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第 1 章 各国の電気事業

第 4 節 台湾

4. 台湾の電気料金制度と電力価格および周辺国との比較

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図 1-63 台電の長期電力需要予測

(注) 2012年をベースとする。

(出所)台湾電力公司

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表 1-26 住宅用及び非生産営業用非時間帯別電気料金

(出所)台湾経済部能源局HP

また、時間帯別料金の場合、契約容量に基づく基本電気料金と使用量に応じた流動電気料金が課され る。うち基本電気料金は、1軒毎の基本料金(単相と三相に区分)と、契約形態(通常契約・非夏季契 約・土曜準ピーク契約・オフピーク契約)別に契約容量に応じたキロワット当たりの基本料金が夏季と 夏季以外に分けて設定されている。一方、流動電気料金は、月~金曜日は朝7時半~夜10時半のピー ク時間帯とそれ以外の時間帯のオフピーク時間帯に分けて、それぞれキロワットアワー当たりの料金が 設定されている。また、土曜日は準ピーク時間帯とオフピーク時間帯別の料金が設定され、日曜日はオ フピーク時間帯の料金が設定されている。

1-27 住宅用及び非生産営業用時間帯別電気料金 ( 二段式需要量契約 )

(出所)台湾経済部能源局HP

(2) 低圧電気料金

低圧電気料金は契約容量100kW 未満の生産用もしくは非生産用を対象とし、非時間帯別料金と時間 帯別料金(二段式)に分けられる。

~120 kWh 2.1 2.1

121~330 kWh 3.02 2.68

331~500 kWh 4.39 3.61

501~700 kWh 4.97 4.01

701~ kWh 5.63 4.5

~330 kWh 3.76 3.02

331~700 kWh 4.62 3.68

701~1500 kWh 5.48 4.31

1501~ kWh 5.92 4.64

(61日~930)

夏季以外

単 相 三 相

236.2 173.2

173.2

47.2 34.6

47.2 34.6

ピーク時間帯 3.62 3.53

準ピーク時間帯 2.65 2.56

00:00~07:30 22:30~24:00 基本

電気料金

流動 電気料金

(kWh)

オフピーク時間帯 全 日 1.8 1.71 日曜及び

オフピーク日

(6月1日~9月30日) 1戸毎に徴収

(1戸・毎月)

1.8 1.71

土曜

07:30~22:30

オフピーク時間帯 1.8 1.71

00:00~07:30 22:30~24:00 オフピーク契約(kW・每月)

月~金曜

07:30~22:30 オフピーク時間帯

分 類 夏季以外

129.1 262.5 通常契約(kW・每月)

非夏季契約(kW・每月) 土曜準ピーク契約 (kW・每月)

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うち非時間帯別料金は容量に基づく基本料金と、使用量に応じた流動電気料金が設定されている。ま た、夏季と夏季以外の異なる料金が設定されているが、いずれの時間帯でも料金は一律である。

表 1-28 低圧非時間帯別電気料金

(出所)台湾経済部能源局HP

これに対し、時間帯別料金は、契約形態別のキロワット当たりの基本料金と流動電気料金が設定され ているとともに、流動電気料金については、月~金曜日のピーク時間帯とオフピーク時間帯、土曜日の 準ピーク時間帯とオフピーク時間帯、そして日曜日のオフピーク時間帯別にそれぞれキロワットアワー 当たりの料金が設定されている。

1-29 低圧時間帯別電気料金 ( 二段式 )

(出所)台湾経済部能源局HP

(3) 高圧電気料金

高圧電気料金は契約容量100kW 以上の生産用または非生産用を対象とする。高圧電気料金は契約形 態によって、二段階式時間帯別料金と三段階式時間帯別料金に分けられ、それぞれ高圧電力供給とUHV 電力供給別の料金が設定されている。高圧電気料金の二段階式電気料金では、キロワット当たりの基本 料金とキロワットアワー当たりの流動電気料金が高圧とUHVの別に設定されている(以下の表)。

kW・月

通常契約 kW・月 236.2 173.2

非夏季契約 kW・月 173.2

kWh 2.9 2.81

夏 季 (6月1日~9月30日)

分 類 夏季以外

装 置 契 約 137.5

流動電気料金 需要量契約 基本料金

236.2 173.2

173.2

47.2 34.6

47.2 34.6

ピーク時間帯 07:30~22:30 3.62 3.53

準ピーク時間帯 07:30~22:30 2.65 2.56 流動

電気料金 (kWh)

夏 季 (6月1日~9月30日)

週 六 オフピーク時間帯 1.8 1.71

オフピーク時間帯 全 日 1.8 1.71 日曜及び

オフピーク日

00:00~07:30 22:30~24:00 土曜日準ピーク契約(1kW・每月) オフピーク契約(1kW・每月)

月~金曜 オフピーク時間帯 1.8 1.71

需要量契約

00:00~07:30 22:30~24:00

分 類 夏季以外

基本料金

1戸毎に課金(1戸・每月) 105

装置契約(1kW・每月) 137.5

1戸毎に課金(1戸・每月) 262.5

通常契約(1kW・每月)

非夏季契約(1kW・每月) 裝置契約

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表 1-30 高圧二段式時間帯別電気料金

(出所)台湾経済部能源局HP

また、三段式電気料金の場合、流動電気料金はピーク時間帯固定タイプとピーク時間帯変動タイプに 分けられる(以下の表)。

1-31 高圧三段式時間帯別電気料金

(出所)台湾経済部能源局HP

台湾は2013年10月に「第2段階電力価格改定」を行い、電力価格を若干引き上げたが、台湾の電力 価格は周辺国と比較すると依然として低く、家庭用は中国に次いで、工業用では韓国で次いで2番目に 安い77

77 台湾経済部能源局ウェブサイト。

http://web3.moeaboe.gov.tw/ECW/populace/content/wHandMenuFile.ashx?menu_id=998

223.6 166.9 217.3 160.6

166.9 160.6

44.7 33.3 43.4 32.1

44.7 33.3 43.4 32.1

ピーク時間帯 07:30~22:30 3.53 3.42 3.47 3.36

準ピーク時間帯 07:30~22:30 2.48 2.39 2.34 2.23 流動電気料金

(kWh)

日曜及び オフピーク日

00:00~07:30 22:30~24:00

00:00~07:30 22:30~24:00

オフピーク時間帯 全 日 1.73 1.63 1.68 1.58

1.63 1.68 1.58

土曜 オフピーク時間帯 1.73 1.63 1.68 1.58

非夏季契約 土曜準ピーク契約 オフピーク契約

月~金曜 オフピーク時間帯 1.73 分 類

高圧電力供給 UHV電力供給

夏季以外 夏季以外

通常契約

夏 季 (6月1日~9月30日)

夏 季 (6月1日~9月30日)

基本料金 (kW・毎月)

223.6 166.9 217.3 160.6

166.9 166.9 160.6 160.6

44.7 33.3 43.4 32.1

44.7 33.3 43.4 32.1

夏季以外 07:30~22:30 2.97 2.93

準ピーク時間帯 2.14 2.05 2.01 1.92

07:30~22:30 2.97 2.93

準ピーク時間帯 2.14 2.05 2.01 1.92

夏 季 夏季以外 (6月1日~9月30日)

夏 季

(6月1日~9月30日) 夏季以外

4.64 4.59

月~金曜日

分 類

高圧電力供給 UHV電力供給

通常契約 準ピーク契約 土曜準ピーク契約

1.53 1.56

準ピーク時間帯 夏季 3.05 3.01

ピーク時間帯

1.48

土曜日

07:30~22:30

オフピーク時間帯 1.61 1.53 1.56 1.48

オフピーク時間帯 1.61

オフピーク時間帯 全 日 1.61 1.53 1.56 1.48

準ピーク時間帯 3.05 3.01

00:00~07:30 1.53 22:30~24:00

ピーク時間帯 7.66 7.59

1.56 1.48

土曜日

07:30~22:30

オフピーク時間帯 1.61 1.53 1.56

オフピーク時間帯 1.61

1.48 オフピーク時間帯 全 日 1.61 1.53 1.56 1.48

00:00~07:30 22:30~24:00 日曜及びオ

フピーク日 基本料金

(kW・毎月)

流動電気料金 ピーク時間帯

固定 (kWh)

流動電気料金 ピーク時間帯 変更可能

(kWh)

月~金曜日

日曜及びオ フピーク日 オフピーク契約

夏季

夏季

(指定の30日間)

夏季

(指定の30日間)

夏季

(指定日以外)

10:00~12:00 13:00~17:00

10:00~12:00 13:00~17:00 07:30~10:00 12:00~13:00 17:00~22:30

07:30~10:00 12:00~13:00 17:00~22:30 00:00~07:30 22:30~24:00 00:00~07:30 22:30~24:00

07:30~22:30

105

台湾の電力価格を国際系統連系の可能性が高い中国と比べると、家庭用、工業用いずれもその差は小 さいことが分かる。一方、電気料金が日本並みに高いフィリピンと比べた場合、フィリピンの住宅用電 力価格は台湾の2.6倍、工業用では1.9倍になる。また、台湾と日本の電力価格を比べると、日本の住 宅用電力価格は台湾の2.8倍、工業用では2.0倍になる。

但し、台電は2012年の時点で、2024年まで電力価格の上昇はないと予測している。

表 1-32 台湾と周辺国との電力価格の比較(価格の低い順)

(注)台湾ドルから201434日現在の為替レート1NT$=0.0329ドルで換算した。

(出所)台湾経済部能源局HP