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はたらきかけの方法と具体的内容 はたらきかけの方法

う。

7.  はたらきかけの方法と具体的内容 はたらきかけの方法

 本授業実践の目的の一つは、教師の言葉と意識化定着カードによるはた らきかけの有効性の検討にある。したがって、はたらきかけの方法は、① 教師による授業中での言葉かけと②意識化定着カードの両方をする。

 なお、①教師による授業中での言葉かけは、授業中にそのような状況が 生じた時または生じさせたい時に行い、②意識化定着カードは、各授業の 直後に使用する。

はたらきかけの具体的内容

①教師による授業中での言葉かけ

統制群、努力帰属群、価値観群に対する教師の言葉によるはたらきかけ の具体的内容を下に示す。

統制群

   努力帰属、理科の価値観にかかわるはたらきかけは行わない。

努力帰属群

 予備授業実践同様、主として努力承認と努力要求をはたらきかける。

 「頑張ったから、今日の理科の学習がよくできた。」(努力承認)

 「一生懸命がんばったので、空気や水の性質がよくわかった。」(努力  承認)

 「頑張れば、理科の学習がよくできるようになる。」(努力要求)

 「一生懸命考えたら、理科の勉強がよくできるようになる。」(努力要求)

 「今わからなくても、頑張っていたらわかるようになる。」(努力要求)

努力帰属+価値観群

  努力帰属群と同じはたらきかけの他に、

  「身の回りの自然に目を向け、なぜそうなるのか調べるのが理科の学   習。」

  「どうしてこうなるのだろうと、考え実験して確かめるのも理科の学   習」

  「理科の学習をして空気の性質がわかってきた。自分の生活に生かせ   たらいいね。」

  「今日も新しいことを勉強しました。身のまわりに生かせたらいい   ね。」

  「勉強して知った空気や水の性質を利用したものがいっぱいある   ね。理科の学習は役に立つね。」

のような予備授業実践の価値観群と同様、児童が捉えやすいと思われる

問題発見、問題解決を通しての自然の事物現象の理解や日常生活に役立

つ実用的知識の獲得を理科の価値としてはたらきかけを行う。

②意識化定着カーード

 第1項で述べたように、子どもへのフィードバックをr権威ある』大人 からではなく、ほかの情報源から与えられるようにするために、予備授業 実践の6年生で使用した各授業直後の意識を調査する質問紙に改訂を加 えたものを意識化定着カードと名付けて、はたらきかけの手段として用い た。また回答は対象者による自己評定であり、自分で自分に問いかける学 習態度をつくり目標の自覚やプロセスの自覚と結び付くような自己評価49

としての一面も持っている。

 これを毎授業直後に2分程度の所要時間で使用した。問いに慣れるよう に2時間目までは全文を指導者が読み上げたが、3時間目以降は、はたら きかけの部分を意識させるために、ゴシック体の強調文字になっている部 分のみを読み上げた。

 表15から表17に、統制群、努力帰属群、努力帰属+価値観群で使用し たものを示すが、統制群のものは意識化定着カードではなく、はたらきか けの無い普通の質問紙である。なお、はたらきかけに関する項目を下に記 す。内容は教師の言葉によるはたらきかけを精選した。

・努力帰属に関する項目

「きようの理科の学習がよくできたのは、ど力したからだ。」

「ど力すれば、理科の学習がよくできるようになると思う。」

・価値観に関する項目

「きょうの理科のじゅきょうで、新しいことを知ることができた。」

「きようの理科のじゅぎょうで学習したないようを、自分にやく立てて

 いけそうだ。」

表15 授業直後の児童の意識を調べる質問紙  (統制群)

 (月日)  3年組(男・女)名前

1.きょうの理科のじゅぎょうは、いっしょうけんめいした。……・・…

2.きょうの理科のじゅぎょうは、よくわかった。………・……・…・・…・

3.きょうの理科のじゅぎょうでしたことを、もっと学習してみたい。

4.つぎの理科のじゅぎょうが、まちどおしい。…・…・……・…・……・…

5.つぎの理科のじゅぎょうで、自分は学習するないようを

 よくわかる自しんがある。・………・………・…・・…・…… … ●…… …

6.つぎの理科のじゅぎょうで、自分はいろいろと

 くふうができそうだ。・…・…・………・……・…・………・……・ ……・…

7.つぎの理科のじゅぎょうで、自分は新しいはっけんができそうだ。

       ち   ま        よ だ っ      ち っ い た  す だ よ と ぶ く  こ い っ そ そ そ  く ぶ と う う う

 そそそははは

 う う う 丁丁思

 思 思 思 わ わ わ  う う う な な な

 :  :  : い  い  い

一・・

U−5−4−3−2−1

一・・

U−5−4−3−2−1

t・・

U−5 一一 4−3−2−1

一・・

U−5−4−3−2−1

 :  :  :  :  :  :

一・・

U−5−4−3−2−1

 :  :  :  :  :  :

一・・

U−5−4−3−2−1

一・

U−5−4−3−2−1

表16 意識化定着カー一一ド (努力帰属群)

(月 日) 3年組(男・女)名前

      ち   ま       よ だ っ     ち っ い た す だ よ と ぶ く

乏麗ξξξ ξξξ鴇王

室 思 思 わ わ わ う う う な な な

:  :  : い  い  い

1.きょうの理科のじゅきょうは、いっしょうけんめいした。………6−5−4−3−2−1

2.きょうの理科のじゅぎょうは、よくわかった。………

3.きようの理科の学習がよくできたのは、ど力したからだ。…

4.ど力すれば、理科の学習がよくできるようになると思う。…

・・一・一・一・

U−5−4−3−2−1

・・一・一・一・・

U−5−4−3−2−1

・・一・…一・・

U−5−4−3−2−1

5.きょうの理科のじゅぎょうでしたことを、もっと学習してみたい。…6−5−4−3一・2−1

6.つぎの理科のじゅぎょうが、まちどおしい。…………・…・…・…・・…

7.つぎの理科のじゅぎょうで、自分は学習するないようを

 よくわかる自しんがある。………・………・・…・…・………

8.つぎの理科のじゅぎょうで、自分はいろいろと

 くふうができそうだ。………・………・・…・………・…

9.つぎの理科のじゅぎょうで、自分は新しいはっけんができそうだ。

U−5−4 3−2−1

 :  :  :  :  :  :

一・・

U−5−4−3−2−1

 :  :  :  :  :  :

一・・

U−5−4−3−2−1

一・

U−5−4−3−2−1

表17 意識化定着カード (努力帰属+価値観群)

(月 日) 3年組(男・女)名前

      ち       ょ だ     ち っ い す だ よ と ぶ

三冠ξξ

ξξ考量慧