反映するものと言えるかどうか疑わしい。この特徴はまた東京語の特徴でもあ り,女性のほうが,一般に,東京語的と考えられるからである。こころみに,
東北方言色の強い釧路を除いて,札幌・帯広について両語ともに区溺するもの を男女甥に%の計算をすると,男21,女27となって,やはり女のほうが多い。
10) ヒをシと発音するか。
「火箸」と「膝」とで質問した。共通語のヒに当たる子音を〔∫),または〔の 36
齢0に属する人数が少ないせい か,年齢による傾向は特捌に出て いない。努女溺では,女に区別す る者の多いことが注目される◎し かし,これが東北方欝的な性格を
と〔∫〕との中間で発音したものの%は,次のとおりである。
・と淑箸レ漆 このほかに・三星各で「嬬」について150/o,
、血腫麟 。 「膝」について8%が・〔gi〕〔Si〕を旧して動揺
一1臼・ 1
1}jP広14 s
鐸【i 路 1 21 20
年齢。}o O
年齢1}6 2
向三二冷2 i 3! 25
男 12 /2 女 16 7
している。札幌・帯広にはこれがないから,も しこれを加えると,釧路では,粗画この傾向が 他の2都市に比べて強い,ということが言える であろう。これも東北方言的な特徴と関係があ
る。年齢鋼で見ると,ヒとシとの混隅はだんだ ん広まっているようであるが,さらに今後の調 査で確かめる必要がある。性霊については語によって傾向が逆なので,これだ けでは何とも雷えない。
11) シュ,ジュはどう発皆されるか。
「乎術」・「主人」が調査語である。結果は次のとおりである。
.ご☆.ジ∫ll璽磐諭.畳」L鮨飯聖」〜貌旋至.
札幌155%38
纏窪轡
622 422 29 23 37
35 35 27 25 52 18
602
年齢0 年齢1 年齢2
67 33 0 52 39 3 59 34 4
o
玉O
l
63 O 17 29 26 39 27 lxl 21
033
ミ
男 i5339 414i29 3233 2 女}・・3・3i・い・・615 4
「主人」の場合,札幌でシという発音が多い。しかし,「手術」のシは帯広で多 い。「手術」のジはまた札幌で多い。釧路ではシも少ないし,ジも少ない。し かし,その釧路で,シュから想像されるようには,ジュが多くなく,むしろズ が最大多数形となっている。これらが,地域的な差を反映しているのかどうか は,にわかには決められないと思う。
一般に,札幌・帯広・釧路の順1こ棄北方三色が深まるが,ズとジとについ て,この順にズがふえ,逆にジはこの順に減っているのは偶然であろうか◎ま た,ズは女性に多く,ジは男性に多いが,これが何を意味するか,これだけで 37
は,はっきりしない。
以上,音声を通じて見たとき,東北方欝的な色彩はやはり釧路に最も濃いよ うであるが,語・文法に比べたとき,その色彩はずっと薄れてくる。帯広は,
語・文法では,札幌と釧路との中閥的な性格がよくあらわれていたのである が,音声では,その傾向はいささかはあるものの,ごくわずかである。
東北方言で区励がないと言われる,シ・ス,チ・ツの区別は割にはっきりし ている。つまり,北海遂共通語は,他の点では糧轟東北方言的なものを有して いるが,音声的には,葉呈色から遠ざか・Lt>て洗練されている,と言うことがで きよう。ただし,これは札幌・帯広・釧星各という,比較的大きい都会における 調査(調査Jl])での結果である。もっと小さな都甫,あるいは農村ではどのよ うになっているのか,それぞれの調査のところで述べることにする。
4. アクセントについて
この調査では,4モーラ以下の名詞のアクセントについて調査した。
まず,阿音の2モーラ名詞について比較したものを集計してみよう。調査語 は次の6組である。
鼻と(1類)〜花と(】IBggi.),飴と(1類)〜雨と(V類),橋と(江類)〜
箸と(W類),紙と(1瀕)〜髪と(到1類),泡と(1匪類)〜粟と(IV類),跳_
(璽類)〜蜘蛛と(V類)。
このうち,「紙と〜髪と」,「雲と〜蜘蛛と」は,東京ではアクセントがまつ たく同じであるから,洌に集計することにする。
アクセントで区湖する (たとえば,「花と」が,○⑪○, 「鼻と」が○⑭⑫ (◎㊤⑪)であるということで区別する)!組に○,アクセントの型を1語が2 札幌 っ以上持つということで区:軽しうる(たと
論・同・同・1計えば,「IE2」が幡・,・羅」が・@・
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