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再掲、キング・クリムゾン事件控訴審(東京高判平 11.2.24)

ドキュメント内 Microsoft Word - 01お知らせ doc (ページ 38-41)

一~三 略

23 再掲、キング・クリムゾン事件控訴審(東京高判平 11.2.24)

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での利用については、不正競争とされないようにする必要があるのではないか。

②論点

「専ら需要者吸引力を利用しない」態様での利用については、不正競争とされないよう にする必要があるのではないか。

この場合、適用除外の要件とすることが適切か、それとも不正競争の構成要件とするこ とが適切か。

③本研究会での議論

この点に関して、 「専ら需要者吸引力を利用しない」態様での利用は不正競争とされない ということでは一致したが、そもそも「専ら」をどのように解釈すれば良いのか不明であ り、自分たちで判断しなければならないので不安定であるとの意見があった。

これに対して、どの程度が「専ら」で、どの程度が「専ら」ではないのかといったこと は議論を詰めて基準を明確にしていくことが必要であるとの意見があった。

7.その他の論点

本研究会においては、不正競争防止法における「需要者吸引表示」の保護のあり方に関 して、保護の客体、規制される行為、保護の例外(適用除外)のあり方などを中心に、今 後の制度整備を進めていく上での必要な様々な意見が出された。そこで、当報告書におい ては、各論点に対して出された意見を併記する形でまとめている。

なお、需要者吸引表示の保護を今後さらに検討するにあたっては、以下のような論点に ついても議論していくことが必要と考えられるため、論点及び考えられる方向性について 示しておくこととする。 (なお、本項7.については本研究会では議論を行っていないので、

ここ記載されている方向性は、事務局が用意した提案段階のものである。)

(1)保護の期間

(考えられる方向性)

不正競争防止法においては、保護に値する不正競争が行われた場合に救済を認める構成 を採っている。需要者吸引表示の保護について、著名商品等表示の冒用などと同様に、著 名性、需要者吸引力の有無などの要件を具備しているか否かにより保護の適否を判断すれ ば良く、保護期間を規定しなくとも十分ではないか。

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(2)移転可能性

(考えられる方向性)

需要者吸引表示の移転可能性について、不正競争防止法における他の保護客体(周知な 商品等表示、著名な商品等表示、営業秘密など)と同様に解することが可能ではないか。

(3)保護の主体

(考えられる方向性)

需要者吸引表示に係る保護の主体について、不正競争防止法における他の保護客体(周 知な商品等表示、著名な商品等表示、営業秘密など)と同様に営業上の利益を害された者

(おそれのある者)が保護の主体と解することが可能ではないか。

(4)刑事罰適用の適否

(考えられる方向性)

需要者吸引表示に係る侵害行為について、刑事罰を適用する必要性は認められるものの、

まずは民事的措置について法改正を行い、その施行状況を踏まえて必要に応じて更に検討 することが適切ではないか。

(5)損害額推定規定の適用

(6)商品等表示(第2条第1項第1号)の例示の整理の要否

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Ⅳ-1.情報集合物(データベース)の保護の可能性と課題 1.問題の所在

大容量高速通信回線の普及や情報のデジタル化などに代表される情報通信システムの飛 躍的な進歩は、コンテンツビジネスなどの新たなビジネス市場の発展と拡大をもたらして いる。情報通信網を活用したビジネスは、魅力的な情報の配信やライセンスによって収益 をあげるビジネスモデルが中心となっている。そして、このようなビジネスモデルにおい ては、特定の情報が、物と同様に、財産的価値を有するものとして取り扱われている。す なわち、近年では、情報の財産的価値は、情報媒体や情報発信主体から切り離され、独立 した商品として扱われているといえる。

他方で、デジタル化された情報は複製や改変が容易であることや、オンラインで提供さ れる情報は、世界中からアクセスが可能であることから、デジタルコンテンツの不正利用 やオンラインにおける営業妨害行為などに関する被害も、情報通信システムの発展ととも に拡大し、 「現在」、 「不正競争」と位置づけられていない行為ではあるが、このような近年 の変化の中で、事業者間の公正な競争行為として看過し得ないと考えることも可能と思わ れる行為が、より大きな問題として顕在化しつつある。

電子化された情報は複製が容易であり、第三者に提供されている電子情報は常に不正利 用の危険にさらされている。そこで、悪性の高い電子情報の不正利用、悪性の強い行為に 対しては一定の法的な保護が必要となる。そして、第三者に提供される電子情報には、著 作権などの知的財産権が認められ、保護される情報もあるが、他方で、財産的価値を有す る情報が常に知的財産権を認められるとは限らない。たとえば、情報集合物であるデータ ベース

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の場合、「その情報の選択又は体系的な構成によって創作性を有するもの」(著作 権法第12条の2第2項)に限り、著作物として保護されており、「創作性」を有しないデー タベースは、著作権法では保護されない。

しかしながら、情報集合物であるデータベースは、その作成に多大なコストがかかると いう点で希少性を有しており、個々の情報の価値というよりも、検索可能な大量の同種情 報の集合体として独立の財産的価値を有している。すなわち、情報の選択又は体系的な構 成において「創作性」を有しないデータベースであっても、その情報の作成、収集・集積、

更新及び維持に莫大な投資と労力を必要とするものがある。例えば、地形図、為替レート・

株価、判例などのデータベースがそうである。これらが適切に保護されないと、他人の作 成したデータベースは模倣・複製し放題となり、資金や労力を投じて新たなデータベース

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著作権法では、データベースとは「論文、数値、図形その他の情報の集合物であって、それらの情報を電子計算機を

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