• 検索結果がありません。

北野のじまん『おくんち』を伝えよう

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "北野のじまん『おくんち』を伝えよう"

Copied!
10
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第4学年

総合的な学習の時間学習指導案

1 単元 「北野のじまん『おくんち』を伝えよう」 2 指導観 ○ 今日、社会の構造や環境は大きく急速に変化している。現在の子供たちが成人して、社会で活躍 する頃には、生産年齢人口の減少、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会や職 業の在り方そのものも大きく変化していく可能性がある。また、こういった現状の中、未来を担う 子供たちが様々な地域社会へ参画し、地域に積極的に関心をもち、活動する主体としての経験が乏 しくなっている。こうした現状を乗り越え、伝統や文化に関心をもち、高い志や意欲をもつ自立し た人間として、他者と協働しながら未来を切り開いていく力が必要となる。 本単元においては、北野町に伝わる「おくんち」という伝統的な祭りや、それに関わりの深い人 々と交流し、探究的な学習を行う。その中で、地域の人との協働的な活動を通して、おくんちに携 わる人々の思いや願いについて捉え、それらの人たちに対して共感や尊敬の気持ちをもちながら、 地域の一員としてできることはないか考えていくことができるようになると考える。そして、地域 の人との協働的な活動を通して得た情報や知識を生かして、おくんちのよさを伝える計画を立てた り、実際に発信したりすることで、地域への一員としての自覚を高め、今後も地域のためにできる ことを考えて、生きていこうとすることができると考える。他者と深く関わりながら、協働して課 題を解決していく力、共に振り返って他者からの評価による学習への有用感から自らの生活を見直 す力を育むことは、総合的な学習の時間が目標とする自己の生き方を考える子供を育てる上でも意 義深いと考える。 ○ 本学年の児童は、これまで総合的な学習の時間において、校区に住んでいる高齢者の方と交流し たり、校区のまちづくり振興に関わるイベントに参加したりした。6月に行った実態調査では、校 区にはまちづくりのイベントやおくんちといった祭りがあることを認識している子供が多数を占め ている。しかし、そのイベントやおくんちといったよさについて、意欲的に説明できる子供は少な い。また、地域の高齢者など地域の人と交流することについては、好意的な印象をもっているが、 自らの課題を解決するために、必要感に応じて主体的に関わっていこうとすることまでは至ってい ない。これは、地域の事象について表面的に理解はしているが、そこに携わる地域の人の思いや願 いまで追究することができておらず、事象への共感や恩恵、尊敬といった情意的な部分を高めるこ とができていなかったからである。また、子供が課題を解決していく中で、ゲストティーチャー(以 下GT)として地域の人が学校に来て、インタビューをするという受動的な学習が中心であった。そ のため、GTへの必要感や共に活動に取り組んだ有用感といったものがもてないでいたためと考える。 そこで、地域の人のとの協働的な活動を探究的な学習過程に位置付けることで、主体的に地域の人 と関わり、地域の一員としての自覚を高める子供を育てる上で意義深いと考える。 ○ 本単元の指導にあたっては、おくんちとそれに関わる地域の人(保存会)との協働的な活動を通 して、おくんちに携わる地域の人の思いや願いについて捉えさせる。さらに、捉えていったおくん ちのよさである、保存会の人の取組や思い、願いを、地域の人と協働して発信する。そして、学習 全体を通しての取組を地域の人(保存会の人など)から評価してもらい、自分たちの学習の取組と 保存会の人の取組と思いや願いが一緒であることに気付き、学習への有用感を感じながら地域の一 員としてこれからの自分の地域への関わり方を考えていくようにする。 「つかむ」段階では、これまでのおくんちに対するイメージを想起したり、保存会の人とのおくん ちに係る内容の一部を体験したりしたことから、自らもっとおくんちについて体験したいことや調 べてみたいといった課題を設定できるようにする。「さぐる」段階では、自ら設定した課題を解決 していくための見通しをもち、主体的に保存会の人に関わって課題解決のための情報収集をするこ とができるようにするために、地域人材リストを活用させていく。見通しを基に、保存会の人とお くんちに係る内容を一緒に体験したり、インタビューしたりして、保存会の人がどんな思いや願い で関わっているか情報を収集させる。保存会の人に取材した情報を基に、友達と整理・分析をして おくんちのよさである保存会の人の思いや願いや取組について明らかにする。その後、振り返りを 行い次時への見通しと追究課題をもたせる。「深める」段階では、「さぐる」段階で見いだしたおく んちのよさを伝えるための見通しをもつために、地域人材リストを活用させ、北野町の広報誌を参

(2)

考にしておくんちのよさをPRしていこうという課題を設定する。子供コスモス通信の内容について も地域の人(産業振興課)からアドバイスをもらえるようにする。おくんちのよさを伝えた後に、 地域の人のとの協働的な活動で分かったことを振り返らせて、次時への見通しと追究課題をもたせ る。「生かす」段階では、学習への有用感をもたせ、これまで学んだことや地域の人の思いや願い から、今後の自己の生き方や地域への関わり方について考えさせていくために、単元全体を通して 関わってくれた地域の人から評価をもらう。このように、単元を通して地域の人と協働して活動を 繰り返し行うことで、地域の一員としての自覚を高め、地域のためにできることを考えていこうと する子供を育てたいと考える。 3 単元目標 ○ おくんちのよさについて分かったり、そこに携わる人の思いや願いを感じたりしたことを、自 分の生活と関連付けて理解する。 【個別の知識・技能】 ○ おくんちやそれに携わる人に関わって課題を設定し、地域の人や友達と協働して情報を集めて 整理し、学んだことを自分の生き方と結びつけて表現することができる。【思考力・判断力・表現力】 ○ 友達や地域の人と協働して学んだことを生活や自己の生き方と関連付けて振り返り、これから 地域のためにできることを考えていこうとすることができる。 【主体的に学習に取り組む態度】 4 本単元における評価規準 単元の評価規準 学習活動における評価規準と評価方法 つかむ・さぐる段階 深める段階 生かす段階 ・おくんちに携わる保 ・おくんちにはそれを支 ・地域の人と協働して、 ・学習を通して分かった 存会の人たちや地域 えようと努力している おくんちに携わる保存 ことや地域の人からの の人の思いや願いに 保存会の人の思いや願 会の人たちの思いや願 評価を結び付け、これ ついて理解し、それ いについて理解するこ いを発信する方法につ から自分の生活に生か を自分の生活に生か とができる。 いて理解することがで していこうとすること していこうとするこ きる。 ができる。 とができる。 ・ 保存会の人や地域 ・保存会の人たちとの体験 ・地域の人や友達と協働 ・地域の人や友達と協働 の人、友達と協働し を通して得た情報を、友 して、おくんちのよさ して活動を振り返り地 て、収集した情報を 達と整理・分析して保存 を発信する方法を、整 域の人の思いや願いと 整理・分析して、保 会の人たちのおくんちに 理・分析することがで いった生き方を、これ 存会の人たちの思い 対する思いや願いについ きる。 からの自分の生活と関 や願いにつて考える て考えることができる。 ・地域の人や友達と協働 連付けて考えて、表現 ことができたり保存 ・保存会の人たちと協働し して、目的や相手に応 することができる。 会の人たちの思いや て活動したことを振り返 じておくんちのよさを 願いを地域の人と協 り分かったことをそれら 伝えることができる。 働して効果的な方法 の人たちに共感や尊敬の を考えて発信したり 気持ちを抱きながらまと することができる。 めることができる。 ・保存会の人や友達 ・地域の人や友達と交流 ・地域の人や友達と交流 ・地域の人や友達と交流 し、 と協働して課題を し、振り返る中で、次 し、振り返る中で、次 振り返る中で、自らの課題 解決するために取 への課題を見つけよう への課題と見通しをも を見つけ、見通しをもって、 り組もうとするこ とする。 つことができる。 主体的に解決していこうと とができる。 ・地域の人や友達と協働 ・地域の人や友達と協働 する。 ・保存会の人たちや して、おくんちのよさ して、おくんちのよさ ・地域の人や友達と協働して 友達と協働して取り や地域の人の思いや願 を発信しすることで、 分かったことや感じたこと 組んだことを振り返 いに気付く。 地域の人や友達と協働 をまとめ、地域のためにで り地域のためにでき して活動するよさに きることを、考えることが ることを考えようと 気付く。 できる。 することができる。 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 む 態 度 思 考 力 ・ 判 断 力 ・ 表 現 力 個 別 の 知 識 ・ 技 能

(3)

5 単元計画(総授業数30時間+課外) 過程 主な学習活動と子供の意識の流れ 指導上の留意点 つ 1.これまでの総合的な学習の時間を振り返ったり、おく ○ 従来のおくんちに対する経験 んちに係る一部を体験したりして、学習課題をつかむ。 やイメージを想起させるために か おくんちの写真や動画を提示す (1) 3年生時の総合的な学習の時間で学習したことを想起 る。 む し、これまでの自分のおくんちにおける経験やイメー ・ ジを交流する。 ○ 従来のおくんちに対する経験 さ ・3年生の時、コスモスフェスティバルに参加して学習 やイメージをもって友達と交流 発表や、地域のお年寄りと交流して楽しかったね。 させるために、おくんちをキー ぐ ・北野町には、おくんちという有名なおまつりがあるこ ワードにウェビングマップを書 とは知っていたよ。 【知的な側面】 かせ、それをもとに交流させる。 る ・おくんちは、たくさんの人が集まったり、お店が出た ⑬ りしている、楽しいお祭りだね。 【情意的な側面】 ・「浦安の舞」の踊りをみて、いいなと思った。前から 参加(踊ってみたい)してみたいと思っていたよ。 (2) おくんちの由来や大名行列の概略について、保存会の ○ 保存会の人の話を、自分のこ 方から話を聞いたり、実際に大名行列に係る一部を体験 れまでのおくんちのイメージと したりする。 比較させながら聞くようにする。 【北野おくんち・大名行列】 ・おくんち:秋の収穫に対して、天満宮の神様に感謝す ○ 保存会の方と、話をしてもら るお祭り。約千年前から続いている。 う内容と体験させる内容を打合 ・大名行列:江戸時代に久留米藩主がおくんちを参拝す せしておく。 る際の行列が、今のモデルになった。 ・各行列:風流、奴、行司、御弊馬、神宝、おみこし (3) おくんちや大名行列について話を聞いたり、それに係 ○ これからの課題をつかませる る一部を体験したりしたことから、感じたり気付いたこ ことができるように、自分のこ と、疑問に思ったことを交流し、自分がもっと体験して れまでのおくんちに対する捉え みたいことを決める。 と保存会の人の話や体験したこ ・「浦安の舞」は、とってもきれいな踊りだから、自分 とを比較して考えさせるように も習って踊りたいな。 する。 ・「風流」はどんな人が、どんな風に演奏をするのかな。 見てみたいな。 ・大名行列で大変なことは、どんなことかな。 ・○○さんは、いつから練習してるのかな。 自分が興味をもったおくんちや大名行列について、体験 してみよう。 (4) 自分が体験したいことに応じて、対象・内容(体験し ○ 主体的に保存会の人と関わっ たいこと、聞いてみたいこと)の視点から体験カードを て活動に取り組むことができる 作成し、活動の見通しをもつ。 ようにするために「地域人材リ 【体験カード】「風流」の例 スト」を活用させ協働的な活動 対象:「風流」保存会の○○さん への具体的な見通しをもたせる。 内容:「風流」の踊り、太鼓の演奏、大変なことは何か、 ○ インタビュー内容を充実させ いつから教えているのかな。どうして、保存会に るために、質問 内容を整理し 入っているのかな。 たり、練習させたりしておく。 方法:「風流」を教えてくれる○○さんにインタビュー

(4)

(5) それぞれ(風流、浦安の舞、奴)を体験したり見通し ○ 体験やインタビュー中は、見 をもつ活動で書いた内容を基に、保存会の方などへイン 通しをもつ活動で示した視点を タビューしたりする。 基にメモを取らせていく。 ○○さん:風流 保存会の方と一緒に △△さん:奴(行列の中心) 体験したり、インタ □□さん:浦安の舞 ビューしたりする。 (6) 風流、浦安の舞、奴の体験で感じたことや保存会の方 ○ 体験したことやインタビュー にインタビューしたことをまとめて、発表する。 したことを想起しながら、まと 「体験して感じたこと」 めることができるようにするた ・間近で風流の演奏を聞いて迫力があった。 めに、体験した様子や取材の場 ・浦安の舞はとってもきれいな(美しい)舞だと感じました。 面を写真や動画で提示する。 ・浦安の舞は、とっても動きがゆっくりで難しかった。 ・奴は大きな声を出したり、道具を担いだりして大変だった。 「インタビューしたこと」(○○さんの例) ・○○さんは約30年も風流を教えていた。 ・○○さんは風流を演奏するのが楽しみと言っていた。 ・おくんちは子供の頃から、楽しみな祭りで自慢に思っ ていた。 ・みんな「おくんち」のことに興味をもって くれてとっても嬉しいな。よかったら、おく んち当日も見に来てくれたら嬉しいな。自分 たち以外の人にもインタビューしてもいいよ。 ・おくんち当日に、浦安の舞を見るのは楽しみだな。 ・○○さんや△△さんの他に、どんな人が関わっている のかな。 ・大名行列に参加している地域の人は、どんな思いで参 加してるか直接聞いてみたいな。 おくんちに参加して、もっとくわしく自分の知りたいこ とや聞きたいことを取材しに行こう。 2.これまでのおくんちに係る体験を基に、実際のおくん ち当日に大名行列や風流、浦安の舞に取り組んでいる地 域の人にインタビューして情報の収集を行う。 (1) おくんち当日に、大名行列や風流、浦安の舞に取り組 ○ インタビューを充実したもの んでいる地域の人やおくんちを見に来ている人にもイン にするために、取材したい内容 タビューする見通しをもつ。 を事前に書かせたカードを作成 ・インタビューカードを作成する。 させる。 インタビューカード(例) 誰に(対象):風流の演奏をする人 内容:どんな思いで、風流に取り組んでいるのか。 いつから取り組んでいるのか。 大変なことは、何か。 (2) 実際のおくんちにおいて、大名行列や風流、浦安の舞 ○ 担当学年や管理職等と協力し

(5)

に取り組んでいる人、おくんちを見に来ている人にイン て、おくんちに参加し、取材で タビューする。 (課外) きるようにする。 北野おくんちに 保存会や参加し 参加する。 ている地域の人 に取材する。 (3) これまで体験してきたことやおくんちを見学したこと ○ 体験したことやインタビュー を基に、他のグループに知らせたいことベスト3を決め したことを想起しながら、まと て、まとめる。 めることができるようにするた ・同じグループ内で、ベスト3カードをカテゴリー別に分 めに、体験した様子や取材の場 けて、ラベリングする。 面を写真や動画で提示する。 3.保存会の人たちとの体験やおくんち当日での取材で集 ○ 体験活動や取材してきたこと めた情報を整理・分析して、おくんちについて分かった から、おくんちのよさを捉える 本 ことやそれに対する自分たちの思い、保存会の人たちの ことができるようにするために、 思いについて捉える。 ① 付箋に前時までまとめたことを 時 【体験や取材から見いだした視点】 ・他地域のおくんちの紹介 書き出し、共通点ごとに内容を おくんち(風流など)の由来や歴史 ・GTから学習への取組を キーワードでまとめさせる。 ① おくんちへの満足感や期待感 評価してもらう 保存会の継承への思いや願い ○ 自分たちが明らかにした、お くんちのよさを実感させるため ・私たちの校区にある「北野おくんち」は、他の地域の に、保存会の人から他地域のお おくんちとちがって、風流や浦安の舞、大名行列があ くんちの違いを紹介してもらう。 るところが、いいところだね。 ・見に来ている人も、そのことをとても楽しみにしてい たよ。 ・このおくんちを、ずっと受けついでいきたいという保 存会の人の思いや願いもわかったよ。 4.これまでの活動を振り返って分かったことをまとめて 保存会の人に発表し、保存会の方から自分たちの取組を 評価してもらって、次時への見通しや課題をもつ。 (1) これまでの学習で明らかにした、保存会の人の思いや ○ おくんちのよさである保存会 願いと、保存会の人のおくんちへの取組を関連付けて、 の人への思いを実感させるため 分かったことや感じたことをまとめる。 に、保存会の人たちの継承への 【これまでの学習で明らかになったこと 【保存会の人の取組】 取組が分かる資料を提示する。 「保存会の人の思いや願い」 ・従来は曜日に関係なく10月15日がおくん ・おくんちを大切に思い ちの日。それを10月の第3日曜日に変更 今後も受け継いでいき ・各自治会が保存会を立ち上げた。 たいと願いっている。 ・若い人に踊りなどを継承している。 ○ 保存会の人と協働して取り組 んだことで分かったことや感じ ・おくんちは、お店が出る楽しいお祭りと思っていた。 たことを視点を盛り込んだ振り けど、保存会の人と一緒に体験したり、インタビュー 返りシートを活用する。 したりして、風流のことや楽しさが分かりました。 また、このおくんちを大切にして、受け継ごうとする 保存会の人の取組や思いや願いが分かりました。 ・北野おくんちにしかない、大名行列があることは、と てもいいなと思いました。 ・おくんちを大切に思い、昔から大事に受け継がれたこ

(6)

とを守ろうとする保存会の人ってすごいな思ったよ。 (2) これまでの学習を振り返ってまとめたことを、保存 ○ これまでの学習への有用感や 会の○○さんに発表し評価をもらい、学習への有用感を 今後の学習への課題と見通しを もつ。また、○○さんの悩みから次の課題をつかむ。 もつことができるようにするた めに、保存会の方から、これま こ れ ま で 学 習 を 保存 会の方 によ での評価と困っていることを話 振 り 返 り 分 か っ る学習への評価 してもらうようにする。 たことを発表 ・今まで気付かなかったおくんちのことを、たくさん知 ることができたよ。これを、学校の他の学年のみんな や家族に教えてあげたいと思いっていたところです。 ・保存会の脇田さんも、もっとおくんちのことを、他の 人に知ってほしいと言っていたよ。 【伝えたい自分たちの思い】 【保存会の人の思い】 ・おくんちってすばらしい ・もっと多くの人におくんちを… ・これまで学習して、分かったおくんちのことを、地域 の人に伝えていきたいな。 深 5.これまでの学習を基に、おくんちをPRしようとする課 題と見通しをもつ。 め (1) 従来のおくんちの宣伝内容(看板やホームページ) ○ おくんちをどうやって伝えい を見たり、3年生までの学習を想起したりして、伝えよ ていけばよいか、見通しをもつ る うとする相手、内容、方法についての見通しをもつ。 ことができるようにするために、 ⑬ 【見通しをもつ活動】 地域人材リストを活用させ、産 ・おくんちの看板やホームページには、日時と場所につ 業振興課が発行する『コスモス いてしか書いてなかったよ。 通信』に着目させていく。 ・地域人材リストにある、産業振興課が発行している『コ スモス通信』って使えそうじゃない。 北野町の広報誌である『コスモス通信』をつかって、お くんちのことを、地域の人に伝えよう。 (2) 産業振興課の方から、『コスモス通信』の概要を聞き、 ○ 自分たちの広報誌『子供コス 『コスモス通信』を活用する上での条件等を捉える。 モス新聞』を使ってPRしていこ とする見通しと意欲をもつこと コスモス通信:条件 ・コスモス通信は使えると ができるようにするために、実 発行日:月2回(1日・15日) 思ったけど、これれだけ 際の『コスモス通信』の紙面や 紙面:A4両面のある一部 ・ のスペースで足りるかな 使用できる内容、スペース(条 件等)を振興課の方から説明し ・それなら、自分たちでコスモス通信を作っておくんち てもらう。 のことを伝えていくといいんじゃないかな ・産業振興課の方に教えてもらいながら、自分たちの『子 供コスモス通信』を作ろう。 6.見通しを基に、『子供コスモス通信』に掲載する内容 ○ 『子供コスモス通信』の内容 構成について友達や産業振興課の方と協働して整理・分 構成を考えることができるよう

(7)

析して考えていく。 にするために、目的意識、相手 ・写真は入れたいな 【アドバイス】 意識の視点を思考ツールを使っ ・自分たちが体験したこと ・写真は有効 て整理させていく。 も入れてみよう ・ 具 体 的 な 体 験 ・保存会の人の思いも入れ 内容も入れるとよい ないといけないよ ・箇条書きなどの工夫を 子供コスモス通信(おくんち特別号)内容構成 内容(行列等) 具体的な体験から感じたこと 保存会の人の思い 分かりやすさ 写真を使用、箇条書きで書くように 7.前時に考えた内容構成を基に『子供コスモス通信』を ○ 産業振興課の方にアドバイス グループの友達や産業振興課の方と協働して作成する。 をもらえるように、制作する場 に、ブースを設けて、いつでも ・写真は1~2枚ぐらいがいいよ。 聞けるようにする。 ・タイトルや小見出しを付けると、読みやす ○ 内容を充実させるために、保 くなるよ。 存会の方にもチェックしてもら ・伝えたい内容を最初に書くと伝わりやすい いながら修正を行えるようにす る。 (1) それぞれのグループで作成したものを冊子にして、 『子供コスモス通信』を完成する。 8.完成した『子供コスモス通信』を、どこで配布すれば ○ 『子供コスモス通信』を配布 よいか友達と交流したり、産業振興課の方からのアドバ する場所を考えることができる イスをもったりして考える。 ようにするために、たくさんの ・地域の人がたくさん集 ・お店などで配布 人が集まる場所、自分たちが行 まる場所がいいよ。 するときは、許 ける範囲の視点を思考ツールを ・駅とか公民館がいいよ。 可が必要です。 使って整理・分析し考えさせる。 ・お店にも人は来るから ・公民館や総合支所なら、配 いいんじゃない 布のお手伝いはできます 子供コスモス通信の配布場所 ・北野小学校、北野総合支所、コスモスマイル、公民館 他地区の総合支所…公共施設等 (2) 完成した『子供コスモス通信』を、前時に考えた配 ○ 配布先の施設等には事前に連 布場所で置いてもらうためにお願いに行ったり、そこで 絡しておくようにする。 本 9.子供コスモス通信を読んでもらった地域の人からの声 ○ 学習への有用感や今後への期 や手紙を基に、自分たちの取組をふり返ったり、GTから 待を感じ取らせることができる 時 の評価を交流したりして、自分たちの学習の価値につい ようにするために、地域の人か て捉える。 らの手紙やメールの内容を「分 ② 【友達との交流】 【GTからの話】 かってもらったこと」「感じたこ ・取組に感謝されたよ。 ・おくんちはもちろん、それ以外の行事 と」「今後への期待」の視点で振 ・これからの期待もあるよ。 でも町づくりに関わっているよ。 り返らせる。 ・北野町には、おくんちなどの行事を通して町を盛り上 ○ 地域の一員としての自覚を意 げようとする地域の人たちがいる。 識させ、これからの北野町をよ ・自分たは、その一部に関わることができて、嬉しいな。 くしていくためにできることを

(8)

・地域の人からの期待もあるし、他に北野町のためにで 考えていこうとすることができ きることはないかな。 るようにするために、振り返り から見出した地域の人の期待の わけを、GTとの交流の中で価値 付けてもらう。 生 10.これまでの学習の取組を振り返り、今後の自己の生き 方と地域との関わり方について、友達と交流して考える。○ 地域への自己の関わり方を考 か えていくことができるようにす す ・来年おくんちに参加したい。 【地域の人との学びを振り返って】 るために、これまでの学習の様 ④ ・北野町のいいところを探していきたいな。 子の写真や動画を基に振り返ら ・5、6年生になってもう一度フェステ せる。 ィバルに関わりたいな。 ・おくんちの学習を通して、地域の人からいろんなことを教えて もらってきた。今度は、その学びを生かしてもっと北野町のい いところを見つけて、広めていきたいな。 (1) これまで学習に関わってもらった地域の方(保存会 の方や産業振興課の方)に、これからの自己の生き方を 中心に述べた手紙を書く。 (2) これまでの学習を振り返り、他にも北野町のいいと ○ 次年度の学習の見通しをもつ ことはないか「人・もの・こと」の視点から友達と交流 ために、学習内容の一部を提示 し、次学年のコスモスタイムの学習の見通しをもつ。 する。

(9)

6 本時①の展開 主眼 ○ おくんちに係る体験や取材をしてまとめてきたことを、グループごとに発表する活動を通して 歴史、由来、保存会の存在といったことが、おくんちの特徴であることを捉えることができる。 ○ 各グループで発表したことから、共通点ごとに内容をキーワードでまとめたり、GTからの助言 や他地域のおくんちとの比較をしたりする活動から、おくんんちの特徴を考えることができる。 準備 学習ノート、前時までに発表用にまとめたホワイトボード、他地域のおくんちが分かる資料 主な学習活動と子供の意識の流れ 指導上の留意点 1.前時までに、グループ(風流、浦安の舞、大名行列)ごと ○ 本時のめあてをつかませるた に体験したり、おくんちを取材してきたりしてまとめたこと めに、前時まで行ってきた体験 を振り返り、本時のめあてを確認する。 や取材活動を想起させたり、取 【体験や取材をしてのまとめ】 ・みんなそれぞれに体験し 材してまとめた感想を紹介した ・昔から受け継がれてきた てきたことを、聞いてみ りする。 ・ずっと練習しているなど たいな。 各グループで体験したり取材したりしてまとめたことを、み んなに発表しよう。 2.前時までに付箋に書いておいた内容を、グループごとに全 ○ それぞれのグループからの発 体に発表する。 表から、おくんちの特徴を考え ることができるようにするため に、他のグループの発表を、自 分たちと共通する視点をもって 聞いたり、質問したりすること ができる場面を設定する。 3.各グループが発表したことを基に、それぞれに共通する部 ○ おくんちの特徴を捉えること 分について考え、GTからの評価や他地域のおくんちについて ができるようにするために、各 分かる資料を比較して、北野おくんちの特徴を捉える。 グループの一部分を例に挙げな (1) 各グループの発表からそれぞれに共通する内容を考える。 がら共通点でラベリングしてま 昔から伝わる 演奏や演舞に願いがある 保存会の人がいる とめていけるようにする。 (2) 全体で交流して明らかにした共通点に対して、GTから評価 ○ 自分たちで見出したおくんち してもらったり、他地域のおくんちと比較したりして考えて、 の特徴を実感させるために、GT おくんちの特徴を捉える。 からの評価を提示する。 各グループの共通点 GTからの評価・他地域のおくんち また、北野おくんちの特徴を 捉えることができるようにする ・北野のおくんちにしか、行列や風流、浦安の舞はないんだね。 ために、他地域のおくんちが分 ・風流などの演奏や演舞には、願いが込められていることが分かった。 かる資料を提示し比較する。 ・それぞれに保存会の人が大切にしていることが分かったよ。 北野おくんちには、それぞれに「願い」「歴史」があり「保存 会の人」が大切にしている。 大名行列グループ 浦安の舞グループ 風流グループ

(10)

7 本時②の展開 主眼 ○ 地域の人からの評価を友達と交流する活動を通して自分たちの取組が北野町の発展に関わった ことが分かりそこから北野町に住む一人としてできることを考えていこうとすることができる。 ○ 地域の人から評価を、これからの期待といった視点で友達と交流活動をしたりGTからの話を聞 いたりして、地域の発展のために関わっていこうとする有用感を感じることができる。 準備 学習ノート、子供コスモス通信を読んだ人からの感想、GTからのメール 主な学習活動と子供の意識の流れ 指導上の留意点 1.これまでの学習を振り返ったり、自分たちのコスモス通信 ○ 本時のめあてをつかむことが を読んでもらった地域の人からのメールや手紙を紹介したり できるようにするために、これ して、本時のめあてをつかむ。 までの学習を想起したり、地域 【これまでの取組】 【地域の人から】 の人からのメールや手紙を紹介 ・子供コスモス通信を使っておくん ・子供コスモス通信を読ん したりする。 ちのことを伝えることができた。 だ人からのメールや手紙 ・自分たちのコスモス通信を読んでくれて嬉しいな。どんな風に感 じてくれたのか楽しみだな。メールや手紙の内容が気になるな。 子供コスモス通信を読んでもらった地域の人からの手紙を読 んで、自分が思ったことを交流しよう。 2.地域の人からの自分たちへの取組への評価(手紙、メール、 ○ 学習への有用感や今後への期 声など)を読み、その内容について振り返りまとめて友達と 待を感じ取らせることができる 交流する。 ようにするために、地域の人か ○ 地域の人からの評価してもらった内容を、自分たちの取 らの手紙やメールの内容を「分 組から「分かってもらったこと」「そのことから感じたこと」 かってもらったこと」「感じた 「今後への期待」の視点で振り返り、まとめる。 こと」「今後への期待」の視点 分かってもらったこと 今後への期待 感じたこと で振り返らせる。 ・保存会の取組や思い、願 ・他にも北野町のいいところ ・自分たちの取組で地域の人に いを分かってくれた を教えてほしい 感謝されて嬉しいな。 ○ 振り返りの内容を基に、友達と交流したり、GTの話を聞 ○ 地域の一員としての自覚を意 いたりして考えて、自分たちのこれまでの取組の価値につ 識させ、これからの北野町をよ いて捉える。 くしていくためにできることを 【友達との交流】 【保存会・産業振興課】 考えていこうとすることができ ・地域の人たちは、自分に今後の北 ・おくんちやそれ以外の行事を通して、 るようにするために、振り返り 野町づくりに期待をしているよ。 北野町をよくしていきたい。 から見出した地域の人の期待の わけを、GTとの交流の中で価値 ・北野町には、おくんちなど行事を通して町をよくしていこ 付けてもらう。 うとする地域の人たちがいる。自分たちは、その一部に関 わることができ、さらに今後を期待されているよ。 3.友達やGTとの交流から明らかにした自分たちの取組への価 値や地域の人からの今後への期待を基に、これから北野町に 住む一人としてできるようなことの見通しをまとめる。 これまでの自分たちの取組は、よりよい北野町づくりに関わっていた。そし ○ 今後、北野町をよりよくしてい て、これからの自分たちの活動に地域の人たちも期待している。 くために自分ができることを考え ていくことができるようにするた 4.本時の学習を振り返り、これからの北野町における自分の めに、これまで関わった地域の人 関わり方についての見通しをもつ。 からの学びを想起させる。 ・これまで関わってきた地域の方との学びを生かして、これ から北野町のいいろことを見つけていきたいな。

参照

関連したドキュメント

のようにすべきだと考えていますか。 やっと開通します。長野、太田地区方面  

自分は超能力を持っていて他人の行動を左右で きると信じている。そして、例えば、たまたま

このような情念の側面を取り扱わないことには それなりの理由がある。しかし、リードもまた

どんな分野の学習もつまずく時期がある。うちの

町の中心にある「田中 さん家」は、自分の家 のように、料理をした り、畑を作ったり、時 にはのんびり寝てみた

子どもたちが自由に遊ぶことのでき るエリア。UNOICHIを通して、大人 だけでなく子どもにも宇野港の魅力

C :はい。榎本先生、てるちゃんって実践神学を教えていたんだけど、授

役務分野への事業展開を想定するようであった。すなわち、当該商標を使用