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データ配付処理の設計

ドキュメント内 システム設計ガイド (ページ 137-140)

第6章 III Studioを利用した設計

6.7 データ配付処理の設計

Excelファイルで利用するプラグインについての詳細は、“付録K プラグイン機能を利用したExcel連携”を参照してください。

サービスバス連携入力を行う場合

サービスバス連携入力を行う場合、Service IntegratorのISI運用管理コンソールの表示において、「特定のシーケンス実行に対応する 処理プロセスを監視する場合」のInformation Integratorの処理プロセスの見え方がデータ収集定義の「データボックス格納方法」の指 定値によって異なることがあります。

異常終了した特定のシーケンス実行に対応する処理プロセスをリカバリする前に、後続の同一シーケンス実行が行われた場合が該当 します。

・ 「個別型」を指定した場合

- 特定のシーケンス実行に対応する処理プロセスの履歴には、後続の同一シーケンス実行による処理プロセスの実行結果が表 示されます。

- 後続の同一シーケンス実行に対応する処理プロセスの履歴には、表示すべき実行結果がありません。

・ 「集約型」を指定した場合

- 特定のシーケンス実行に対応する処理プロセスの履歴、および、後続の同一シーケンス実行に対応する処理プロセスの履歴 には、後続の同一シーケンス実行による処理プロセスの実行結果が表示されます。

・ 配付先システムのInformation Storageへデータを格納する場合 配付先システムやIIS格納に必要なパラメタを入力します。

・ 配付先システムのAzure Storageへデータを格納する場合 配付先システムやBLOB配付に必要なパラメタを入力します。

・ 配付先システムのService Integratorへデータを配付する場合

配付先システムやService Integrator配付に必要なパラメタを入力します。

ポイント

Service Integratorへデータを配付する場合

サービスバス連携出力を行う場合は、Service Integrator側の設定が必要です。Service Integratorの設定についての詳細は、“付録 J サービスバス連携を行う場合のService Integratorの設定”を参照してください。

前のファンクション処理の出力データに対して、データボックスに格納するだけの処理を行う場合は、データ配付定義の「共通」部分に のみパラメタを入力します。

ポイント

サーバに登録済みのデータソース定義がある場合、データ配付定義の「データソースID」に、登録済みのデータソース定義の定義ID を指定して、参照利用することが可能です。同じデータソース定義を再度、作成する必要はありません。

6.7.2 配付データの設計

データボックス名の作成

配付するデータが格納されているデータボックス名を指定します。Information Integratorサーバでデータを配付するためには、データ ボックスが必要です。[エディタ]で作成するデータ配付定義を選択すると、[プロパティビュー]にデータ配付定義の各項目が表示され ます。表示された項目のうち、[共通]-[データボックス]にデータボックス名を入力します。

データボックス名は、処理プロセス内で一意の値を設定する必要があります。複数プロセスに同じデータボックス名を設定すると、複数 プロセス間でデータを受け渡すことができます。

配付データのデータ構造、フォーマットの設計

配付対象のデータに対して、データ構造、フォーマットを設計します。それぞれデータ構造定義、フォーマット定義で設計します。

ポイント

以下の両方を満たす場合、「データ構造定義ID」、「フォーマットID」の指定は不要です。

・ データベース、オブジェクト以外のデータ配付の場合

・ 収集データに対して変換処理をせずにそのまま配付する処理プロセスの場合 以下の場合は、「フォーマットID」の指定は不要です。

・ オブジェクト格納によるデータ配付の場合

・ BLOB配付によるデータ配付の場合

以下の場合は、「データ構造ID」の指定は不要です。

・ IIS格納によるデータ格納の場合

6.7.3 配付方法の設計

配付方法の設計は、データ配付定義を利用して行います。以下に設計手順を説明します。

配付定義の作成

[III ナビゲータービュー]で処理プロセスを展開し、設計する処理プロセス定義IDをダブルクリックします。[エディタ]に処理プロセスの

処理手順が表示されます。[エディタ]で作成するデータ配付定義を選択すると、[プロパティビュー]に配付定義の各項目が表示されま す。ここで、データ配付定義を作成します。

データソース定義の参照設定

データソース定義の参照設定は、以下のとおりです。

1. データ配付定義の[プロパティビュー]で、[配付定義]-[データソース一覧]にある[追加]をクリックします。

→参照するデータソース定義の定義IDの指定および配付先システムのタイプを選択する画面が表示されます。

ポイント

配付先のタイプ

配付先システムのデータ形式にあわせて設定します。設定値は、以下のとおりです。

- データベース

- ファイル転送

- Salesforce.com

- Interstage Information Storage

- Interstage List Creator

- Azure Storage(BLOB)

- Interstage Service Integrator 2. 定義IDとタイプを入力します。

→[完了]をクリックすると、データソース定義の参照設定が行われます。

配付データの設定

以下の定義IDをそれぞれデータ配付定義に記述します。

・ 配付データが格納されている「データボックス」

・ 配付データのデータ構造定義の「データ構造定義ID」

・ 配付データのフォーマット定義の「フォーマットID」

ポイント

以下の両方を満たす場合、「データ構造定義ID」、「フォーマットID」の指定は不要です。

・ データベース、オブジェクト以外のデータ配付の場合

・ 収集データに対して変換処理をせずにそのまま配付する処理プロセスの場合 以下の場合は、「フォーマットID」の指定は不要です。

・ オブジェクト格納によるデータ配付の場合

・ BLOB配付によるデータ配付の場合

以下の場合は、「データ構造ID」の指定は不要です。

・ IIS格納によるデータ格納の場合

データ配付定義の[プロパティビュー]に表示された[配付定義]-[データソース一覧]から、必要なパラメタを設定するデータソース定義 IDを選択します。[データソース詳細]が表示されます。配付処理に必要なパラメタをそれぞれ設定します。

注意

Excelファイルを配付する場合

Excelファイルを配付する場合、Excelファイルは、上記の手順でデータボックスへの配付を行います。Excelファイルを配付するには、

上記の手順での配付処理の前に、プラグインによるCSVデータからExcelデータへの変換処理が必要です。

Excelファイルで利用するプラグインについての詳細は、“付録K プラグイン機能を利用したExcel連携”を参照してください。

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