6.5 タグ設定
6.5.2 各種演算
差分ログ 差分ログを行う場合はチェックを入れてください。
詳細は「6.5.2.3」項を参照してください。
力率演算 力率演算を行う場合はチェックを入れてください。
詳細は「6.5.2.4」項を参照してください。
開平演算 開平演算を行う場合はチェックを入れてください。
詳細は「6.5.2.5」項を参照してください。
対数ログ 対数ログを行う場合はチェックを入れてください。
詳細は「6.5.2.6」項を参照してください。
工学値変換 工学値変換を行う場合はチェックを入れてください。
詳細は「6.5.2.7」項を参照してください。
MIN 生データの最小値を設定します。
演算内容に応じて入力する内容が異なります。
MAX 生データの最大値を設定します。
演算内容に応じて入力する内容が異なります。
変換後MIN 変換後の最小値を設定します。
演算内容に応じて入力する内容が異なります。
変換後MAX 変換後の最大値を設定します。
演算内容に応じて入力する内容が異なります。
乗率演算 乗率演算を行う場合はチェックを入れてください。
詳細は「6.5.2.8」項を参照してください。
乗率 乗率演算の場合、乗率を設定します。
-9999から9999で設定してください。
有効桁数 少数点以下の有効桁数を設定します。0~7桁で指定してください。
0の場合は、有効桁数処理されません。詳細は「6.5.2.9」項を参照してください。
文字列テーブル 取得したデータを文字列テーブル設定の番号に対応した文字列としてロギングする場合選択します。
詳細は「6.5.2.10」項を参照してください。
変化率 許容変化率を0~100%で指定してください。
詳細は「6.5.2.11」項を参照してください。
6.5.2.2 BCD 変換
OPCサーバーから取得したOPCアイテムの値を、BCD値としてBIN変換を行います。
例) OPCアイテム値に4660(10進数)という値が取得された場合、1234(10進数)としてロギングされます。
BCD変換可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_I1 8ビット符号付整数型
VT_UI1 8ビット符号無整数型
VT_I2 16ビット符号付整数型
VT_UI2 16ビット符号無整数型
VT_I4 32ビット符号付整数型
VT_UI4 32ビット符号無整数型
重要
BCD変換に失敗した場合は、NULL値として扱われます。
6.5.2.3 差分ログ
常に積算され続けているOPCアイテムの値の前回との差分をロギングします。
差分ログの場合、値の取りうる最大値および最小値をMAX、MINに設定してください。
【差分ログ演算方法】
前回値≦今回値 :差分値=今回値-前回値
前回値>今回値 :差分値=(最大値-前回値)+(今回値-最小値) + 1 差分ログ可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_I1 8ビット符号付整数型
VT_UI1 8ビット符号無整数型
VT_I2 16ビット符号付整数型
VT_UI2 16ビット符号無整数型
VT_I4 32ビット符号付整数型
VT_UI4 32ビット符号無整数型
重要
差分ログではグループ毎に最終ロギングしたデータを記憶し、ファイルに保存しています。
グループ名を変更すると、差分ログデータとの関連付けがなくなるので、グループ名変更時は注意してください。
6.5.2.4 力率演算
OPCサーバーから取得したOPCアイテムの値に対して、電力監視等でよく扱われる力率演算を行います。
力率演算の場合、MIN、MAX、変換後MIN、変換後MAXを設定してください。
OPCアイテムの値をx、力率演算後の値をyとし、MAX:RMax、MIN:RMin、変換後MAX:EMax、変換後MIN:Eminとす ると、以下の演算式で表される演算を行います。
(1)-100%~0~100%の場合
EMin = 0、EMax =100 (2)-100%~-50%、50~100%の場合
EMin = 50、EMax =100
【x ≧ (RMax + RMin) / 2の場合】
【X < (RMax + RMin) / 2の場合】
力率演算可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_I1 8ビット符号付整数型 VT_UI1 8ビット符号無整数型
VT_I2 16ビット符号付整数型 VT_UI2 16ビット符号無整数型
VT_I4 32ビット符号付整数型 VT_UI4 32ビット符号無整数型
VT_I8 64ビット符号付整数型 VT_UI8 64ビット符号無整数型
VT_R4 32ビット符号付実数型 VT_R8 64ビット符号付実数型
6.5.2.5 開平演算
OPCサーバーから取得したOPCアイテムの値に対して、開平演算を行います。
【工学値変換なしの場合】
OPCアイテムの値の平方根(ルート)を取得します。
【工学値変換ありの場合】
OPCアイテムの値をx、開平演算後の値をyとし、MAX:RMax、MIN:RMin、変換後MAX:EMax、変換後MIN:Eminとす ると、以下の演算式で表される演算を行います。
(EMax -EMin)×(√(x)-RMin)
√(RMax-RMin)
y = EMin+
開平演算可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_I1 8ビット符号付整数型 VT_UI1 8ビット符号無整数型
VT_I2 16ビット符号付整数型 VT_UI2 16ビット符号無整数型
VT_I4 32ビット符号付整数型 VT_UI4 32ビット符号無整数型
VT_I8 64ビット符号付整数型 VT_UI8 64ビット符号無整数型
VT_R4 32ビット符号付実数型 VT_R8 64ビット符号付実数型
-EMax -EMin EMax
EMin
RMin
RMax
6.5.2.6 対数ログ
OPCサーバーから取得したOPCアイテムの値(ダブルワード)に格納された仮数部、指数部のデータを、対数データに変換して ロギングします。仮数部の取りうる範囲は-10.0~10.0です。指数部の取りうる範囲の最小値、最大値をMIN、MAXに設定してく ださい。
例えば、「D0:D」というOPCアイテムで以下のような値が入っていた場合、仮数部(D0)には12、指数部(D1)には-3が格納され ていると認識されます。乗率演算にチェックし、乗率を0.1と設定すると、「1.2E-3」とロギングされます。
D0:Dの値に、0xFFFD000Cという値が入っていた場合
仮数部 D0
指数部 D1
12(0x000C) -3(0xFFFD)
対数ログ可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_I4 32ビット符号付整数型
VT_UI4 32ビット符号無整数型
重要
乗率演算を合わせて設定していた場合は、仮数部に対して乗率演算が行われます。
仮数部の範囲(-10.0~10.0)や指数部の取りうる範囲(MIN、MAX)を超えた場合は、NULL値として扱われます。
6.5.2.7 工学値変換
OPCサーバーから取得したOPCアイテムの値を工学値変換してロギングします。
工学値変換とはデータを拡大/縮小し、適正値に加工することです。
生データの取りうる最小値、最大値をMIN、MAXに、工学値変換後の最小値、最大値を変換後MIN、変換後MAXに設定して ください。
OPCアイテムの値をx、工学値変換後の値をyとし、MAX:RMax、MIN:RMin、変換後MAX:EMax、変換後MIN:Eminと すると、以下の演算式で表される演算を行います。
(EMax -EMin)×(x -RMin)
y = EMin+
(RMax-RMin)
工学値変換の例をいくつか示します。
・生データ0~4000、工学値300~3300で、生データが1500の場合、工学値=1425
・生データ500~2500、工学値0~400で、生データが1000の場合、工学値=100
・生データ0~2000、工学値0~400で、生データが3000の場合、工学値=600 工学値変換可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_I1 8ビット符号付整数型 VT_UI1 8ビット符号無整数型
VT_I2 16ビット符号付整数型 VT_UI2 16ビット符号無整数型
VT_I4 32ビット符号付整数型 VT_UI4 32ビット符号無整数型
VT_I8 64ビット符号付整数型 VT_UI8 64ビット符号無整数型
VT_R4 32ビット符号付実数型 VT_R8 64ビット符号付実数型
6.5.2.8 乗率演算
OPCサーバーから取得したOPCアイテムの値に対して、乗率を掛けた値をロギングします。
乗率の範囲は、-99,999~99.999の範囲で設定してください。
例えば0.1と設定すると読み出した値を10分の1してロギングします。
乗率演算可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_BOOL 論理値型
VT_I1 8ビット符号付整数型 VT_UI1 8ビット符号無整数型
VT_I2 16ビット符号付整数型 VT_UI2 16ビット符号無整数型
VT_I4 32ビット符号付整数型 VT_UI4 32ビット符号無整数型
VT_I8 64ビット符号付整数型 VT_UI8 64ビット符号無整数型
VT_R4 32ビット符号付実数型 VT_R8 64ビット符号付実数型
重要
対数ログには、仮数部に対してのみ乗率演算が行われます。
6.5.2.9 有効桁数
有効桁数とは小数点以下何桁を有効にするかの設定で、1に設定すると10分の1の位まで、2に設定すると100分の1の位ま でを有効にします。有効桁数は0から最大7桁まで設定が可能です。0にすると、小数点に対する桁数の調整は行われません。
有効桁数処理可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_I1 8ビット符号付整数型 VT_UI1 8ビット符号無整数型
VT_I2 16ビット符号付整数型 VT_UI2 16ビット符号無整数型
VT_I4 32ビット符号付整数型 VT_UI4 32ビット符号無整数型
VT_I8 64ビット符号付整数型 VT_UI8 64ビット符号無整数型
VT_R4 32ビット符号付実数型 VT_R8 64ビット符号付実数型
6.5.2.10 文字列テーブル設定
OPCサーバーから取得したOPCアイテムの値に応じて、文字列テーブルのNoに対応した文字列をロギングします。
文字列テーブルの設定については「6.4」項を参照してください。
OPCアイテムの値が、文字列テーブル設定のNo(1~256)範囲の場合は、文字列テーブルのNo.に対応した文字列になり、そ れ以外は、OPCアイテム値がロギングされます。
例えば、以下のような文字列テーブルが設定されていた場合、以下のようになります。
OPCアイテム値が2の場合、「テスト2」とロギングされます。
OPCアイテム値が3の場合、空文字がロギングされます。
OPCアイテム値が範囲外の300の場合は、「300」とロギングされます。
文字列テーブル設定可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_I1 8ビット符号付整数型
VT_UI1 8ビット符号無整数型
VT_I2 16ビット符号付整数型
VT_UI2 16ビット符号無整数型
VT_I4 32ビット符号付整数型
VT_UI4 32ビット符号無整数型
6.5.2.11 許容変化率指定
OPCサーバーから取得したOPCアイテムの値と、前回取得したOPCアイテムの値を比較して、指定した変化率以上の変化が ない場合、値の更新をしない許容変化率を指定する機能です。
許容変化率は0~100(%)で指定してください。0を指定すると、毎回値更新されます。
許容変化率を指定する場合は、生データの取りうる最小値、最大値をMIN、MAXに設定してください。
例えば、MINを0、MAXを4000として、変化率を1%とした場合、(4000-0)の1%=40となり、絶対値40(±40)以上の変化 がないとデータ更新されません。
前回取得値が1000で、
次のデータが1020であった場合: 変化値が20であるため更新されない 次のデータが970であった場合: 変化値が30であるため更新されない
次のデータが1100であった場合: 変化値が100で、40を超えているため、更新される 変化率指定可能なデータタイプは以下の通りです。
VT_I1 8ビット符号付整数型 VT_UI1 8ビット符号無整数型
VT_I2 16ビット符号付整数型 VT_UI2 16ビット符号無整数型
VT_I4 32ビット符号付整数型 VT_UI4 32ビット符号無整数型
VT_I8 64ビット符号付整数型 VT_UI8 64ビット符号無整数型
VT_R4 32ビット符号付実数型 VT_R8 64ビット符号付実数型
ポイント
ロギングデータの容量の肥大化を防ぐため、許容変化率指定と、データ変化ログの組み合わせの利用を推奨します。
重要
許容変化率は、OPCサーバーから取得した生データに対して変化があるかどうかを検出します。
工学値変換などの各種演算結果に対する変化率ではありません。