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2 第二予備調査

 第二次予備調査では、「調査記録シート」の一部をもとにし、第二次アンケート記入用 紙により学習環境について尋ねる。第一予備調査における質問項目および記述内容・選 択項目はTable12の通りになる。また個別ごとに「調査記録シート」の残部を調査結果

として出力する。

Tab1e12第二予備調査における質問項目および記述内容・選択項目

質間内容 質問項目 選択項目

クラスメ 学級にいるクラスメートの人数 1)0人2)1−5人3)6−10人4)ll−20人5)21

日トや教 人以上9)わからない

師に関す 聞こえないクラスメートの人数 1)O人2)1−2人3)3−5人4)6−10人5)ll

ることに 人以上9)わからない

ついて 聞こえるクラスメートとの関係 1)大変よかった2)どちらかといえば よかった3)どちらともいえない4)ど ちらかといえば良くなかった5)良く なかった6)無回答9)わからない 聞こえないクラスメートとの関係 1)大変よかった2)どちらかといえば

よかった3)どちらともいえない4)ど ちらかといえば良くなかった5)良く なかった6)無回答9)わからない 担任の先生との関係 1)大変よかった2)どちらかといえば

よかった3)どちらともいえない4)ど ちらかといえば良くなかった5)良く なかった6)無回答9)わからない 言葉やコ 普段時に、対象者がクラスメート (全て)

ミュニケ に用いていたコミュニケーション 1)日本手話2)日本語対応手話3)指文 一ション 手段 字4)口話(音声)5)読唇6)筆談7)

に関する 普段時に、対象者が教師に用いて キュート・スピーチ8)その他(記述)

ことにっ いたコミュニケーション手段

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   第四章調査

第三節 調査手続き

いて 授業時に、クラスメートが用いた コミュニケーション手段

授業時に、教師が用いたコミュニ ケーション手段

3 面接調査

 面接調査では、関係性に関する質問項目、有能性に関する質問項目、障害認識に関す る質問項目の三つの質問項目を用いて面接する。まず関係性に関する質問項目はTable 13の通りである。

Tab1e13関係性に関する質問項目

(移行前)

・一盾ノ学びあえるOOの友達がいましたか。

・家で一緒に宿題など勉強をするOOの友達がいましたか。

・○Oの友達から、一緒に勉強しようと誘われたことがありましたか。

・O○の友達の中に、競争しあえる友達(ライバル)がいましたか。

・勉強が出来るから尊敬できた友達がOOの中にいましたか。

・○○の仲間はずれになりたくないために、勉強をしようと思いましたか。

・○Oの友達に認められたいために勉強にがんばろうと思いましたか。

・○Oの友達と一緒に勉強することが楽しかったですか。

(移行後)

・前の学校(学級)に戻って、O○と一緒に勉強したいと思いましたか。

・前の学校(学級)の方が、○Oもいて勉強しやすいと思いましたか。

・前の学校(学級)には、ライバルになるO○がいたのにと思いましたか。

・前の学校(学級)に、尊敬できるO○がいたから勉強したと思いましたか。

・前の学校(学級)のOOがいないという環境に慣れるのに、時間がかかりましたか。

*○Oには、r耳の聞こえない、ろう、難聴(同一集団)」かr耳の聞こえる、聴児、(異 文化集団)」が入る。どの語句を使うかは、対象者に合わせる

有能性に関する質問項目についてはTable14の通りである。

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   第四章調査

第三節 調査手続き

Table14有能性に関する質問項目

(一次的)

・あなたの得意な科目は何ですか。

・あなたの苦手な科目は何ですか。

・あなたが好きだった科目は何ですか。

(移行前と以降後で、得意な科目になったということは、環境の変化と関係があります

か?)

(二次的)

(移行前)

・□□のおかげで、自分は勉強はできると思いましたか。

・□□の環境の中で、クラスの友達と同じくらい勉強ができると思いましたか。

・勉強をやり終えるのに時間がかかりましたか。それは□□の影響が大きかったですか。

・勉強ができるので、□□のある環境が好きでしたか。

・授業中に問題に答えることは難しかったですか。そのときは口□があればよかったと 思いましたか。

・□□を頼りにすることで、勉強の中で新しいことがわかるようになりましたか。

(移行後)

・今の学校(学級)には、□□があまり使われないので、勉強ができるようにもっと□

□を使ってほしいなあと思いましたか。

・環境が変わったので、なかなか慣れなくて大変でしたか。その理由は、□□の環境と 関係がありますか。

・前の学校(学級)の□口がないという環境に慣れるのに、時間がかかりましたか。

*□□には、「手話、指文字(手指媒体)」か「音声、声、話ことば(音声媒体)」か「文 字、文、書記、書きことば(書記媒体)」が入る。どの語句を使うかは、対象者に合わせ

*(桜井、1983)109を参考にして作成した

109 井茂男(1983)認知されたコンビテンス測定尺度(日本語版)の作成.教育心理学

研究,31(3),245−249.

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   第四章調査

第三節 調査手続き

 この質問項目の目的は、対象者の障害認識との関連についてである。同一集団や、異 文化集団、音声媒体といった聴覚障害に関係あるキーワードに対して、対象者はどんな 姿勢であったかを調査する。杉日日(2000)110は、インテグレーションした聴覚障害者を 相手に、自分の障害に対して肯定的な意識と否定的な意識を持っていたかについて、1)

コミュニケーション状況、2)対人関係、3)障害観、4)アイデンティティ、5)社会的 不利、6)時間的展望の質問項目を用いた面接から得られた結果を、Positive(肯定的)、

Neutral(どちらでもない)、Negative(否定的)という基準を用いて分類した。障害認識 に関する質問項目は、Table15の通りである。

Table15障害認識に関する質問項目

・あなたは、そのときOO(□□)に対して肯定的、または否定的でしたか。

・あなたは、そのときOO(口□)に対してどういうイメージを持っていましたか。

・あなたは、そのとき何故OO(□□)が大事だと思いましたか。

・なぜあなたは、OO(□□)(このとき、他の要素を言う)が大事だとは思いません

でしたか。

・あなたは、自分がいるべき場所はどこ(O○)だと思いましたか。

・あなたは、自分が使うべきコミュニケーション手段(□□)は何だと思いましたか。

*OOには、「耳の聞こえない、ろう、難聴(同一集団)」か「耳の聞こえる、聴児、(異 文化集団)」が入る。口□には、「手話、指文字(手指媒体)」か「音声、声、話ことば(音 声媒体)」か「文字、文、書記、書きことば(書記媒体)」が入る。どの語句を使うかは、

対象者に合わせる

 また、面接の注意事項について述べたい。まず、調査者と対象者の間にラポール(有 効的な関係)を成立させ、質疑応答を円滑化する。質問項目は順不同で、全部の項目を 消化する必要は無い。関係性と有能性に関する質問項目を重視する。質問内容は、必ず しもその通りに質問するわけではなく、対象者に応じてその都度語句を変える予定であ る。一つの質問について、状況に応じて深く掘り下げて質問を追加する予定である。 ま たサボ』トイラスト(巻末付録に記載)を活用して、回答に役立てる。

110剴c律子(2000)普通学校にインテグレートした聴覚障害者の自我発達に関する研究.

ろう教育科学,42(3),145−158.

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