阿見町立阿見第一小学校
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平成 28 年度 研究の全体構想
1 主題設定の理由
本校児童の県学力診断のためのテスト,意識調査の結果から以下のような課題が明らかになった。
・基礎的 ・ 基本的な知識 ・ 技能の習得状況の個人差が大きい。
・場面と図を関連づけて数量関係を理解すること
・情報を基に,判断の理由を数学的に表現すること
・筋道を立てて,自分の考えを伝えること
・自分の言葉で学習内容をまとめること
さらに,教師対象のチェックリストを実施し,以下のような教師の課題が明らかになった。
・「理由」と「順序」を意識し,筋道立てて考えることができるようにすること
・本時のねらいを明確にした比較検討の方向付けをすること
・児童の言葉を生かしてまとめること
・適用練習の時間を十分確保すること
以上のことから,研究テーマを「すべての子どもに確かな理解を育む算数授業を目指して〜ねら いに迫るための焦点化を意識した授業づくり〜」とし,研究を進めることとした。
2 研究のねらい
ねらいを明確にし,学習過程の様々な場面において,そのねらいに迫るための焦点化を意識した 授業づくりを通して,すべての子どもに確かな理解を育む算数科授業の在り方を究明する。
3 研究の仮説
ねらいを明確にし,そのねらいに迫るための焦点化を意識しながら,課題提示や数学的な見方・
考え方を共有する場面,適用練習の質,量を工夫することで,学習内容を活用するようになり,す べての子どもに確かな理解を育むことができるであろう。
4 研究の基本的な考え方
(1)「すべての子どもに確かな理解を育む」とは
算数の授業は,一般的に,「 問題把握→自力解決→比較検討→まとめ 」 という問題解決型の形態 で行っている。現状では,自力解決の段階ですぐに学習問題を解き,時間を持てあましてしまう 児童,なかなか手がつけられないで苦しんでいる児童,たくさん発言できる児童やそうでない児 童等,様々な児童がいる。しかし,教師は1単位時間の中で学習のねらいを達成しなければなら ないので,算数が得意な児童の意見でまとめて終わらせてしまうことが多い。実際には,わから ない児童はわからないままで,授業に参加できない児童をそのままにしていることになっている。
そこで,一部の児童だけではなく,全員が算数に取り組むことができる授業にしたい。得意な 児童も不得意な児童も,学級内での学力差に左右されることなく,皆が同じに問題に取り組み,
解決し,知識 ・ 技能を無理なく自然に積み上げていける授業を目指していきたい。その際,指導内 容等の質的なレベルを下げることのないよう考慮する必要がある。
さらに,その問題解決の中では,「 確かな知識 ・ 技能 」 はもちろんだが,「 数学的な考え方 」 を育 むことができるようにしたいと考える。「 数学的な考え方 」 とは,「 筋道立てて考える 」 ことと,「
統合的 ・ 発展的に考察する 」 ことであり,それを根拠をもって,自分の考えを説明できるようにな ることをめざしたいと考える。
(2)授業の焦点化とは
ねらいを達成するために,授業で考えさせたいところや活用させたいところ,育てたいところ,
課題とされるところを明確にし,それを学習過程において十分に時間を確保し,理解を深められ るように仕組む(しかけ)必要があると考える。具体的にどの場面で焦点化していくかを追究し てきた。
5 研究の実践
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6 算数的環境の整備
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7 研究の成果と今後の課題
(1)研究の成果
教師は,明確なねらいをもって授業を工夫して行うことができるようになった。児童も意欲的 に学習課題に取り組み,ねらいを達成できるようになってきている。一単位時間の授業の中で確 かな理解を育むことができる授業になりつつある。
(2)今後の課題
表現力をさらに伸ばす必要がある。学習スキルを向上させた上で,授業で表現力を伸ばすため のしかけや発問の精選等の工夫を今後も探究していく。