく。この表 によれば,この二つの問にはほとんど 関係ないようである。ただ,入前で話 ができるか,についての答えでrでき
3.1. 雷語意識 Ilg 表3一國つき合いの程度との相関
束京 ゴく阪
「 なる L89 2.05
務分の
少しなる 1.97 2.00
気こ にと
奄ホ あまりならない 1.90 2.0正
」iが 全然ならない 2.10 1.99
「 できる L98 L93
入
どちらかといえば
@ できる L96 2.18
斥.至自が⁝ どちらかといえば
@ できない L99 L98
ご
できない 1.86 1.62
裏3一置 「人前で話せる」と「こ とばが気になる」.との 稲関表(東京)(実数〕
f人前で……」
ナきる できない 計
讐こ
気にならない 244 140 384
と
ば穿
気になる 114 130 2製
:ご 計
358 270 628
表3 ・一 ts 「人葡で話せる」と「こ
とばが気になる」との
相関表(大阪〉〔実数〕
「人蒲で……」
ナきる できない
婁{
﹁こと 気にならない 124 90 214
ば
気になる 57 76 133
;ご
計 } 181 166 347 ない」と答えた者のつき合いが薄いということは出ていて,ここだけはつなが りが見られた。rことばが気になる」と「人前で話せる」の相関蓑をそれぞれカ テゴリーを二つにして作ると表3一画,表3一画のようになる。Z2検定をすると,
東京は認謹16.54,大阪は認麗6.89となり,ともに無相関の仮設を棄却でき,
二つは関係があるといえる。
120 3. 雷語使用とその意r識
3.1.3。男女のことばの差
この留置調査ではまた,男女のことばの差についての意見を求めている。こ こでは,これを提出した問の順に見ていくことにする。
(1>現在の男女のことばの差
これについての問は次のとおりである。
「あなたは次の意見のどちらに賛成ですか」
1。現在の日本では男性のことばと女性のことばはあまり違わないようにな ってきている
2.男性と女性のことばは今でも大いに違っている
結果は,全体では,東京で,1.の意見が62.3%であり,2.の意晃は35.4%
(ほかは無答1.70/o,その他の意見0.6%)であった。すなわち,多くの人は世 評のように差は少なくなった,と認識しているようである。大阪でもほとんど 同様で,1.が64,6%,2。が91.8%である。
性別では,1.と2.だけについて,1.の比率を殿すならば,東京は男65。1%,
女62.7%,大阪は男64.7%,女69.9%である。東京ではほとんど性差はない が,大阪ではわずかに女性の方に1。が多い。これは,あとで述べる他の傾向 と違って女性自身が少し間じになったと認識している点で注屋される。
他の属性別の結果ではあまりはっきりした傾向が見えない。ということは,
上の性別もあるいは意味のない差であるかもしれないということを示すかと思 われる。
次の質問は,上でしすなわち差がなくなったと答えた入に対して,
「男女のことばがあまり違わなくなった理由は次のうちのどれだと思います か」
1.男性のことばが女性化してきたから 2. 女性のことばが:男性化してきたから
3.男性のことばが女性化し,女性のことばが男性化したから
と聞いた。これに対しては,有効な答えをした入では,東京で1.6.30/.,2。