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1.3 状態監視

1.3.1 機能概要

(1)監視事象

状態監視機能では、管理対象であるディスクアレイの構成要素に関して、表1-32に示す事象の発 生(または遷移)を監視する機能を提供します。

表1-32 監視事象一覧

区分 構成分類 構成要素 事象 レベル

状態遷移

物理ディスク

ready info

info (inactive) info

fault error

attn. (rebuilding) notice attn. (powering up) notice attn. (formatting) notice attn. (stop) notice attn. (exchange) warning

offline error

コントローラ HD/RD/DD CHE/SVP PS/BBU, etc

ready info

fault error

attn. (nolicense) notice attn. (rebuilding) notice attn. (charge) notice attn. (maintenance) notice attn. (exchange

(pre notice)) notice attn. (exchange) notice attn. (auto updating) notice

offline error

(ディスク)

エンクロージャ

ADP/PS FAN/BB

TEMP_ALM, etc

ready info

fault error

offline error

論理ディスク

ready info

ready (formatting) info

fault error

fault (media error) error fault (over quota) error fault (over capacity) error fault (system area fault) error attn. (reduce) error attn. (rebuilding) notice attn. (preventive copy) notice attn. (copy back) notice attn. (unformatted) notice attn. (formatting) notice attn. (format-fail) notice attn. (expanding) notice attn. (expand-fail) notice attn. (stop) notice attn. (erasing) notice attn. (erase-end) notice attn. (erase-fail) warning

区分 構成分類 構成要素 事象 レベル

論理ディスク

attn. (erase-cancel) notice attn. (over capacity) warning attn. (rebuild-fail) notice fault (comp-error) error fault (comp-recovering) error コントロールパス stop (ctrl path fail) error

プール

ready info

fault error

fault (over capacity) error attn. (reduce) error attn. (rebuilding) notice attn. (preventive copy) notice attn. (copy back) notice attn. (stop) notice attn. (over capacity) warning attn. (rebuild-fail) notice fault (comp-error) error 名称変更

ディスクアレイ ディスクアレイ名 renamed info コントローラ ポート名 renamed info 論理ディスク 論理ディスク名 renamed info

構成変更

論理ディスク 論理ディスク config changed notice キャッシュディスク config changed notice 物理ディスク 物理ディスク config changed notice コントローラ アクセスコントロール config changed notice

1.3.2 画面と操作の説明

iSMクライアントにおける状態監視情報表示イメージと監視制御操作について説明します。

(1)監視情報の表示

iSMサーバによる監視情報はiSMクライアントを経由し、「メッセージ出力」および「状態値反 映」として表示します。

(a)メッセージ出力

状態遷移/名称変更/構成変更を検出した場合、iSMサーバ側で採取している運用ログと同じ ものをメッセージ表示領域にも出力します。ただしiSMサーバへログイン中に出力されたもの のみです。メッセージレベルを判断し、適切なアイコン( (Err)/ (Warning)/

(Notice,Info))を行頭に付加します。

※iSMクライアントとサーバのログイン/ログアウトを示すメッセージは、iSMクライアント 側の個別メッセージとして表示されます。

障害検出時のメッセージ出力例

Sat Jan 6 02:08:44 2007 0000017917 Info iSMrmond iSM07102:State of PD(11h) has become fault.(Storage_1 productID=iStorage SN=3000000000000002 No=00h-01h PoolNo=0000h PoolName=Pool0000) …①

①は、ディスクアレイ(ディスクアレイ名が“Storage_1”)の物理ディスク(リソースタイプ 11h、プロダクトID iStorage、シリアルナンバー 3000000000000002、番号00h-01h、プール番 号 0000h、プール名 “Pool0000”)に障害が発生したことを示します。

名称変更時のメッセージ出力例

Sat Jan 6 02:08:44 2007 0000017917 Info iSMrmond iSM07201:Disk Array ,named

“Storage_1”,has renamed to “Storage_2”.(SN=3000000000000003) …①

①は、ディスクアレイ(ディスクアレイ名が“Storage_1”、シリアル番号が

“3000000000000003”)の名称を“Storage_2”へ変更したことを示します。

内容については「iStorageManager メッセージハンドブック」(IS010)を参照してください。

なお、メッセージ表示領域に表示されたメッセージは、iSMクライアント側の個別ログファイ ルに出力されます。

出力先は以下の通りです。

【iSMクライアント(Web GUI)の場合】

・Windows

<システムドライブ>:¥Users¥<OSログオンユーザ名>¥AppData¥Roaming¥NEC¥

iSMClient¥<接続先IPアドレス>_<ポート番号>¥LOG (隠しフォルダになっています)

・Linux

<ホームディレクトリ>/NEC/iSMClient/<接続先IPアドレス>_<ポート番号>/log

1つのログファイル(iSM.log)は上限が1MBであり、それを超えるとOLDiSM.log ファイル にリネームされ、新たなiSM.logファイルが作成されます。OLDiSM.log とiSM.logの2つの ファイルを交互に使うため、最大2MBのファイルが保存でき、かつそれ以上の容量を必要とし ません。

(b)状態値反映

状態遷移/名称変更/構成変更の検出により変更が生じたそれぞれの要素に対する状態は、

iSMクライアント上に反映されます。

各構成要素に障害、注意、オフラインなどの事象が発生した場合、個別要素層の対象要素の状 態値が変化しアイコンが変化します。構成要素層やディスクアレイ層の状態は、個別要素層の 状態変化にあわせて変化します。たとえば、PDに注意事象が発生した場合、その上位の構成要 素層のPDおよびディスクアレイ層は正常(保守)の状態に変化します(表1-33)。

なお、個別要素層で障害度の異なる2つの事象が同時に発生した場合、その上位層には障害度 の高いものが常に設定されます。

それぞれの表示内容については、「1.2 構成表示」を参照してください。

表1-33 障害状態の反映 ディスクアレイ

パ ー テ ィ シ ョ ン

層 構成要素層 個別要素層

重障害 重障害 障害

プール

障害 LD

ホスト

ま た は

正常

(保守) または 正常

(保守)

または

正常 (保守)

PD

または コントローラ

または エンクロージャ

または ポート

または プール

注意/

オフライン

/通知

または LD

または PD

または コントローラ

または または エンクロージャ

(筐体)

エンクロージャ

または ホスト

または キャッシュセグ

メント

または ポート

ディスクアレイ 層

パ ー テ ィ シ ョ ン

層 構成要素層 個別要素層

正常 正常 正常

プール

正常 LD

PD

コントローラ エンクロージャ

(筐体)

エンクロージャ ホスト

キャッシュセグ メント

ポート

※ホスト関連の情報は、ディスクアレイがホスト情報表示に対応したディスクアレイの場合のみ 表示されます。

キャッシュセグメント関連の情報は、ディスクアレイにVirtualCachePartitioningまたは CachePartitioningが購入済みの場合のみ表示されます。

1. 正常(保守)の状態の場合は、アイコンに を表示するかどうかは、iSMクライアントの 環境設定により変更することができます。切り替え方法については、「3.1 クライアント の起動」を参照してください。

2. しきい値超えが発生した時、ディスクアレイ層とパーティション層と構成要素層(プール または論理ディスク)の状態が正常または正常(保守)であれば、しきい値超えのアイコ ン が表示されます。ただし、「保守状態の表示」がチェックしてある場合は、リソース の状態を示すアイコンを優先して表示します。

3. ディスクアレイ層のアイコンの形状や濃淡は、ディスクアレイの種別および監視状態で異 なります。詳細については、「1.2.3 ディスクアレイ情報表示」のディスクアレイのアイ コンに関する説明を参照してください。

(2)ユーザ通知機能

iSMクライアント(Web GUI)では、iSMサーバで検出した、運用に影響を及ぼす可能性のある 情報を、障害情報表示画面にて一覧表示します。

障害情報表示画面は、メニューより、「監視」→「障害情報表示」を選択することで表示されま す。本画面に情報が存在する場合、ヘッダに表示するアイコンが注意アイコンに変化します。

なお、iSMサーバへのログイン時に情報が存在する場合は、ただちに障害情報表示画面に表示が 切り替わり、ユーザに通知します。

また、ストレージ管理ユーザ、パーティション管理ユーザの場合でも、本画面では接続先iSMサ ーバが監視するすべてのディスクアレイ情報が表示されます。当該ユーザの管理対象外装置に関する 情報については、ストレージグループ管理ユーザなど適任者へ連絡してください。

図1-49 障害情報表示画面

障害情報一覧では、項目名の部分をクリックすることでソートすることができます。また、項目 をダブルクリックすることで、プロダクト領域が構成・状態表示画面に切り替わり、当該情報に関連 する構成要素に位置付きます。項目を右クリックすることでヘルプを呼び出すこともできます。

(3)監視開始/停止

iSMサーバでは、サーバ起動時に環境定義ファイル(iSMsvr.conf)によって指定されたディスク アレイに対して自動的に監視を行います。保守や構成変更などにより、特定のディスクアレイに対す る監視を一時的に停止/再開したい場合は、以下の操作によりディスクアレイに対する操作(監視の 開始/停止)を行います。本機能を利用するには、利用者レベルがadministratorである必要があり ます。

①メニューより、「監視」→「画面操作」を選択し、構成・状態監視画面を表示します。

②メニューより、「監視」→「画面操作」→「監視の開始/停止」(iSMクライアント(Web GUI))

を選択し、監視制御ダイアログを表示します。

③ 監視制御ダイアログ上の「ディスクアレイ名」より、監視の開始または停止を行うディスクア レイを選択(クリック)します。

監視を行う場合 :「開始」ボタンをクリックします。

監視を停止したい場合 :「停止」ボタンをクリックします。

監視準備中での監視開始処理、監視回復待ちでの回復処理を止める場合 :「中断」ボタンをクリックします。

図1-50 監視制御ダイアログ

保守作業等で一時的にiStorageManager Expressでの監視に切り替えたい場合は、監視制御ダ イアログにて監視切り替えを実施してください。

手順を以下に示します。

①iSMクライアント(Web GUI)を起動し、管理サーバ上のiSMサーバへ接続、ログインして ください。

②メニューより、「監視」→「画面表示」を選択し、構成・状態監視画面を表示してください。

③メニューより、「監視」→「画面操作」→「監視の開始/停止」を選択し、監視制御ダイア ログを表示してください。

④監視制御ダイアログ上の「ディスクアレイ名」より、監視の切り替えを行なうディスクアレ イを選択(クリック)し、「停止」ボタンをクリックしてください。

⑤ログアウトしてください。

⑥iSMクライアント(Web GUI)より、ディスクアレイに接続、ログインしてください。

⑦メニューより、「監視」→「画面表示」を選択し、構成・状態監視画面を表示してください。

⑧メニューより、「監視」→「画面操作」→「監視の開始/停止」を選択し、監視制御ダイア ログを表示してください。

⑨監視制御ダイアログ上の「ディスクアレイ名」より、監視の切り替えを行なうディスクアレ イを選択(クリック)し、「開始」ボタンをクリックしてください。

※[01601]の確認メッセージが表示されますので、手順①~③が実施済みであることを再確認 の上、先へ進めてください。

なお、管理サーバ上のiSMサーバへ監視を戻す場合は、管理サーバ上のiSMサーバに接続、ロ グインし、上記監視制御ダイアログより監視を開始させてください。iStorageManager Express 側の監視は自動的に停止します。

ドキュメント内 iStorageソフトウェア iStorageManager 利用の手引 (ページ 118-126)