第1章 Information Integratorの機能
1.4 データ変換・編集
1.4.4 レコード編集
1.4.4.3 連結(ジョイン、ユニオン)
複数のデータを連結条件によって結合します。なお、一度に複数のマスタデータを連結することができます。最大128個のマスタデー タと連結することができます。
連結には、以下の種類があります。
表1.8 連結の種類
機能名 結合型 結合条件 機能内容
ジョイン (横連結)
INNER JOIN 完全一致※1 結合条件が真のとき、項目を結合します。
偽のときは、レコードを削除します。
部分一致※2
OUTER JOIN 完全一致※1 結合条件が真のとき、項目を結合します。
偽のときもレコードを出力しますが、連結するマスタ項目は、NULL となります。
部分一致※2 ユニオン
(縦連結)
UNION 完全一致 レコードを結合します。重複するレコードは削除されます。
UNION ALL - レコードを結合します。重複するレコードも出力されます。
※1:完全一致は、連結キー同士が一致する場合
※2:部分一致は、マスタデータの連結キーがトランザクションデータの連結キーに含まれる場合。部分一致を複数満たすデータが存 在する場合、出力データには、その数分だけ条件が真と判断され、結合します。
ポイント
ジョインの結合条件の最大設定数について
連結するマスタデータ1つ1つに対しての結合条件の最大設定数は、以下のとおりです。
・ 結合条件が完全一致の場合
連結するマスタデータ1つ1つに対して、それぞれ最大8個までの連結条件を指定することができます。
・ 部分一致の場合
連結するマスタデータ1つ1つに対して、それぞれ最大1個の連結条件を指定することができます。
それぞれ、以下で説明します。
INNER JOIN
マスタデータの文字列が、トランザクションデータの文字列と完全に一致、または部分一致する場合に、項目を連結します。
INNER JOINの場合、トランザクションデータがマスタデータに存在しない場合、そのレコードを出力しません。
【例】
トランザクションデータの「商品No」と、マスタデータの「商品コード」をキーにして、項目を連結する場合の例を示します。(完全一致の 場合)
OUTER JOIN
マスタデータの文字列が、トランザクションデータの文字列と完全に一致、または部分一致する場合に、項目を連結します。
OUTER JOINの場合、トランザクションデータが、マスタデータに存在しない場合、連結するマスタデータは、NULLとなります。
【例】
トランザクションデータの「商品No」と、マスタデータの「商品コード」をキーにして、項目を連結する場合の例を示します。(部分一致の 場合)
ジョインの補足:複数のマスタデータを用意する場合
マスタデータ を2つ以上用意することで、3つ以上のジョインも可能となります。なお、この場合、1つのマスタデータにつき、1つ以上の 連結条件が必要となります。
【例】
トランザクションデータの「商品No」と、マスタデータの「商品コード」、また、トランザクションデータの「日付」と、マスタデータの「日付」
をキーにして、項目を連結する場合の例を示します。
UNION
複数のトランザクションデータのレコードを連結します。UNIONでは、重複したレコードは出力しません。
【例】
2つのトランザクションデータのレコードを連結する場合の例を示します。
UNION ALL
複数のトランザクションデータのレコードを連結します。UNION ALLでは、重複したレコードも出力します。
【例】
2つのトランザクションデータのレコードを連結する場合の例を示します。