5.6.1 定義済みアラータ
アラータを使うと、特定のビジネス目標に適応した結果や、目標を達成できなかった結果を強調することができ ます。単純なアラータでは、特に良い結果または悪い結果を違う色や“高いパフォーマンス”などのテキストで 強調表示します。
アラータには、最大 6 つの条件を含めることができます。これにより、複数のビジネスの基準を満足する情報を 強調することができます。たとえば、特定のビジネス分野や顧客分野での好結果を強調するアラータを定義で きます。
アラータはテーブルのボディ セル(列または行)、セクション セル、ヘッダー セル、独立セルに適用することが できます。ただしアラータは、テーブル全体、フォーム、チャートには適用できません。
Business Objects では、1 つの Web Intelligence ドキュメントで 30 までのアラータを公式にサポートしていま す。アラータは最大で、レポート内の 20のテーブル行または列、独立セル、セクション セルに適用できます。
Business Objects では、各テーブル行または列、独立セル、セクション セルに対し、最大で 10 までのアラータ を公式にサポートしています。
アラータを定義することで、選択したテーブル列/行またはセルに次の書式変更を適用することができます。
• テキストの色、サイズ、スタイル
• セル罫線の色と線種
• セル背景の表示 - 特定の色、画像、Web ページへのハイパーリンク
テキスト、式、画像、ハイパーリンクを表示するようアラータを定義することもできます。この場合、アラータに定 義した条件を満たす結果は式のテキストによって書き換えられます。
複数の条件を持つアラータを定義すると、各条件によって同じ書式変更が生成されます。さまざまな条件に異 なる書式変更を作成するには、サブアラータを使用する必要があります。
アラータは動的に変化します。つまり、レポートを最新表示してデータベースの最新のデータを取得すると、ア ラータも新しい結果に適用されます。
ブレークのテーブルの行/列にアラータを適用すると、アラータに設定した条件を満たす値がブレークの最初 の行にある場合にだけ、アラータが有効となります。
Web Intelligence Interactive は、Java レポート パネルまたは Web Intelligence リッチ クライアントを使用して作 成されたアラータの書式設定効果を表示します。Web Intelligence Interactive でアラータを新規作成すること はできません。