第1章 Information Integratorの機能
1.9 ファイル転送エージェント機能
ファイル転送エージェント機能は、収集元または配付先のシステム上にあるデータの変換を、その収集元または配付先のシステム上 で行うことができる機能です。収集元システムで変換した後にInformation Integratorサーバにファイル形式でデータを配付したり、
Information Integratorサーバからファイル形式でデータを配付した後に配付先システムで変換します。Information Integratorサーバの 変換機能の一部を切り出すことにより、Information Integratorサーバの負荷分散が実現できます。
また、システム構築、運用、監視までInformation Integratorサーバで一元管理が可能であるため、運用操作性を保持できます。
ファイル転送エージェントと、Information Integratorサーバの機能差については、“ファイル転送エージェントで利用可能な機能一覧”
を参照してください。
システム構築、運用、監視の一連の機能、操作については、Information Integratorサーバの各機能説明を参照してください。
1.9.1 Information Integratorサーバで一元管理する
システム構築、運用、監視までInformation Integratorサーバで一元管理するための特長は、以下のとおりです。
定義作成/管理方法
【Information Integratorサーバに統合管理オプションを導入している場合】
処理プロセスの設計情報は、Information Integratorサーバ上で定義の作成および管理を行います。ファイル転送エージェントで利用 する定義は、Information Integratorサーバで作成し、ファイル転送エージェントに配付して利用します。
Information Integratorサーバからファイル転送エージェントへ、処理プロセスの定義を配付する方法についての詳細は、“セットアップ ガイド”を参照してください。
【Information Integratorサーバに統合管理オプションを導入していない場合】
Information Integratorサーバで一元管理することはできません。ファイル転送エージェントにて作成、管理します。作成、管理方法は
Information Integratorサーバと同様です。
運用管理
ファイル転送エージェントの処理プロセスの状態はファイル転送エージェントの運用管理クライアントで参照することができます。
Information Integratorサーバに統合管理オプションを導入している場合、Information Integratorサーバの運用管理クライアントからファ
イル転送エージェントの処理プロセスの結果を参照することができます。
運用管理クライアントの詳細については、“運用ガイド”を参照してください。
注意
処理プラグイン機能を利用して、各ファイル転送エージェントの処理プロセスと連携した場合のみ、Information Integratorサーバの運 用管理クライアントからファイル転送エージェントの処理プロセスの結果を参照することができます。
1.9.2 処理プロセスの運用方法
ファイル転送エージェントにある処理プロセス、Information Integratorサーバにある処理プロセスは、利用形態に応じて、いずれかの サーバにある処理プロセスを実行することにより、連携できます。
以下に例を示します。
図1.35 例1:Information Integratorサーバの処理プロセスを実行する場合
※:ファイル転送エージェントのデータ配付では、必ずデータはデータボックスに格納します。
Information Integratorサーバの処理プロセスを実行する場合、処理プラグイン機能を利用して、各サーバの処理プロセスを連携しま
す。処理プラグイン機能についての詳細は、III Studioで設計する場合は“6.10.1 処理プラグイン機能の設計手順”、デザインシートで 設計する場合は、“7.8.1 処理プラグイン機能の設計手順”を参照してください。
図1.36 例2:ファイル転送エージェントの処理プロセスを実行する場合
ファイル転送エージェントの処理プロセスを実行する場合、Information Integratorサーバの処理プロセスの実行の契機をイベント監視 で動作するようにします。これにより、ファイル転送エージェントから配付されたファイルがInformation Integratorサーバに到着した契機 で、Information Integratorサーバ側の処理プロセスの実行が開始されるようになります。
ここで利用するイベント監視は、他局主導でファイルを受信したときに自動的に後続処理が実行される機能を利用します。本機能につ いての詳細は、“1.6.5 イベント監視”を参照してください。
ポイント
ファイル転送エージェントとInformation Integratorサーバ間のファイル転送形態
ファイル転送エージェントとInformation Integratorサーバ間のファイル転送では、「FTP+」プロトコルを利用するように設計してください。
このとき、内部情報の通信を行うため、ファイル送受信の多重度設計は、内部情報の通信を考慮した設計を行う必要があります。詳細 は、 “8.1.5 ファイル送受信多重度の設計について”を参照してください。