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SAP BusinessObjects Web Intelligence を使用したオンレポート分析の実行

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標です。Business Objects は SAP の子会社です。Sybase および Adaptive Server、iAnywhere、Sybase 365、SQL Anywhere、および本書で引用されている Sybase 製品およびサービス、ならびにそれぞれの ロゴも含めて、Sybase, Inc. の商標または登録商標です。Sybase は SAP の子会社です。Crossgate、 m@gic EDDY、B2B 360°、B2B 360° Services は、ドイツおよびその他の国々における Crossgate AG の登録商標です。Crossgate は SAP の子会社です。本書に記載されたその他すべての製品およびサー ビス名は、それぞれの企業の商標です。本書に記載されたデータは情報提供のみを目的として提供され ています。製品仕様は、国ごとに変わる場合があります。これらの文書の内容は、予告なしに変更され ることがあります。これらの文書はSAP AGおよびその関連会社(「SAPグループ」)が情報提供のために のみ提供するもので、いかなる種類の表明および保証を伴うものではなく、SAPグループは文書に関す る誤記・脱落等の過失に対する責任を負うものではありません。SAPグループの製品およびサービスに 対する唯一の保証は、当該製品およびサービスに伴う明示的保証がある場合に、これに規定されたも のに限られます。本書のいかなる記述も、追加の保証となるものではありません。 2013-01-31

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Web Intelligence について...11 第 1 章

Web Intelligence が Web 上でビジネス インテリジェンスを実行する仕組み...11

1.1 Web Intelligence がオフラインでビジネス インテリジェンスを実行する仕組み...11 1.2 Web Intelligence レポートの対話型モードでの表示...11 1.3 Web Intelligence レポートの表示と印刷...12 1.3.1 Web Intelligence レポートのドリル...12 1.3.2 オンレポート分析の実行...12 1.3.3 Web Intelligence ドキュメントの作成と編集...13 1.4 Web Intelligence クエリー - HTML...13 1.4.1

Web Intelligence Java レポート パネル...13

1.4.2

Web Intelligence リッチ クライアント...14

1.4.3

Web Intelligence HTML レポート パネル...14

1.4.4

InfoView からの Web Intelligence へのアクセス...15 第 2 章

InfoView にログインする...15

2.1

InfoView からログアウトする...16

2.2

Web Intelligence InfoView のオプション...16

2.3 Web Intelligence ドキュメント作成と表示のオプション...16 2.3.1 Web Intelligence ドリル オプションを設定する...20 2.3.2 Web Intelligence のロケール オプション...22 2.3.3 Web Intelligence の表示モード...25 第 3 章 表示モードを切り替える...25 3.1 下書きモード...25 3.1.1 ページ モード...25 3.1.2 PDF モード...26 3.1.3 クイック表示モード...26 3.1.4 拡張表示モードを選択する...27 3.1.5 レポート データの表示と非表示...29 第 4 章 レポート データを表示または非表示にする...29 4.1

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テーブルでのデータ表示...31 第 5 章 Web Intelligence のテーブル...31 5.1 Web Intelligence のテーブル タイプ...31 5.2 垂直のテーブル...31 5.2.1 水平のテーブル...32 5.2.2 クロスタブ...32 5.2.3 フォーム...33 5.2.4 テーブルの作成、編集、および削除...34 5.3 テーブルを挿入する...34 5.3.1 テーブルに名前を付ける...34 5.3.2 [変換]を使用してテーブルタイプを変更する...34 5.3.3 ドラッグ アンド ドロップでテーブル タイプを変更する...35 5.3.4 テーブル内の列を移動する...35 5.3.5 テーブルから列を削除する...35 5.3.6 テーブルから行を削除する...35 5.3.7 テーブルに列を追加する...36 5.3.8 テーブルに行を追加する...36 5.3.9 クロスタブ内の列を移動する...36 5.3.10 テーブルにオブジェクトを追加する...36 5.3.11 テーブルまたはセルの内容を消去する...37 5.3.12 テーブルを削除する...37 5.3.13 テーブルとセルの書式設定...37 5.4 書式ペインタを使って書式設定をコピーする...37 5.4.1 セルの高さと幅を設定する...38 5.4.2 テーブル セルのテキストを書式設定する...39 5.4.3 セル値を配置する...39 5.4.4 セルを結合する...39 5.4.5 数値と日付の書式設定...40 5.4.6 レポート ページにテーブルまたはセルを配置する...40 5.4.7 テーブルの罫線を書式設定する...40 5.4.8 セルの背景色を設定する...41 5.4.9 テーブルに画像を挿入する...41 5.4.10 テーブルでスキンを表示する...41 5.4.11 テーブルとセルを重ね表示する...42 5.4.12 デーブルでのデータの表示方法の決定...42 5.5 空白のテーブル、行、または列の表示と非表示...42 5.5.1 重複行の集計...43 5.5.2 テーブル内で改ページしないように設定する...43 5.5.3 アラータを表示、有効化および無効化する...43 5.5.4 テーブル内のデータをフィルタ処理する...44 5.5.5

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アラータを使用した結果の強調表示...44 5.6 定義済みアラータ...44 5.6.1 独立セルでのデータの表示...47 第 6 章 定義済みの独立セル...47 6.1 Web Intelligence で独立セルを挿入する...47 6.2 セクションを使ったデータのグループ化...49 第 7 章 セクションによる情報のグループ化...49 7.1 セクションおよびサブセクションの作成と削除...51 7.2 Web Intelligence でテーブル セルからセクションを作成する...51 7.2.1 Web Intelligence でドキュメント内で使用できるオブジェクトに基づいてセクションを追加する...51 7.2.2 Web Intelligence でサブセクションを作成する...51 7.2.3 ナビゲーション マップにセクションを挿入する...52 7.2.4 Web Intelligence でセクションを削除する...52 7.2.5 セクションの書式設定...52 7.3 Web Intelligence でセクションの背景色を選択する...52 7.3.1 Web Intelligence でセクションの背景に画像を表示する...53 7.3.2 Web Intelligence でセクションの背景にスキンを表示する...54 7.3.3 Web Intelligence でセクションのページ レイアウトを設定する...55 7.3.4 チャートでのデータの表示...57 第 8 章 チャートの作成...57 8.1 Web Intelligence のチャート タイプ...57 8.2 棒チャート...57 8.2.1 折れ線チャート...58 8.2.2 面チャート...58 8.2.3 円チャート...58 8.2.4 レーダー線、極線チャートおよび散布図...59 8.2.5 立体チャート...59 8.2.6 平面チャート...60 8.2.7 チャートの追加、コピー、および削除...61 8.3 空白のチャートを挿入しデータを軸に割り当てる...61 8.3.1 チャートを複写する...61 8.3.2 テーブルをチャートに変換する...61 8.3.3 レポートからチャートを削除する...62 8.3.4 チャートに名前を付ける...62 8.3.5 チャートの配置...62 8.4 レポート ページでチャートの位置を設定する...62 8.4.1 8.5

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変換を使用してチャート タイプを変更する...63 8.5.1 ドラッグ アンド ドロップでチャート タイプを変更する...63 8.5.2 チャートの書式設定...63 8.6 チャートの平面表示または立体表示を選択する...63 8.6.1 軸ラベルの表示/非表示を切り替える、または書式を設定する...64 8.6.2 軸グリッドの表示/非表示を切り替える、または書式を設定する...64 8.6.3 データの色を選択する...64 8.6.4 円チャートの値を % で表示する...65 8.6.5 チャート罫線のスタイルと色を選択する...65 8.6.6 チャートの罫線を削除する...65 8.6.7 チャートの背景色を選択する...65 8.6.8 チャートの床面や壁面の表示/非表示を切り替える...66 8.6.9 チャート タイトルを挿入して書式を設定する...66 8.6.10 チャートのページ レイアウトを設定する...66 8.6.11 チャートの凡例の表示/非表示を切り替える、配置する、書式を設定する...67 8.6.12 チャート データの表示と書式設定...67 8.6.13 数値と日付の書式設定...71 第 9 章 定義済みのカスタム書式...71 9.1 既定の設定...71 9.1.1 カスタム書式...72 9.1.2 レポート データを選択する...77 第 10 章 定義済みのレポート フィルタ演算子...77 10.1 レポート フィルタの種類...77 10.1.1 クエリー フィルタとレポート フィルタの比較...78 10.2 レポート フィルタの演算子...78 10.3 Equal To 演算子...78 10.3.1 Not Equal To 演算子...78 10.3.2 Different From 演算子...78 10.3.3 Greater Than 演算子...79 10.3.4

Greater Than Or Equal To 演算子...79

10.3.5

Less Than 演算子...79

10.3.6

Less Than Or Equal To 演算子...79

10.3.7 Between 演算子...80 10.3.8 Not Between 演算子...80 10.3.9 In List 演算子...80 10.3.10 Not In List 演算子...80 10.3.11 Is Null 演算子...80 10.3.12 Is Not Null 演算子...81 10.3.13 レポート フィルタの作成、編集、および削除...81 10.4

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Web Intelligence でレポート フィルタを作成する...81 10.4.1 Web Intelligence でレポート フィルタを表示する...81 10.4.2 Web Intelligence レポートでレポート フィルタを編集する...82 10.4.3 Web Intelligence でレポート フィルタの 1 つのディメンションを編集する...82 10.4.4 Web Intelligence でレポート フィルタを削除する...82 10.4.5 単純なレポート フィルタを作成する...82 10.4.6 レポート フィルタの結合とネスト...83 10.5 AND 演算子と OR 演算子...83 10.5.1 Web Intelligence でレポート フィルタを結合する...84 10.5.2 Web Intelligence でレポート フィルタをネストする...84 10.5.3 Web Intelligence でネストされたレポート フィルタの順序を変更する...85 10.5.4 プロンプトへの回答...87 第 11 章 値を入力してプロンプトに回答する...87 11.1 日付を入力してプロンプトに回答する...87 11.2 入力制御を使用したデータのフィルタ処理...89 第 12 章 入力制御の定義...89 12.1 入力制御を追加する...89 12.2 入力制御を編集する...91 12.3 入力制御の依存項目を強調表示する...91 12.4 入力制御を配置および削除する...91 12.5 入力制御マップを表示させる...91 12.6 入力制御としてのテーブルおよびチャートの使用...92 12.7 テーブルまたはチャートを入力制御として定義する...92 12.7.1 入力制御を使用してデータをフィルタ処理する...93 12.8 計算、式、および変数を使用したレポート機能の強化...95 第 13 章 計算、式および変数...95 13.1 標準計算の使い方...95 13.2 テーブルまたはクロスタブに標準計算を挿入する...95 13.2.1 標準計算を削除する...96 13.2.2 式の使用...96 13.3 式ツールバー...96 13.3.1 変数の使用...98 13.4 変数を式から作成する...98 13.4.1 変数エディタを使って変数を作成する...98 13.4.2 変数を編集する...99 13.4.3 変数を削除する...99 13.4.4

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レポート データのドリル操作...101 第 14 章 ドリルについて...101 14.1 分析範囲...102 14.1.1 ドリル パスと階層...103 14.1.2 Web Intelligence でドリル セッションを開始および終了する...104 14.2 レポートに更に多くのレベルのデータを取り込む...104 14.3 分析範囲外にドリルする...105 14.3.1 ドリル パスが複数ある場合にドリル パスを選択する...105 14.4 ドリル スナップショットを作成する...106 14.5 テーブルやセクションのディメンションのドリル...106 14.6 ドリル ダウン...106 14.6.1 ドリル アップ...108 14.6.2 ドリル要素...108 14.6.3 テーブルとセクションのメジャーのドリル...110 14.7 メジャー値をドリル ダウンする...111 14.7.1 メジャー値をドリル アップする...111 14.7.2 レポートの複数のテーブルとチャートのドリルの同期...111 14.8 チャートのドリル...112 14.9 チャート軸からのディメンションのドリル...112 14.9.1 チャートでのメジャーのドリル...113 14.9.2 軸の凡例のドリル...115 14.9.3 フィルタを使ったドリル...115 14.10 ドリル ツールバーのフィルタ値を変更する...116 14.10.1 ドリル フィルタを追加または削除する ...116 14.10.2 レポートとドリル フィルタの保存...116 14.11 プロンプトによるドリルされたレポートのデータの最新表示...117 14.12 クエリー ドリルを使用したドリル...117 14.13 定義済みのクエリー ドリル...117 14.13.1 クエリー ドリルを使用したドリル ダウン...118 14.13.2 クエリー ドリルを使用したドリル アップ...119 14.13.3 クエリー ドリルとドリル スナップショット...119 14.13.4 クエリー ドリルと、同じデータ プロバイダをベースとしたその他のレポート...119 14.13.5 複数のデータ プロバイダのディメンションの結合...121 第 15 章 定義済みの結合ディメンション...121 15.1 ディメンションを結合する場合...121 15.2 結合するディメンションの選択...121 15.3 結合ディメンションの作成、編集、および削除...122 15.4 ディメンションを結合する...122 15.4.1 ディメンションを自動的に結合する...122 15.4.2

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結合ディメンションを編集する...123 15.4.3 結合ディメンションを削除する...123 15.4.4 結合ディメンションの影響...123 15.5 集計レベルが異なるデータ プロバイダの同期...124 15.5.1 詳細オブジェクトおよび結合ディメンション...125 15.5.2 非互換オブジェクトおよび結合ディメンション...126 15.5.3 結合ディメンションのフィルタ...127 15.5.4 結合ディメンションのドリル...128 15.5.5 レポート データの順位付け...131 第 16 章 データの順位付け...131 16.1 順位付けおよび並べ替え...131 16.2 同順位...132 16.3 パラメータの順位付け...133 16.4 順位の例...134 16.4.1 順位付けとデータの順序...135 16.5 順位付けのワークフロー...135 16.6 順位を作成する...135 16.6.1 順位付けの例...136 16.7 データの変更の追跡...141 第 17 章 データの変化の追跡...141 17.1 データ変更の種類...141 17.2 データ追跡モード...142 17.3 自動データ追跡モード...142 17.3.1 手動データ追跡モード...142 17.3.2 データ追跡を有効にする...142 17.4 参照データを変更する...143 17.5 変更データの取得...143 17.6 変更されたデータの表示/非表示を切り替える...143 17.6.1 変更データの外観の設定...143 17.6.2 ブロックでの変更データの表示...144 17.6.3 結合ディメンションのあるレポートでの変更データの表示...145 17.6.4 セクションでの変更データの表示...147 17.6.5 ブレークのあるブロックでの変更データの表示...148 17.6.6 チャートでの変更データの表示...149 17.6.7 データ追跡の制限...149 17.7 データ追跡とドリル...149 17.7.1 データ追跡と起動時に最新表示...150 17.7.2 式言語を使った変更データの追跡...150 17.8

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RefValueDate 関数...150 17.8.2 RefValue 関数を使った式の構築...150 17.8.3 変更データと計算コンテキスト...151 17.9 他のドキュメントへのリンク...153 第 18 章 他のドキュメントへのリンク...153 18.1 ハイパーリンクとして定義済みのセル テキスト...153 18.1.1 セルに関連付けられているハイパーリンク...154 18.1.2 CMS の別のドキュメントへのリンク...156 18.1.3 ハイパーリンクの使用...160 18.2 ハイパーリンクから他のドキュメントへリンクする...160 18.2.1 ハイパーリンクを編集する...160 18.2.2 ハイパーリンクを削除する...161 18.2.3 ハイパーリンクの色の設定...161 18.2.4 openDocument を使用したURL レポート ...161 18.3 openDocument URL の構成 ...162 18.3.1 openDocument パラメータの概要 ...164 18.3.2 レポート コンテキスト リンク ...178 18.3.3 ドキュメントでの作業...181 第 19 章

InfoView で Web Intelligence ドキュメントを作成する...181

19.1

InfoView で Web Intelligence ドキュメントを開く...181

19.2

InfoView から Web Intelligence ドキュメントを削除する...181

19.3

ドキュメントの保存...182

19.4

新しい Web Intelligence ドキュメントを InfoView に保存する...182

19.4.1

Web Intelligence ドキュメントを PDF として保存する...182

19.4.2

Web Intelligence ドキュメントを Excel スプレッドシートとして保存する...183

19.4.3 Web Intelligenceドキュメントを CSV ファイルとして保存する...183 19.4.4 Web Intelligence ドキュメントをテキスト ファイルとして保存する...184 19.4.5 自動保存と自動リカバリ...184 19.4.6 Web Intelligenceドキュメントの印刷...186 19.5 Web Intelligence レポートを印刷する...186 19.5.1 Web Intelligence ドキュメントのプロパティ...187 19.6 Web Intelligence ドキュメントのプロパティの表示と設定を行う...189 19.6.1 より詳しい情報...191 付録 A 索引 193

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Web Intelligence について

1.1 Web Intelligence が Web 上でビジネス インテリジェンスを実行する仕組み

Web Intelligence を使用すると、ビジネス ユーザーは、セキュリティで保護されたイントラネットやエクストラネッ ト上、または Web 上の会社用データを基にしたレポートを、使いやすい対話型で柔軟性のあるユーザー イン ターフェイスを通して作成および分析できます。Web Intelligence ソフトウェアは、管理者によって職場のネット ワーク上にある Web サーバーにインストールされます。 ローカル コンピュータから Web Intelligence にアクセスするには、インターネット ブラウザを使ってビジネス イ ンテリジェンス ポータルである InfoView にログインします。ログイン後は、取得しているセキュリティ プロファイ ルに応じて、会社用ドキュメントに保存されているレポートの対話型モードでの表示や編集、Web Intelligence レポート パネルを使ったドキュメントの作成などが可能となります。

1.2 Web Intelligence がオフラインでビジネス インテリジェンスを実行する仕組み

Web Intelligence は Web Intelligence リッチ クライアントとしてオフラインで使用できます。Web Intelligence リッ チ クライアントは、Java レポート パネルと同じように、コンピュータにインストールできるスタンドアロンの Microsoft Windows アプリケーションです。Web Intelligence リッチ クライアントを使用すると、CMS に接続できない場合、 サーバーではなくローカルで計算を実行する場合、および CMS またはアプリケーション サーバーをインストー ルせずに Web Intelligence ドキュメントを使用する場合に、Web Intelligence(WID)ドキュメントを継続して使用 することができます。

Web Intelligence リッチ クライアントは、CMS に接続している場合でも使用できます。

1.3 Web Intelligence レポートの対話型モードでの表示

取得しているセキュリティ プロファイル、および使用環境への Web Intelligence の導入形態に応じて、レポート のデータを表示、分析、拡張および編集することができます。

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1.3.1 Web Intelligence レポートの表示と印刷

ビジネス インテリジェンス ポータルである InfoView にログインした後は、Web Intelligence ドキュメントにアクセ スしてレポートを表示することができます。画面上にあるナビゲーション ボタンとドキュメント マップにより、セク ションからセクション、レポートからレポートへと簡単に移動することができます。

同一のレポートを使用しながら、必要なデータのみを表示するようプロンプトで指定すると、そのドキュメントを 開いた各ユーザーのニーズに合わせた情報のみをカスタマイズして表示することができます。

レポートを印刷すると、Web Intelligence ではレポートのコピーが最適な印刷品質となるように PDF 形式で自 動生成されます。レポートの印刷は、PDF にエクスポートせずに Web Intelligence Java レポート パネルまたは Web Intelligence リッチ クライアントから直接行うことができます。

1.3.2 Web Intelligence レポートのドリル

Web Intelligence レポートをドリルすることにより、表示されている結果の裏側にあるより詳細なデータを分析す ることができます。表示しているレポートをドリル可能なレポートに変更するか、元のレポートの複製をドリルする ことで、ドリル分析前のバージョンの結果を保持することができます。 ドリルによって必要な情報に辿り着いたら、その状態のレポートのスナップショットを保存して他の Web Intelligence ユーザーとその分析結果を共有したり、ドキュメントを Excel または PDF 形式で保存して社外のユーザーに電 子メールで送信したり、印刷したりできます。

1.3.3 オンレポート分析の実行

Web Intelligence レポートを対話型表示形式で表示すると、レポートを拡張し、レポートに含まれるデータを微 調整して、最も興味のある情報を必要に応じて強調表示できます。 オンレポート分析は次のようなユーザーを対象に設計されています。 • クエリーを作成後、レポートを作成したいユーザー • 他の人によって作成されたレポートを操作する必要のあるレポート使用者 オンレポート分析では以下が可能です。 • レポートの裏側のデータを理解し、レポートの構造やフィルタの適用方法を確認するための、ドキュメント メ タデータの表示 • 結果のフィルタと並べ替え • 新しいテーブルとチャートの追加 • 式の追加と変数の作成

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• チャートとテーブルのレイアウトの書式設定と変更

• 他のデータをチャートとテーブルを追加することによるスライス アンド ダイス結果

管理者が JSP モードで Web Intelligence をデプロイした場合にのみ、対話型表示形式による Web Intelligence レポートのオンレポート分析を利用することができます。

1.4 Web Intelligence ドキュメントの作成と編集

Web Intelligence ドキュメントの作成または編集には、Web Intelligence HTML レポート パネル、Web Intelligence クエリー - HTML、Web Intelligence の対話型モード、Web Intelligence Java レポート パネル、および Web Intelligence リッチ クライアントを使用できます。

1.4.1 Web Intelligence クエリー - HTML

基本的な HTML 環境でのクエリーの作成を必要とするユーザーを対象として開発された Web Intelligence ク エリー HTML により、複数のデータ ソースにドキュメントのデータ コンテンツを定義できます。クエリー -HTML では、新規ドキュメントを作成したり、Web Intelligence ツールを使って作成したドキュメントに含まれて いるクエリーを編集したりすることが可能です。 クエリー - HTML は、オンレポート分析と共に使用することで、基本的な HTML 環境でのクエリーの作成と強 力なレポートの設計を可能にする、高度なソリューションを提供します。クエリーを実行して標準レポートを生成 すると、Web Intelligence オンレポート分析機能を利用して、複数のレポートの書式設定、式の追加、および変 数の作成を行うことができます。 注

管理者が JSP モードで Web Intelligence をデプロイした場合にのみ、対話型表示形式の Web Intelligence ク エリー - HTML とオンレポート分析を利用できます。

1.4.2 Web Intelligence Java レポート パネル

Java レポート パネルは、レポートのレイアウトの設計および式や変数の定義に、より柔軟性を必要とするユー ザーを対象に設計されています。グラフィカルな式エディタでは、ドラッグ アンド ドロップを使用して迅速に式 を作成できます。

Web Intelligence Java レポート パネルは、管理者が Web Intelligence を ASP モードまたは JSP モードで導入 した場合に使用できます。

(14)

1.4.3 Web Intelligence リッチ クライアント

Web Intelligence リッチ クライアントは、ローカルにインストールされる Microsoft Windows アプリケーションで、 ローカルまたは CMS に格納されている Web Intelligence(WID)ドキュメントを処理できます。

CMS に接続しないで作業する場合は、CMS でセキュリティ保護されているドキュメントまたは保護されていな いドキュメントをローカル マシンで処理できます。

Web Intelligence リッチ クライアントは、Web Intelligence Java レポート パネルに基づいているため、Java レポー ト パネルと同じドキュメントの作成、編集、書式設定、印刷および保存機能を備えています。

Web Intelligence リッチ クライアントを使用して WID ドキュメントを処理するのは次のような場合です。

• Web Intelligence ドキュメントを処理する必要があるが、CMS に接続できない場合(旅行中など)。 • 計算のパフォーマンスを向上させる場合。Web Intelligence リッチ クライアントではサーバーではなくローカ ルで計算を実行し、サーバー計算よりもローカル計算の方がパフォーマンスが向上します。 • CMS またはアプリケーション サーバーをインストールせずに Web Intelligence ドキュメントを処理する場合。

1.4.4 Web Intelligence HTML レポート パネル

HTML レポート パネルは、基本レポートを作成する必要があるユーザーのために設計されているので、クエ リーおよびレポート機能をシンプルなウィザード形式のインターフェイスで提供します。各ドキュメントは単一の データ ソースを元に作成されており、異なるサブセット情報を表示するレポートを複数含めることができます。 HTML レポート パネルのアクセシビリティの詳細については、accessibility@sap.com にお問い合わせください。 注

Web Intelligence HTML レポート パネルは、管理者が Web Intelligence を JSP モードでデプロイした場合にの み利用できます。

(15)

InfoView からの Web Intelligence へのアクセス

Web Intelligence レポートへのアクセス、およびグローバル Web Intelligence オプションの設定は、企業のビジ ネス インテリジェンス ポータルである InfoView で行います。

2.1 InfoView にログインする

InfoView および Web Intelligence を使用するには、次の情報が必要です。

• InfoView サーバーの URL • InfoView サーバー名とポート番号 • ログイン名とパスワード • 利用可能な InfoView リソースを制御する認証情報 ユーザー名とパスワードが分からない場合は、管理者に詳細をお問合せください。 注 デフォルトでは、InfoView ログイン ページに InfoView サーバー名と認証方法は表示されません。管理者がこ れらのオプションを表示するように設定している場合に限り、この情報を入力する必要があります。

Web Intelligence にアクセスするには、Web ブラウザを使用して企業のビジネス インテリジェンス ポータルであ る InfoView にログインします。InfoView にアクセスしたら、Web Intelligence レポートを分析および拡張できま す。 1 Web ブラウザを起動します。 2 ブラウザで、InfoView のブックマーク、または URL を指定します。 InfoView のログイン ページが表示されます。 3 [システム]ボックスが空白の場合は、InfoView サーバーの名前を入力し、その後にコロン(:)に続けてポー ト番号を入力します。 4 [ユーザー名]ボックスにユーザー名を入力します。 5 [パスワード]ボックスにパスワードを入力します。 6 [認証]ボックスで、管理者から指定されている認証を選択します。 7 [ログオン]をクリックします。 InfoView ホーム ページが表示されます。

(16)

2.2 InfoView からログアウトする

InfoView または Web Intelligence での作業が終了したら、単にブラウザを閉じずに、必ずログアウトしてくださ い。

InfoView からログアウトすると、InfoView セッション中に変更したすべての設定が確実に保存されます。管理者 は特定の時間にログインしたユーザー数を把握して、InfoView および Web Intelligence のパフォーマンスを最 適化できます。

• [ログアウト]をクリックします。

ログイン ページが表示されます。これで、InfoView からのログアウトが完了しました。

2.3 Web Intelligence InfoView のオプション

2.3.1 Web Intelligence ドキュメント作成と表示のオプション

Web Intelligence を使用して、ドキュメントの作成方法、表示方法、対話方法を設定する Web Intelligence オプ ションを設定できます。

ドキュメントは、ドキュメント データを取得するためのクエリーを作成するクエリー エディタを使用して作成しま す。クエリーによってデータがドキュメントに返されると、このデータを表示し、対話することができます。

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説明 ドキュメントの作成オプション Java レポート パネル、Java アプレットを使用してド キュメントを作成してから、Web ブラウザで起動し ます。 Java レポート パネルは、クエリーの作成、レポート の編集、データ分析を行う統合された環境です。 ドキュメント作成オプションとして[詳細設定]を選 択した場合、クエリーによって返されるデータの操 作用 Java レポート パネルも使用します。[デフォ ルトの表示形式を選択]オプションは無視されま す。

Java レポート パネルでは、Web Intelligence クエ リーの作成、レポートの編集、データ分析を行う環 境をすべて備えた充実した機能が提供されます。 詳細設定 クエリー - HTML、および HTML ベースのクエリー エディタを使用してクエリーを作成します。 対話型 Web ブラウザの外で実行するスタンドアロン バー ジョンの Java レポート パネルである Web Intelli-gence リッチ クライアントを使用して、クエリーの作 成、レポートの編集、およびデータの分析を行い ます。 デスクトップ リハビリテーション法第 508 条対応のクエリーおよ びレポート構築環境である HTML レポート パネ ルを使用してレポートを構築することができます。 Web アクセシビリティ 既存の Web Intelligence ドキュメント、またはクエリー エディタを使用して作成したドキュメントは、次の表示形 式を使用して表示し、対話することができます。 説明 表示形式 レポートを開く、プロンプトへの応答、レポートのナビ ゲート、ドリル分析の実行には、Web(HTML)形式を 使用します。 Web

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説明 表示形式 フィルタ、並べ替え、計算の適用、書式の変更、テー ブルやチャートの表示データの変更、ドリル分析の 実行には、対話型形式を使用します。 クエリー - HTML を使用してクエリーを定義し、これ らのクエリーに基づいてレポートを書式設定して、式 と変数を追加する場合は、対話型形式を使用しま す。 対話型形式と クエリー HTML の併用は、純粋な HTML 環境では Java レポート パネルまたは Web Intelligence リッチ クライアントとほぼ同等の機能を もたらします。 また、対話型形式を使用して、HTML レポート パネ ルから生成されたレポートを照会および処理するこ ともできます。純粋なクエリー構築環境であるクエリー - HTML とは異なり、HTML レポート パネルではこ れを使用してレポートを定義することもできます。ク エリーの実行後、対話型形式を使用するか、HTML レポート パネルに戻り、レポートの処理を続行する ことができます。 対話型表示形式は、管理者が JSP モードで Web Intelligence をデプロイした場合にのみ利用できま す。 対話型 静的レポートを表示する場合は、PDF モードを使用 します。 PDF

2.3.1.1 Web Intelligence クエリー エディタを選択する

1 InfoView ツールバーの[基本設定]ボタンをクリックします。

2 [Web Intelligence ドキュメント]をクリックして Web Intelligence のオプションを表示します。

3 [デフォルトの作成/編集ツールの選択]でクエリー エディタを選択します。

4 [OK]をクリックします。

(19)

レポートに表示する情報の使用方法に応じて、Web Intelligence ドキュメントのさまざまな表示形式を選択でき ます。Web Intelligence 表示オプションは InfoView で選択します。表示オプションを変更した場合、変更した 設定は次に Web Intelligence ドキュメントを開いたときに有効となります。

1 InfoView ツールバーの[基本設定]ボタンをクリックします。

2 [Web Intelligence ドキュメント]をクリックして Web Intelligence のオプションを表示します。

3 [表示形式を選択]セクションで、表示形式を選択します。

2.3.1.3 新しいドキュメントに使用するデフォルトのユニバースを選択する

1 InfoView ツールバーの[基本設定]をクリックします。

2 [Web Intelligence ドキュメント]をクリックして Web Intelligence のオプションを表示します。

3 [デフォルトのユニバースを選択]で[参照]をクリックし、デフォルトとして選択するユニバースを参照します。

2.3.1.4 InfoView の最新表示オプション

SAP BusinessObjects XI 3.1 SP3 では、テキスト、Excel ファイル、およびカスタム データ プロバイダ プラグイ ンのようなカスタム データ ソースから作成した Web Intelligece ドキュメントの最新表示が InfoView でサポート されています。

最新表示オプションが使用できるのは、Windows オペレーティング システムだけです。

テキストまたは Excel ファイルを最新表示するには、RefreshOnServer レジストリを次の値に設定します。 サーバーでの最新表示を無効にするには、RefreshOnServer = NO または Disable に設定します。

サーバーでの最新表示を有効にするには、RefreshOnServer = YES または ENABLE に設定します。デフォ ルトでは、YES または Enable に設定されています。

Windows サーバーでのみ最新表示を有効にするには、RefreshOnServer = ALLOW_USE_WINDOWS_SHARE と設定します。

レジストリのパスは、[HKEY_LOCAL_MACHINE] > [SOFTWARE] > [Business Objects] > [Suite 12.0] > [Default] > [Web Intelligence] > [ Calculator] > [PDP] です。

InfoViewからドキュメントを最新表示する前に、次の点に注意してください。

1 カスタム データ プロバイダが BOE サーバーにあり、クラスタ化されている場合、各クラスタにおいて、カス

タム データ プロバイダの同じコピーで最新表示を実行する必要があります。

2 ブロッカーの問題があり、元のソースの場所からファイルがアクセスできない場合、フィールドを各サーバー

(20)

デフォルトのサーバー パスは、<インストール ディレクトリ>Business Objects\PersonalDPFilessymantecで す。レジストリの Server_Path の値を変更することで、このパスを変更することができます。

3 Server Intelligence Agent(SIA)は、ネットワーク ドメインで有効なユーザー認証によって管理する必要があ

ります。通常、SIA はローカル システム アカウントを使用して管理しますが、このプラクティスではサーバー にカスタム データ プロバイダをデプロイしている場合はお勧めしません。 4 一般的な Web サービスを基にしたドキュメントを最新表示するために、 『<Installdir>\javasdk\jre\lib 』 に ある net.properties ファイルを次の行で更新します。 http.proxyHost=bluecoat-proxy http.proxyPort=8080 http.nonProxyHosts=localhost|127.0.0.1|10. ここで proxyHost はプロキシ サーバー名(たとえば、proxy.mydomain.com)、 proxyPort は使用するポート番号(デフォルト値は 80)、 nonProxyHosts は、プロキシ サーバーを無視して直接アクセスされる必要があるホスト名一覧で“|”で区切 られています(デフォルト値は localhost および 127.0.0.1)。 注 .pac ファイルはサポートされていないため、URL のプロキシ設定にプロキシ サーバーを明示的に設定する必 要があります。

2.3.2 Web Intelligence ドリル オプションを設定する

レポートをドリルすることでテーブル、チャートまたはセクションに表示されているデータを掘り下げ、要約された 結果に隠れている詳細な内容を発見できます。ドリル セッションを始める前に、InfoView でドリル オプションを 設定して、ドリルを実行するたびにレポートをどのように変更するかを指定します。 1 InfoView ツールバーの[基本設定]をクリックします。

2 [Web Intelligence ドキュメント]をクリックして Web Intelligence のオプションを表示します。

3 [ドリル オプション]でドリル オプションを選択し、[ドリル セッションの開始]を選択します。

2.3.2.1 ドリル ツールバー オプションの非表示

レポートに表示されている値をドリルするときに、ドリル ツールバーが表示され、ドリルした値が表示されます。 このツールバーに表示される値によって、ドリルしたレポートに表示される結果にフィルタが適用されます。 たとえば、2001 年をドリルすると、ドリルしたテーブルに表示される結果は、2001 年の第 1 四半期、第 2 四半 期、第 3 四半期、および第 4 四半期になります。これは、ドリルする四半期ごとの値が 2001 でフィルタされる ことを意味します。

(21)

注 ドリルしたレポートに複数のクエリーからのディメンションが含まれている場合、フィルタの値にカーソルを置くと ツールヒントが表示されます。ツールヒントには、クエリー名と値のディメンションが表示されます。 ドリル ツールバーを使って同じレベルで別の値を選択し、別の結果を表示することができます。たとえば、上の 図のドリル ツールバーを使って“2002”を選択すると、2002 年の第 1 四半期、第 2 四半期、第 3 四半期、お よび第 4 四半期の結果がドリルしたテーブルに表示されます。 ドリル モードの開始時にドリル ツールバーを表示しないよう設定することもできます。ドリル ツールバーは、ドリ ル セッション中にフィルタを選択する場合にのみ使用できます。

2.3.2.2 ドリルでさらにデータ オプションが必要な場合のプロンプトの表示

Web Intelligence レポートに表示される値をドリルする際、ドキュメントの分析範囲に含まれていない上位または 下位レベルの情報にドリル アップまたはドリル ダウンすることが必要な場合があります。そのような場合は、Web Intelligence は新しいクエリーを実行して、データ ソースから追加のデータを取得する必要があります。 大量のデータに対するクエリーは多くの時間を必要としますので、新規クエリーが必要な場合にはプロンプトを 表示させることができます。このプロンプト メッセージは、追加クエリーを実行するかどうかを問い合わせます。 また、新規クエリーに含めた追加ディメンションにこのプロンプトでフィルタを適用することもできます。これによ りクエリーのサイズを制限し、分析に必要なデータだけを取得することができます。 ドリル セッション時に分析範囲外にドリルを実行するには、管理者がその権限を認めている必要があります。

2.3.2.3 [レポートのブロックのドリルを同期化]オプション

[レポートのブロックのドリルを同期化]オプションを選択すると、すべてのブロックの表示がドリル アクションと一 致するようになります。たとえば、“年”から“四半期”へとブロックをドリル ダウンし、レポートにも年単位のデー タを表示するチャートが含まれている場合、チャートが四半期単位のデータを表示するようになります。 このオプションを指定しない場合、ドリル アクションに対してドリルされたブロックのみが変更されます。

2.3.2.4 [ドリル セッションの開始]オプション

[ドリル セッションの開始]オプションは、ドリル モードの開始時の Web Intelligence の動作方法を制御します。

(22)

2.3.2.4.1 [既存のレポートでドリル セッションを開始]オプション [既存のレポートでドリル セッションを開始]を選択すると、ドリル モードの開始時に現在のレポートがドリル可 能になります。ドリル モードを終了すると、レポートにはドリルした値が表示されます。 2.3.2.4.2 [レポートのコピーでドリル セッションを開始]オプション [レポートのコピーでドリルを開始]を選択すると、ドリル モードの開始時に現在のレポートのコピーが作成され、 そのコピーでドリル操作を行います。この場合、元のレポートの結果と、ドリル分析の結果を比較できます。

2.3.3 Web Intelligence のロケール オプション

ロケールは、Web Intelligence のインターフェイス(メニュー項目やボタン テキストなど)およびデータ(日付や 数値の書式設定など)の表示方法を決定します。 Web Intelligence には、以下の 3 つのロケールがあります。 説明 ロケール Web Intelligence インターフェイスの表示に使用され るロケール 製品ロケール 現在ドキュメントに含まれるデータのロケール ドキュメントのロケール ドキュメント データの表示に関するユーザーの優先 ロケール 優先表示ロケール InfoView の設定によって、ドキュメントのロケールと優先表示ロケールが相互に作用してドキュメントデータを表 示する方法が決定されます。 関連項目 • 24 ページの「ドキュメントとロケールを永続的に関連付ける」

2.3.3.1 製品ロケール

製品ロケールは、Web Intelligence のインターフェイス(メニュー項目やボタン テキストなど)の表示に使用され るロケールです。 注 GetLocale 関数は、製品ロケールを返します。

(23)

2.3.3.1.1 製品ロケールを設定する 1 InfoView メイン ツールバーの[基本設定]をクリックします。 2 [全般]をクリックして一般的なオプションを表示します。 3 [製品ロケール]一覧から製品ロケールを選択します。

2.3.3.2 ドキュメントのロケール

ドキュメントのロケールは、ドキュメント内のデータの書式設定を行います。たとえば、ドキュメントのロケールに よって Web Intelligence の日付および数値の表示方法が決定されます。

InfoView の Web Intelligence 設定で[データの書式設定に現在の優先表示ロケールを使用]が設定されてお り、ユーザーの優先表示ロケールが優先されるよう指定されている場合、ユーザーがドキュメントを開いた時に Web Intelligence がドキュメントのロケールを優先表示ロケールに設定します。ユーザーがドキュメントを保存す ると、Web Intelligence はドキュメントとともにこのドキュメントのロケールを保存します。

Web Intelligence 設定でユーザーの優先表示ロケールが優先されるよう指定されていない場合、Web Intelligence はドキュメントとともに保存されているドキュメントのロケールに従ってデータの書式設定を行います。

ユーザーがドキュメントを作成すると、InfoView の Web Intelligence 設定でユーザーの優先表示ロケールが優 先されるよう指定されているかどうかに関係なく、Web Intelligence は常にユーザーの優先表示ロケールをド キュメントの初期ロケールとして割り当てます。

ユーザーは、[地域の永続的な書式設定]オプションを選択した状態でドキュメントを保存することにより、現在 のドキュメントのロケールを永続的にドキュメントに関連付けることができます。このオプションを選択した状態で ドキュメントが保存されると、Web Intelligence は InfoView 設定を無視し、常に保存されたドキュメントのロケー ルを使用してドキュメント データの書式設定を行います。これは、[地域の永続的な書式設定]オプションを選 択したユーザーだけではなく、すべてのユーザーに当てはまります。 注 GetContentLocale 関数は、ドキュメントのロケールを返します。 関連項目 • 24 ページの「ドキュメントとロケールを永続的に関連付ける」 2.3.3.2.1 ドキュメントのロケールを設定する

1 [Web Intelligence ドキュメント]をクリックして Web Intelligence のオプションを表示します。

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2.3.3.3 優先表示ロケール

優先表示ロケールは、ドキュメント データの表示に使用されるユーザーの優先ロケールです。InfoView 設定で 優先表示ロケールが優先されるよう指定されると、ドキュメントのロケールがユーザーの優先表示ロケールにな ります。 注 GetPreferredViewingLocale 関数は、優先表示ロケールを返します。GetLocalized 関数も、翻訳された文字列 の表示に優先表示ロケールを使用します。 2.3.3.3.1 優先表示ロケールを設定する 1 InfoView メイン ツールバーの[基本設定]をクリックします。 2 [全般]をクリックして一般的なオプションを表示します。 3 [優先表示ロケール]一覧から優先表示ロケールを選択します。

4 [Web Intelligence ドキュメント]をクリックして Web Intelligence のオプションを表示します。

5 優先表示ロケールを使用してデータを書式設定する場合、[ドキュメントの表示]の[データの書式設定に

現在の優先表示ロケールを使用]をクリックします。

2.3.3.4 ドキュメントとロケールを永続的に関連付ける

1 Web Intelligence Interactive で、メニューから[ドキュメント] > [プロパティ]を選択して[ドキュメント プロパ

ティ]ダイアログ ボックスを表示させ、[地域の永続的な書式設定]を選択します。

2 Web Intelligence Java レポート パネルまたは Web Intelligence リッチ クライアントで、レポートの空白領域

を右クリックし、[ドキュメントのプロパティ]を選択して[ドキュメントのプロパティ]枠を表示させ、枠の[ドキュ メントのオプション]セクションで[地域の永続的な書式設定]を選択します。

3 ドキュメントを保存します。

(25)

Web Intelligence の表示モード

3.1 表示モードを切り替える

データをどのように操作し、どのように表示させるかによって、Web Intelligence レポートの表示モードを選択で きます。

1 Web Intelligence Interactive で、表示するレポートのレポート タブを選択します。

2 レポートの上のメイン ツールバーにある[表示]ボタンの横の矢印をクリックします。

3 表示モードを選択します。

レポートが、選択した表示モードで表示されます。

4 Java レポート パネルまたは Web Intelligence リッチ クライアントで、[レポート]ツールバーにある[ページ表

示/クイック表示の切り替え]を使用し、ページ モードとクイック表示モードを切り替えます。

3.1.1 下書きモード

下書きモードは、レポート内のテーブル、レポートおよび独立セルだけを表示します。 下書きモードは、結果の分析だけに限定して作業したり、計算や式を追加したり、テーブルにブレークや並べ 替えを追加して結果を構成する場合に使用します。

3.1.2 ページ モード

ページ モードは、ページ余白、ヘッダー、フッターなどレポートのページ レイアウトを表示します。 ページ モードは、テーブルやチャートの書式およびレポート ページのレイアウトを調整する場合に使用しま す。

(26)

3.1.3 PDF モード

PDF モードは、レポートを PDF 形式で表示します。

レポートを PDF 形式で表示する、または Adobe(R) Acrobat(R) Reader(R) でレポートを印刷する場合、PDF モードを使用します。

3.1.4 クイック表示モード

Web Intelligence のデフォルトの表示モードは、クイック表示モードです。これは、物理的なレポート ページの サイズではなく、データに基づいたページ付けのモードです。クイック表示モードでは、テーブル、レポート、レ ポートの独立セルだけが表示され、クイック表示の設定に応じて最大レコード数が垂直および水平に表示され ます。クイック表示モードでは、最小ページ幅および高さと、レポート周辺部の余白も指定します。 クイック表示モードでは水平および垂直の行数が制限されるので、レポートにすべてのデータを格納できない 場合があります。 クイック表示モードは、結果の分析だけに限定して作業したり、計算や式を追加したり、テーブルにブレークや 並べ替えを追加して結果を構成する場合に使用します。 クイック表示モードのプロパティは、管理者が CMC で設定することも、Web Intelligence で直接設定することも できます。 注 設定する場所 プロパティ CMC 最大垂直レコード CMC 最大水平レコード CMC 最小のページ幅 CMC 最小のページの 高さ CMC Right padding

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注 設定する場所 プロパティ CMC 下余白 • 水平テーブルとクロスタブのみに影響を与えます。 • 水平テーブルは垂直には切断されません。 • 水平テーブルの行数は、垂直レコードの計算では無視されます。 Web Intelligence ページごとの水 平のレコード • 垂直テーブル、フォーム、クロスタブのみに影響を与えます。 • 垂直テーブルの行数は、水平レコードの計算では無視されます。 Web Intelligence ページごとの垂 直のレコード その他の説明 • テーブルのヘッダーとフッターは行としてカウントされません。 • 独立セルとチャートは行としてカウントされません。 • セクションが空でない場合、セクション セルは行としてカウントされません。 • セクションが空の場合、セクション セルは垂直の行としてカウントされます。 • クイック表示モードでは、[ブロック内では改ページしない]オプションは機能しません。

3.1.4.1 Web Intelligence でクイック表示モードの設定を変更する

Web Intelligence のクイック表示モードで、ページごとの水平および垂直のレポート数を変更できます。 1 Java レポート パネルで、[ページ コンテンツ] > [ページごとの垂直のレコード]および[ページ コンテンツ] > [ページごとの水平のレコード]を選択してプロパティを設定します。

2 Web Intelligence Interactive でレポートの背景を右クリックし、[レポートの書式設定]を選択して[レポート

の書式設定]ダイアログ ボックスを表示します。次に、[全般]タブで[ページごとの垂直のレコード数]と[ペー ジごとの水平のレコード数]を設定します。

3.1.5 拡張表示モードを選択する

管理者は、レポートを画面上に表示するときにのみ適用される最小のページ余白、ヘッダーおよびフッターを 定義できます。つまり、コンピュータ画面にレポートを表示するときに、レポート ページに最大限の情報が表示 されます。管理者が設定したページ定義を適用するには、拡張表示モードを選択する必要があります。

1 [ドキュメント] > [プロパティ]を選択する(Web Intelligence Interactive の場合)か、レポートを右クリックして

[ドキュメント プロパティ]を選択します(Java レポート パネルまたは Web Intelligence リッチ クライアントの場 合)。

(28)
(29)

レポート データの表示と非表示

さまざまなレポート要素を折りたたんだり展開したりすることにより、レポート データを非表示にしたり表示したり することができます。 セクション、ブレーク、およびテーブルを折りたたんだり展開したりすることができます。Web Intelligence は、レ ポート要素に応じてさまざまな形でデータを表示または非表示にすることができます。 結果 レポート要素 セクションが折りたたまれているときに、セクション詳細は非表示になり、空白のセルの みが表示されます。 セクション テーブルやブレークが折りたたまれている場合、行が非表示になり、ヘッダーとフッター のみが表示されます。つまり、テーブルを折りたたんだり展開したりするには、ヘッダー とフッターが必要になります。 垂直テーブルとクロスタブのみ折りたたんだり展開したりすることができます。 注

テーブルとブレークの折りたたみと展開は、Web Intelligence Java レポート パネルおよ び Web Intelligence リッチ クライアントでのみサポートされています。 テーブルまたはブ レーク

4.1 レポート データを表示または非表示にする

1 [レポート]ツールバー上にある[折りたたみ/展開]をクリックします。 [折りたたみ/展開]バーがレポートの左側に表示されます。 2 個別のレポート要素に対応して調整されているバー上のアイコンを使用して、特定のレポート要素を折りた たんだり展開したりします。 3 バーの下部にあるアイコンを使用して、レポート要素タイプの全インスタンスを折りたたんだり展開したりしま す。

(30)
(31)

テーブルでのデータ表示

5.1 Web Intelligence のテーブル

新しいドキュメントを作成し、クエリーを初めて実行して結果を表示するときに、Web Intelligence では垂直の テーブルにすべての結果を含むレポートが生成されます。テーブルの構成を変更したり、データを削除、追加 したり、テーブルのタイプを変更して結果の表示方法を変えたり、ほかのテーブルを挿入することができます。 また、独立セルを挿入して、単一のセルに結果を表示することもできます。

5.2 Web Intelligence のテーブル タイプ

Web Intelligence レポートは、結果をブロックで表示します。指定した種類のテーブルとしてブロックの書式を 設定することができます。

5.2.1 垂直のテーブル

垂直のテーブルでは、テーブルの上部にヘッダー セル、各列に対応するデータが表示されます。デフォルト では、テーブルに含まれるディメンション、詳細、メジャーの名前がヘッダー セルに表示され、対応する値がボ ディ セルに表示されます。

(32)

5.2.2 水平のテーブル

水平のテーブルでは、テーブルの左にヘッダー セル、各行に対応するデータが表示されます。デフォルトで は、テーブルに含まれるディメンション、詳細、メジャーの名前がヘッダー セルに表示され、対応する値がボ ディ セルに表示されます。

5.2.3 クロスタブ

クロスタブでは、上軸と左軸にディメンションの値が表示されます。ボディには、ディメンションのクロスセクション に対応するメジャーの値が表示されます。たとえば、次のクロスタブには、上軸に[年]の値が、左軸に[都道府 県]の値が表示されています。ボディには、各都道府県の四半期別の[売上げ]が表示されています。 クロスタブには、複数のディメンションを含めることができます。たとえば、次のクロスタブには 2 つのディメンショ ンが表示されています。[売上げ]メジャーの値は、各都道府県の四半期ごとの商品区分別の値です。

(33)

ボディにディメンションのあるクロスタブを作成すると、ボディ セルの値は多次元データ モデルに従って計算さ れます。ボディに表示される値は、SQL 結果の特定の座標に行がある、ないにかかわらず、テーブル軸の全 座標にしたがって計算されます。

5.2.4 フォーム

フォームは、顧客別、商品別、パートナー別などの詳細情報を表示する場合に便利です。たとえば顧客のアカ ウント、名前、住所など、個々の顧客レコードを表示するのに役立ちます。 また、封筒の宛名ラベルにも利用できます。

(34)

5.3 テーブルの作成、編集、および削除

5.3.1 テーブルを挿入する

1 [ドキュメント プロパティ]枠を表示するには、レポートの左上にある[左の枠を表示]矢印をクリックします。 2 [ドキュメント プロパティ]枠にあるドロップダウン リストから[チャートとテーブルのタイプ]を選択します。 左のパネルには、テーブルのすべてのタイプ、レポートに追加できるチャートと独立セルが表示されます。 3 左パネルでレポートに追加するテーブルのタイプを選択し、レポートにそのテーブルをドラッグします。 4 レポート内のテーブルを右クリックし、メニューの[挿入]を選択してから、[新しい列]または[新しい行]を選 択してテーブルに行または列を追加します。 5 左パネルの上にあるドロップダウン リストから[使用できるオブジェクト]を選択します。 6 列に関連付けるオブジェクトを、レポート テーブル内の列にドラッグします。 列には、レポート オブジェクトのデータが挿入されます。 7 続けてオブジェクトをテーブルにドラッグし、オブジェクトをすべての列に関連付けます。

5.3.2 テーブルに名前を付ける

1 テーブルを選択して右クリックし、メニューで[書式設定]を選択して、サブメニューの[テーブル]を選択しま す。 2 [テーブルの書式設定]ダイアログ ボックスの[全般]タブを選択します。 3 [名前]ボックスにテーブルの名前を入力します。

5.3.3 [変換]を使用してテーブルタイプを変更する

1 テーブル内を右クリックし、メニューから[テーブルを変換]を選択します。 [変換]ダイアログ ボックスが開きます。 2 左枠で[テーブル]が選択されていることを確認します。 3 右側の[使用可能な形式]で、現在のテーブルを変換した後のテーブル タイプを選択します。 4 [OK]をクリックします。

(35)

Web Intelligenceによって、テーブルが選択したタイプに変換されます。

5.3.4 ドラッグ アンド ドロップでテーブル タイプを変更する

1 [ドキュメント プロパティ]枠が、選択したレポートの左側に表示されていることを確認します。[ドキュメント プロパティ]枠を表示するには、レポートの左上にある[左の枠を表示]矢印をクリックします。 2 左パネルの上にあるドロップダウン リストから[チャートとテーブルのタイプ]を選択します。 3 既存のテーブルを変更した後のテーブル タイプを選択し、既存のテーブルにそのタイプをドラッグします。

5.3.5 テーブル内の列を移動する

1 テーブル内を右クリックし、メニューで[書式設定]を選択して、[テーブル]を選択します。 [テーブルの書式設定]ダイアログ ボックスが開きます。 2 [ピボット]タブを選択します。 3 [使用できるオブジェクト]エリアでオブジェクトを選択し、>> をクリックしてテーブルにそれらのオブジェクト を追加します。 4 [列]エリアでオブジェクトを選択し、<< をクリックしてテーブルからそれらのオブジェクトを削除します。 5 [列]エリア内のオブジェクトをドラッグして、テーブル内の列の順序を設定します。 6 [OK]をクリックします。

5.3.6 テーブルから列を削除する

1 列を選択して右クリックします。 2 メニューで[削除]を選択し、[列]を選択します。

5.3.7 テーブルから行を削除する

1 行を選択して右クリックします。 2 メニューで[削除]を選択し、[行]を選択します。

(36)

5.3.8 テーブルに列を追加する

1 テーブル内の 1 つの列を選択して右クリックします。 2 メニューで[挿入]を選択し、[新しい列]を選択して、新しい列を選択した列の左に挿入する場合は[左へ] を、右に挿入する場合は[右へ]を選択します。

5.3.9 テーブルに行を追加する

1 テーブル内の 1 つの行を選択して右クリックします。 2 メニューで[挿入]を選択し、[新しい行]を選択して、新しい行を選択した行の上に挿入する場合は[上へ] を、下に挿入する場合は[下へ]を選択します。

5.3.10 クロスタブ内の列を移動する

1 クロスタブを選択します。 2 右クリックして、メニューから[軸を交換]を選択します。 クロスタブの行と列が入れ替わります。

5.3.11 テーブルにオブジェクトを追加する

1 [ドキュメント プロパティ]枠が、選択したレポートの左側に表示されていることを確認します。[ドキュメント プロパティ]枠を表示するには、レポートの左上にある[左の枠を表示]矢印をクリックします。 2 左パネルの上にあるドロップダウン リストから[使用できるオブジェクト]を選択します。 3 追加するオブジェクトを選択し、テーブルにオブジェクトをドラッグすると、オブジェクトを配置する場所に赤 いバーが表示されます。 4 オブジェクトを放します。 Web Intelligenceによって、テーブルにオブジェクトが追加されます。

(37)

5.3.12 テーブルまたはセルの内容を消去する

1 テーブル内のセルまたは列を選択します。 2 メニューの[表示]を選択してから、[ツールバー]、[式]を選択して、数式バーを表示します。 3 数式バーでセルの式を削除します。 Web Intelligenceによって、セルからデータが削除されます。

5.3.13 テーブルを削除する

1 テーブルを選択します。 2 右クリックして、メニューから[削除]を選択し、[テーブル]を選択します。

5.4 テーブルとセルの書式設定

5.4.1 書式ペインタを使って書式設定をコピーする

書式ペインタを使用すると、レポート、テーブル、またはセルの書式設定を他のレポート、テーブル、またはセ ルにすばやく適用できます。 適用される書式設定オプションは、ソースおよびターゲットとして選択するオブジェクトによって異なります。通 常、フォント スタイルや背景色などの視覚的な書式設定に影響するプロパティだけが適用されます。[重複行 は集計しない]プロパティのようなテーブル プロパティなど、データの表示に影響するプロパティは適用されま せん。 1 書式設定を適用する元のレポート、テーブル、またはセルを選択します。 2 書式設定を 1 回適用する場合は[書式ペインタ]をクリックし、複数回適用する場合はダブルクリックします。 [書式ペインタ]は、書式設定ツールバーの右端のボタンです。 3 書式設定の適用先とするレポート、テーブル、またはセルをクリックします。 選択したレポート、テーブル、またはセルに書式設定が適用されます。[書式ペインタ]を 1 度クリックする と、ボタンが無効になります。

(38)

[書式ペインタ]をダブルクリックすると、ボタンは有効のままになります。 4 ダブルクリックした場合は、[書式ペインタ]をもう一度クリックするか、Esc キーを押して書式設定操作を取り 消してください。この書式設定操作の取り消しは、まだ一度も書式設定を適用していない場合に行うことが できます。

5.4.2 セルの高さと幅を設定する

1 セルを選択して右クリックし、メニューから[書式設定]を選択して、サブメニューの[セル]を選択します。 2 [セルの書式設定]ダイアログ ボックスの[全般]タブを選択します。 3 [幅の指定]チェック ボックスをオンにし、セルの幅を入力します。または、[幅の自動調整]をオンにし、セ ル コンテンツに対するセルの幅を設定します。 4 [高さの指定]チェック ボックスをオンにし、セルの高さを入力します。または、[高さの自動調整]をオンに し、セル コンテンツに対するセルの高さを設定します。 注 一部の Web Intelligence 関数は、自動調整セルと互換しません。これらの関数のいずれかを自動調整セ ル内に置くと、Web Intelligence では、関数の出力時に #RECURSIVE エラー メッセージが表示されます。

5.4.2.1 自動調整とテキストの折り返しの効果

自動調整とテキストの折り返し機能を、個別に使用した場合と、両者を組み合わせて使用した場合の効果を下 表に示します。 効果 機能 テキストはセルの最後で折り返して表示されます。 折り返して全体を表示 セルの幅を調整してテキスト全体を表示します。 幅の自動調整 セルの高さを調整してテキスト全体を表示します。 高さの自動調整 セルの幅と高さを調整してテキスト全体を表示します。 幅の自動調整 + 高さの 自動調整

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効果 機能 最も長い単語がセルに収まるよう、セルの幅が調整されます。セルの高さはテキスト の行数に合わせて調整されないため、セルの高さを超えるテキストは表示されない 場合があります。 折り返して全体を表示 + 幅の自動調整 テキストの折り返し機能により生成された行数分のテキストが収まるよう、セルの高さ が調整されます。セルの幅は最も長い単語に合わせて調整されないため、セルの幅 を超えるテキストは表示されない場合があります。 折り返して全体を表示 + 高さの自動調整 セルの高さと幅がテキストに合わせて調整されるので、テキストが横方向にも縦方向 にも表示されなくなることはありません。 折り返して全体を表示 + 高さの自動調整 + 幅 の自動調整

5.4.3 テーブル セルのテキストを書式設定する

1 セルを選択して右クリックし、メニューで[書式設定]を選択して、サブメニューの[セル]を選択します。 2 [セルの書式設定]ダイアログ ボックスの[フォント]タブを選択します。 3 [フォント]タブのコントロールを使用してテキストの書式を設定します。

5.4.4 セル値を配置する

1 セルを選択して右クリックし、メニューから[書式設定]を選択して、サブメニューの[セル]を選択します。 2 [セルの書式設定]ダイアログ ボックスの[配置]タブを選択します。 3 ラジオ ボタンを使用して横方向の形式(左揃え、中央揃え、右揃え)と縦方向の形式(上揃え、上下中央揃 え、下揃え)を設定します。 4 垂直および水平方向の余白(左端および先頭セルの罫線からセルのコンテンツまでの距離)を設定するに は、[垂直]および[水平]ボックスに余白の距離を入力します。

5.4.5 セルを結合する

1 結合する複数のセルまたは列を選択し、Ctrl キーを押しながら各セルまたは列を選択します。 2 [セルの結合]を選択します。

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(3) 貨物の性質、形状、機能、品質、用途その他の特徴を記載した書類 商品説明書、設計図面等. (4)

料からの変更を 除く。)又は、 第二九一五・二一号の産品へ の 他の号の材料からの変更 (第二九一二 ・ 一 二