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日本太鼓を演奏しよう

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Academic year: 2021

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音楽科 学習指導案

授業者 尾道特別支援学校 T1 教諭 室井 菜穂子 T2 教諭 山本 將二朗 1 日 時 平成 29 年9月 21 日(木) 第3校時(10:55~11:45) 2 部門・学部・学年 知的障害部門 高等部 第2学年2組(男子5名,女子1名) 3 場 所 音楽室 4 題材名 「日本太鼓を演奏しよう」 5 題材設定の理由 ○生徒観 本学級は,男子生徒5名,女子生徒1名の計6名の単一障害学級である。個々の障害は,知的障害, 広汎性発達障害,知的障害を伴う自閉症等,様々である。課題や指示に対しては,イメージしやすい 具体的な課題の設定,視覚的な提示,モデリング及び同じ課題の繰り返しにより,見通しを持ち主体 的に活動できる。 これまで音楽科では,歌唱活動,楽器演奏,身体活動及び鑑賞の4つの柱で学習に取り組んできた。 どの生徒も活動に興味を持って取り組めている。しかし,他者の前で表現することについて,自信が 持てず,歌唱では声が小さかったり,身体表現では体の動きが小さかったりする様子が見られていた。 昨年度の文化祭では,楽器演奏と身体表現を組み合わせた演目の発表を行った。和太鼓の演奏や,ソ ーラン節の踊りで構成されたものであり,繰り返しの練習に全員が取り組み,当日のステージを成功 させることができた。他者からの評価を多く受け,自信につながった生徒もいる。 楽器演奏について,5名の生徒は,指導者の示したリズムを同じように一人で演奏することが可能 である。そのうちの2名は合奏になると,他者と同じテンポやリズムに合わせることが難しい。1名 の生徒はリズムを同じように一人で演奏することが難しく,自分なりのテンポで演奏してしまう実態 がある。また,楽器の準備をする際に,4名の生徒は自主的に動く様子があるが,2名の生徒は授業 者の言葉掛けが必要なことがある。 ○題材観 本題材は,特別支援学校高等部学習指導要領の知的障害者である生徒に対する教育を行う特別支援 学校における音楽科の内容,1段階(3)「打楽器や旋律楽器などに親しみ,その演奏の仕方に慣れ, 気持ちを込めて合奏や独奏をする。」をふまえて設定したものである。 和太鼓は,生徒自身の動きが直接音に反映されやすい楽器である。様々な実態がある生徒にとって も音を表現しやすい。体を大きく使って音を出す経験を繰り返すことによって,リズムやテンポを他 者と合わせやすくなり,強弱を意識しやすくなる。また,気持ちや体が解放され表現することへの意 欲が高まることが期待できる。 また,11月に行われる文化祭では,太鼓演奏や身体活動での演目を予定しており,これを具体的な 目標として設定することで意欲を持って本活動に参加することができると考えた。 ○指導観 指導においては,次のことに留意する。 (1)生徒が表現する意欲や興味を持って活動できるよう,課題の提示及び評価の工夫を行う。「○ ○ができたら合格!」といった具体的な言葉やイラストを使って授業の最初に課題内容を生徒 に知らせる。その課題に対して他者からの評価を受ける場面を設定する。 (2)課題に向けて主体的な行動を促したり,解決策を考えさせたりすることができるよう,活動 の始めに前時の振り返りを行い,既習事項を確認させる。 (3)主体的な学びを促すことができるよう,授業の流れを視覚的に提示し,見通しが持てるよう にする。また,どの活動を行っているのかが意識できるように,次に行う活動内容を復唱させ てから活動に移らせる。 (4)「他者を意識する」活動ができるよう,見本を見せる時には,音やリズムを聴かせるだけでな く,生徒の意識が授業者に向いてから体の動きを大きく見せるようにする。また,楽器準備の

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時には,ペアを組ませるようにし,協力して行うことができるようにさせる。 6 題材の目標 ○打楽器の様々な演奏方法を知り,自分で工夫して演奏することができる。 ○他者と音や動きを合わせて演奏することができる。 7 題材計画 (全 5.5 時間 本時 4.5/5.5 時間)(別紙参照) 次 時間 学習活動 (課題発見・解決学習) 評価規準 1 1.5 既習事項の確認(情報の収集) 提示されたリズムを模倣している。 2 1.5 リズム演奏(課題の設定) 決められたリズムで演奏している。 1(本時) リズム練習(整理・分析) 強弱を付けて音を表現している。 3 1.5 発表(実行)(振り返り) 表現を工夫し,実践している。 8 本時の目標 (1)全体の目標 ○強弱を付けて演奏し,他者評価で合格点をもらうことができる。 (※合格点とは,他者からの○評価を6名中4名以上とする。) (2)個別の目標(別紙参照) 9 準備物 太鼓,ミニホワイトボード(他者評価用),PC,プロジェクター,練習場所を示す名前・楽器カード, タブレット端末 【ミニホワイトボード記入例】 10 学習過程(別紙参照) 11 教室内配置図 [授業の最初と最後] [太鼓演奏時] 前 前 12 主要参考文献 ○平成29年度 広島県教育資料 ○文部科学省(平成21年)「特別支援学校学習指導要領解説 総則等編 (高等部)」海文堂出版 PC・プロジェクター A B C D E F 評価者名 ( ○○○○ ) アドバイス (例)強い音はもっと 腕をあげたほうがよか った。 PC・プロジェクター A F B C D E

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8 本時の目標 (2)個別の目標 生徒 これまでの様子 現在の課題点 (内容表の段階) 手立て 目標(評価基準) A 【学習の程度】 ○太鼓をたたくことへの興味・関心が強い。 ○打楽器演奏では,授業者が提示したリズムを同じように一人で演 奏することが難しく,自分のテンポで演奏してしまう。 【活動の様子】 ○簡単な単語のやり取りは理解することができる。イラストなどの 視覚的な支援を提示することで,より深く活動内容を理解すること ができる。 「器楽」 2段階(3)4 視 ○ Ⅰ:T2の言葉掛けや体の動きによる合図を見て,強い音と 弱い音を表現することができる。 Ⅱ:T1の体の動きによる合図を見て,強い音と弱い音を表 現することができる。 言 ○ モ ○ 身 B 【学習の程度】 ○打楽器演奏では,授業者が提示したリズムを同じように演奏する ことができる。 【活動の様子】 ○「難しい。」と感じると,消極的な発言が増えるが,活動に対して は課題を解決しようと取り組むことができる。 「器楽」 6段階(3)4 視 ○ Ⅰ:提示されたリズムを,決められたテンポで正しく演奏し, 強弱を付けて表現することができる。 Ⅱ:提示されたリズムやテンポの中で強弱を付けて表現し, 2名以上の他者と最後の音を合わせて演奏することができ る。 言 ○ モ 身 C 【学習の程度】 ○打楽器演奏では,2種類程度のリズムを組み合わせた演奏におい て,授業者が提示したリズムを同じように演奏することができる。 【活動の様子】 ○「難しい。」と感じると,活動に対して消極的な態度になる。 ○自分の意見を発表することに苦手意識があり,他者に頼る様子が ある。 「器楽」 5段階(3)4 視 ○ Ⅰ:提示されたリズムを,自分のテンポで正しく演奏し,強 弱を付けて表現することができる。 Ⅱ:提示されたリズムを,決められたテンポで正しく演奏し, 強弱を付けて表現することができる。 言 ○ モ 身 D 【学習の程度】 ○打楽器演奏では,授業者が示すテンポに合わせて,4分音符で演 奏することができる。 ○体の動きのイメージが持ちにくく,他者と合わせて演奏すること が難しい。 【活動の様子】 ○特に視覚的な支援が効果的である。 ○繰り返しの学習により,見通しが持てると,積極的に活動に参加 できる。 「器楽」 3段階(3)4 視 ○ Ⅰ:授業者の言葉掛けや体の動きによる合図に合わせて,強 弱を音で表現することができる。 Ⅱ:視覚的な合図を見て,強弱を音で表現することができる。 言 ○ モ ○ 身 E 【学習の程度】 ○打楽器演奏には意欲的に取り組むことができる。 ○打楽器演奏では,授業者が提示したリズムと同じように演奏する ことができる。 「器楽」 6段階(3)4 視 ○ Ⅰ:提示されたリズムを,決められたテンポで正しく演奏し, 強弱を付けて表現することができる。 Ⅱ:提示されたリズムやテンポの中で強弱を付けて表現し, 言 ○ モ

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【活動の様子】 ○活動に興味・関心が持てないと,他者が気になり,私語が多くな ることがある。 身 2名以上の他者と最後の音を合わせて演奏することができ る。 F 【学習の程度】 ○打楽器演奏では,2種類程度のリズムを組み合わせた演奏におい て,授業者が提示したリズムと同じように演奏することができる。 【活動の様子】 ○日常生活でも,他者を意識した発言や行動が見られる。どの活動 も積極的に参加することができる。 「器楽」 4段階(3)4 視 ○ Ⅰ:授業者の言葉掛けや体の動きによる合図に合わせて,強 弱を音で表現することができる。 Ⅱ:視覚的な合図を見て,強弱を音で表現することができる。 言 ○ モ 身 ※視:視覚支援,言:言葉掛け,モ:モデリング・指さし・ジェスチャー,身:身体的補助 ※評価基準 Ⅰ:本時で目指す達成段階 Ⅱ:次に目指す達成段階

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10 学習過程 学習活動 指導上の留意事項(□課題 ○支援 ☆評価) A B C D E F 全体における留意点 1 あいさつをする。 (1分) 2 本時の内容を知る。 (4分) 3 リズム活動をする。 (5分) 4 楽器の準備をする。 (2分) 5 太鼓演奏をする。 ①練習(20 分) (課題の設定) (整理・分析) ②発表(10 分) (表現) ○正しい姿勢をす るよう,言葉掛けを する。(T2) ○他者とペアにな りにくい時は,一緒 に動く。(T2) ○体を大きく見せ ながら合図を示す。 リズムのタイミン グを見て言葉掛け をする。(T2) ○必要であれば,ペ アの生徒を意識す るよう言葉掛けを する。(T2) ○リズムを視覚的 に提示する。(T1) ○必要であれば,ペ アの生徒を意識す るよう言葉掛けを する。(T2) ○リズムを視覚的 に提示する。(T1) ○他者とペアにな りにくい時は,言葉 掛けをして動きを 促す。(T1) ○体を大きく見せ ながら合図を示す。 リズムのタイミン グを見て言葉掛け をする。(T1) ○色々な生徒とペ アになるように促 す。 (T1) ○必要であれば,ペ アの生徒を意識す るよう言葉掛けを する。(T1) ○リズムを視覚的 に提示する。(T1) ○リズムを視覚的 に提示する。(T1) ○あいさつや話を聞く姿勢を 整えるよう,言葉掛けをする。 ○活動内容,目標を生徒に読 ませることで,見通しを持た せる。復唱させて次の活動に 移る。 ○色々な生徒とペアになるよ う促す。(T1)(T2) ○準備をする位置や練習場所 を視覚的に示す。 ○ペア活動を設定し,他者と 協力して準備ができるように する。 ○練習前に①個々の目標②発 表時の合格点(○を6名中4 個以上もらったら合格)につ いて説明し,課題意識を持た せる。 ○毎回同じ掛け声(「かま え。」)を使い,演奏の最初を 意識させる。 ○客観的な評価を行うため, 外部からの教師に評価をして もらう場面を設定する。ホワ イトボードに記入してもら い,生徒が視覚的に確認でき るようにする。 T2 の言葉掛けや 体の動きによる 合図を見て,強 い音と弱い音を 表現する。 提示されたリズ ムを,決められ たテンポで正し く演奏し,強弱 を付けて表現す る。 提示されたリ ズムを,自分の テンポで正し く演奏し,強弱 を付けて表現 する。 授業者の言葉掛 けや体の動きに よる合図に合わ せて,強弱を音 で表現する。 提示されたリズ ムを,決められ たテンポで正し く演奏し,強弱 を付けて表現す る。 授業者の言葉掛 けや体の動きに よる合図に合わ せて,強弱を音 で表現する。

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6 評価の振り返りをす る。 (5分) (振り返り) 7 片付けをする。 (2分) 8 あいさつをする。 (1分) ☆T2 の言葉掛けや 体の動きによる合 図を見て,強い音と 弱い音を表現する ことができたか。 ○正しい姿勢をす るよう,言葉掛けを する。(T2) ☆提示されたリズ ムを,決められたテ ンポで正しく演奏 し,強弱を付けて表 現することができ たか。 ○必要であれば,ペ アの生徒を意識す るよう言葉掛けを する。(T1) ☆提示されたリズ ムを,自分のテンポ で正しく演奏し,強 弱を付けて表現す ることができたか。 ○アドバイスを,よ り具体的に説明を する。(T1) ○必要であれば,ペ アの生徒を意識す るよう言葉掛けを する。(T2) ☆授業者の言葉掛 けや体の動きによ る合図に合わせて, 強弱を音で表現す ることができたか。 ○アドバイスを,よ り具体的に説明を する。(T1) ☆提示されたリズ ムを,決められたテ ンポで正しく演奏 し,強弱を付けて表 現することができ たか。 ☆授業者の言葉掛 けや体の動きによ る合図に合わせて, 強弱を音で表現す ることができたか。 ○音がピタッと合うことによ る達成感が持てるように,B CEの生徒で演奏する場面を 設定する。 ○アドバイスを具体的な動き に置き換えて説明する。 ○アドバイスを聞いた後に, 全体で演奏する時間を設定 し,次の学習につなげられる ようにする。 ○ペア活動を設定し,他者と 協力して片付けができるよう にする。 ○あいさつや話を聞く姿勢を 整えるよう,言葉掛けをする。

参照

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