8.5 各種委員会
8.5.1 現状の説明
ここでは教授総会に設置されている常設の委員会ならびに学長直轄の委員会等の概要を記述する。
8.5.1.1 教授総会の常設委員会
以下に、教授総会に常設されている委員会の設置の目的、組織・構成、運営などの概要を述べる。
教育委員会(事務局:新宿教務課および八王子教務課)
工学院大学の学部における教育の質の向上を目指して、教育の基本方針を立案・策定するため、教育委員会 が置かれている。委員会は、教授総会に提案すべき教育の方針と体制、カリキュラム、教育方法の改善、教育 の質の向上、教育の効果と評価に関して審議し、教授総会に提出する。最終決定は、教授総会で行われてい る。委員会は、共通課程人文・社会系、共通課程自然系、共通課程外国語科、共通課程保健体育科、共通課程 教職課程、機械工学科、機械システム工学科、国際基礎工学科、応用化学科、環境化学工学科、マテリアル科 学科、電気工学科、電子工学科、情報工学科、建築学科、建築都市デザイン学科から各1名及び教務部長の合 計 17 名の委員をもって組織されている。また、委員会には正・副委員長を置き、委員の互選により決定し、
任期を2年としている。
教務委員会(事務局:新宿教務課および八王子教務課)
本学の教務に関することを調査、立案、審議するために教務委員会を置いている。委員会は、次の事項を審 議立案し、その結果を教授総会に提出することを目的として運営されている。
・ 授業、学内試験に関すること
・ 履修規定、履修方法に関すること
・ 学籍に関すること
・ 学修便覧の編集方針に関すること
・ 学内の他機関から審議を付託された教務に関すること
・ その他教務に関すること
委員会は、共通課程3名(教職課程1名を含む)、機械工学科、機械システム工学科、国際基礎工学科、応 用化学科、環境化学工学科、マテリアル科学科、電気工学科、電子工学科、情報工学科、建築学科、建築都市 デザイン学科の互選された専任教員、教務部長、教務部事務部長、新宿教務課長および八王子教務課長の職務 上の委員計17名をもって組織されている。また、委員会の委員長は教務部長がつとめ、副委員長は委員会の 意見を聞いて委員長が委嘱している。
試験委員会(事務局:新宿教務課および八王子教務課)
従来の受験不正行為処理委員会を改組し、学則第33条に規定する試験について、公正に実施し、あわせて 学生の学習向上をはかることを目的として1995年6月より設置された委員会である。本委員会は、従来の不 正行為に対する懲戒・処罰の概念から脱却し、学生の学習向上ならびに受験不正行為に対する事後の教育的指 導と未然に防止する方策の検討に重点を置くことを意図したものとなっている。したがって、同委員会は試験 の公正な実施に関して調査・研究し、広報を行うことを委員会活動の視野に入れている。
本委員会は試験規程に規定される試験委員すなわち共通課程2名(外国語科、保健体育科、教職課程を含む )、機械工学科、機械システム工学科、国際基礎工学科、応用化学科、環境化学工学科、マテリアル科学科、電 気工学科、電子工学科、情報工学科、建築学科、建築都市デザイン学科、教務部長、学生主事より選出された 1名の委員計15名の委員をもって組織されている。また、本委員会は試験の意義・努力規定、試験の種類、試 験委員会、試験委員などを規定する試験規程ならびに指導原理、不正行為の取扱い、不正行為と懲戒の種類、
事後指導などを規定する受験不正行為に対する指導規程に基づき、標記の目標達成に向けた取組みを着実に 行っている。
自己評価運営委員会(事務局:学務課)
1991年7月の大学設置基準の大綱化の実施に伴い、本学においても翌92年11月に教授総会の下に自己点 検・評価 W.G. が設置され、11 回にわたる W.G. 審議と、W.G. の中間報告を含む 4 回の教授総会審議を経て 1993年6月に自己点検・評価に関する規程及び覚え書きが制定され、同年10月の教授総会において最初の自 己評価運営委員会構成メンバーが承認され、正式に活動をスタートさせた。
すなわち、本学の教育研究水準の向上を図り、本学の目的及び社会的使命を達成するため、教育研究活動等 の状況について自ら点検・評価を行う組織として、教授総会の下に自己評価運営委員会を置く。自己評価運営
140 大学の運営組織
委員会は教授総会の諮問に応じ、次の各号に定める大学の教育研究活動等の状況について、調査に基づき点 検・評価を行い、教授総会に報告する。
・ 教育理念及び目標
・ 教育組織及び教育課程
・ 研究組織及び研究体制
・ 構成員の一般的環境及び社会との関係
・ 管理運営体制及び財政
また、学長は、別に必要な事項について運営委員会に諮問することができる。自己評価運営委員会は、前述 の項目のほかに、独自に点検・評価項目を設定し、調査を行うことができるとしている。委員会は、共通課 程、機械系学科(機械工学科、機械システム工学科、国際基礎工学科)、化学系学科(応用化学科、環境化学 工学科、マテリアル科学科)、電気系学科(電気工学科、電子工学科、情報工学科)、建築系学科(建築学科、
建築都市デザイン学科)の各学科系列で選任された専任教員各1名の合計5名、学長が指名する教員若干名な らびに教務部長および学生部長の職務上の委員をもって組織されている。また、委員会の委員長・副委員長は 委員の互選により決定し、任期2年としている。
自己評価運営委員会の活動はこれまで5期にわたり実施され、第1期(1993年11月〜1995年3月)では大 学の広報活動、大学案内にみる工学院大学のコンセプトについて課題として取上げ、23 回の審議を経て報告 書を作成し1995年5月に教授総会においてその内容が審議された。また第2期(1995年11月〜1997年4月 )では大橋学長からの同委員会への要望事項の提案を受け情報公開システム、白書及び教員プロフィールの編 集ならびに教育業績評価を検討課題として取上げ、19回の委員会審議を経て作成された活動報告について1997 年4月の教授総会で報告された。第3期(1997年4月〜1999年3月)は学長の諮問を受け、教育研究の理念、
目標と教育業績の評価について取上げ検討を進め、報告書を作成し、1999年5月の教授総会で報告された。ま たその後、白書及び教員プロフィールの編集体制の確立を図り、白書出版に向けた準備を着実に整えつつあ る。また、教員プロフィールを1998年3月に出版した。第4期(期間:1999年6月〜2001年5月)について は、工学院大学の研究活動をテーマとして取り上げ活動を行い 2001 年 5 月に報告書を教授総会に提出した。
また、第5期(2001年5月〜2003年4月)は本学教員の教育活動評価の現状の把握を主たる課題として活動
を展開している。
入学試験委員会(事務局:入学課)
工学院大学の入学者選抜方法及びこれに関連する諸問題を検討するために入学試験委員会が置かれている。
本委員会の構成メンバーは、共通課程主任教授及び英語、数学、物理、化学、国語関連の専任教員各1名なら びに機械工学科、機械システム工学科、国際基礎工学科、応用化学科、環境化学工学科、マテリアル科学科、
電気工学科、電子工学科、情報工学科、建築学科、建築都市デザイン学科の各学科で互選された専任教員各1 名ならびに、職務上の委員(教務部長、教務部事務部長、入学課長)をもって組織されており、広報部長、広 報課長にはオブザーバーとして出席を依頼している。また、委員会の委員長は委員の互選により決定し、任期 を3年としている。
さらに、委員会は委員からなる小委員会(必要に応じて入試委員以外を加えることが可能)を構成すること ができる体制をとっている。
国際交流委員会(事務局:学務課)
工学院大学の教育・研究の国際交流を活発化し、その円滑な実施を図るために、国際交流に関する諸事業の 企画・運営の審議・連絡調整機関として、国際交流委員会を置いている。委員会は、共通課程および各系列学 科から選出された専任教員各1名、教務部長および学生部長の職務上の委員で組織されている。また、委員会 の委員長は委員の互選によって選出し、副委員長は委員長が委員会の意見を聞いて委嘱している。
委員会は大学としての国際交流に係わる次の事項を審議している。
・ 外国の教育・研究機関との学術交流に関する事項
・ 国際交流予算に関する事項
・ 海外出張計画に関する事項
・ 本学学生の海外研修、発表、その他の活動援助に関する事項
・ その他の国際交流に関する事項
学生生活委員会(事務局:学生課)(166 ページの9章 学生生活委員会を参照のこと)
大学の運営組織 141
工学院大学の現状と課題 2001 − 2002 年度
従来の学生主事会を改組し、学生生活全般の充実と向上に向けて積極的に学生の生活を支援し指導する目的 で1999年11月より設置された委員会である。本委員会では委員会規程を定め、「学生が安心して充実した学 生生活を営み、豊かな人間性が醸成されるよう学生生活全般を支援し、指導する」ことを第1条(目的)に明 示している。また、従来の各系列学科より各1名、共通課程より2名、計6名の教員による学生主事の構成を 変更し、各学科より各1名、共通課程より3名、計14名の教員による「学生生活幹事」構成にと教員委員を 大幅に増員した。従来の八王子幹事の役職を廃止し、学生生活幹事がその役割も合わせて担うことで学生の支 援・指導体制の統合を図った。
本委員会の委員長は学生部長が務め、次の各事項について審議し、必要な学生生活の支援や指導をするとと もに、その時々の課題に応じて検討部会:ワーキング・グループを設け、調査検討を行っている。
・ 学生生活の支援及び指導の基本方針に関する事項。
・ 学生の課外活動及び行事に関する事項。
・ 学生の奨学支援に関する事項。
・ 学生の保健衛生に関する事項。
・ 学生相談に関する事項。
・ 学生の福利厚生に関する事項。
・ その他、学生生活の充実に関する事項。
なお、本委員会の活動における課題として、各学科主任教授ならびに幹事との連携を取りながら、学生生活 幹事が実際の学生指導にどのように対応するかについてのシステムの整備が必要とされている。
新宿校舎効率利用委員会(事務局:学務課)
都心型キャンパスである新宿キャンパスは、面積的な制約からも特に効率的な利用が図られる必要がある が、この点の継続的な検討を意図して大橋学長のもとに設置されたW.G.を教授総会の常置の委員会としてス タートさせた(1996年10月28日の教授総会で設置を承認)ものが、本委員会である。
本委員会の構成メンバーは、共通課程、機械系学科、化学系学科、電気系学科、建築系学科から選出された 専任教員各1名、教務部長および学生部長の職務上の委員をもって組織されている。
前身のW.G.における審議を踏まえ新宿校舎の効率利用の実現に向けた議論を積極的に進め、多くの事項の 実現と今後新宿キャンパスをさらに効率的に利用するための課題などについて検討・整理した。その項目を記 述すると下記の通りである。
1. 効率利用が図られた事項
・ 12階事務フロアー(新宿教務課、入学課、学務課、大学院課、新宿学生課、広報課を配置)に出入りする 生徒、外来者、学生の動線と、各課の業務関連の上から事務室環境を見直し、レイアウトを変更した。
・ 就職課を12階から高層棟2階へ移転し、外来者及び学生に対するサービスの向上を図った。
・ 建築学専攻大学院生の増加に伴い、高層棟24階、25階の建築系研究室を大学院生室へ模様替えをし、併 せて大学院生室の研究環境の整備をした。
・ 防災上の避難階の位置づけならびに外来者のアクセスの視認性を高める観点から地下1階の実験室の移転 を実現した。
2. 今後の検討を必要とする事項
・ 地下1階と1階との連絡用エレベーターあるいは階段を設置し、地階から1階へのアクセスを改善する。
・ 新宿校舎・八王子校舎それぞれの機能に応じた各キャンパスの更なる高度化の議論の取りまとめ。
国庫助成推進委員会(事務局:学務課)
工学院大学に国庫助成推進委員会を置く。委員会は、高等教育における機会均等の実現及び研究・教育条件 の改善をはかるため、私立大学への国庫補助の促進を図ることを目的とする。委員会は、前条の目的を達成す るために次の各号の活動を行う。
・ 「国庫助成に関する全国私立大学教授会連合」のもとで活動すること
・ 関係資料を収集すること
・ その他、目的達成に必要な活動をすること