第1学年国語科学習指導案
1 単元名 ことばって、おもしろいな「ものの名まえ」「おみせやさんごっこをしよう」 2 指導観 ○児童観 本学級の児童は、「みんなにしらせたいこと」で、夏休みに経験したことを、話の順序を考え ながら友達に分かるように話したり、大事なことを落とさないで興味を持って聞いたりすること を学習してきた。またこの学習では「初め・中・終わり」の組み立てを考え、「です・ます」を 使って話す経験もした。これらの力の定着を図るために、朝のスピーチや学級集会での発表の際 に、話すことの組み立てを考えたり、聞き手を意識して話したりする経験をしてきている。 また聞くことについても、話の「中」の部分に大事なことが話されることが分かり、これを落 とさずに聞こうとするようになっている。児童はこのような活動を喜んで行っており、特に話し 手になることを楽しみにしている。しかし、スピーチの内容を的確に聞き取ることができずに質 問が話題からずれたり、自分の思い込みで誤った理解をしたりする児童も多い。話す内容につい ても大事なことが抜けていたり、言葉の使い方が誤ったりしてうまく伝わらない場合も見られ、 相手に応じて話したり聞いたり、受け答えしたりする力はまだ十分とは言えない。 ○単元観 本単元は、「ものの名まえ」と「おみせや さんごっこをしよう」の二教材によって物の 名前の関係に興味を持たせ、お店屋さんごっ こを楽しみながら上位語・下位語についての 理解を深めさせることが目標である。具体的 な例によって一つの物の名前と全体を表す総 称があることに気づかせ、様々なお店屋さん で確認させる。 「おみせやさんごっこをしよう」では、準 備として平仮名や片仮名を適切に使ってカー ドを書いたり、簡単な組み立てを考えて効果 的なちらしを書いたりする学習を行う。ここ では、「おみせやさんごっこ」という楽しい 遊びの学習を「書くこと」の目的として意識 させ、子どもにより主体的な活動を展開させ ることができる。 また、お店屋さんごっこでは「話す・聞く」 のロールプレイを取り入れることで、その場 の状況に応じて表現を工夫させ、尋ねたり応 答したりするという言語活動を活発に行わせ ることができる。相手の問いかけに応じて話 したり、相手の気持ちを推し量りながら聞い たりさせ、売り手と買い手という立場によっ て話す話題や聞き取る内容を変える必要のあ る本単元は、児童に多様な言語活動を行わせ ることができる。 この活動では、お店屋さんとお客さんが相 互にお金と品物を交換する売買の状況を経験 させることで、丁寧な対応の大切さやお金の 大事さにも気付かせることができる。 ○方法観 本 単元 の 指 導 に 当た っ て は子 ど も が 興味 を 持って主体的に話す・聞く活動を展開し、言葉 の概念についての理解を深めていくことができ るよう目的を明確にした活動を行わせたい。 「つかむ」段階では、保育園のときに経験し たゲーム屋さんを思い出させ、どうしたらうま く買い物ができるかという問題意識を持たせ学 習意欲を喚起する。また、上位語・下位語の学習 を生かして楽しんで活動ができるようにしたい。 「深める」段階では、「おみせやさん」を開く 準備をさせる。まず、物の売買の様子のCDを聞 かせ「おみせやさんごっこ」のイメージをつかま せる。次に、グループ毎に自分達のお店で売る品 物の名前と絵をカードに書いて商品の準備をし たり、値札、お金、看板等も準備したりする。こ こでの書く活動は、大事な事を落とさずに書くこ とを中心に行わせ、お客さんが、買いたくなるよ うなちらし作りについて考えさせたい。 「あらわす」段階では、お店の人がどのような 話し方をしているかCDを聞かせ、二人組でお店 の人とお客に分かれ、ロールプレイで上手な話し 方や聞き方について試行を繰り返し行わせ、より よい言語活動に高めていきたい。 「いかす」段階では、グループ毎に「おみせや さんごっこ」をさせる。お店屋さんになったとき には品物についてうまく説明したり、尋ねられた ことにきちんと受け答えをしたりできるように させたい。またお客さんになった時は、欲しい品 物について質問させたり、必要な個数や金額等を 確かめさせたりさせる。3 金融教育の視点 「お店やさんごっこ」の客や店の人になって売り買いの活動をすることは、実生活での言語 による多様な「話す・聞く」活動を促し、人間関係を円滑にすることにつながる。また、売り 買いは、品物とそれに相当するお金の交換によって成り立つことにも気づかせ、お金を大切に しようとする気持ちをもたせることができる。 4 目標 ○ものの名前の関係(上位語・下位語)に興味をもつ。 ○お店のちらしを書いたり、客や店の人の役に分かれてやり取りしたりして、「おみせやさんご っこ」を楽しみながら、上位語・下位語についての理解を深める。 5 単元の評価規準 話すこと・聞くこと 書くこと 読むこと ・身近な事柄について、話題 に沿って話し合うことがで きる。 ・相手や目的を考えながら、書 くことができる。 ・書こうとする題材に必要な事 柄を集めることができる。 ・時間的な順序、事柄の順序 などを考えながら内容の大 体を読むことができる。 6 単元の指導計画と評価計画(12時間) 学習活動 教師の支援と評価 つ か む ③ 1 知 っ て い る お 店 に つ い て 発 表 し 、 上 位 語、下位語について話し合う。 ・教科書を読み、何屋さんか考える。 2 物には、上位語・下位語があることを知 る。 3 お 店 屋 さ ん と そ こ で 売 ら れ て い る 品 物 をもとに上位・下位の概念をとらえる。 ・お店で売っている物の名前を出し合う。 ・それぞれ上位概念・下位概念を確かめる。 ○日常生活での買い物をした体験や「子ども 祭り」でのお店屋さんを思い出させる。 ○ 児 童 か ら あ が っ た お 店 と 売 っ て い る 品 物 を提示して、次時学習の意識付けする。 ○ ひ と ま と め の 名 前 と 個 々 の 名 前 と の 関 係 を図や表で示し、上位・下位を理解させる。 ○ 児 童 か ら あ が っ た お 店 と 売 っ て い る 品 物 を掲示して次時の学習に役立てる。 ○ひとまとめにした名前と個々の名前との関 係を図や表で示して、視覚的に上位・下位概 念を理解させる。 ふ か め る ⑤ 4 CDを聞き、「おみせやさんごっこ」の イメージをつかんで、必要なものについて 考える。 5 自 分 た ち が や っ て み た い お 店 に つ い て 話し合い、売る商品や値段等を決める。 ○品物を書いたカード、ちらし、値札、お金、 看板など必要なものを出させる。 ○実際のちらしを持ってこさせるように、働 きかける。 ○ワークシートを使って、話し合ったことを 整理させる。 宣伝のちらしに必要なことを集めることが できる。 (書くこと) 評価規準 「もののなまえ」を読み、内容の大体が分 かる。 (読むこと) 評価規準
6 お 店 で 売 る 品 物 の 名 前 と 絵 を カ ー ド に 書いたり、値札やお金、お店の看板などを 作ったりする。 7 教 科 書 の ち ら し の 例 を 見 て そ の 工 夫 を 知り、グループでどんなチラシを作るか話 し合う。 8 ち ら し に 必 要 な 内 容 や 構 成 に つ い て 考 え丁寧に作る。 ○お店の名前・品物の名前・値段・品物の説 明・客を引きつける言葉等を工夫させる。 ○お客さんに来てもらうにはどうすればよい かを考えさせる。 あ ら わ す ② 9 客 や 店 の 人 が ど の よ う な 話 し 方 を し て いるのかに気をつけてCDを聞き、店で耳 に し た り 聞 い た り す る 言 葉 の 意 味 や ど ん な風に使うかなどを話し合う。 10 客と店の人の役に分かれ、売り買いの練 習をし、上手な話し方や聞き方について話 し合う。 ○上手な話し方・聞き方についての意見をま とめ、教室内に展示し活用させる。 ○お客は、自分の欲しい品物の名前や数がは っきり分かるように話す。 ○店の人は、客の注文をよく聞き、値段をは っきりと告げる。 ○お互いに、分からないことがあったら、分 かるまでたずねる。 ○自分の話し方や聞き方につてふり返らせ、 次時の「おみせやさんごっこ」でのめあて を決めさせる。 い か す ② 11 グループで「おみせやさんごっこ」をし、 活動をふり返る。 ○話し方・聞き方のめあてを発表し、自分の 学習のめあてをはっきりさせる。 ○客と店の人の役を交代し、よりよい話し方 や聞き方を試させる。 7 本時の指導 (1)主眼 ○代金の受け渡しをしながらお店屋さんごっこをし、上位語・下位語を使って品物のよい点を 分かり易く話したり、欲しい品物についての情報を聞いたりすることができる。 (2)準備 児童 がんばりカード、看板、品物のカード、ちらし、買い物用の袋、手作りのお金 教師 話し方や尋ね方の掲示物 客と店の人になって売り買いのやりとりが できる。 (話すこと・聞くこと) 評価規準 売る品物のよさが伝わるように、宣伝のち らしの文章を考えて書く。 (書くこと) 評価規準
(3)展開 (10/12時間) 学習活動 支援と評価 1 本時のめあてを確認する。 2 お店屋さん・お客さんとしてのめあてを発 表する。 《お店屋さんのめあて》 ・買いやすいように挨拶したり、丁寧に 話したりする。 ・買いたくなるように、品物を分かり易 く説明する。 ・お得な値段の品物を紹介する。 《お客さんのめあて》 ・分からないことは、進んで尋ねる。 ・買いたい品物について詳しく聞く。 ・うなずいたり、相づちをうったりする。 3 「お店屋さんごっこ」をする。 ・それぞれの役に分かれて売り買いをする。 ・話し方・聞き方でよいところを話し合う。 ・それぞれ役を交代する。 4学習の初めに発表したがんばりカードのめ あてに沿って振り返りをさせる。 ○前時に二人組で練習した「お店屋さんごっこ」 の話し方や聞き方を想起させる。 ○本時は、上位語・下位語をうまく使って「お店 屋さんごっこ」をすることを確認させる。 ○本時は、売り手、買い手と立場を変えても相 手に分かり易く話すことが、できるようにな ることを意識させる。 ○学習のめあてを発表させ、目的をもった活動 になるようにする。 ○話すときに上位語や下位語を効果的に使うこ とを理解させる。 ○お客さんに買ってもらえるように、品物の良 さを説明したり、聞かれていることにはっき り答えたりさせ、活動を活発に行わせる。 ○お客さんは、欲しい物を買えるように、はっ きりと尋ねるように促す。 ○品物と代金を交換して「お店屋さんごっこ」 遊びをさせる。 ○交代させる前に、上手なグループを紹介し、 上位語・下位語の使い方に意識を向けさせる。 ○物を買うときには、お金と物を交換しなけれ ばならないことを確認し上手に買えたか発表 させる。 ○活動を振り返らせ上位語・下位語の使い方に ついてまとめる。 ○次時の学習では、感想を書き単元全体のまと めをすることを知らせる。 「 お み せ や さ ん ご っ こ 」 を じ ょ う ず に し よ う 。 評価規準 上位語・下位語を使って、売り買いのやり 取りができる。 お店の人 ・いらっしゃい。 ・何にしますか? ・今日は、○○がお すすめですよ。 ・○○がお買い得で すよ。 ・○○が新しいです よ。 お客さん ・ ご め ん く だ さ い。 ・おいしい魚は、 どれですか。 ・ ○ ○ を く だ さ い。 ・あたらしい魚は どれですか。