長期的な軌道変位推移にはレールや道床といった材
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(2) 土木学会第68回年次学術講演会(平成25年9月). Ⅵ‑556. 式により予測する.. Δσ mP n. 軸箱加速度[BPF0.075~0.25m]はレール交換・削正 により減少する.. (式2). Δσ:軌道変位進み. ここで,軌道変位については目安値付近に到達す. m,n:係数. また,輪重と各軸箱加速度の進みとの間にも図 4. るたびに MTT 保守により減少するが,25 年目付近. ~5 に示すような関係があることから,本式と同じ. は MTT 保守頻度が高い. 同時期において軸箱加速度. モデルにより予測する.. [BPF2~5m]が大きいことから,この MTT 保守頻度 が高いのは,道床劣化に伴う軌道変位進みの増加と. 3.軌道状態推移予測モデルによる予測. MTT 保守改善量の減少によるものである.そのため,. 3.1. 28 年目に道床が交換された後には MTT 保守頻度は. 軌道状態推移予測. 本モデルを用いて 50 年間の軌道状態推移を予測. 減少している.. する.以下に設定した予測条件を示す. 3.2. ・軌道条件(初期値). 条件変化に伴う保守回数の増減. 軌道変位標準偏差:1mm,軸箱加速度[BPF0.075~. 本モデルの応用として,3.1 節で設定した各種条件. 0.25m]標準偏差:3m/s2,軸箱加速度[BPF2~5m]標. を基本条件として,車両・運転条件を変えた際の保. 準偏差:3m/s2,レール交換後累積通過トン数:2. 守回数の変化を検討する.表 1 に,(a)基本条件,(b). 億. トン,レール削正後累積通過トン数:5000 万トン. 速度を 300km/h に向上,(c)輪重を 45kN に減少,(d). ・車両条件. 年間通トンを 4000 万トン/年に増加の各場合におい. 静止輪重:50.0kN,ばね下質量:0.994tf,速度:. て予測を行って得られた保守回数を示す.. 270km/h,年間通トン:3000 万トン/年. 条件(b)のように速度を向上させた場合は,軸箱加. ・保守条件(保守投入の目安値). 速度が増加し,また,軌道変位に対応した変動輪重. 軌道変位標準偏差:2mm,軸箱加速度[BPF0.075~. も増加するため,保守回数は大きく増える.. 0.25m]標準偏差:30,10m/s2(レール交換,削正),. 条件(c)のように静止輪重を減らした場合は,変動. 軸箱加速度[BPF2~5m]標準偏差:10m/s2,レール交. 輪重と年間通トンが減少するため保守回数は減少し,. 換後累積通過トン数:10 億トン,レール削正後累積. 特に MTT 回数は基本条件と比べて半分以下になる.. 通過トン数:1 億トン. 条件(d)のように年間通トンを増やした場合は,累. 図 6 に予測結果を示す.いずれの指標も増減を繰. 積通トンによるレールの交換・削正の間隔が縮まる. り返している.これは劣化と保守によるものである.. ためレール保守回数は増加する.一方,この効果に. 軌道変位と軸箱加速度[BPF2~5m]は MTT 保守や. よって MTT 保守回数はわずかに減少する. 表 1. 道床交換により減少し,特に,軸箱加速度[BPF2~5 m]の減少幅が大きいのは道床交換によるものである.. (mm). 3. な お , MTT 保守により. 1. 道床状態は 0. 10. 20. 軸箱加速度標準偏差 [BPF0.075-0.25m]. 5 0. 軌道変位標準偏差 30 40 50 目安値. 10. 2. (m/s ). 0. 0. 10. 20. 30. 40. 10. 50. 目安値. 実際には改 善しないが,. 4.まとめ. つき固めの. 材料状態を考慮した軌道状態推移予測モデルを構. 効果により. 築し,軌道変位推移を予測した.また,各種条件を. 軸箱加速度. 変えた時の保守回数の変化についても予測した.. が減少する. 2. (m/s ). (a) (b) (c) (d). 目安値. 2. 静止輪重 (kN) 50 50 45 50. 各条件における保守回数予測 条件 各種保守回数 年間通トン 速度 レール レール 道床 MTT (万トン/年) (km/h) 交換 削正 交換 3000 270 1 16 31 1 3000 300 7 22 46 4 2700 270 1 12 12 1 4000 270 2 23 28 1. 5 0. 軸箱加速度標準偏差[BPF2-5m] 0. 図 6. 10. 20. 30. 40. 軌道状態推移予測結果. 50. 実態を考慮. 参考文献. した.. 1) 吉田他:材料状態を考慮した軌道変位推移予測モデルの構 築,J-Rail2012,2012. ‑1112‑.
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