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頻度で軌道変位を測定(静的検測)しているが、こ

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅵ‑263. 簡易な動的軌間測定装置の試作と基本性能検証 鉄道総合技術研究所. 石川 智行. 鉄道総合技術研究所 正会員 坪川 洋友 鉄道総合技術研究所 正会員 矢澤 英治 1.はじめに 軌間内脱線は、木まくらぎの腐食等によってレー ルを締結している犬くぎの支持力が低下し、車両の 走行時に作用する横圧により軌間が拡大することで 発生する。このため、軌間内脱線を防ぐためには、 レールの締結状態を把握し、必要に応じて保守作業 を行う必要がある。一方で、多くの地域鉄道事業者 では、手押しの計測器等を用いて 1 年に 1 回程度の. 図 2 装置全景( 装置全景(レールにレーザを照射した状態) レールにレーザを照射した状態). 頻度で軌道変位を測定(静的検測)しているが、こ. 本装置は、レーザをレールに照射し、光切断法に. の検測では、車両の走行時の軌間を測定(動的検. よる 3 次元画像処理方式により、軌間を測定する。. 測)することはできていない。よって軌間内脱線を. センサの測定範囲およびサンプリング速度の検討を. 防止するためには、車両からの荷重がかかった状態. 行った結果、車両搭載時に速度 120km/h、測定間隔. で、軌間の測定を簡易に行える小型で安価な装置の. 0.5m での軌間測定が可能であることを確認してい. 開発が求められている。. る。撮影カメラには、高速で測定することを想定. 以上を踏まえて、モータカーあるいは営業車に搭. し、Camera Link 高速 CMOS センサーカメラを使. 載可能な動的軌間測定装置の試作を行った。本論文. 用した。また、軌間の測定位置については、レール. では、製作した装置の概要と基本性能検証の結果お. 頭頂面からの距離を選択できる仕様としている。な. よび今後の課題を示す。. お、本装置において高速での測定時には、画像処理 の時間を短縮するために、データ処理ボードを取替. 2.動的軌間測定装置の概要 2.動的軌間測定装置の概要. えて測定することで対応する。 本装置は軌間内脱線防止の観点から軌間のみの測. 図 1 に試作した装置(センサ部)の断面図を、ま た図 2 に製作した装置の全景を示す。. 定としているため、1 断面のみで測定を行っている。 軌道検測車と比較して、安価であり、営業車両ある いはモータカーに搭載することで、軌道検測車と同 等の精度で軌間の動的測定が行えると考えられる。. 図 1 軌間測定装置( 軌間測定装置(断面図) 断面図). 3.動的軌間測定装置の性能検証 動的軌間測定装置の性能検証 本装置の性能検証を行うために、まず工場内にレ ールを 1067mm の間隔で配置して、装置を左右方向 100mm の範囲で 10mm ずつ移動させ、静的な動作 確認を行った。この結果、測定された軌間の値は. キーワード 連絡先. 軌道変位管理,軌間内脱線,動的軌間測定 〒185-8540 東京都国分寺市光町 2-8-38 鉄道総合技術研究所. ‑525‑. 軌道管理. TEL042-573-7278.

(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅵ‑263. 1066.5~1067.8mm に収まっており、誤差が 1mm. よる測定結果と傾向は一致していることがわかる。. 以下であることを確認した。. 但し、本装置の測定結果では、クロッシング部やレ. 次に、装置をトロ台車に取り付けて、手押しで軌. ールの継目部で異常値が発生しており、実用化に当. 間測定を行った。測定は鉄道総合技術研究所日野土. たっては補間処理等による対策が必要である。異常. 木実験所内の軌道(延長 50m、分岐器を含む)で、2. 値が発生している箇所を除けば、2 回の測定結果はほ. 回行った。図 3 に、軌間測定試験の様子を示す。. ぼ一致しており、その差は平均 0.1mm、最大でも 2.1mm であることから、高い再現性が得られてお り、本装置によって静的検測では従来の軌道検測装 置と同等の精度での測定が可能であると言える。 また、本装置では測定箇所のレールの断面形状を 取得することが可能である。図 5 に、本装置で取得 したレールの断面形状を示す。. 図 3 軌間測定試験の様子 本装置を取り付けたトロ台車を停止させて 5m 間 隔で軌間を測定した結果と、トロ台車を手で押し、 歩行速度により軌間を測定した結果を、軌間ゲージ および簡易型軌道検測装置 1)で軌間を測定した結果に 対して比較した。図 4 に、比較結果を示す。 図 5 レールの断面形状 図 5 の左は通常のレール、中央は分岐器のポイン ト部のレール、右は継目部のレールである。本装置 はこのように、異常値が得られた箇所のレールの断 面形状の把握等に利用することも可能である。 4.まとめと今後の課題 まとめと今後の課題 簡易な動的軌間測定装置の試作および基本性能検 証を行った。試作した装置による軌間の測定結果 図 4 軌間測定装置と軌間ゲージおよび. と、軌間ゲージによる測定結果および簡易型軌道検. 簡易型軌道検測装置の比較結果. 測装置による測定結果とを比較したところ、試作し. 図 4 より、本装置による測定結果は軌間ゲージに. た装置により、静的検測では軌間を従来の軌道検測. よる測定結果より、1mm 程度大きいことがわかる。. 装置と同等の精度で測定することが可能であること. しかしながら、測定した軌間の値が上昇および下降. がわかった。. する傾向は軌間ゲージによる測定結果と一致してお. 今後は、クロッシング部等で異常値が発生するこ. り、測定開始前のゼロ点調整を適切に行うことがで. とに対して対策を行った後、高速走行対応の画像処. きれば、十分な精度で測定が可能であると考えられ. 理ハードウェアを開発し、モータカー速度で走行試. る。. 験を行い、本装置の動的性能検証を行う予定であ. 動的軌間測定装置による軌間の測定結果は、簡易 型軌道検測装置による測定結果および軌間ゲージに. る。また、角度センサを本装置に組み合わせ、動的 な平面性変位も測定可能とする予定である。. 参考文献 1)清水惇,矢澤英治:簡易型軌道検測装置の性能評価,日本鉄道施設協会誌,Vol.51,No.9,pp.26-30,2013. ‑526‑.

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