作成を開始した。同戦略は、モンゴル国会が
2008
年2
月に 承認し、ミレニアム開発目標の達成を強調する国家開発戦略(
2008
〜2021
年)に合致した内容となる。ADB
は、政府 の投資計画の改善支援を目的とする技術協力を承認した。業務の効果 全体的に、
ADB
のプログラムはモンゴル経済の 移行に大きく貢献した。2000
年以降、貧困削減が最重要課 題とされている。プログラムは政策開発、制度作りおよび経 済成長に大きなインパクトをもたらし、貧困削減に向けた持続的努力の基礎を築いた。
1997
年以降、ADB
はモンゴルの医療制度改革を支援して いる。この分野では、病院セクター、一次医療、資金調達制度、人材と計画立案および規制プロセスの全面的改革が必要とさ れている。
ADB
は改革優先項目の特定と実施、そして主に貧 しい農村地域における保健サービス・インフラの整備につい て、モンゴル政府と緊密に協力した。その結果、乳児死亡率 や妊産婦死亡率が低下するなど、健康状態が大幅に改善して おり、ミレニアム開発目標の達成に貢献している。Tsogt Batsukhさんと県の官僚たち
ADB は従来太平洋地域においてプロジェクト銀行の 役割を果たし、同地域の開発途上加盟国 14 カ国の 運輸、電力、上下水道、教育、保健および行政の各 分野における重要事業に対して貸付および無償援助 を提供してきた。その役割は変化・拡大しつつあり、
ADB は能力開発、公共政策の分析および改革、開発 プロセスの改善についても支援を行っている。
太平洋
クック諸島、フィジー諸島、キリバス、マーシャル諸島、
ミクロネシア連邦、ナウル、パラオ、
パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、
東ティモール、トンガ、ツバル、バヌアツ
太平洋地域における
2007
年のADB
業務は堅調で、貸付、無償援助および協調融資の金額が過去最 高となった。総額1
億2,660
万ドルの貸付および総額4,650
万ドルの無償援助が承認された(表22
、23
、25
)。同地域に対する累計貸付額は18
億ドルとなった(表26
)。太平洋地域に対するADB
の貸付、無償援助および技術協力に対して、計
8,250
万ドルの協調融資が行われた。これは2006
年の4,040
万ドルを上回り、協調融資の増加傾向が継続している。
新しい革新的な支援態様により、
ADB
は他の開発パートナーと提携しつつ、特定された各国のニーズ により迅速かつ柔軟に対応できるようになった。ADB
はパプアニューギニアの運輸セクターへの支援を 強化した。ラエ港の開発に対して、1
億ドルの貸付に加え、貧困削減日本基金およびHIV
/エイズ基金 から230
万ドルの無償援助が承認された。これは同国に対する複合貸付としては過去最大の規模である。ADB
はまた、サモアにおいて貸付バイダウン・メカニズムという新しいツールを初めて導入した。この メカニズムに加え、電力セクター拡張プロジェクトに対する2,660
万ドルのアジア開発基金(ADF
)貸付 および1,540
万ドルのADF
グラントが承認された。同事業には、日本の国際協力銀行(3,800
万ドルの 貸付)およびオーストラリア政府(800
万ドルの無償)が協調融資を行った(表23
、25
)。ADB
は引き続 き太平洋地域における民間セクター開発の推進を重視した。オーストラリアの協調融資を受けた870
万 ドルの民間セクター開発イニシアティブが2007
年初めに立ち上がり、国有企業改革・官民パートナーシッ プ、金融セクター改革、ビジネス環境に関する制度・法制・規制改革という中核分野において焦点を絞っ た実際的な支援がすでに提供されている。52
アジア開発銀行
ドキュメント内
年次報告2007
(ページ 51-54)