論理ディスクに関する情報は、構成表示領域や情報一覧表示領域に表示される「論理ディスク関 連情報一覧画面」と、論理ディスクのプロパティ情報として表示される「論理ディスク詳細情報画面」
で表示します。
本項では、論理ディスク情報として表示する各項目について説明します。
(1)論理ディスク関連情報一覧画面
構成表示領域において「論理ディスク」を選択(左クリック)した場合に表示される画面(図1-23 の破線部分)であり、論理ディスク名や稼働状態および容量などの各種属性情報を表示します。
また、構成表示領域において任意の論理ディスクを選択(左クリック)した場合は、該当する論 理ディスクをRAID構成している物理ディスクの一覧(関連情報の一部)を表示します。
スナップショット機能を使用している場合、スナップショットボリューム(SV/ESV)およびリン クボリューム(LV)を非表示とすることも可能です。設定はメニューから行うことができます。
項目名の部分をクリックすることでソートすることができます。また、項目名の部分で右クリッ クすると、各項目ごとの表示/非表示を設定することができます。
※カラム表示/非表示設定やサイズは、ログアウトすることにより自動的に保存され、次回起動時 に復元されます。
なおiSMクライアント(Web GUI)では、以下の項目は初期状態時、非表示に設定されています。
「RPL種別」
「スナップショット種別」
「リンク」
「グループ」
「用途」
「PDタイプ」
「常駐」
「LDセット名」
「データ保護」
「キャッシュセグメント名」
「LD容量クォータ[GB]」
「LD容量しきい値[GB]」
「容量割当」
「移動状態」
「ブロックサイズ」
「クローン種別」
表示する場合は項目名の部分で右クリックし、該当項目を表示に設定してください。
図1-23 論理ディスク関連情報一覧画面(iSMクライアント(Web GUI))
①アイコン(論理ディスクの稼働状態/監視状態)
論理ディスク番号横のアイコンにより、論理ディスクの稼働状態/監視状態を表示します。
表1-13 表示されるアイコンとその意味
アイコン 状態
論理ディスクが正常稼働。
論理ディスクで“注意”を要する事象が発生。
論理ディスクで“障害”が発生。
論理ディスクで“しきい値超え”が発生。
論理ディスクがロック状態であることを示す。
監視停止状態、または構成設定中であることを示す。
監視停止状態、または構成設定中であることを示す。
本アイコンが表示されている場合、監視停止直前に論理ディスクで“注意”
を要する事象が発生していたことを示す。
監視停止状態、または構成設定中であることを示す。
本アイコンが表示されている場合、監視停止直前に論理ディスクで“障害”
が発生していたことを示す。
監視停止状態、または構成設定中であることを示す。
本アイコンが表示されている場合、監視停止直前に論理ディスクで“しき い値超え”が発生していたことを示す。
監視停止状態、または構成設定中であることを示す。
本アイコンが表示されている場合、論理ディスクがロック状態であること を示す。
②論理ディスク番号
論理ディスク番号(16進4桁)を表示します。
③形式/論理ディスク名
論理ディスク名(最大24文字)および(利用)形式を表示します。論理ディスク名には、任意 の名称を設定することが可能です。設定方法については、マニュアル「構成設定の手引(GUI 編)-Mシリーズ」(IS051)を参照してください。
④状態
論理ディスクの稼働状態と発生事象を以下のいずれかで表示します。
表1-14 状態表示内容とその意味
表示 説明
正常 論理ディスクが正常稼働 正常(formatting) 論理フォーマット中
※当該論理ディスクは利用可能ですが、論理フォーマットが完 了するまで、I/Oの応答に遅延が生じる場合があります。
注意(reduce) 縮退(RAID構成による冗長性が消失)
注意(rebuilding) 再構築中(RANK内データを再構築中)
注意(preventive copy) スペアディスクにデータを複写中(RAID構成による冗長性は保 持)
注意(copy back) スペアディスクからデータを書き戻し中(RAID構成による冗長 性は保持)
注意(unformatted) 論理フォーマット開始待ち 注意(formatting) 論理フォーマット中
※当該論理ディスクは論理フォーマットが完了するまで利用で きません。
注意(format-fail) 論理フォーマットに失敗 注意(expanding) RANK拡張中
注意(expand-fail) RANK拡張に失敗
注意(stop) 論理ディスクが稼働停止中
注意(erasing) セキュアイレース機能で使用するセキュアイレースボリューム でセキュアイレース実行中
注意(erase-end) セキュアイレース機能で使用するセキュアイレースボリューム のセキュアイレースに成功
※セキュアイレースボリュームは自動的に解除されますが、もし も残存している場合は再利用できませんので、CLIにて[iSMcfg ldunbind][iSMcfg poolunbind]コマンドを使用して解除してく ださい(iSMクライアントからの解除はできません)。
詳細はマニュアル「iStorageManager コマンドリファレン ス」(IS052)を参照してください。
注意(erase-fail) セキュアイレース機能で使用するセキュアイレースボリューム のセキュアイレースに失敗
※セキュアイレースボリュームは自動的に解除されますが、もし も残存している場合は再利用できませんので、CLIにて[iSMcfg ldunbind][iSMcfg poolunbind]コマンドを使用して解除してく ださい(iSMクライアントからの解除はできません)。
詳細はマニュアル「iStorageManager コマンドリファレン ス」(IS052)を参照してください。
表示 説明 注意(erase-cancel) セキュアイレースのキャンセル処理中
※ セ キ ュ ア イ レ ー ス 機 能 の 詳 細 は マ ニ ュ ア ル
「iStorageManagerコマンドリファレンス」(IS052)を参照 してください。
注意(over capacity) 仮想容量論理ディスクが属する仮想容量階層プールで一部階層 の“容量不足”が発生
注意(rebuild-fail) 論理ディスクが属するプールで“リビルド異常終了”が発生 障害 論理ディスクで“障害”が発生
障害(media error) 論理ディスクで“媒体障害”が発生
障害(over quota) 仮想容量論理ディスクで“LD容量クォータ超え”が発生 障害(over capacity) 仮想容量論理ディスクが属する仮想容量プールで“容量不足”
が発生
障害(system area fault) 論理ディスク(システムボリューム)で“障害”が発生 障害(comp-error) 圧縮論理ディスクに障害が発生
障害(comp-recovering) 圧縮論理ディスクに障害が発生して、自動復旧処理が動作中
⑤RAID
論理ディスクのRAIDタイプを以下のいずれかで表示します。
0 :RAID0 1 :RAID1 3 :RAID3 3DP :RAID3DP 5 :RAID5 6 :RAID6
10 :RAID10
50 :RAID50
TM :RAID-TM
1/10 :RAIDを構成するPD数に応じてRAID1/RAID10を自律的に選択する構成
5/50 :RAIDを構成するPD数に応じてRAID5/RAID50を自律的に選択する構成
6/60 :RAIDを構成するPD数に応じてRAID6/RAID60を自律的に選択する構成
Multi :階層プール内の論理ディスクの場合に表示
※データ最適配置機能で作成、使用することができます。詳細についてはマニ ュアル「データ最適配置機能利用の手引」(IS061)を参照してください。
⑥容量
論理ディスクにおける容量をギガバイト単位(1ギガバイト=1,073,741,824バイト)で小数点 1ケタまで表示します(小数点2ケタ以下を切り捨て。ただし、0バイト~100メガバイトは 0.1で表示)。
⑦ノード番号
論理ディスクが属するノードの番号を表示します(16進2桁)。
※ ノード関連の情報は、ノード対応ディスクアレイでのみ表示されます。
⑧RPL種別
論理ディスクのレプリケーション種別を以下のいずれかで表示します。
DynamicDataReplication(DynamicDataReplication Express含む)、RemoteDataReplication のいずれも未購入の場合は表示されません。
MV :マスタボリューム(複製元ボリューム)
RV :レプリケーションボリューム(複製先ボリューム)
RV(MIGRATE):RV属性ありの移行先ボリューム
RV/MV :RV、MVの両方に使用されているボリューム
RV(MIGRATE)/MV:RV(MIGRATE)でありMVでもあるボリューム
IV :アイソレートボリューム(レプリケーションで使用されていないボリューム)
(空白) :レプリケーションボリュームとして使用できない
⑨スナップショット種別
スナップショット種別を表示します。
DynamicSnapVolumeが未購入の場合は表示されません。
BV :ベースボリューム(複製のもととなるオリジナルボリューム)
EBV :拡張スナップショット機能で使用するベースボリューム
SV :スナップショットボリューム(スナップショット世代としてのボリューム)
ESV :拡張スナップショット機能で使用するスナップショットボリューム
LV :リンクボリューム(BVまたはSVと接続関係を確立し、間接的なアクセスを 実現する仮想的なボリューム)
SDV :スナップショットデータボリューム(スナップショット予約領域(SRA)を構 成する論理ディスク)
SV* :スナップショットボリュームの一種(スナップショット世代になっていないボ リューム)
※ SV*は、iSMの異常終了などによって存在する場合がありますが、再利用
できませんので直ちに構成設定の「論理ディスクの解除」にて解除してく ださい。
(空白) :スナップショットで利用されていないボリューム
※拡張スナップショット機能の詳細はマニュアル「バーチャルボリューム機能 利用の手引」
(IS069)を参照してください。
⑩リンク
BV-LVあるいはSV-LV間の接続状態を表示します。
DynamicSnapVolumeが未購入の場合は表示されません。
⑪グループ
論理ディスクが属しているグループを以下のいずれかで表示します。Aシリーズ装置で、かつ AccessControlおよびReallocationControlが未購入の場合は表示されません。
保管 :保管グループに属している論理ディスク