中央・西アジア
アフガニスタン、アルメニア、アゼルバイジャン、
グルジア、カザフスタン、キルギス、パキスタン、
タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン
ADB の中央・西アジア局は業務を拡充した。 9 カ国
(アフガニスタン、アルメニア、アゼルバイジャン、
グルジア、カザフスタン、キルギス、パキスタン、
タジキスタン、ウズベキスタン)に対し、 16 件のソ ブリン貸付、 8 件のノンソブリン貸付および 12 件の 無償援助案件が承認された。総額は 30 億ドルとなり、
2002 〜 2006 年の年間平均である 15 億ドルから
倍増した。
ソブリン承認額の約
66
%(ノンソブリン承認額を含めると70
%)は通常資本財源(OCR
)からのもので、残る
34
%(ノンソブリン承認額を含めると30
%)はアジア開発基金(ADF
)からの貸付とグラントであっ た。ADF
グラントの総額は2
億4,740
万ドルとなった(表13
)。アルメニアの運輸および上水道セクター で貸付業務が開始された。プログラム中最大の割合を占めたのは、運輸セクター、金融セクターとエネル ギー・セクターであった。パキスタンが引き続き主要なクライアント国となり、
6
件のソブリン貸付および1
件のノンソブリン貸 付を対象に、計20
億ドルが供与された。パキスタン向け貸付案件は、金融サービスの拡大と向上、資本 市場開発のための政策改革、そして政府の効率性の改善を目的としている。また、交通ネットワークの課 題を解消し、エネルギー、灌漑および地震復興関連事業を支援するための長期投資資金として、4
億ドル の貸付が供与された。2
件・計14
億ドルのマルチトランシェ融資ファシリティ(MFF
)が承認された。1
件はアゼルバイジャ ンの道路網建設プロジェクト、もう1
件はパキスタンの全国物流幹線道路網の投資プログラム(サブプロ ジェクト1
)に対するものである(表12
)。パキスタン向け送電MFF
の第2
トランシェも承認された。こ れらの事業は、業務にプログラム・アプローチを導入する努力をADB
が続けていることを示すものである。中央・西アジア
34
アジア開発銀行中央アジア地域経済協力(
CAREC
)プログラムのU
下、通商政策、運輸およびエネルギーに関する地 域協力が大きく進展した。
CAREC
参加国が運輸・貿易促進に関する地域戦略を承認した。
中央アジア地域道路事業およびパキスタンの全国
U
物流幹線道路網の投資プログラム(サブプロジェ クト
1
)を含む運輸インフラに11
億ドル以上を投 資した。シルダリヤ川の水資源の共有を参加国に義務づけ
U
る枠組み合意文書の起草につき、中央アジア各国政 府を支援した。カザフスタンおよびキルギス政府の 協力を得て、越境水資源管理に関する二国間協力を 目指すチュー・タラス川合同委員会を設立した。
地方道路と上水道の整備のために、アルメニアに
U
対して初の貸付を供与した。
パキスタンの会計・監査基準を強化し、バロチス
U
タン州とパンジャブ州では資源管理プログラムに 基づく州政府の改革を支援した。
不良ポートフォリオを再構成し、
22
件のソブリU
ン貸付を終了するなどしてポートフォリオの質を 大幅に改善した。契約締結額は
17
%、貸付実行 額は22
%増加し、リスクのあるプロジェクトの 数は大幅に減少した。ハイライト
ADB は契約締結と貸付実行に
ドキュメント内
年次報告2007
(ページ 33-36)