」 お
5.8
5.4
玉
5.0
4.6
42
2/3 2/9 2/16 2/23
調査日
ヒ図4−3−7a1ふれあいの里黄砂上部層(B層)のpHの変化
プ蓋 m Hレ!!/
[蛇谷ヶ峰の上部層(E)と下部層(A)]
図4−3−7c1の蛇谷ヶ峰の上部層(E層)では、 pHは2月4日、2月16日が pH=4.9前後で、以後急速にpHは上昇し3月16日はpH=5.8前後になった。
図4−3−7c2のECは、2,月3日は20μS cm−1で、2,月18日に30μScm−1に上 がるが、以後、ECは減少し3月3日には10μS cm}1になった。多少の増減 はあるものの、全般に減少傾向である。図4−3−7d1の蛇谷ヶ峰の最下部層
(A層)では、2月4日のpHは、 pH=5.3で以後pH=5.5前後となり変化が少 なかった。図4−3−7d2のECは、2,月4目には、10μS cm『1だが、3月3日 には5μScm−1となり、変化は少なかった。なお、図4−3−7d2の蛇谷ヶ峰最 下層の積雪のEC値で2月18日の高い値は、最下層のため試料積雪採取時 に土壌等が混入したものと思われる。
このことから、蛇田ヶ峰においても、ふれあいの里と同様に、積雪の上 部でイオンの変動があり、pHやECが変化しても下部層には、 pHやECの変 化が少ないことがわかった。
以上のように積雪の上部で降雪にともない、pHやECの変動があっても その影響が下部までみられないことから、積雪中の化学成分が積雪直後よ
り、すみやかに積雪外に流出しているものと思われる。なお、2地点とも、
追跡調査をした2層間には、積雪融解水を保持する可能性のある明確な氷 板は確認できなかった。
一114一
」 嵜
5。8
5.4
玉 5.0
4.6
42
2/4 2/18 3/3 調査日
図4−3−7c1蛇谷ヶ峰黄砂上部層(E層)の積雪のpH変化 40
30 T §
の20ミ 畠
10
0
2/4 2/18 調査日 3/3
図4−3−7c2蛇谷ヶ峰黄砂上部層(E層)の積雪のpH変化
上部層のpH
3/16
上部層のEC
3/16
5.8
5.4
モ5、0
4,6
4.2
2/4 2/18
3/3 3/16 調査日
図4−3−7d1蛇谷ケ峰最下部層(A層)の積雪のpH変化 40
30 7 § の20 ミ 盆 10
0
2/4 2/18 3/3 3/16
調査日
図4−3−7d2蛇谷ヶ鋒最下部層(A層〉の積雪のpH変化
下部層のpH
4.3.6標高差による積雪のイオン組成
比良山系最北部にある標高902mの蛇谷ヶ峰の頂上直下の鞍部(標高 850m)地点で採取した積雪試料より、全沈着量を推定し、その変化を示し たのが図4−3−8a〜4−3−8bである。また、この蛇谷ヶ峰山麓のふれあいの 里(標高300m)での同様の変化を示したのが図4−3−8c〜4−3−8dである。
蛇谷ヶ峰の頂上直下の鞍部では、気温も低く、北西方向からの季節風も 強い。このため、調査期間中の最大積雪深は160cmであった。さらに、多 少の変動はあるものの3月下旬までほぼ100cmの積雪が見られた。一方、
ふれあいの里では、最大積雪深は、60cmであった。調査期間中大きな降雪 が何度かあったが、2〜3日晴天が続くと急速に融雪が進み、積雪量が減少 した。このため、調査期間中の積雪量は、変動が大きかった。
蛇田ヶ峰とふれあいの里の各イオンの沈着量の推移を比較すると、その 総イオン沈着量は、図4−3−8aと図4−3−8bの蛇谷ヶ峰の2月4日では、60
mequiv m−2であり、同時期の図4−3−8cと図4−3−8dのふれあいの里の2 月3日は、30mequiv m−2と蛇谷ヶ峰はふれあいの里の2倍程度である。
しかし、その他の時期、図4−3−8a、図4−3−8bの2月18日と図4−3−8c、
図4−3−8dの2月16日では、蛇谷ヶ峰の総イオン沈着量は、120 m equivm−2 で、ふれあいの里の総イオン沈着量では、18m equiv m−2となり6倍程度に なった。
以上のように、蛇谷ヶ峰は、麓のふれあいの里と比較して、積雪量とそ こに含まれるイオン成分が多量に保存されていることがわかる。
一116一
山
=
60
50
㌣
ε40
書
9 ε30 繭
粟20 10
0
18 16 14
撃E12 急1。
弓
隠8
難・
4 2 0
〆
nssSO42一 一睡
ssSO42−
一
@ 03顧 一
? NO2胃
一
榔 1
2/4 2/で8 3/3 3/16 3/28
図4−3−8a全積雪の陰イオン沈着量(蛇谷ヶ峰〉
1/26 2/3 2/9 2/16 2/23 3/2 3/9 3/17
図4−3−8c全積雪の陰イオン沈着量(ふれあいの里)
70 60
㍗ 50 套
書40
婁
繭30
櫓
演20
唯0
0
18 16 14
㌣∈12 巻重。
婁
癩8
餐・
4 2 0
ssCa
K+
2/4 2/18 3/3 3/16 3/28
図4−3−8b全積雪の陽イオン沈着量(蛇谷ケ峰)
鱒 一 騨
@単
1/26 ヌ〜/3 2/9 2/16 2/23 3/2 3/9 3/1フ
図4−3−8d全積雪の陽イオン沈着量(ふれあいの里)
また、図4−3−9a〜4−3−9cは、蛇谷ヶ峰とふれあいの里の積雪中の各イオ ンの沈着量の比を示している。図4−3−9aの2,月3日の陰イオンでは、塩化 物イオン(Cr)は、蛇谷ヶ峰では58%、ふれあいの里では70%となっている。
また、非海塩硫酸イオン(nssSO42})は、蛇谷ヶ峰では30%、ふれあいの里で は15%となっている。陽イオンでは、大きな違いはないが、ふれあいの里 と比較して蛇谷ヶ峰では、ナトリウムイオン非海塩カルシウムイオンやマ グネシウムイオンの割合がやや少なく、水素イオンの割合が多い。
図4−3−9bの3.月2日は、陰イオンでは、2月3日と同様に、塩化物イオ ンの割合は少なく、非海塩硫酸イオンや硝酸イオンの割合が多い。また、
陽イオンでは、ナトリウムイオンの割合が多く、非海面カルシウムイオン やアンモニウムイオンの割合が少ない。図4−3−9cの3.月17日の場合も、
積雪の陰イオンと陽イオンの沈着量の割合は、図4−3−9b 3月2日と同じ傾 向である。
全般に、富谷ヶ峰の積雪中の各イオンの沈着量の割合は、ふれあいの里 のそれと比較して、陰イオンでは、塩化物イオンの割合が少なく、非海鼠 硫酸イオンや硝酸イオンの沈着量の割合が多い。陽イオンでは、非海面カ ルシウムイオン、アンモニウムイオン、マグネシウムイオンの沈着量の割 合が少なく、水素イオン、ナトリウムイオンの沈着量の割合は多い。
近くに人為的な汚染源がなく2地点に同程度のイオン組成の降雪であっ たと仮定すると、イオン組成の違いは、2地点の標高差による寒心の差に 起因し、降雪後の積雪中のイオンの保存や融解・流出過程に差が現れたも のと思われる。さらに、イオン種ごとに、積雪中での保存や積雪中からの 流出に特性があると考えられる。
一118圏
JADAM
SATO
0% 20% 40% 60% 80%
陰イオン沈着量比/%
図4−3−9a 2月3日
100監
JADAM
SATO
0% 2096 40% 60%
陽イオン沈着量比/%
80% 葉oo%
蛇谷ヶ峰(JADANI)とふれあいの里(SATO)の積雪のイオン沈着量比の比較
(調査国璽谷ヶ蜂12月4日、ふれあいの里:2月3日)
JADAM
SA岬「0
0%
ssSO42,
NO3 nssSO42曽
\\i\、
20% 40% 60% 80%
陰イオン沈着量比/%
100%
JADAM
SATO
0% 20% 40% 60%
陽イオン沈着量比/%
80% 100%
図4−3−9b 3月2日 蛇谷ヶ峰(JADANI)とふれあいの里(SAτ0)の積雪のイオン沈着量比の比較
(調査日蛇谷ヶ峰:3月3日、ふれあいの里:3月2日)
JADANI
SATO
0%
ssSO42一
馨藁こ11
NO3−@ nssSO〜一
2096 4096 60% 80%
陰イオン沈着量比/%
100覧
JADAM
SATO
0% 20% 40% 60%
陽イオン沈着量比/%
80% 100%
図4−3−9c 3月17日 蛇谷ヶ峰(JADAN1)とふれあいの里(SATO)の積雪のイオン沈着量比の比較
(調査日皿谷ヶ峰=3月16日、ふれあいの里:3月17日)
・119一
4.3.7イオン組成の変動
ふれあいの里の積雪の主要イオン濃度の経時変化を特定層に着目し追 跡した。図4−3−3の積雪断面図より、2月3日に降雪のあった黄砂層のひ とつ上層(B1〜5)と、最下層(A1〜6)の2っの層について、主要イオンの沈 着量の変化を図4−3−10a、 bに示した。調査期間は、週1回で1.月26日か ら3月2日までである。途中2.月16日に降雪があり積雪が増加した。
図4−3−10aの黄砂上層の各イオン種とも、2,月3日は新雪のため沈着量 も多いが、以後急速に減少する。2月16日には、非海塩カルシウムイオン、
アンモニウムイオンの沈着量の増加がみられた。また、塩化物イオン、ナ トリウムイオンも増加するまではいかないが、沈着量は、あまり減少しな
かった。しかし、非海塩硫酸イオン、硝酸イオンの沈着量は、2月16目の 降雪に関係なく減少した。また、同様の傾向は、図4−3−10bの最下層の主 要イオンの沈着量の変化でも見られた。この2月16日の降雪は、非海塩カ ルシウムイオン、アンモニウムイオンの濃度と非海塩硫酸イオン、硝酸イ オンの濃度は、特に大きな差異はなく、流出過程で差がでたものと予想さ
れる。
一120一
8000
㍗昼6000
ξ 9
藁4000 醐 暴2000 /0
, 2/3 2/9 2/16 2/23 3/2
調査期日 1200
1000 ㌣ 隻800
言
農600
面 1爬 400
200 0
2/3 2/9 2/16 2/23 3/2
調蚕期日 1200
1000 ㌣ §800
謬
皇600 繭
鞭400
200 0
2/3 2/9, 2/16 2/23 3/2
調査期日
図4−3−10aふれあいの里黄砂上層(B層)の主要イオン種の沈着量変化
厨 N、、Cゆ沈韻変化
曜
nssSO42二,ssSO42韓CNO3層セ着量変化
ssSO42一
駅
凍 mO3願
nssCa2、NH4→沈着量変化
nssCa2+
/
圃 〜
・121一
4000
㍗ 3000 ξ
§2。。。
面
環1000
o
10◎0