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ケーキ屋さんごっこをしよう

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Academic year: 2021

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聴覚特別支援学校 幼稚部 第2学年 総合保育指導案

1 単元 ケーキ屋さんごっこをしよう 2 指導観 ○ 本学級は、2名で構成されている。2名ともままごとで人形の洋服を着替えさせたり、ご飯 を作ったりするなど、生活経験を基にイメージしたことを表現して遊ぶことが好きである。ま た、初めての活動や人に対して慣れるまでに時間を要するが、繰り返し遊ぶことで活発に参加 することができる。 以下に幼児の実態を示す。 A児 ・主なコミュニケーション手段は音声、手話、身振り、指文字である。 ・ままごと遊びでは、一人で遊ぶこともあるが、友達が同じ遊びを始めたり、教師が 言葉を掛けたりすると、関わりながら遊ぼうとすることができる。お花屋さんごっ こでは客として買い物を楽しみ、紙コップを花瓶に見立てて花を飾ったり、水を入 れるまねをしたりすることができる。 ・教師の質問に対し、「だれ」「どこ」「何」の意味を理解して、家族の名前の頭文 字を指文字で表したり、場所を指でさしたりして答えることができる。 ・具体物を指でさして相手にしてほしいことを伝えることができる。教師が話し方の モデルを示すことで、「お願い」と音声と手話で表現することができる。 ・自分が経験したことを教師に何度も伝えようとすることができる。様々な玩具を並 べて環境を設定し、遊びに集中する姿が見られる。 ・伝えたいことが相手に伝わった時は相手の名前を呼んで「○○(相手の名前)は」 と質問することができる。 B児 ・主なコミュニケーション手段は音声、身振りである。 ・ままごと遊びでは、友達や教師がしている遊びをまねしたり、教師に玩具の場所を 教えたりしながら一緒に遊ぶことができる。お花屋さんごっこでは客や店員になり きって、教師や友達に「いくらですか」「これがいいよ」などと言葉を掛けながら 遊ぶことができる。 ・教師の質問に対し、「だれ」「どこ」「何」「どうした」の意味を理解して音声で 答えることができる。また、「~したらいいよ」「同じよ」などと、友達に対し身 振りを交えながら音声で説明することができる。 ・困っている時には、「お願い」と自分がしてほしいことを相手に表現することがで きる。 ・自分の経験に基づいて、印象に残ったことや楽しかったことを表現することができ る。自分が設定した環境を教師に自分から報告し、友達にも共有しようと働き掛け ながら遊ぶことができる。 ・興味のある教材・教具が提示されると、「誰の」「何」と質問することができる。 ○ 本単元は、教師や友達とイメージを共有して関わり、自分の思いを表現しながら遊ぶことを ねらいとしている。 ごっこ遊びは、教師や友達と関わりながら遊びを展開することができる。その中で、身近な物 を様々な物に見立てて遊び、教師や友達とやりとりを行いながら互いの考えを共有することがで きる。そして、日常生活で印象が深かったことや経験したことを繰り返し表現して遊ぶことがで きる。また、役を演じることで様々な言葉に触れながら、日常生活の中ではできないことを体験 できるおもしろさがある。お店屋さんごっこは、身近な経験である買い物のイメージを共有して、 店員と客のやりとりを行いながら遊ぶことができる。また、客として自分の好きな品物を選ぶ楽

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しさや店員として自分達が作った物を売る喜びを味わうことができる。特にケーキ屋は、多くの 種類のケーキが並んでおり、誕生日や行事など、特別な時に家族と一緒に入る場所である。また、 家族や友達と一緒にお祝いしたり食べたりする経験をしていることから、幼児にとって嬉しい、 楽しい経験と結び付いていると考える。そして、ケーキを制作する際は、身近な素材を組み合わ せて工夫することができる。また、購入したケーキを用いて家でパーティをしたり、ケーキとと もに飲み物を提供したりするなど、これまでの経験と関連させて遊びを発展させることができる と考える。 以上のことから、ケーキ屋さんごっこは、幼児にとって大変意義深い遊びであると考える。 ○ 本題材の指導にあたっては、「つかむ」「高める」「探る」「広げる」の4つの段階で構成 し、教師や友達と関わり教師に自分の思いを表現しながら遊ぶことができるようにする。 「つかむ」段階では、ケーキ屋さんごっこに対する意欲を高め、遊びの目的や内容を共有する ことをねらいとしている。そのために、ケーキの材料や道具を一つずつ提示するとともに、写真 や実物で完成したケーキを提示することで、ケーキ作りへのイメージを膨らませ、見通しをもつ ことができるようにする。また、簡単な工程で制作できる物を準備し、材料は様々な材質の物を 種類別に並べることで、教師や友達と一緒にケーキ作りを楽しむことができるようにする。その 際、絵カードや写真を提示して「どんな」「どうやって」と質問し、自分のイメージを動作化さ せたり具体物を操作させたりした後、その内容を教師が言語化することで、自分の考えを説明す ることができるようにする。 「高める」段階では、ケーキ屋に対するイメージを共有し、ケーキ屋さんごっこへの期待感を 高めることをねらいとしている。そのために、協力して準備する場面を設けることで、やりとり しながら、遊ぶ環境を整えることができるようにする。また、店内や様々な種類のケーキの写真 を提示することで、ケーキ屋へのイメージを広げることができるようにする。その際、幼児が遊 びに必要な物に気付いたり、提案したりしたことを言語化することで、「~して」「お願い」と 自分から教師に要求することができるようにする。 「探る」段階では、遊び方を考えたり工夫したりすることをねらいとしている。そのために、 必要となる材料や作り方を提案したり、イメージが実現するように助言したりすることで、身近 な素材を自分で選び、組み合わせながらケーキを制作することができるようにする。また、店の 場所ごとに準備を分担することで、教師や友達と協力してケーキ屋の環境を整えることができる ようにする。その際、教師が幼児の発想や制作物を称賛したりモデルを示したりすることで、自 分がしたことを報告することができるようにする。 「広げる」段階では、役になりきって遊びを発展させたり変化させたりすることをねらいとし ている。そのために、遊ぶ場や道具を増やし使い方を演示したり、一緒に考えたりすることで、 自分の考えをもって遊び、役を演じながらイメージしたことを共有することができるようにする。 その際、道具を選択させたり、生活や経験と関連させた言葉掛けをしたりすることで、「○○で すか」「○○いりますか」と聞きたいことを質問することができるようにする。 単元を通して、幼児が安心して自分の思いを表現することができるように言葉の押さえや共感 的な援助を行う。幼児の表現を正しい言葉に置き換えたり、意図的に繰り返し用いたりすること で、正しい日本語や新しい言葉に触れることができるようにする。また、単語での表現について は、文での口声模倣を促すことで、正しい文での表現の仕方を身に付けることができるようにす る。そして、幼児の表現を模倣し、同じ動きや同じ目線で物を見て一緒に考えたり、動きや表情 を見守ったりすることで、相手を意識しながら活動を進めることができるようにする。

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3 目標 ○ 身近な素材を使って、教師や友達と一緒にケーキを作ることができる。 ○ 教師や友達と一緒にケーキ屋の準備をすることができる。 ○ 店員と客を交代して遊び、教師や友達と一緒にケーキ屋さんごっこを楽しむことができる。 ○ ケーキ屋さんごっこの準備や店員と客としてのやりとりを通して、自分の思いを教師に表現す ることができる。 4 指導計画(全8時間) 段階 活 動 時数 つかむ 店員さんになってケーキを作ろう 2時間 紙コップや折り紙などを使ってケーキを作ろう 1時間 高める 店員さん、お客さんになって遊ぼう 2時間 探る ケーキをたくさん作ろう 1時間 探る 広げる 店員さん、お客さんになって遊ぼう 2時間(本時2/2) 5 本時 (1) 本時の目標 ① 教師や友達と一緒に遊ぶ環境を作り、役を演じてケーキ屋さんごっこを楽しむことができる。 ② 遊びたいことや自分が作った環境について教師に報告することができる。 ③ 相手がイメージしていることについて質問することができる。 (2) 本時指導の考え方 本時では、まず、前時の活動で楽しかったことについてやりとりしながら、前時の活動の写真や ケーキ屋で使う道具を提示することで、本時で遊びたいことを考え、ケーキ屋さんごっこへの意 欲をもつことができるようにする。その際、幼児の思いに共感しながら、文による表現を促した り、口声模倣により言語化したりすることで、「〇〇したい」「〇〇する」と表現することがで きるようにする。また、遊びに必要な物を選択させることで、分担して準備を進めることができ るようにする。その際、教師が作った環境について幼児へ報告することで、遊びに使う道具や場 所の見立てについて幼児から教師へ表現することができるようにする。 次に、店員役や客役として、客の注文や要望を聞きながらケーキの制作や接客をさせたり、家 に見立てた場所で誕生会をさせたりすることで、イメージを共有して遊びを展開することの楽し さを味わうことができるようにする。その際、教師が新しい考えを提案したり、幼児の発想に揺 さぶりをかけたりしながらやりとりすることで、「○○ですか」「○○いりますか」などと聞き たいことを質問することができるようにする。 最後に、ケーキ屋さんごっこの活動を振り返り、教師や友達の発表を聞かせることで、お互い の楽しかったことを共有することができるようにする。 (3) 準備 ①前時の写真 ②制作物のケーキ ③ケーキのメニュー表 ④ケーキの飾り ⑤ケーキ屋で使う 物(ケーキ作りの道具、レジ、お金、箱、リボンなど)⑥エプロン 帽子 ⑦財布、カゴ

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(4) 保育過程 配時 保育活動・内容 指導上の留意点(※思いを引き出す留意点) 教材・教具 評価 1分 15 分 20 分 3分 1分 1 始めの挨拶をする。 ・活動の始まりを理解すること 2 ケーキ屋さんごっこの準備 をする。 ・前時で楽しかったことを共 有すること ・本時の遊び方や役分担を考 えること 3 ケ ー キ屋 さ んご っこ を す る。 ・役を演じながらイメージを 共有して楽しむこと 4 本時の活動を振り返る。 ・楽しかったことを考えて共 有すること 5 終わりの挨拶をする。 ・活動の終わりを理解すること ○ 手に握られたどんぐりを当てさせることで 教師に注目することができるようにする。 ○ 元気な声で挨拶をするよう促す。 〇 幼児の発表に応じて前時の写真やケーキ屋 で使う道具を提示しながらやりとりすること で、前時の活動で楽しかったことを教師や友 達と共有することができるようにする。 〇 これまでに制作したケーキやメニュー表を 提示して飾りや形を比較させたり、新しい飾 りを提案したりすることで、本時で遊びたい ことを考えることができるようにする。 ※ 幼児の表現を繰り返し模倣し、助詞などを 補いながら文での口声模倣を促すことで、 「〇〇したい」「〇〇する」と表現すること ができるようにする。 ※ 単語や身振りで表現した際は、幼児の伝え たいことを理解し、手話や指文字を併用しな がら文での口声模倣を促す。 〇 遊びに必要な物を選択させることで、教師 や友達と分担して準備を進めることができる ようにする。 ※ 教師が使う道具や場所の見立てについて報 告し幼児にも報告を促すことで、教師に自分 が作った環境について表現することができる ようにする。 ○ 客役として誕生会のケーキの注文をして好 みを伝えたり、店員役として食べる場所など を尋ねたりすることで、店員役と客役のやり とりを楽しむことができるようにする。 〇 教師が役を演じながら新しい道具を使って みせたり、自分がしていることや相手にして ほしいことを表現したりすることで、教師を 意識して関わりながら遊ぶことができるよう にする。 〇 場所の見立てや役の変化など幼児の発想を 理解して関わりながら、称賛したり異なる考 えを提案したりすることで、イメージを共有 して楽しむことができるようにする。 ※ 欲しい物を要求したり迷ってみせたりして 具体物を提示させながらやりとりすること で、教師の思いを聞き「○○ですか」「○○ いりますか」と質問することができるように する。 ○ これまでの活動で教師が楽しかったことを 発表することで、ケーキ屋さんごっこを振り 返り楽しかったことを共有することができる ようにする。 ○ 元気な声で挨拶をするように促す。 ① ②③ ④ ⑤ ⑥⑦ 評価 ②-1 評価 ①-1 評価 ②-2 評価 ①-2 評価 ③

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(5) 評価の観点・評価 評価の観点 A児 B児 ①-1 遊びに必要な物を選択し、教師や友達と分担してケーキ屋さんごっこ の準備をすることができる。 ①-2 店員役として箱やリボンを提供したり、誕生日プレートや飾りをつけ たりするなどの接客やケーキ作りをすることができる。 客役として欲しいケーキを選んだり、誕生日のお祝いの準備をしたり して誕生会をすることができる。 ②-1 本時の活動でしたいことを考え、「○○したいよ」「〇〇するよ」と 音声や手話、身振り、指さしで表現することができる。 本時の活動でしたいことを考え、「○○したいよ」「〇〇するよ」と 音声や指さしで表現することができる。 ②-2 準備した道具や場所の見立てについて、「〇〇だよ」音声や手話、身 振り、指さしで表現することができる。 準備した道具や場所の見立てについて、「○○だよ」音声や指さしで 表現することができる。 ③ 欲しい物やしてほしいことを考えて「○○ですか」「○○いります か」と音声や手話、身振り、指さしで表現することができる。 欲しい物やしてほしいことを考えて「○○ですか」「○○いります か」と音声や指さしで表現することができる。 (6) オージオグラム ※個人情報のため非掲載 (7) 環境 黒 板 T ケーキを売る ケーキ を作る 家(マット)

参照

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